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2003年
12月の目標・・・再び、Bushidoを読む。(マダ、ヨンデナインカイ)
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1日






 テストの作り方に関する本を読みました。英語教師必読の一冊だと思いました。考査問題はこれまで、先輩教師の問題を真似たり、模試の問題を参考にしたりして、自分ではそれなりの問題を作ってきたつもりでしたが、この本を読んでスタート地点が誤っていたことに気づきました。
 おかげで、2学期末の1年生の期末考査では、納得のいく問題ができました(と思います)。考査の実施日まであと1週間あるので、さらにいい問題となるよう、詰めていこうと思っています。
2日


 週末にあるセミナーに、昨日紹介した書物の著者が来られるようなので、機会があったらいろいろお話したいと思っています。
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 この2日間はいろいろと忙しく、帰宅後はのんびりとトムクルーズ主演の映画を観てました。昼間、少しでも時間があれば英語を聴くようにしていますが、どうしても集中して聴いてしまうのですぐ疲れてしまいます。映画だと映像の助けもあり、リラックスして視聴できます。ま、要するに聞き流しているということです。
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 Bushidoを少し読み進みました。午後からのセミナーで、講師の静先生に著書へのサインをお願いしたところ、"Let us be professional, progressive and proud."と書いてくださいました。最後のbe proudには、英語教師としての誇りを常に失わずにいましょうという想いが込められているようでした。そして英語教師の誇りの中には、きっと「生徒に教師用指導書をコピーして配った後でも授業ができる英語力と指導力を持っていること」も含まれているのでしょう。
 講演では、電子辞書を活用して「英語を英語で定義させる活動」も紹介されていましたが、手軽に授業に取り入れられる活動でした。
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 ライティングのテキストに、「ネイティブに通じる英語の書き方」や「国際問題を書く英語」がありますが、前者は英語を書くセンスを磨くいわば、『教本』で、後者は『実践問題集』です。
 「ネイティブ・・・」では、英語を日本語に置き換えるときのコツやコンパクトな英文の作り方、さらに日本人が苦手な冠詞や助詞の使い方を学べます。「国際問題を・・・」は茅ヶ崎出版ということもあり、政治・経済の分野について豊富なドリルが用意されています。
 ニュース英語では、結論を最初に書くことと、主語の選定がポイントになると思います。主語をうまく据えることができれば、英文の体裁はすっきりしたものになるはずです。
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 オンラインニュースでラムズフェルド国防長官のイラクを訪問記事を読みました。連合軍を始めとする外国軍が駐留している状況は本来の姿ではない(unnatural)とし、速やかな引継ぎを望んでいます。
 "The role of the Iraqis is dramatically changed," secretary Rumsfeld said. "Every month, it's vastly increased. And that just is the answer. Foreign forces, ultimately, are unnatural, and they ought not to be in a country at that point, where it's possible for the country to have taken over those responsibilities."
 このようにイラクをめぐる状況は大きく変化しており、軍隊を漸次撤退させたり、駐留軍を減らそうという国際的な動きの中、日本ではこれから自衛隊を派遣しようとしているのです。日本だけが、国際社会の流れから、取り残されているような気がしてなりません。

 ラムズフェルド長官でさえ、イラク人による軍隊を育て、イラク人の手にその権限を委譲して、イラクの安定と再建のための基盤作りを築きたいとの考えを持っています。
 Mr. Rumsfeld says he would still like to accelerate the recruiting, training and deployment of Iraqi security forces - a move he believes will bring more stability and a better atmosphere for the reconstruction of this country.
 日本という国は諸外国の目にはどのように映っているのでしょうか。
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 Sunni Triangleという言葉を「英辞郎on the web」で調べましたが、Sorry...とのお返事。
 この言葉が使われていた英文は、次のとおりです。
 Major General Raymond Odierno says, even in the so-called Sunni Triangle, where most of the deadly attacks have occurred, the number of violent incidents dropped by about two thirds. General Odierno says better intelligence information is helping coalition soldiers track down Iraqi insurgents.
 おそらく、スンニ派の多い3つの都市を結んだ三角地帯のことをこう呼ぶのでしょうが、英辞郎には登録されているだろうと思ったのですが。
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 静氏の著書を読んでいると、言語テスト論を勉強する必要性を感じます。また、氏は講演の中で、韓国の英語に対する取り組みを評価し、日本が学ぶべき点が多くあるとも述べられていましたが、この点についても情報がほしいと思っています。
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 言語テスト論について、「どの大学で学べるのか」「どのような文献を読むべきか」ということをメールでお伺いしたところ、静氏から返事をいただきました。これを機会に、冬休みには言語テスト論を勉強してみようかと思っています。
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 語彙力をつけるためのハンドアウトと小テストを次のようなポリシーで作成してみました。
 1 英語のパッセージと一緒に覚えさせる。
 2 英語で理解させるために、英語の定義を与える。
 3 単語を含む例文を与える。
 出来上がってみると「1100WORDS」と同じ構成になっていました。このテキストをまったく意識しないで電子辞書を片手に試行錯誤しながら作ったのですが、結局同じスタイルになったということは、これがベストの形なのかも知れません。
 復習テストの方は、定義文を読んで該当する単語を英語で書かせるのと、例文中の空欄にこれまた、単語を書かせます。これを1時間の授業中内に実施し、次時に逆に単語を与えて、英語で定義させます。もちろん、英語のパッセージを活用した復習問題も解かせて、定着度を確認します。
 今度、O先生に会う機会があるので、お互いの考査問題や復習テストについて相互評価しようと思っています。
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 昨年度の1年生から教科書は1学期であげてしまい、2学期からは「英単語を文脈の中で覚える」というコンセプトのテキストを使っています。昨年は指導法を中心に考え、同時通訳訓練法を取り入れた授業を行いました。
 今年は「学習内容をいかに定着させるか」に指導の重点を置きました。そして、学習を定着させるためにはテストの果たす役割が重要だ再認識するに至り、より効果的なテスト作りやその活用方法を研究しました。その際、静先生の著書を参考にさせていただきました。ハンドアウトの一部を2003年度通訳訓練法を取り入れた指導−高校1年生−で紹介しています。
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 O先生とお互いの考査問題やハンドアウトを持ち寄り、相互評価しました。他のメンバーと合流するまでの1時間半ほどでしたが、有意義な時間でした。
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 昨夜、フセイン元イラク大統領がアメリカ軍によって拘束されました。この時期、このタイミングで捕まったことに一番恩恵を感じているのは、小泉さんだと思います。彼は、本当に強運の持ち主です。これで、自衛隊が現地で短期間でも復興支援に協力したという実績を残し、無事に帰国することができれば当分の間は安泰ということになるでしょう。
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 マイケル・ダグラス主演「サウンドオブサイレンス」を観ました。私の好きなサスペンスもので、プロットが面白く、英語も分かりやすいので知らぬうちに引き込まれ、一気に観終えました。他のビデオを借りたついでだったので、予想外に面白かったのはラッキーでした。人はこんなときにささやかな幸せを感じるものなんですね。
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 借りていた「ザ・インターネット」を観ようと思ったのですが、なんと再生不能でした。これを観たかったのに・・・。ということで、今日は、ちょっぴりアンラッキーでした。
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 DVDを返すときに、「何も異常ありませんでしたか?」と訊かれたので「ザ・インターネットに異常有り」と言うと、すみませんでしたと料金を返してくれました。で、今日はラッキー(!?)ということになるのかな?
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 中東問題の専門家Shibley Telhami氏が、Saddam Husseinが拘束されたことによって、イラクでの駐留軍に対する攻撃は無くなるかという質問に対して次のように話していたのが印象的でした。
"The hate for Saddam Hussein is not going to be translated into the love for American foreign policy."
 イラクの自治はイラク人の手に委ねるのがいいのは誰の目にも明らかなのでしょうが、イラクには莫大な埋蔵量の油田があるので事態はそう単純に進みそうもありません。
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 女優のオードリー・ヘップバーンが生前愛した詩に、Sam LevinsonのBeauty Tipsというのががあります。とってもいい詩なので、生徒に何度も音読させ、覚えてもらいました。
For attractive lips, speak words of kindness.
For lovely eyes, seek out the good in people.
For a slim figure, share your food with the hungry.
For beautiful hair, let a child run his fingers through it once a day.
For poise, walk with the knowledge that you never walk alone・・・・
People, even more than things, have to be restored, renewed, revived, reclaimed, and redeemed and redeemed and redeemed.

Never throw out anybody
Remember, if you ever need a helping hand,
you'll find one at the end of your arm.
As you grow older you will discover that you have two hands.
One for helping yourself, the other for helping others.
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 クリスマスシーズンを迎え、アメリカがテロ攻撃危険度をyellowからorangeのHighレベルに引き上げました。レベルはLow(green)からはじまり、Guarded(blue)→Elevated(yellow)→High(orange)→Severe(red)と上がります。
 その一方で、国家安全保障局は米国民に休暇の計画を変更しないように呼びかけています。その理由は次のとおりです。
 "If we alter our plans to go visit the family, go visit grandma, if we alter our plans to get on the airplane, if we alter our plans to go to one of those public celebrations, then terrorists have won because they have dislocated activity, they have caused economic loss and made us act in ways simply by threatening us and we cannot be burdened by that threat or fear."  
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 アメリカに入国するのに、写真と指紋を取られることになりそうです。
 Visa applicants will have their pictures taken and fingerfrints scanned using inkless, digital technology.そして、得られる情報はbio-metric informationと呼ばれます。ただし、日本などのreciprocal visa-waiver program(ビザ免除国)はその対象から外れています。
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 ウィン・ランゲージサービスの元生徒さんで、一念発起し今は東京の翻訳学校に通っている方からうれしいメールが届きました。
 『今年の4月から通訳・翻訳集中コースを受け、10月に修了しました。進級もしたのですが、今度は翻訳だけの3ヶ月間の翻訳集中コースを受けていました。一週間前にそのコースが修了しました。翻訳集中コースでは、実務、文芸、児童文学、映像の分野で一週間に6つのクラスを取ります。ここで将来どの分野に進むかを決める人が多いようです。このコースの後、今までの経験が活かし、そのまま仕事を始める人もいますが、多くは、次の実践コース、そして最後はゼミコースというような上のクラスに進級する形になります。
 
来年からは、知り合いの人が声をかけてくださり、翻訳業務のある仕事を始めることができそうです。チリからローズヒップなどのハーブのお茶やオイルや化粧品を輸入している会社で小さなところですが、その分英語を読んだり書いたりできるスタッフが少なく、そのままいきなりなんでも翻訳して、英語で電話もとって、化粧品のリサーチもしてとやることが多く実践的に勉強ができそうです。その会社で働きながら、分野を実務に絞り、勉強会と引き続き週に一回ほどの実践クラスに通うつもりです。 
 私がこの英語を使った道に進もうと決めるきっかけとなったのが野上先生の授業です。英語や翻訳を学ぶにつれ、自分の力不足と日本語力のなさをいつも痛感しますが、野上先生や一緒に勉強したウィン・ランゲージサービスの生徒さんの頑張っている姿を見たり聞いたりすると、自分も頑張ろうと思います。』

 このメールを読んで、自分のことのようにうれしく思いました。長い間悩んだ末、この4月に勤めていた会社を退職し、東京の翻訳学校で本格的に翻訳の勉強をしていた彼女ですが、英語を活かせる職場に就職が決まり本当によかったと思います。まだ若いのですが、思いやりがあり、とても素直で明るく、みんなに好かれる性格なので、新しい職場でもきっとうまくやっていけることでしょう。
 こうして、皆さんがそれぞれの夢に向かい一歩ずつ進んでいる様子を伺うと、私も歩みを止めることなく、前進し続けなければと強く思い、励みになります。
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 タイトルと著者に惹かれ、アマゾンで注文した本が昨夜届きました。英語関係の専門書が2冊と文庫本3冊だったのですが、1冊の専門書は期待に応えるものではありませんでした。まあ、こういうこともあります。もう一冊の専門書は、理論書なのですぐに役立つものではありませんが、じっくり時間をかけて読むつもりです。文庫本は、田口ランディと石田衣良です。田口ランディの作品はおそらくこれが最後になると思います。石田衣良の「うつくしい子ども」はこれから読みます。
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 「ラストサムライ」を観ました。この映画ではサムライを、「生涯をかけてどこで、どのように死ぬかを探し求めた人たち」だと描いていたように思います。戦に敗れ自害を果たした渡辺謙扮する勝元に、”Perfect.”と言わせていたことからも明らかでしょう。
 内容とは別に、トムクルーズの殺陣のうまさには驚かされましたし、クライマックスの合戦場面の、あのスピード感と全身に戦慄を覚えるような迫力はいったいなんだったんでしょうか。
 エドワード・ズウィックと言えば、レジェンド・オブ・フォールの監督でもありますが、両作品共に時代の流れに逆らって自分の生き方を最後まで貫いた人間をテーマとしており、鑑賞後の印象に合い通じるものを感じたのは私だけでしょうか。
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 「うつくしい子ども」に続いて、「池袋ウエストゲートパーク」を読んでいます。ビデオも借りました。
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 休みに入ってから、毎日ビデオを観ていますが、なかでもマイケル・ダグラスのSound of Silenceは期待していたとおりの作品で、クリスチャン・スレーターのWho is Ceetis Tout?はオールド映画ファンもたっぷり楽しめる趣向が随所に盛られていました。
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 先日紹介した東京で就職が決まった生徒さんですが、彼女の話を聞いていると人と人とのつながりや素直であることの大切さをつくづく感じました。
 また、こんなことも思いました。「英語を教える仕事」ではなく、「英語を使う仕事」には、総合的な英語力としては英検準1級以上の力があれば、あとは英語力というよりは、むしろ特定分野の専門的な知識や技能が要求される。
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 朝から、餅つきでした。
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 「HPを見たのですが、英語を教えてもらえませんか?」という電話がありました。少し話をしていると知人のお子さんだと分かりました。「母から、『英語を勉強したいのなら野上先生がいいよ』と勧められました。」とのこと。これは責任重大。とりあえず、NHKの通訳入門講座を勧め、来期から使うテキストを紹介し、自分で勉強しておくよう伝えました。
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 今日は大掃除。ぽっかぽっか陽気のおかげで楽にできました。でもちょっと、右手が張ってます。
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 格闘技ばかりのTV番組に食傷気味だったので、BS2で世界潮流2003を観ました。最初は「メディアはどこに向かうのか−イラク戦争と報道−」で、NHKの藤澤アナウンサーが司会をして、BBC、ABC、アルジャジーラのニュースキャスターが討論に参加していました。アルジャジーラのキャスターは本音で語っていたように思います。
 引き続いて「フランスで大人気−日本のアニメマンガ−」がありました。日本アニメのフランスでの人気振りをリポートしており、フランスで一番有名な日本人はドラゴンボールの鳥山あきらだと紹介していました。アメリカでポケモンを始めとする日本アニメの人気があるのは知ってましたが、ヨーロッパでも受け入れられていたのですね。ヨーロッパの映画祭で認められた宮崎駿監督の功績も大きいそうです。
 CNNダイジェストでは、フセインの隠し財産、イランの地震、狂牛病、エフィードラ(ephedra)などに関するニュースを伝えていました。フセインはまだ400億ドルもの隠し財産があるそうです。イランの地震では、death tollは3万人に上り、最悪の場合5万人に達する可能性も考えられること、5日ぶりに4人が救出されたことなどが報じられていました。

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