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10月の目標・・・「新渡戸稲造」著 Bushidoを読む。
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1日




 NHKの「通訳入門講座」第3期が開講になりました。といっても、継続受講される方がほとんどで、レベルは高くなる一方。新規の方にとっては、少し敷居が高いかも・・・。
 今日は、頭ごなし訳を学んだ後、"History of Cellular Phone"という英文を読み、実践練習をしました。頭ごなし訳は、リスニング時の情報処理方法と同じなので、リスニング力の向上にもつながります。
2日
ramification=aftermath, gamut=entire range
I beg leave for a moment's digression





 マイケルムーア氏のインタビューは刺激的で、面白いと思います。なぜアメリカ人が同時多発テロの本質を理解できないのかという疑問に対して、その理由を次のように述べています。
 “There is a system of enforced ignorance in this country. It starts with one of the shittiest public education systems on this planet.”
 そして、その結果無知なアメリカ人が増え、ブッシュのような一部の人間にとって大衆をコントロールしやすい状況が生まれていると結論付けます。
 “the Bushes and the Cheneys, and all the others, benefit from that ignorance.”
 日本でも、以前似たことが叫ばれていましたが、知的レベルに関してはどうもアメリカは程度が比べ物にならないくらい絶望的なようです。
3日 menu
savant, analects, permanent lodgment

 Bushidoの中に次のような表現がありました。
I beg leave for a moment's digression.(余談になりますが)
 ややフォーマルな感じですが、スピーチや講演では使えそうです。
4日 menu
subversive




 今日読んだところから、印象に残った文を紹介します。
 Knowledge becomes really such only when it is assimilated in the mind of the learner and shows in his character.
 つまり、「知行合一」(To know and to act are one and the same.)ということでしょうね。
 今日の単語の欄で紹介した"subversive"という単語は、たしか「オウム」に対して執行すべきか否かで議論を呼んだ『破防法』の訳に使われていたと思います。
5日 menu








 今使っているテキストでのレッスンの最終回です。名残惜しい気もしますが、一冊やり遂げたという達成感もあります。レベルの高いテキストなので、これからも繰り返しCDを聴いて、語彙の定着をはかってほしいと思います。
 次回からはより実践的な教材を使って、通訳訓練法で指導したいと思います。今日は、インターネットからニュースを録音したものを使いました。イラク復興支援、衆院解散総選挙、汚染血液製剤の輸血、中国の戦争被害者補償裁判など、10分ほどのニュースを聞いた後すぐに英日同時通訳をしました。これからは毎日NHKニュースを聴いて、通訳練習をしておかないと、付け焼刃では間に合わないから生徒さんは大変です。
6日 menu




 高校生から、「XYZ」ってどういう意味か知ってますと聞かれました。カクテルの名まえで同じのがあり、「今日はこれで最後という意味」だと聞いたことがあったので、「これでお終いという意味」と答えると、「残念。“Examine Your Zipper”でした。」と教えてくれた。辞書にも載ってました。それにしても、こんな単語自分で調べたのかなあ?
7日 menu















 文部科学省が策定した「英語が使える日本人」の育成のための行動計画を読みました。その中に、「国語力の向上」という項目があり、目標として『英語によるコミュニケーション能力の育成のため、すべての知的活動の基盤となる国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成する』と謳われていました。
 まさに、我が意を得たりの心境です。ただ、この行動計画の中では、国語力を英語教育とどのように結び付けて育てるのかは、触れられていないので残念です。注(1)英語の授業の中で、英文を日本語でしっかり理解させ、教師が日本語をうまく使いながら指導する方法をもっと研究すべきだと思います。
 昨今流行の「注(2) 英語の授業はすべて英語で行う」というのは、キャッチフレーズとしてはいいのですが、入試の英文をご覧になってください。日本語での理解や解説なくしてはとうてい理解不能です。
注(1)
 「日本語で理解させ、日本語をうまく使いながら指導する」という考え方は、「文法・訳読式指導」だとの批判を受けそうですが、実はまったくその逆で、「訳読式授業」から脱却するヒントがあるのです。詳しくは、当サイトの「通訳訓練法を取り入れた授業実践−高校編−」をご覧ください。
注(2)
  文科省の『英語の授業の改善』の目標でも、「英語の授業の大半は英語を用いて行い、・・・」となっているので、現行の大学入試制度の下ではオールイングリッシュが非現実的な教授法であることは認識しているようです。
8日 menu
transcient, cogent


 電子メディアであるテレビやラジオ(今はインターネットなんでしょうが)の弱点や危険性に関するエッセーを音読筆写して覚えました。確かに時間は多少かかるものの、この方法で覚えた英文や単語は定着度が高いようです。結局、語彙は英文を楽しみながら、この方法で増やすのが一番いいと思います。
9日 menu




 高校の職業コースの教科書に、"fuzzy"や"fluffy"という単語が出ていました。前者は、「ぼやけた、はっきりしない」という意味では知っている人も多いと思いますが、両者とも「毛羽立った、綿毛でおおわれた」という意味で使われていました。結構難易度の高い単語だと思うのですが、たしかに「動物の体毛や桃の皮」などを描写する(a fuzzy-skinned peach)には他にしっくりくる単語がありませんよね。
10日 menu
 endemic=rampant
 without missing a beat
=without hesitation
dwindle=diminish
 turn someone off
=lay off, fire

 Newsweekから各国の大学の実情に関する記事。アメリカを除く、世界中の大学が、生徒数の減少・政府給付金のカットなどにより、財政的困難に陥っているとのこと。特に、ロシアはひどく、財政難は教授の懐も圧迫し、今や教授への賄賂は当たり前。(The practice is so widespread that there is almost no risk of getting caught; students prefer guaranteed marks to exposing corrupt teachers.)
 これで驚いてはいけません。22歳のある学生(the North West Academy of Public Administration在学)によると、学期試験合格のために渡す賄賂が$50(He bribes his teachers about $50 to pass his term exams.)、裏口入学でさえ、たったの$800。(今は、$1500に値上がりしているそうです。)
11日 menu











 英語の研究集会で、研究授業を参観しました。指導者は中堅どころの英語の堪能な先生でした。文法事項を体系的に定着させるために、文法と英文読解問題とがセットになったテキストを使っているとのことでした。1年生には難しい教材だと思うのですが、生徒の反応は良かったと思います。
 ただ、生徒の音読活動や英語による教師とのインタラクションが少なかったので、生徒の英語を聞く機会があまりなかったのが残念でした。

 2日目に、音読の指導法について問題提起をしたのですが、「音読」に対する認識が浅く、公立高校に大きく遅れていると感じました。職場の異動がない弱味でしょうか。まず、教師自身が英語や日本語を何十回と声に出して読み、その学習効果を実感するところから始めるべきでしょう。
 また、このページを読んでいただいている皆さんに是非お奨めしたいのが、「英語達人セミナー」に参加することです。学力を伸ばしながら、英語を楽しく学ばせる指導法満載のセミナーです。
12日 menu
filial piety, etymology, onerous, recourse,
deviate, pervert, dissipate, sophistry,

 義理は、もともと「正の道(the Right Reason)」という意味だったが、時代と共に漠然とした「義務の観念(a vague sense of duty)」を意味するようになったとのこと。
 この3ページほどのくだりにも、「1100」で取り上げられている単語がいくつか出てました。 benevolence, valor, epithet, succumb, propriety
13日 menu







 pedagogue(教師・先生・教育者)という単語がありますが、派生語のpedantは、「知識をひけらかす人、融通のきかない人(a person who is excessively concerned with minor detail or with displaying techinical knowledge)」という意味です。どうやら昔から、こういった傾向の強い人間が教えるという仕事に就いていたのかもしれません。せいぜい、pedanticにならないよう気をつけたいものです。
 このことは、Bushidoの中でも次のように戒められています。
 A man who has read little smells a little pedantic, and a man who has read much smells yet more so.
14日 menu




 林子平という武士が、「義」について次のように定義しています。(Bushidoより)
 "Rectitude is the power of deciding upon a certain course of conduct in accordance with reason, without wavering. To die when it is right to die, to strike when to strike is right." 稲造の英語は、とてもリズムがいいので、繰り返して声に出しているうちに覚えてしまいます。
15日 menu






 数年ぶりに、栗拾いをしました。急斜面を登っていくと、草むら落ちている毬栗の中から、艶のいいまるまると成長した栗が顔を覗かせていました。
 帰り道、肱川沿いに大洲まで走りました。走り始めた途端、雨が降り出したのには閉口しましたが、交通量の少ない山道でのランニングを楽しみました。
 午前中、ニュースの英日同時通訳練習とシャドーイングの練習をしましたが、言葉が思うように出てこないので、フラストレーションが溜まるばかりでした。明日も、やらねば。
16日 menu
turn off, stellar, rubble, dearh, blatant, decrying,
ascendancy, behemoth,
palpable







 再びNewsweekから。中国からアメリカの大学への留学が盛況で、現在58万人。その理由。"In China, teachers teach and you take notes. Here in America there is more communication between students and professors. Students sit and brainstorm. You can even tell jokes."
 また、ドイツでも国立大学の改革が日本同様に急激に進められてます。以前は世界中の学生が集まっていましたが、入学選考と授業料の廃止で凋落の一途を辿ることに。今ではアメリカのシステムを真似た改革に取り組んでいるようです。"The first step is to give universities more autonomy, while avoiding outright privatization, so that each institution can do its own fund-raising and pick its own students, raising quality. More and more professors are being paid by merit. Almost all of Germany's 68 universities have begun replacing the lengthy and internationally incompatible." 
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 昨日の記事の追加なんですが、日本に関する記事では、金沢工業大学を取り上げていました。
 「卒業までに99%の学生の就職が決まり、教授やスタッフを直接アメリカに派遣して学生集めのノウハウを学んでいる。そのほか、実地体験を重視し、学内にある"the Factory for Dreams and Ideas"では、バスケットのシュートをするロボットや太陽エネルギー車の開発にも取り組み、企業との繋がりを密にすることによって資金調達をはかっている。さらに、会社を作り、大学の研究・開発を商業ベースに乗せることも始めた。」
 これからは、こういった努力をしている大学だけが生き残れるのでしょうね。私が学生時代には「産学協同は是か非か」というのがディベートのアジェンダでしたが、今昔の感がします。
18日 menu





 Matrix-Reloadedで、prerogative, anomalyという単語が使われていましたが、いずれも「1100 words」に載っている単語です。また、anomalyは、Expanding Universe of Englishの最初のエッセイにキーワードとして登場する単語です。マトリックスのような娯楽映画でも、このレベルの単語が次々と出てくるわけですから、『映画を字幕なしで楽しむ』ためには認識レベルの語彙の確実性を高めることと、あと1000語程度語彙を増やす必要があると考えています。
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 簡単な単語でも、正しい用法を身につけるのは大変だというお話。
問題: Black ( fits, suits, match, becomes, go with ) you well. 正しい語はどれとどれ?
○fit=物・服などが<人・物>に(大きさ・型が)合う。
  This key doesn't fit the lock of the door. These gloves fit me well.
○become,suit=色・柄が人に似合う。
  Your new dress becomes (=suits) you well.
  Your new dress is very becoming on you. (こちらの方が普通)
○match, go with=色・柄が他の部分の色・柄に合う。
  The shoes match this red skirt. 
  但し、目的語に人はダメ。( *The shoes match her.)
                          答えは、suitsとbecomesです。 
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 以前のようにはいきませんが、このところいい感じでランニングしています。今日は、川沿いのサイクリングコースを15kmほど走りました。行きは追い風(tail wind)の後押しを受けて楽に、帰りは向かい風(head wind)に悩まされながらもラスト2キロはペースを上げて走りきることができました。最近市街地でしか走っていなかったので、自然の中を走る楽しさを改めて実感しました。週末は、森林浴を兼ねて山の中を走る予定です。
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 久しぶりに、広島大学柳瀬さんのHPを読みました。『集中的入出力訓練』http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/inservice.html#020923)(Intensive%20Input/output%20training
で触れているシャドーイングに関する記述は参考になりました。
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 昨日の続きですが、柳瀬さんのHPでは、達人セミナーの詳しい報告を載せてくれるのでとてもありがたく思います。このレポートを読むと、講義の内容が手に取るように分かります。http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/essay.html
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 週末は20kmずつ走ろうと決めていて、一日目の今日はなんとかクリアーできました。秋晴れのさわやかな(crisp)天気だったので、汗をかきながらも気持ちよく走りきれました。さすがに走り終えたときには疲れきっていましたが、夏場の地獄のような日差しと蒸し暑さの中でのランニングと比べると、楽なものでした。
 午前中は、CNNでリスニングレッスンをしました。t音や母音の脱落、リエゾン、短く弱い母音を含む単語が3つ続く場合の聞き取りなど、かなり苦労しましたがイディオムや文脈で判断してなんとかやっつけました。
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 次回ウィン・レッスンでのインターネット・オンライン英語ニュース活用方法を考えてみました。
 (トピック⇒自衛隊イラク派遣、北朝鮮核、APEC、米軍イラク撤退、パプアニューギニアとマレーシアの協力関係強化など)
 1 ニューストピック毎に1度聴く。(メモ取り可)
 2 日本語で大意を言う。
 3 一文単位で区切り聴きをして、即座に英語でリプロダクションをする。
 4 トピックの概要を英語で説明する。
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 22kmを2時間弱で走りました。昨日20km走っていたので、今日はきついかなあと思っていたのですが、あまり影響はありませんでした。1キロ5分のペースを維持できたので、まずまずかな。来週末には、30km走か3時間走にトライしようと思っています。
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 知人に建築関係の資料の翻訳を頼まれました。書かれている内容の趣旨は理解できるものの、Braced tied arch(アーチトラス)、bowstring truss(弦弓トラス)、scaffold(足場)modified parabolic curves, horizontal spacer struts, tedon-to-node connectionなどの専門用語が随所に出てくるので、苦労しました。当然のことですが、建築工学の知識がなければ正確な翻訳はできないので、分かる範囲の説明をして、あとは勘弁願いました。
27日 menu
scorch,
fire-ravaged








 VOAで、California wildfiresのニュースを聴きました。the actor-turned-politician(俳優から転身した政治家)のCalifornia governor-elect Arnold Schwarzenegger(シュワルツネッガー次期カリフォルニア州知事)が、カリフォルニア州で発生している山火事について次のようなコメントをしていました。
 the key thing is now to get their lives back in shape.
 そして、outgoing governor Gray Davis(辞任する知事)も思いは同じようです。
 Our highest priority is to help put people's lives back in order.
 また、デービス知事がメッセージの中で、次のようなイディオムを使っていました。
 My heart goes out to every family that lost a home. (愛情・同情などを注ぐ)
 the process be streamlined to speed the grants and loans to those who have lost their homes or businesses.(助成金や融資の手続き簡素化を求めた) 
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 以前「1100」で覚えたつもりだった単語の復習をしましたが、忘れてしまっている単語が多く、ショック。この歳で語彙を増やすには、忘れるよりも速く、多くインプットしなければならないのでしょうか・・・。
覚えたつもりだったのに、どうしても思い出せなかった単語たち・・・lethargic, jettison, tussle, cogent
今日覚えたつもりの単語たち・・・bereft(=bereaved), exultation, vitriolic, invective, besmirch, pungent
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 来月の3日は、生徒と一緒に松山聾学校の文化祭に行きます。HRで聴覚障害について学ぶことになり、実際に聾学校の生徒と触れ合えるいい機会だと考えたからです。祝日にもかかわらず、ほとんど全員が自主的に参加することになったのには少し驚かされました(彼らの心意気に敬意を表し、翌日の補習はカットしようかな)。付け焼刃にはなりますが、事前準備もしていくので、実りある体験となることを願うばかりです。
30日 menu

 26日の日曜日以来、久しぶりに1時間ほど走りました。

 ウィンランゲージサービスの生徒さんから、「TOEICスコアが800超えました」と連絡がありました。彼女は、来年1月に英検準1級を受験する予定なので、今回のスコアは大きな自信となったことでしょう。英検はなんと言っても、1番の語彙問題の出来が合否を左右するので、「試験までに語彙をしっかり増やしましょう」と激励しました。準一級合格の暁には、彼女にもぜひ『手記』を書いてもらいたいと思っています。
31日 menu




明日からの3連休でやること。
1 30km走か、3時間走。
2 BUSHIDOを読む。(今月の目標だったのですが、読みきることはできそうもありません)
3 松山聾学校文化祭への訪問を実りあるものにする。

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