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2008年 9月 HOME

 9月の目標・・・イタリア語毎朝勉強&インターバルで中距離強化
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1日
















 当たり前のこと(nothing special)
 運動会の練習をする生徒たちの歓声が響くグランドを後にして、駐車場を出る。西日がちょうど雲に隠れ、辺りがやわらかい黄金色の光で包まれた頃だった。
 おそらく野球部の一年生だろうか、運動部員にしては肉付きのいい体を引きずるように、学校の外周を走っていた。港へと続く通りに出る下り坂で、信号待ちをしていると、その部員が私の車の横をゆっくり通り過ぎていった。たった一人で走っている彼は、本当に辛そうで、もう気力だけで体を運んでいるといった感じだ。その彼が二、三十メートル走ったところで急に立ち止まり、肩で大きく息をして、両膝に手をついたかと思うと、おもむろに何かを拾った。そして、それを手に持って坂を上ってくる。彼が右手に持っていたのは空き缶で、校門近くにある自販機のゴミ箱に入れようと、わざわざ引き返してきたのだ。私は慌てて助手席側のウインドウを開け、シートベルトを外して左手を差し出した。私の手に気づいた彼は、何も言わずに軽く会釈をして空き缶を手渡した。そして、その疲れ切った表情のまま、何事もなかったかのように再び重い体を引きずるように走り始めた。
 道に転がっている空き缶を拾わない理由−自分が捨てたわけじゃない・他の誰かが拾ってくれるだろう・ランニングの途中で止まるわけにはいかない・もうフラフラで倒れそうなくらい疲れているんだ−を、彼は山ほど思いつくことができたはずだ。だのに、たった一つの拾う理由−当たり前のことだから−のために、彼は立ち止まって空き缶を拾ってしまった。拾ってしまったから、ゴミ箱のあるところまで坂道を引き返すはめになった。当たり前のこと(nothing special)を、当たり前のようにできる。なんて、すばらしいことだろう。何か特別なこと(something special)をしようなんて背伸びする必要はない。みんなが当たり前のことをすれば、当たり前のように世の中はきっと住みやすくなるのだろう。
2日








 domestic animals
 分かりきっていることだが、家畜は食糧として育てられている。だから、たいていの人は家畜である牛や豚を食べるのに何ら抵抗はない。しかし、自分で育てた豚を食べることを想像してもらいたい。「とてもかわいそうで、食べられない。」という気持ちが湧いてくるにちがいない。ここが人間が人間である所以。
 「豚がいた教室」という映画の話。大阪のとある小学校で実際にあったことらしいが、新米の先生が提案した「クラスでブタを育ててみんなで食べよう」企画。子供達は卒業までの1年間、最終的にはみんなで食べるという約束のもとに、ブタの飼育を始めた。そして迎えた卒業式の日。共に暮したPちゃんを食べるのか、食べないのか。生徒達の間で激論が勃発する。高校生に議論させたら、どんなディスカッションになるのだろう。
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 嘆き悲しむ
 「英語でどういうの?」と同僚の英語の先生から尋ねられた。即座に思いついたのはlamentとgrieve。
 「で、どんな文脈?」と聞くと、「とくに文脈というのはないけど・・・。」とのこと。
 「あ、そう。」
 grieveとmournは、to feel very sad because someone you love has died.で、人の死を悲しむという意味合いが強い。
 面白かったのは、lamentの例文。
 “I can remember my first day of school,” Granpa lamented, “but I can't remember what I had for lunch.”
 自慢ではないが、私は「前日の昼食に何を食べたか」を忘れない。毎日『390円弁当』を食べているから。
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 onion cube
 Charie's Vegetableというお店にあったメニューの一つ。10cmの立方体にカラッと揚げられたオニオン。オニオンの甘みとパリッとした食感がよかった。ただ、残念なことにお洒落な店内にもかかわらず、すこぶる居心地が悪かった。というのも、男性客は私一人だったのだ。
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 sordid (= dirty, disgusting)
 イタリア語のsordidoと同義語で、共にラテン語のsordes(不潔なもの)を語源とする語だが、あまり見かけない語だ。こんな簡単な単語も知らないのだから、落ち込んでしまう。
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 第7回 トライアスロン中島大会
 「ゼッケン147番  順位147位   スイム 38’09”  バイク 1°24’:15”  ラン47’57”  トータル 2°50’21”」
 知人が今年の大会(第23回大会)に出場して「成績表が送られてきた。」と見せてくれた。 以前出場したことがあったから、記録が残っているかもとネットで調べた。300人ほどの完走者のほぼ真ん中の147位。奇しくも、その時のゼッケンが147番だった。
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 al porto(= at the port )
 フレッシュトマトとバジリコのパスタが美味しいお店。カラッと揚げられたsliced garlicが添えてあったが、グッと我慢。以前別のお店で食べたガーリックで、丸二日間口臭で悩まされたことがあったから。
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 viaggio(= voyage)
 イタリア語では先輩になる知人が、この夏二度目のイタリア旅行に行ったそうだ。個人旅行だから手続きや交渉はすべてイタリア語。大変だったに違いないが、なんとも羨ましい限りだ。今回の旅行をとおして、「イタリア文学に興味を持つようになりました。」と話していた。語学という部屋に入ると、料理、絵画、音楽、文学といったいろいろなが扉が開かれるのを待っている。まだまだずっと先のことにはなるだろうが、私が開けるのはどの扉になるのだろう。
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 明日につながる指導
 まもなく下校時間になる6時間目の終わりに、遅刻届を取りに来た生徒が職員室に入ってきた。応対した先生がすごかった。
 「おう、どうした。なに、頭が痛かったのか。あと30秒しかないのに、よう来たな。よっしゃ、『届け』に書くのはもういいから、早く教室に入れ。ほんとによう来た。あっ、担任の先生にも報告しておけよ。」
 あの生徒、明日はきっともう少し早く来るに違いない。(ちなみにこの先生、昨年まで人権教育課長。さすがだ。)
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 寄せ書き(collection of the writing)
 卒業アルバムに載せる寄せ書きをクラスで書いた。私は「ペイ・フォワード」にした。本当は、「生きるというのは人に何かをもらうこと。生きていくというのはそれを返していくこと 。」にしたかったのだが、やや冗漫で説明的だったから、その内容を一言で端的に言い表わす英語−pay forward−にした。
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 事故米
 ニュースのヘッドラインで見たときは、「アメリカで大きな事故でも起きたか。」と思ったものだ。事故米は、国が買い取って保管、販売する政府米(外国産を含む)の内、水に濡れてカビが生えていたり、基準値を超える残留農薬が検出されて食用に回せない米のことだ。それなら、「事故米」ではなく、「汚染米」と呼ぶべきだろう(このところ「汚染米」を使っているメディアも多くなった)。
 英語のニュースでは、汚染米を意味するtained riceやcontaminated riceが使われているが、「事故米」にぴったりの英語はあるのだろうか。
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 centenarians
 語源はcent(100)+en(=ann=year)で、「100歳(以上)の人」という意味。敬老の日(Respect-for-the-Aged Day)を前に厚生労働省が発表したところによると、女性が86%以上を占めるcentenariansは36,276人に達するそうだ。昔は長寿というのはおめでたいこととされ、誰からも祝福されたものだが、2006年度以降centenariansの氏名は公表されなくなってしまった。本人や家族からの希望によるものだろうが、長生きするのも肩身の狭い御時世になったということか。
 
 until fiscal 2005, the ministry had announced the names of the oldest centenarians. Since fiscal 2006, however, it has suspended the practice because of increasing requests for anonymity. The ministry currently announces the names of people on the list only with their consent. 
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 system glitch halts ANA flights
 The Daily Yomiuriに載っていた文。
 “Sunday was the second day of a travel-heavy three-day weekend, with Monday being a national day.”
 意味はすぐに分かると思うが、これだけコンパクトな英語を日本語の記事にするには、どう訳せばいいのだろう。ポイントは、with以下の文をどう処理するかだ。私なら次のようにする。
 「週末から祭日の月曜日にかけての三連休で旅行客が多く、日曜日はちょうどその中日(なかび)に当たっていた。」
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 分かったこと
 「大学教授主催の、大学教授による研究会は、現場の教師向きではない」ということ。これまでに何度もこの手の英語研究会なるものに参加して、到達した結論。悲しい結論ではある。
 「猫の目のように変わる文部科学省の戦略と戦う」という姿勢はいいのだが、それほど心配しなくても中学・高校の現場では旧態依然とした指導法でガンバッテいるし、センター試験問題でもそれなりの結果を出している。私としてはむしろ大学の外国語教育がどのようなものか、その研究実践を知りたいと思っている。
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 ウィンレッスン
 slog, slur, smack, smear, snap, snide, snub, solvency, soothe, sordid, stagger, stowaway
 次回の単語は結構時間が掛かった。生徒の皆さんも大変でしょうが、しっかり覚えてきてください。ふぁ〜いと〜!
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 サスケ
 この番組で、完全制覇者の一人である長野さんのパフォーマンスを見るのが好きだ。カメラをとおして映し出される彼の落ち着いた話し方や自然な振る舞いを見ていると、私のようなものでも「やればできるかも」という勇気が湧いてくる。
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 access勉強会
 abrogate, repeal, accomplice, complicity, asperity, culpable, declaim, extrinsic, fetter, nomadic, paragon, preclude, recant
 きっと一度は覚えた記憶のある単語だが、その意味を正確に思い出せない。文脈なしで意味を書く問題だったこともあり、苦戦した。もう一度しっかり覚えなおそう。
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 再び単語
 今日の単語たちは、昨日のよりは馴染みがあって思い出しやすい。
 fortuitous, viable, propitious, sanguine, poignant, meticulous, asperity, importune, subjugate, phlegmatic, flamboyant, obviate, timorous, fractious, inveigh
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 英字新聞より
 自民党総裁選挙の記事に次のような文があった。
 Aso's remark was a reference to the reelection−without a vote−of Democratic Party of Japan Presedent Ichiro Ozawa to a third term in office, a move that denied the more than 260,000 party members and supporters a voice after the leadership race was called on Sep. 8.
 denyという動詞は、後ろに間接目的語(人)+直接目的語(事)の形を取ることができるが、間接目的語が長い場合は、deny+直接目的語+to 間接目的語の語順が好まれる。上記の英文の場合、
 denied a voice to the more than 260,000 party members and supporters after …
とした方が分かりやすいと思う。が、敢えてそうしなかったとすれば、それはthe more than …supportersという間接目的語の重要性を優先したと考えられる。
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 英語力
 「英語力がある」というのはどういうことだろうと考えることがある。ネイティブ並みの発音と流暢さで英語を話すことだろうか。それなら、帰国子女や海外で長年生活をしている人たちは皆、「英語力がある」ことになるが、それが正しくないことは、日本語力が乏しい日本人が少なくないことを思えば明白である。つまり、ただ単に上手く話すだけならば、大した英語力は必要としないということ。また、ビジネスで英語を使うとしても、コミュニケーションに支障をきたさない英語力があれば用が足りるケースも多く、むしろその分野における(日本語での)専門性のほうが求められると思う。
 であるならば、「英語力がある人」とはどのような人を指すのだろうか。やはり、通訳や翻訳ができたり、文書作成ができる人ということになるのだろうか。加えて、特定の分野で高い専門知識を有しているということだろう。
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 秋のゴールデンウィーク!?
 2009年と2015年には、秋のゴールデンウィークがあるという噂を耳にした。本当だろうか、そしていつなのか?
 それは、9月の19日(土)〜23日(水)の5連休だ。これは、敬老の日がハッピーマンデーのとなり、秋分の日が水曜日になる場合に発生する。この両祭日に平日が挟まれると休日になるという法律(祝日法)があるそうで、このような嬉しい事態になる。こんなこと今から調べて喜んでいる私は、かなりの暇人である。
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 秋のゴールデンウィーク
 昨日の続き。職場でこの話をしたところ、「そんなの知ってますよ。」という同僚がいた。参りました。
 センターの第2問で、未知のイディオムや単語の意味を文脈から類推する問題がある。なかなかいい問題だと思っている。
 英文読解で動詞や形容詞の未知語と出会った場合、もちろん文脈で類推するのだが、その単語にプラスのイメージがあるか、マイナスのイメージがあるかを判断させている。その際前後の文脈と同じくらい重要となるのが単語の語源だ。これを知っていると、単語の正確な意味は分からなくとも、プラスかマイナスのイメージくらいは判断できるから、文脈から大きく逸れた訳にはならなくて済む。
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 英単語
 今使っている受験用英単語集にも、難関私立や国立2次レベルをカバーするfinal stageになると結構難易度の高い単語が登場する。いわゆる、ビジネスシーンで使われるものやオーセンティックな英語雑誌で見かけるものも少なくない。あらためて、大学受験レベルの高さを認識させられた。
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 We are what we eat.
 これは「食べたもので我々の身体はできている。」と訳すが、私は「医食同源」と訳したい。広辞苑によると、医食同源とは「病気を治すのも食事をするのも生命を養い健康を保つためでその本質は同じだと言う事」と説明されている。食べ物次第で、我々の身体は健康でいることもできるし、病気にもなるのだという思想が根底にあるとすれば、We are what we eat.にも同様の思いが込められていると思う。
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 ウィン・レッスン−次回の単語
 take the floor = take the stage or podium, tally = count up, taunt=tease, deviation = a noticeable difference from that is expected or normal, tether = tie, railing = a fence consisting of a piece of wood or metal supported by upright posts, slovenly = careless and messy, bolt = to suddenly run somewhere very quickly, thrashing = to beat someone as a punishment, thwart = to prevent something from succeeding, topography = the shape of an area of land,
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 ウィン・レッスン
 10月からNさんが新メンバーとして加わることになった。Nさんは昨年秋準1級を取得し、さらに1級を目指して勉強中だとのこと。うちのレッスンは隔週なので一見楽そうだが、その分課題も多く、指導法も独自のものがあるので最初は戸惑いもあると思う。英検1級という共通の目標に向かって、粘り強く勉強してほしいと願っている。
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 イタリア語のニュース
 NHKのイタリア語会話を聴いているが、半年のスパンで構成されているから、だいたい初級レベルの繰り返しとなる。むろん、いろいろと工夫されており、内容はバリエーションに富んではいる。そこで、自分なりの勉強方法を考えた。イタリア語のニュースを一日一本ずつ読むというものだ。ネットで適当な題材はないものかと物色していたが、ちょうど手ごろなニュースが見つかった。しかも、日本語訳付き。明日から始める。
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 Vuitton, nuova boutique a Roma
 今日の記事。ローマにヴィトンの新ブティックが開店という内容。
 日本語訳を参考にしながらだが、思ったより理解できだ。oggi, borsa, nuovo, negozio, modello, misure, fino, chilo, fioreなど既知語が多く出てきたことに加えて、未知語でも次に示すように英語から類推できる単語があったからだ。
 ha inaugurato, occasione, presentato, esclusivi, idrorepellente, arrivare, contenere, definendola どうだろう、「あっ、英語のあの単語と似ている」と思ったのでは。
 記事によると、防水加工の水に浮くバッグ、210キロの重さに耐えるバッグなどがお目見えしたそうだ。それにしても、210キロの重さに耐えるバッグが必要なのだろうか。
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 La Torre e salva, non si muove piu(本当は、euの上に ' が必要なのだけれど、フォントがないので悪しからず)
 イタリア語本日の記事。ピサの斜塔もう安心!
 イタリア語は主語が省略されることが多い上に、指示代名詞が動詞の後ろに組み込まれる事もあるから、長い文になると構文が取りづらいこともしばしば。そんなときは、単語から類推するしかない。
 Oggi la Torrre di Pisa, o meglio la rediviva torre, festeggia la maggiore eta con un'ottimo notizia: non si muove piu, si e fermata.
 「今日ピサの斜塔−うまく再生された塔−は、最高の知らせと共に繁栄期を祝われる。もう揺れることもなく、止まったのだ。」辞書で調べた単語は、maggioreとetaだけだったから、まずまずか。
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 魔裟斗
 K−1ファンではないが、TVで放映されれば見ることが多い。今回のK−1WORLD MAXは、魔裟斗に尽きる。解説者のひとりも言っていたが、まさに「息をするのも忘れて」見入ってしまった。試合後リング上からファンに送られたメッセージも、立派な大人のそれだった。心折れることなく、一つのことに打ち込み続けることの素晴らしさや継続は力なりということを訴えていた。

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