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1月の目標・・・年を新たに迎えても、「Bushidoを読む」
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1日



 トラボルタのBlow outを観ました。サブタイトルなしで観ましたが、7割くらいは分かったように思います。年末から10本以上の映画を観ているので、耳が慣れたのかも。もう少しがんばってみます。駅伝とサッカーを見ながら実力テストを作りました。
2日


 以前から欲しかったERYのDVDセットを、お年玉(!?)でやっと買いました。今借りているビデオをやっつけたら、ゆっくり観たいと思います。一緒に買ったライジングサンも面白そうです。
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 ライジングサンは、日本企業の生態や日本人との交渉法などが随所に出てきて、興味深く観ました。『窓際族』というのを、"He will be given a window seat. This means he will spend the rest of his life staring out an office window."と説明していました。
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 大学の入試問題の分析をしました。まずは、私学編。
 J大は長文読解問題が主で、高い日本語力も要求されます。難度の高い問題ですが、トリッキーな問題は出題されていませんし、英文和訳や書き換え、文法、発音・アクセント問題などもありません。英検準1級レベルの力が必要でしょう。
 W大は一部記述問題ですが、それほど難しくはありません。文法問題と言えるものはなく、語法に関するものが1問あります。英作、和訳とも平易です。やはり長文の速読速解力が鍵となります。
 A学院は上記2学と比べると大きく見劣りします。おまけで付けられたような英作問題はいただけませんし、英文和訳問題もあります。長文の内容真偽問題では、なんと選択肢が日本文です。入試問題を見れば、大学のレベルがよく分かります。
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 続いて、国立編。
 H大学の特徴は、リスニングの占める割合が大きいということで、この点は高く評価します。英文を読み200字程度の日本語で要約させる問題は一見手ごわそうですが、英文が平易でむしろ点を稼げます。長文問題の設問では、もっとよく考えて作ってほしいと思うものがあります。
 さて、E大ですが、正直「・・・」としか書きようがありません。このような問題を出題しているといい学生は集まらないのでは。もう私学ではほとんど出題されることのないアクセント問題、英文下線部和訳を始め、受験参考書からそのまま抜き出したような「和文対照英文の整序問題」。たしかに、これなら問題作成は簡単でしょうが・・・。地元の大学だけに、もうひとがんばりしてもらって、高校や予備校の先生を「さすがE大だ」と唸らせてほしいものです。
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 NHKの講座で、新年会を開きましたが、新しい受講生も交えて、皆さん和気藹々とした雰囲気の中お話を楽しんでいたようです。
 講座の内容や進度について伺うと、それぞれに思いがあるようで、一人一人の要望に応えることの難しさを感じました。
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 Bushidoに次のような記述があります。
 "If there is anything to do, there is certainly a best way to do it, and the best way is both the most economical and the most graceful."
 the most economical とは、具体的にどのようなことを指すのか分かりませんでした。しかし、茶道の作法を例にとって解説している部分を読むと、なるほどと頷けました。
 The tea ceremony presents certain definite ways of manipulating a bowl, a spoon, a napkin, etc. To a novice it looks tedious. But one soon discovers the way prescribed is, after all, the most saving of time and labour; in other words, the most economical use of force, - hence, according to Spencer's dictum, the most graceful.
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 茶道についてBushidoで言及されていたことを知り合いの女性に話したところ、茶道の心得がある彼女は、「我が意を得たり」と言わんばかりに茶道の作法がいかに理にかなったものであり、したがってeconomical and gracefulであるかを身振りを交えて力説してくれました。そして、その話をしているときの彼女は、輝いて見えました。
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 初夢ではないのですが、変な夢を見ました。温泉からあがり、服を着ようとすると靴下が見当たりません。他に盗られているものはないかと慌てましたが、財布や車の鍵は無事でした。
 この夢は、何を暗示しているのでしょう。結局、裸足のまま革靴を履いて温泉を後にしたのでした。
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 石田衣良の「波のうえの魔術師」をあと少しで読み終えます。「うつくしい子ども」と「池袋ウエストゲートパーク」でもまったく違った顔を見せてくれましたが、この小説は株の仕手を扱った経済クライムサスペンスで、これまた彼の新たな魅力を見せてくれています。本当に、読めば読むほど、読みたくなる作家です。
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 歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」を読みました。「このミステリーがすごい」のランキング1位だということと、映画化もTVドラマ化もできないというレビューに惹かれて、2000円近くもするこの本を買ってしまいました。
 読後感・・・参りました。たしかに、これは映画化もドラマ化もできません。小説だけのなせる業です。
 次は、福井 晴敏の「終戦のローレラ 上・下」を読んで、とりあえずミステリーは終わりにするつもりです。「『葉桜の・・・』はミステリーのジャンルに入らない。終戦のローレライこそが事実上のランキング1位だ。』と主張する人もいるくらいだそうで、楽しみです。
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 Newsweekに、「インターネットが昔の見合い結婚の場を提供している」という記事が載っていました。eHarmony.comというdating siteでは、まずpolitical views, sex drive, upbringing, self-esteemなどのアンケートに答えたあと、お互いに多肢選択式の質問を送って、やっと無事にfree-form e-mailにたどり着けるのです。このような手続きを経ることによって、実際に会ってもネット上での相性の良さがそのまま証明されることになるそうです。
 これは、まさに日本で言えば「お見合い」に他ならないと思います。ただし、親が介在していないという点が大きく異なりますが。(It's an arranged marriage for the digital age, without the all-power parents.)
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 昨日の記事の続き。
 eHarmony.comは、TV番組との違いを次のように説明しています。
 「TV番組が提供するガイドラインは5項目に過ぎない。(Looks, physical chemistry, status, sense of humor and the ability to engage in clever small talk..) 一方、eHarmony.comはそれ以外に24ものチェック項目を加えている。」そうで、family and religious values and energy level(marathoners and couch potatoes don't mix.)などが含まれるとなかなか鼻息が荒い。そして、最後に次のようなアドバイスも。
 To step back and look at what's really important to you before you get attracted to someone physically. 
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 Newsweek記事のリードに、The official U.S. efforts to shape opinion on the Arabic Street are also-rans in a growing competition between new Arabic TV stations.とありました。
 記事によると、1990年代のインターネットと衛星テレビの台頭により、政府による情報独占の時代は終焉を告げ、アルジャジーラやアルアラビア、アブダビテレビなど中東のTVが大きな影響を持つようになり、同時にアラブの人々へのアメリカのアラブ世論形成への影響力は薄まったとリポートしています。
 ところで、このリードのalso-ransですが、辞書には次のように定義されています。
1 : a horse or dog that finishes out of the money in a race
2 : a contestant that does not win
3 : one that is of little importance especially competitively
要するに「落選者、落伍者、着外馬」という意味で面白い表現なので、語源を調べようと思ったのですが、分かりませんでした。
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 昨日の続き。
 語源が分からなかったので、せめて他にどのような文脈で使われているだろうかと、オンライン辞書で調べてみました。最初に目に付いたのは、マイクロソフト社のX-boxの記事で、次のように使われていました。
 Microsoft Xbob?(boxとbobを掛けて、「つまらないもの?」と揶揄しています。)
 Why Xbox is an also-ran

 …Xbox Live will snag its share of fans among hard-core gamers. It may even nudge the odd Christmas shopper away from a rival system and toward an Xbox.  But for all its hype, Xbox Live shows little promise of ending the Microsoft console's status as an also-ran to Sony's PlayStation 2, which holds roughly a 70 percent market share.…
(どれほどかまびすしく宣伝しようとも、ゲーム市場で圧倒的なシェアを誇るプレイステーションへの巻き返しは望み薄)
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 Majesticより、面白い表現を。ただし、ドラマの設定が60年代のようなので今ではあまり使われていないかも。
1 腹が減って、レストランに入るやいなや出されようとしている目玉焼きを見つけて一言、
  "Are these eggs spoken for? "(この玉子、いい?)
Put the meal on my tab.(その食事は、私につけておいてください。)
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 文部科学省が提唱している「英語ができる日本人構想」の英語版(Developing a strategic plan to cultivate ”Japanese With English Abilities")の中で、文部科学省の略をMEXTと表現しています。
the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT)
 それでは、どうしてMECSSTが、MEXTになるのかお分かりでしょうか?分かった人は偉い!
 文部科学省のHPにその由来が次のように紹介されていました。
 「文部科学省」の英語表記の略称である"MEXT"は、文部科学省の英語表記"Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology"のそれぞれの頭文字をとったMECSST(メクスト)の発音から、"CSS"を"X"と表記し、"MEXT"と定めています。
 誰が考えたのかは知りませんが、なかなか洒落たセンスの持ち主だと感心しました。
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 昨日紹介した「MEXT」に似た由来を持つ略語を思い出しました。映画の撮影などで使う特殊効果という意味の「SFX」です。
 Sは、特殊だからSpecialのSだとすぐに分かりますね。それでは、残りのFXはどうでしょう・・・。そう、Effect(効果)の発音から取ったものでした。
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 京極夏彦の直木賞作品「後巷説百物語」に『赤エイの魚』というとってもこわ〜い話がありますが、その中で山岡百介翁が最後に言います。
「私たちはね、皆、赤エイの背中に乗っかっている戎甲兵衛なのですよ。赤エイが沈んでしまったら、ただ慌てて、畏れるしかないので御座います。そして魚が沈むのにはねえ、大した理由なんて要らないんです。赤面恵比寿で十分なんです。」どうですか。なに、恐くない!全部読めば恐くなるのです。
 『今、我々が乗っかっているものが赤エイでない』と言い切れないならば、せめて自身の価値観に基づいた生き方をしなければ、この物語に出てくる『戎島の島民』となんら変わりないような気がしました。
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 リーダーズでglamour(魅惑)という単語を調べていたら、なんとgrammar(文法)と関係があることが分かりました。発音は似ているものの、意味がまったく違う単語なので、語源が同じとは驚きでした。
 両者ともart of letters(文字を書く技術)という意味のgrammatikeから生まれた語で、一方は、本来の意味である文法を表し、変形した方(glamour)は魅惑を表すようになりました。おそらくこれは、昔から美しい文字や文章は人々の心を惹きつけて止まなかったのだと想像されます。私自身は生来の悪筆なので、残念ながら古の昔も、今も『魅惑』とは最も遠い存在ということになります。
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 英単語を語源で覚えるための丁度いいテキストを見つけました。「丁度いい」というのは、英検2級レベルの人にです。扱っている接頭辞や語根も必要なものに絞られており、これを知っておくとこの単語帳に載っている単語が覚えやすいだけでなく、長文読解で未知語に出会った際、その意味を類推するのに大いに役立つことでしょう。この単語帳は、大学受験生はもちろんのこと、英検準1級・1級をめざしている人にも強力な武器となるはずです。
 (接頭辞の説明部分で、若干の不満があり、改善の余地はあるものの売れると思います。実際、クラスの生徒全員に持たせようと出版社に電話で問い合わせたところ、品切れで在庫がないとのことでした。)
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 25日に英検がありますが、ウィン・ランゲージサービスからも3名の方が準1級を受験されます。なんとか3名全員が合格されることを願っております。(内1名は、今回が『英検初挑戦』なのであります。初挑戦で準1級というのもいかがなものかと思い、「やめておきなさい。」と何度も説得したのですが、本人がどうしても『準1級!』と言って聞き入れないものですから…。 ん!? ちょっと、違ったっけ。)
 英検終了後の2月からは、私がお気に入りの新しいテキストで、インプットと同程度のアウトプット活動(ディスカッション、ライティング)を取り入れたレッスンを行いたいと思っています。お楽しみに。
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 正確を期するため、できるだけ多くの情報を得てから書こうと思っていたら、もう一月も終わりになってしまいました。先日の英検準1級に関して、受験生からこんな話を聞きました。
 『前回に比べてスピーカーの音質が悪く、かなり聞きづらかった。』
 『試験を終えた他の級の受験生の話し声などでリスニングに支障が生じ、すぐに適切な対処をお願いしたにもかかわらず、何の対応もしてくれなかった。』
 『座席は自由、教室前には年齢入りの名簿のコピーが貼られているといったような運営は不信感を覚えます。愛大等同じ受験会場を使っても、TOEICとは大きな違いです。』
 高い受験料を支払い、必死で勉強をして臨んだ試験で、このような主催者の不手際で悔しい思いをしなければならない受験生の気持ちを思うと本当にやり切れません。会場の運営をバイトの学生に任せていたことも、いざという時に適切な対応ができなかった原因のひとつです。
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 注文している『終戦のローレライ』が届くのにまだ1週間はかかりそうなので、先日読んだ『葉桜の季節に君を想うということ』を読み返しています。ミステリーでありながら、読み返そうという気にさせてくれる本。これだけでこの本のすごさが分かってもらえると思います。2度目の今回は、作者が仕掛けた罠を楽しみながら読み進んでいます。
 このところテスト作成に凝っており、単語テスト、復習テスト、定期考査の作成を楽しんでおります。1か月以上先にある学年末考査問題も3つ作ってしまいました。(もちろん、授業の進み具合によって試験範囲は変わりますが。)静先生が提唱されている『授業はテスト。テストは授業』をモットーに、これらのテスト問題の信頼性・妥当性・波及効果・実用性を検討し、考査に対する準備過程で、生徒の英語力が伸びるような問題に仕上げたいと思っています。
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