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2007年 12月 HOME

                           お詫びとお願い 2007年11月のジャーナルを誤って削除してしまいました。
                                       バックアップしておりませんでしたので、復活できません。
                                       どなたか、プリントアウトしておられる奇特な方がおられま
                                       したら、是非ご連絡ください。

今月の目標・・・来年春のイタリア語4級合格とランニングエッセーを書く
 sab.
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 gio.
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 ven.
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1日

























 走ることについて語るときに僕の語ること
 村上春樹のメモワール(本人によるとエッセイ集ではないそうです)のタイトルです。レイモンド・カーヴァーの短編集のタイトルWhat we talk about when we talk about loveを、許可を得て使っているとのこと。それにしても、村上春樹が走る小説家だとはまったく知りませんでした。過去23年間、毎年1本のフルマラソンを走っているそうで、これは市民ランナーとしてはかなりまじめな部類に属します。ということは、それなりのランニングスケジュール(月間300km程度の走行距離)を立て、日々の生活の中で走ることの優先順位を第1にとまでは行かなくとも、2番目には置いているはずです。普通のサラリーマンが毎日平均10km走る時間を確保するためには、「早起きをして出勤前や昼休みに5kmずつ走り、週末には20kmか30kmのLSDをこなす」とか、「帰宅後ゆっくりビールを飲んでTVを見たりする代わりに、寒さに震えながらも強い気持ちを持ってロードに出て、暗い足元に気をつけながら走る」という生活を送ることを意味します。つまり、仕事を別にすれば、何はさておいてもまず「走ることありき」のライフスタイルを貫く必要があるのです。

 そこで、村上春樹。彼の日常が、普通のサラリーマンより自由に使える時間があるとは到底思えません。彼はかなりのハイペースで小説やエッセーを書いているばかりでなく、俄かには信じがたいことですが、本人の弁を借りれば「僕くらいたくさんの翻訳をこなしている現役の小説家は、ちょっといない」というレベルの量の翻訳をこなしているのです。(主な作家は、ティム・オブライエン、レイモンド・カーヴァー、トルーマン・カポーティー、J・D・サリンジャー、スコット・フィッツジェラルド、レイモンド・チャンドラーなどで、50冊以上に上ります。)いくら「翻訳は僕にとっては苦痛でもなんでもないのだ」と云っても、膨大な時間を必要とする作業であることに変わりはないのだから、日常生活のどこかで帳尻を合わす必要があるはずです。

 彼は走るための時間を捻出するために、飲みに行ったり、人と付き合ったりする時間を切り捨てたそうです。それでも走るための時間を作るのは並大抵のことではないですから、よっぽどタイム・マネージメントの達人なのでしょう。村上春樹と比べるのもなんですが、私も勤務後自分の時間を確保するために飲み会などは極力断るようにしていますが、そうでもしないと走る時間なんて作れません。
2日





















 再び、村上春樹のこと
 彼の作品はこれまでに何冊か読みましたが、いずれの作品においても興味を覚えることはありませんでした。というか、私に彼の作品を十分に鑑賞できる力がなかったと言い換えた方が正確なのでしょう。ところが、「走ることについて・・・」で語られていることは、一言一句ほぼ完璧に消化でき、しかも彼の市民ランナーとしてのランニング歴が私のそれと重なる部分が多いので、感覚的にも波長が合うのです。例えばつぎのくだりなどがそうです。

 だから僕はランニングをまわりの誰かに勧めたことは一度もない。・・・
 私の場合も、走りたいという人とつきあって一緒に走ったりすることはあるものの、決して勧めることはありませんでした。だってそうでしょう、走ることは誰にでも経験があることだから自分で「走る・走らない」の判断はできるでしょうし、始めようと思えば誰の助けを借りなくても始められることなのですから。

 そう思うとだんだん腹が立ち始める。・・・車の中からシャッターを切り続ける写真家に対しても腹が立ち始める。・・・
 私にとっては今から15年ほど前の小豆島のオリーブマラソンが初めてのフルだったのですが、この時は沿道で応援してくれる知人や身内の者に対してさえ腹が立ってどうしようもなかったことを鮮明に覚えています。なんであんなに腹立たしく思ったのか今でもよく分かりませんが、とにかく走り終えた後自分がとても矮小でつまらない人間だと気づかされ、極度の自己嫌悪に陥ってしまいました。でも、その時の体験があったからこそ今もこうしてずっと走り続けているのかも知れません。ほとんど変化のないルーティーンな日常の中ではけっして頭をもたげることのない別の自分の存在を発見できたから…。
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 2007年11月分のジャーナル  
 いつものように、ホームページビルダーを使って12月分のジャーナルをアップロードをしているうちに、11月分に上書き保存してしまいました。結果、11月のジャーナルの内容が消えてなくなってしまいました。2007年11月が、12月のジャーナルと同じ内容になったのです。私の11月分のジャーナルをプリントアウトしていらっしゃる奇特な人…なんていませんよね。
 大したことは書いていないので騒ぐほどのこともないのですが、先月は久しぶりに出場したハーフマラソンや幻冬舎編集長見城徹のことや松本紀夫さんのフォトライブの感想も書いていたので、せめて原稿くらいは残しておくべきだったと少し後ろ髪を引かれる思いです。こまめにメモリースティックにでもバックアップしておくべきでした。
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 ランニング
 明るいうちに走り始めたのですが、折り返してからまもなく、陽が落ちたかと思うと辺りが瞬く間に暗くなってしまいました。ラストの直線に近い道路でいつもスパートするのですが、今日は足元に気を配りながらの走りとなりました。それにしても、これだけ冷え込むと長い距離を走ってもそれほど汗をかくこともなく、ランニングにはずいぶん楽なシーズンとなりました。

 本日のジャーナルを少し小説っぽくアレンジ

 まだ抜けるような冬の青空が残る時間に走り始めたのに、いつもの折り返し点を過ぎたあたりで、総合公園のある惠妙山の向こうに夕陽が姿を隠すと、漆黒のカーテンがサーッと引かれたかのようにあたりが暗くなってしまった。いつもならラストの直線コースでスパートをかけるのに、薄暗い街灯の明りを頼りに足元に気をつけながらのなんとも情けない走りになってしまった。
 こんなに早く日が暮れてしまうなら、明日からはこのコースは使えないな。空港近くの新しく開通した産業道路じゃないとだめだ。あそこなら整備された広い舗道と夜でもまるで昼間のように明るいライトが数キロに渡って設置されている。それにしても、これだけ冷え込むと長い距離を走ってもそれほど汗をかくこともなく、ランナーには待ちに待ったシーズン到来だ。
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 タイム・マネージメント
 誰の言葉かは覚えていませんが、「時間は万人に平等に与えられている」という言葉があります。もしそうなら、私のような凡人はその使い方を工夫し、人の何倍も効率よく時間を使って自分の時間を捻出しなければ何もできないで人生を終えてしまうような気がしてなりません。
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 ハプニング
 時として予想だにしないことが起きるものです。それは確率でいうと何百万分の一、いえ何億分の一かもしれない。こういうことって、あらかじめ予想して対策を講じるなんてできないと思う。起きたときにいかに対処するかは、これまでの人生をどのように生きてきたかが問われるような気がする。ともかく、時間の経過と新た情報が入ってくるとともに問題が一つずつ解決されています。
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 ACCESS勉強会
 和文翻訳。白州次郎のことを娘の正子が書いた文章。その中で、正子は「京都行きの列車の中でアルコールを飲んで、傍若無人に騒いでいたアメリカ人を英語で一喝して、黙らせた」という逸話を紹介している。
 訳しにくかったのは、「照れ笑いを浮かべて」、「父が必死で我慢しているのが顔色で分かり」、「私が次の瞬間目にしたのは、うそのような静寂でした」、「機先は制せねばの」などでした。
 an embarrassing smile, is trying hard to control his temper, an incredible silence, strike first
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 ウィンレッスン
 以前受講していた方が、約1年ぶりに復帰しました。十分充電されていたのでしょう、ボキャビル、音読、日英サイトラなどすべて問題なくこなせていました。この調子で英検1級合格めざして頑張りましょう。
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 Alice in wonderland
 イギリス帰りの知人から、オックスフォード大学キャンパス内で購入したという可愛くて、素敵な本をいただきました。本のタイトルはルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」でした。最後まで読んだことがなかったので、これを機会に読みます。
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 ウィルスミスの幸せのちから
 アクション映画への出演が多いウィルスミスだが、この作品では一味違った役どころをこなしている。子供のために懸命に仕事をする父親の役。彼のセリフの中に、アメリカの独立宣言について語るシーンがある。「宣言の中には、“liberty, equality, the pursuit of happiness”という言葉があるが、なぜhappinessだけpersuitがくっついているんだ。」と、ぼやく場面。なるほど、「自由と平等」の二つは国家が保障してくれているのに、「幸せ」だけには「〜の追求」という余分なものがくっついていて、「自分のちから」で手に入れなければならない。よく練られた条文だこと。
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 セルフ・マネージメント
 坊ちゃんマラソン後もしばらくはいい感じで走っていたが、その走ることも最近疎かになっている。他に時間をとられていることがあるが、それでも自己管理がしっかりできなくては何かを為すことはできない。もう一度初心に戻って、健康管理を含めた自己管理を心がけたい。
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 デジタル教科書
 東京書籍から出版されている中学校用デジタル教科書のサンプルが届いた。よく仕上がっている。1セット数万円する高価なものだが、文法編などは一度購入すればいつまでも使えそうだから、考えようによってはお買い得かもしれない。
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 パワーポイント
 最近の研究授業はパワーポイントうまく活用したものが多いようです。私の勤務している高校でも、普段から使っている先生がいます。その彼からその使い方について相談を受けました。パワーポイントは普通プロジェクターからスクリーンに映すのですが、直接黒板に英文を映して授業するというものです。なるほど、これは面白い発想だと思いました。クリアーしなければならない点もいくつかあるのですが、準備に掛かる時間を比較すれば、これはひょっとしたら画期的なアイデアかもしれません。だって、準備の時間もほとんど必要なく、誰でも、どの教室でも簡単にできるのですから。
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 オックスフォード大学出版
 先日知人からオックスフォードのお土産をもらったことを書いたが、それとはまったく関係のないオックスフォード大学出版の方から手書きの手紙が届いた。先日うちの高校を訪問した担当者からだったが、本人が出しているニュースレターと日記帳が同封されていた。ちょうど年の瀬も迫り、来年の日記帳が欲しかったが、手書きの手紙が入っていたのには驚いた。営業では特にこういった地味な作業の積み重ねが大切なのだろう。先日の千房の中井社長にしろ、冬幻舎の見城さんにしろ、第一線で活躍されている人たちは手書きの手紙の効用がよく分かっているのだと思う。
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 お墓参り
 お彼岸とお盆に、先祖の墓参りだけは欠かさず行ってるが、今日はお世話になった方へのお墓参りに久しぶりに行った。亡くなられてから2年以上経つが、いまでも折に触れて人間としての器の大きさを思い出すことがあり、私たち教師にとってはまさに憧憬のまとでもあった。
 生徒への話にしても、例えば生徒指導上の注意を与えるといった場合、直接問題となっている件に言及するのではなく、まず国家的規模の、あるいは地球的・宇宙的規模のスケールの大きい話をされ、人間にとって、世界にとって何が一番大切であるかを説く。それから、個々の事例と結びつけ、自分の行動を省みさせるといった指導をされていた。僕はその壮大なスケールの話をいつも圧倒されながら聞き入っていたが、凡人にはとてもまねのできないような話だった。
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 Impossible is nothing.
 前にもこの英文について書いたことがありますが、部屋のドアに張ってあるポスターの言葉です。ボクシングのモハメッド・アリが−体つきから判断するにおそらくは徴兵制拒否による服役後に−例のビッグマウスから吐いているといった写真です。
 以前は、「もともとNothing is impossibleという英文が倒置された強調文で、『この俺に不可能なことは何もない(どんな相手だってやっつけてやるさ)。』と訳す」と思っていたのですが、この語順のまま素直に意味をとると、『不可能なんて、俺にとってはどうってことないさ(不可能上等!)。』かもしれません。いずれにしても、味わいのある言葉ではあります。
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 Something creative
 いつの頃からだろうか、何か創造的な仕事に携わりたいと思うようになった。できれば、はっきりと形に残るようなことがいい。芸術的才能があれば、楽器演奏、絵画、彫刻、建築などがいい。でも、残念ながら才能がない。それでは、他に何ができるのか。いまから習い事をしようかとも思ってはみるが、趣味をたしなむ程度にはなるだろうがそれどまりだろう。生徒には、「限界を決めるのは自分で、可能性を切り開くのも自分だ。」などと威勢のいいことを言っているが、いざ自分のこととなると見切りをつけるのが早いこと。
 やはり、書くことか。これまで特に肩肘張って書き続けようと思わなくても、毎日何かしらの文章を書き続けることができたし、それなりのテーマを持った書き物も残った。むろん、思いつくことをだらだらと書き綴ってきたものがほとんどなので、このままではどうしようもないとはおもっている(なぜか、今日から「デスマス調」でなく、「デアル調」なのだ。その理由が分かれば、あなたは鋭い)。
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 村上 春樹
 再び「走ること…」を読み返している。ひょっとしたらこの本は、残された僕の人生の指針となるべき書なのかもしれない。先日もジャーナルで書いたと思うが、この本を読んでいるとあまりにも共感する部分が多い。そして、この程度の「マラソン体験記」なら書けそうな気(大いなる勘違いだが)さえする(ただし、村上春樹独特の哲学的な思索部分を除けばである)。
 しかし、たとえ書けたとしてもその文章が価値を持つのは、「村上春樹」という人物が書いた『マラソン体験記』だからであって、他の誰かが書いたのではだめなのだろう。おそらく、他の誰かが書いたものを読んでもらうには、「他の誰もが経験したことのないような記録」がそこに残されていなければならないのだろう。たとえば、「チョモランマ登頂マラソン体験記」とか。
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 ウィンレッスン
 on the dot, entrepreneur, launch, hyperactive(cf. ADHD), tech-savvy, yen for excellence, trailblazer, social outreach, sounding board, CFO, cruise the Web, hands-on, hold down an outside job, wired to the Net, sharpshooter, spread like wildfire, get the high sign, lode of 〜, roster, product plugger, peg someone, endear, have a rabid appetite for 〜, cue, come under the childcare umbrella, backlash, puppet on strings, can-do, organizational savvy, pull the wool over someone's eyes, in the vanguard, ride on someone's coattails, buy into, media hype, performance review, bear the brunt, acid test, slacker mon, flunk, lead someone by the nose

 最後のlead someone by the noseは一見競馬の「鼻の差だけ先行する」のように思うが、実際は「人を思うままに支配する」という意味。つまり、「by」は差を表すのではなく、grab her by the hand(手をつかむ)のbyと同じ用法で「鼻先を持って先導する」という意味。専門的に言うと「動作を受ける主体部分」を示すbyだ。
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 savvy
 今までにもたびたび登場してきたこの単語、どう見ても英語らしくない(英語の単語で−vv−と綴られるのはこの単語くらい。実際辞書に載っていたのはVVSOPなどの略語のみ)。で、語源を調べるとスペイン語のsabe(知っている)だった。そう言えば、イタリア語の「知っている」はsapereであり、両者が類似している点を勘案すると、おそらくラテン語の同一語から派生したものだろう。それにしても、どのような経過を経て-vv-という綴りが生まれたのだろうか(あくまで僕の個人的な見解だが、sabeという単語の「音」から生じたのだと思う)。
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 ウィンレッスン
 今年最後のレッスン。いつものように予習は完璧で、気持ちよく一年の締めくくりの授業ができた。来年の初っ端は、英検1級対策スペシャル。予習は単語だけだから、皆さん年末年始はのんびり過ごせるかも。
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 3時間走
 久しぶりに時間ができたので、海岸沿いを3時間弱走った。いつものように時計を持たないで時間を気にせず走った。おそらくキロ5分〜6分のペースだったが、気持ちよく走れるところまでという気持ちで走った。もう少し距離を延ばすこともできたが、幅員が狭くなっているトンネルの手前で折り返した。公園に停めていた車のところまで戻り、時計を見て「3時間近くも走っていたのか」と驚いた。
 両脚にいい感触が残っているから、中一日置いてあさってもう一度LSDをしたい。次回は、気分を変えて重信川沿いのサイクリングロードにしよう。
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 有馬記念
 武豊がすべてのレースだった。残念。
 昨日の3時間走だが、1時間ほど勘違いしていた。実際に走ったのは、2時間。よほど疲れていたのかもしれない。
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 愛媛マラソン
 先月の坊ちゃんハーフマラソンを走ったとき、ゴール近くで声援を送ってくれた知人が愛媛マラソンに申し込んだそうだ。「これからダイエット&走り込みします。」と言っていたが、年末年始はかなりの距離を走って追い込まないと間に合わないかもしれない。少し心配だったが、電話が切れる前に「必ず完走しますから。」と力強く締めくくってくれた。今度は、僕が沿道から声援を送ろう。
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 とくしまマラソンと愛媛マラソン
 来年4月末に第一回徳島マラソンが行なわれる。同じ四国であり、公認コースになる予定でありながら、陸連登録しなくても参加できる点に魅力を感じ申し込みをした。参加料は5,000円。
 地元松山で開催される愛媛マラソンに参加するには、陸連に登録しなければならないのでまずその登録料が3,000円、参加料が4,000円で、合計7,000円必要となる。陸連への登録は4月から1年間有効だが、愛媛マラソンに出場するほとんどの市民ランナーは、この大会のためだけに登録しなければならない(ちなみに、僕がこれまで参加したフルマラソンで陸連に登録しないと出場できないレースは愛媛マラソン以外にはなかった)。
 愛媛マラソンは、そのコースの難しさや招待選手のレベル、歴代の記録などから判断して、どう考えても市民マラソンレースの域を出ない大会だ。であるならば、国内一流レースとは一線を画し、出場へのハードルをできるだけ低くして、県内外の多くの人が参加できるように配慮すべきではないだろうか。その第一歩が、陸連登録しなくても参加できるようにすることだと思う。
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 スタバ
 仕事前のひと時、スタバでグァテマラを飲みながら「翻訳夜話」を読んでいたら、「グルーブ感覚」という知らない言葉が出てきた。タイミングよく隣に外国人の男性が座った。これ幸いと話しかけた。
 Hi, good morning.
 -Good morning.
 May I ask you something?
 - Sure, go ahead.
 What do you think is the meaning of the word "groove" in this context?
 と、文脈の説明をしながらその意味を聞いてみた。grooveというのは普通「レコードの溝」とか「とても心地よいこと」という意味だが、この文脈では「リズミカルなこと」くらいの意味で使われているようだ。
 カナダから日本人の彼女に会うために松山に来ていて、明日一緒にカナダに帰るそうだ。そのためでもないのだろうが、別れ際に読んでいた英字新聞をくれたり、愛想のいい青年だった。Bon voyage!
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 if …notは、unless S'+V'で言い換えられるか?
 結論:置き換えられない場合もある。
 まず、置き換えられる例。
 (1) Nobody is going to help you if you don't ask.=Nobody is going to help you unless you ask.
 この文は、unlessで言い換えられる。

 次に、unlessで置き換えられない例。
 (2) I'll be surprised if Tom doesn't have an accident. He drives too fast.
 (3) I'll be quite glad if Tom doesn't come to the party this evening.
 なぜなら、if…not以下をunlessにした場合、その内容が「唯一の例外」を示さないから。「私は驚く」「私はうれしい」となる条件は他にも無数に存在するのだ。

 とまあ、このような説明が一般的な文法解説書に載っている。でも、これで生徒に「理解しなさい。」
と言っても無理な話。そこで僕は思い切って「主節が否定であればif…notは、unless S'+V'で置き換えられる場合が多い。」と教えている。unlessの例文を調べてもらえれば分かるだろう。以下に示す否定文ではif…notをunless S'+V'で置き換えられる。
 (4) I don't go to parties if I'm not invited. = I don't go to parties unless I'm invited.
 (5) Nothing will start if you dont't participate. = Nothing will start unless you participate.
 (6) You'll never know if you don't try. = You'll never know unless you try.
 (7) You won't pass the exam if you don't study. = You won't pass the exam unless you study.

 また、if …notは、「S'がV'しない限り、…」と訳すことができる場合のみunless S' + V'で置き換えられる(英語の達人SSさんがそのように言ってたが、こちらの方が生徒には覚えやすいだろう)。
 ちなみに、上の例文(2)と(3)を、「〜しない限り…」と訳してみると、不自然な文になることが分かる。
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 Notorious joker(スタバでカナダ人からもらったThe Japan Timesの記事より)
 これはもう究極のジョークだと思う。オレゴンに住むChet Fitchさん88歳は、亡くなってから2か月後に彼の家族や友人に天国からの手紙を送ったという。「天国の神様(Big Guy)にお願いして、地上に戻してもらい、この手紙を届けている。天国がどんなところか話したいけれど、言葉では言い表せないんだよ(Wish I could tell you about things here but words cannot explain.)。」
 ご想像通り、あらかじめ知人に頼んでおいたものだが、25年も前から仕組んでいたというから筋金入りのjokerだ。絶えず送り先のリストを更新し、郵便料金が改定されるたびにその差額を知人に渡していたとも伝えている。
 この秋、25年間ずっとその役割を与えられていた知人にこう言ったそうだ。
 “You must be getting tired of waiting to mail those cards. I think you'll probably be able to mail them this year.”
 そして、それから一週間後彼は亡くなった。
29日 menu









 aSmallWorld
 日本にもmixiという完全招待制を採用しているソーシャル・ネットワーキング・サービスがあるが、aSmallWorldはその「世界的規模の超セレブ限定御用達」とでもいうべきもの。なにしろ、“for the wealty and glamorous”限定で、そこで交わされる会話の内容は、“where to buy an elegant and discreet diamond”などのpractical mattersだそうだ。“vulgarity, intolerance, racial or pornographic references”はall tabooとなっている。
 「それにしても『グラマーでなければメンバーになれない』とはどういうこと?」といぶかしむ向きもあるかもしれないが、英語のglamorousは、“the exciting attractive quality that is related to rich, famous, or fashionable people”だから、sexually attracitveであることを意味するものではない。そちらの方は、voluptuousだ。
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 師走
 これが師走というものだろうか、何をしたということもなく一日が過ぎてゆく。おそらく、溜めておいた雑用が年末にまとめてやってくるということだろう。普段から少しずつ片付けておけばいいのだろうが、やはりその雑用の多くは年末にするのがふさわしいのかもしれない。
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 初詣
 大吉だった。転業するといいらしい。今の仕事本当は向いていないのかも、と思ったりした。

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