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2009年 4月 HOME

 4月の目標・・・手紙を書く
1日




 挨拶状
 知り合いの先生から退職の挨拶状が届いた。ずいぶん長い間連絡も取っていなかったものだから、懐かしかった。新採時代にお世話になった先生だが、もう還暦を迎えられたのかと感慨深いものがあった。なにより私のような者のことをいつまでも覚えていてくださっていたことが嬉しかった。週末に手紙を書こうと思う。
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 イタリア語
 4月号からまた初級講座が始まる。「また同じことか」と疎かにしていると、放送を聴く習慣がなくなるから恐い。分かっていても毎日聴くという習慣を大事にしたい。
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 terremoto(earthquake)
 イタリア中部での地震情報をネットで拾い、excite翻訳にかけて読んだ。日本語訳を読んでも意味不明箇所が多いから、読んだというよりは、乏しいイタリア語力と想像力を駆使しながら意味を推測したという方が正しい。
 Maroni ha ammesso che ieri ci sono stati alcuni episodi di sciacallaggio nelle case in rovina, ma ha detto che da oggi i contingenti di forze dell'ordine e vigili del cuoco saranno rafforzati.
 マローニは認めた/昨日崩壊した家屋で略奪が行なわれたという話を/ また述べた/今日から警察力と消防の警備を強化することを/
 だいたいこんな訳でいいと思うが、災害時に略奪行為が起きるというのは何とも残念なことだ。
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 mottainai考
 2年生の教科書の最初のレッスンで日本語の「mottainai」が取り上げられている。ケニヤ出身のワンガリ・マータイさんが国連で紹介した言葉として世界中に知れ渡った日本語だ。この手の表現を英語に直すときには、他の日本語で置き換えた方が分かりやすい。「無駄だ」「惜しい」「残念だ」「身に余る」などだ。
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 A new school year
 最初の授業は、Bee GeesのMelody Fairという歌で幕開け。これまでは英語の授業の導入に使って、「歌を聴く→意味を取る→英語の表現を学ぶ→歌う」というパターンで指導していたが、今年はもう一歩だけ踏み込んだ指導をしたい。いろいろなパターンで歌詞を解釈させたり、歌に出てくるthe girlの心情を英語で話し合わせたり、特定のフレーズに注目させてより深く分析させたりしたい。解釈には、各グループで英語での理由付けをさせる。
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 葉書
 一昨年卒業した生徒から葉書が届いた。彼は高知県との県境近くにある中学校出身で、松山に下宿して高校三年間を過ごした。純朴で心根の優しい生徒だったことをよく覚えている。この春その中学校の後輩が高校に入るということで、よろしくお願いしますという文面だった。「幼い頃から家族ぐるみの付き合いをしてきたので、弟のような存在です。まじめな奴なので手は掛からないと思いますが、何かと迷惑をおかけすると思いますのでよろしくお願いします。」
 とても小さな文字でぎっしりと綴られた文面から彼の人柄や後輩に対する思い遣りがひしひしと伝わってきた。このような生徒が一人でも多く育つことを願わずにはいられない。
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 手紙
 この春防衛大学に入った卒業生から近況を知らせる手紙が届いた。入学式までの4日間の訓練で早くも90人もの学生が辞めたそうだ。手紙には「自分はやっていけそうです。」と力強い言葉が綴られていたから安心しているが、4年間の訓練を無事終了し、立派な幹部候補生として育ってもらいたい。
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 葉書
 お世話になった先輩教師から退職の挨拶状が届いた。生徒たちに囲まれて幸せそうな写真が添えられていた。この方にもずいぶんご無沙汰していたものだから、挨拶状を手にした時にはとても恐縮した気持ちになった。年度始めのあわただしい時期だけに、「先生らしく、明るく、一生懸命、がんばってください。」という言葉には大いに勇気づけられた。感謝。
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 手紙
 手紙を書くことを年初めの目標にしていながら、まだ3通しか書いてなかったが、このところ立続けに葉書や手紙が届く。なんだか「手紙を書きなさい」と急き立てられているような思いがする。で、今日一日は手紙を書くことにした。
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 英語で授業
 残念ながら勤務校にはネイティブがいないが、月に1、2回知人のネイティブに来てもらえる見通しが立った。
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 Business communication in action
 … after paying their basic operating costs, lots of thrift shores help fund drug- and alcohol-rehabilitation programs and support many other causes. So by shopping there, you're doing more than just saving money. You're making a positive contribution to society.
 ビニエットに出てきたthe Salvation Armyが社会奉仕活動や慈善活動に関係があるとは思ったが、アメリカでは多くのリサイクルショップ(thrift stores)が慈善事業に資金援助をしているというのは始めて知った。これがアメリカの懐の深いところだろう。
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 Business communication in action
 まさに現在の経済状況を的確に分析したビニエットだから、すぐにでも話のネタに使えそうだ。
 … too much penny-pinching in a time of weak consumer demand can actually hinder economic recovery. Consumer spending is the single-greatest driving force of our economy. という意見に対して、
 Sure, but that doesn't mean you shouldn't spend your money wisely. Getting value for your hard-earned pay has never gone out of fashion.と切り替えしているのは見事だと思う。
 100年に一度といわれている厳しい経済環境の下では、これまでの「浪費は悪で倹約は善」という単純な公式が通用しない。しかし、このようなときにこそその場しのぎではなく、長期的な展望をもって物事を判断する能力が要求される。そしてその判断材料として必要なのが「歴史から学んだ知恵」だと考える。
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 Folie a deux
 日本語のタイトルは「私たちがやったこと」となっているが、原題のフランス語を直訳すると「二人の狂気」という意味(だと思う)。
 何が狂気か?
 In the interest of security, we agreed to put out your eyes and burn out the insides of my ears.
 何故そんなことを?
 This made sure we were always together. Each of us had something the other didn't have, something the other needed, and each of us know exactly what the other needed and how to take care of the other.
 例えば?
 I read the newspaper to you and the New Yorker and your mail and the lyric sheets to our new albums.・・・
 You wrote me notes about things on the radio. …
 「耳の不自由な人が目の不自由な人を背負うと、二人は前へ進むことができる」という類の話を読んだことがあるが、この小説が問いかけていることはもっと深い気がする。
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 ディベート
 英語でディベートをするための前段階として、SHRやHRの時間を利用して日本語でのマイクロディベートをしている。事前準備なくてもできるようなトピックを選定するのがポイント。これまでに「窓際の席の方が廊下側の席よりいい。」「補習は廃止すべきだ。」などを取り上げた。この段階では生徒が発言しやすいように小グループに分けて討論させるのが望ましい。ただ、すべてを生徒任せにするのではなく、議論の様子を見ながら教師もアドバイスする。例えば、強力な論点が出てきた場合には全体に問いかけて、グループの枠組みを超えて肯定側、否定側にそれぞれ反論させるといった工夫も必要だ。
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 マイクロディベート
 私が指導しているマイクロディベートの流れは、次のとおり。
 立論準備2分・肯定側立論1分→否定側作戦タイム1分の後、反論1分→両サイド意見交換3分→肯定側最終弁論1分→否定側最終弁論1分
 全体で約10分間。最初は教師の指導が入るため、20分くらい必要になる。回数を重ねて慣れてくれば、教師はタイムキーパーに徹すればいい。活発な意見交換ができているグループにモデルディベートをさせ、勝敗を判定すると生徒のもディベーションもあがるだろう。
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 Business communication in action
 put in an honest day's work(まっとうに日々の仕事に励む), further parent-teenager communication, weigh career options, a headstrong teenager, future career path, career goals, post-secondary education, a drawn-out stint at college, what makes someone tick(何が人を動かすのか), semblance of stability, meet criteria, and the like, few and far between
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 英語で授業
 新年度が始まって1か月弱が過ぎたが、「『英語の授業を英語で」行なえているか」と問われれば、答えはNOだ。せいぜい半分くらいだ。それでも、意味のまとまり毎のスラッシュ訳と単語・構文説明後は、音読と英語による内容確認に時間を当てており、生徒も英語を使っての活動にずいぶん慣れてきた。授業以外の場面で生徒と接するときにも英語で話しかけているが、こちらの方も定着してきた。ただ、教師間の英語でのコミュニケーションは残念ながらできていない。私の努力が足りないためだ。
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 Angels and Demons
 ダビンチコードで有名になったダン・ブラウンの小説の映画化。原作を読んだときに、こちらのほうが断然面白かったから、映画化を楽しみにしていた。もう一度原作に目をとおしておこうと思う。
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 Input と Output
 このところインプットの量が極端に減っている。インプットとアウトプットの比率は、9:1だと考えているから、事態は深刻だ。「地道にこつこつ」が必要だ。
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 Mottainai考
 合宿で夕食のバイキングを食べていたときのこと。残った料理を片付けるときに、生徒の間からmottainaitという言葉が出てきた。教科書で習ったばかりの英語を思い出しながら言おうとする。Mottainai is an emotion of deep regret for the lost object for good …. 育てようとしている芽が少しずつ顔をのぞかせている気がした。
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 Folie a deux
 レベッカ・ブラウン著のお互いに目と耳を敢えて不自由にした二人の不思議な物語だったが、耳の不自由な『私』が聾を治療する手術や治療に興味を持ち始めてしまうという件がある。話の流れから言っても、それ以上広がりのない展開から見ても、この部分は余分だったような気がした。
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 ウィンレッスン−生徒の皆さんへ
 次回は、最初にこれまで「科学・テクノロジー分野」で出てきた単語の復習をする予定。翌日からの連休を楽しく過ごすためにも、しっかり勉強をしておくこと。
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 The Great Divorce
 これまた奇妙な物語の短編小説。There once was a man whose wife was dead. She was dead when he fell in love with her …. と、この後もずっとありえない設定の話が続くものだから、意味の取り間違いかと何度も読み返した。それに、… because Disneyland offered, at that time, an extraordinary discount to the dead …と、「ディズニーランドが死者割引をしていた」という描写まで登場する(これってだいじょうぶなのだろうか)。
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 Swine Flu
 豚インフルエンザが話題に上っていることもあり、生徒に記事を読ませた。
 pandemic, epidemic, case=patient, contain, quarantine, ban, virus, vaccination, infect, Health Ministry などの単語が繰り返し出てくる。ちなみに、鳥インフルエンザは、bird fluでもavian fluでもいいのだが、豚の方でpig fluという表現はお目にかかっていない。
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 Olympic hero escapes serious injury in car crash
 
北京オリンピックで、triple gold medalistとなったジャマイカの短距離選手ウサイン・ボルトが交通事故を起したとのニュースを読んでいて、たまたまカーソルが当たった単語の意味が表示された。そのような機能を持つソフトを起動させたわけではないが、いつのまにかアクティブになっていたようだ。この辞書なかなかのもので、Olympic exploitではちゃんと「偉業」という意味も表示された。
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 終油の秘蹟
 イタリア語通訳者田丸氏の本の中に出てくる言葉だが、知らない言葉に出会うとそのまま読み飛ばすことができずつい辞書で調べてしまう。こんな読み方をしているものだから、英語にしても日本語にしても本を読む速度は極めて遅い。
 で、件の言葉はそれぞれ英語でunctionとsacrament。「sacramentと言えば、松山市と姉妹都市の提携をしているサクラメント市が頭に浮かぶが、その名はキリスト教の聖礼典に由来していて、語源はsacred+mentだから『神聖』と関係があるのか。」などと新たな発見を楽しんでいる。

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