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3月の目標・・・ライティング力アップ
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1日



 高校3年間の指導計画を再検討しました。読解、語彙、英作、リスニングの各分野でやっと納得のいく教材を集めることができました。そこで春休みを前に、指導時期と指導方法をあれこれ考えているのですが、これがうまくいけばあとは私の指導力だけ。
2日



 14日に愛大で達人セミナーが開催されます。広大の柳瀬先生が来られるのでお会いできるのを楽しみにしていたのですが、都合でどうしても参加できません。知人に頼んで、後日詳しく聞こうと思っております。
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 NHK文化センターでの通訳入門講座もいよいよ新テキストに入りました。スピーチあり、英作あり、リプロダクションあり、レッスンのプログラムもグッと充実して、ワンランク上の英語を楽しんでもらえそうです。私の周りは、春きたるって感じです。
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 英語の指導法について、定期的に情報交換している知人と2時間ほど話をした後、引き続き勉強会をしようということになり、英作練習をしました。二人とも結構集中していたので、終わった後はぐったりでした。
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 「103人のネイティブスピーカーに聞く生きた英文法・語法」が売りの本を買いました。辞書には載っている表現でも、実際にネイティブが使っているのだろうかという疑問に答える形で書かれています。
 例えば、I got my bike stolen.とI had my bike stolen.は、両者とも同じ意味で使われていると教えていますが、実際にはI had my bike stolen from the parking lot.の使用率がはるかに高く、「getは身体の一部を〜される場合(He had his arm broken.)に用いられるようだ」などという情報を得ることができます。ジーニアス英和を調べてみると、“He broke his arm ….”の方が普通と載っていました。 その他、just nowは現在完了形と共に用いられるか、関係代名詞thatが好まれるとされている先行詞、He suddenly caught her hand.と言えるかなど、英語教師としては知っておきたい情報満載です。ただし、一般の学習者が読むと却って混乱を招く恐れがあり、従来の『標準』とされている表現を使えばいいと思います。
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 今日はウィン・ランゲージサービスのレッスンがありましたが、最初に日本文化についてのスピーチ、続いて新出単語の説明を英語してもらいました。皆さん積極的に発言されており、スピーキングの面白さが分かってきたようです。
 次に、本文をカバーし、最後に実践練習を交えながらライティングのコツを指導しました。
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 英語に関する面白い本を3冊購入し、読んでいました。英検2次面接で使えそうなテキストもあり、うまく料理すれば、高校の授業でも使えそうです。
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 高校で、語源から語彙を増やす指導をしています。ただ、似たような単語の場合まとめて覚えさせると却って混乱を招いてしまうことがあります。
 例えば、duc, duct, duを語根とする次のような単語群です。deduce, deduct, induce, reduce, seduce。
 語根の意味が「導く(lead)」だと分かっていても、語根や接頭辞からそれぞれの意味の違いを類推することは難しいと思われます。これらの語を、単語レベルで覚えさせようとすると、生徒の負担は結局丸暗記するのとあまり変わらなくなってしまうようです。そこで、センテンスレベルで理解させてみようと思っています。
例: deduce→Tom deduced that the buyer was trying to increase the stock price.
   deduct→If you pay for repairs, you can deduct the cost from your rent.
   induce→Beer advertisements play a strong role in inducing teenagers to drink.
   reduce→You should try to reduce your body fat.
   seduce→Money seduced him from his duty.
 これらの例文をいきなり覚えようとすると大変なので、まずは英文を読んで単語の意味が言えれば可とします。「導く」という意味をベースに、文脈から判断すればたいてい意味は言えるはずです。実際の試験でも、単語だけが単独に出題されて、「意味を書け」などという問題は出ないはずですから。
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 先日一緒に勉強をした知人に偶然会いましたが、その後も別の仲間と合流し、みっちり英語の勉強をしたそうです。私など「イッパイ、イッパイ」だったというのに・・・。
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 先日買った「絵をつうじて基本構文を覚える」というコンセプトで書かれたテキストに次のような練習方法が紹介されていました。
 「通訳の練習をしましょう。
 私たちは英語を外国語として学ぶのですから、まず話す内容を英語でどのように表現したらいいのかを知らなければなりません。『始めから英語で考える練習をしなければなりません』という人がいますが、それはその方法で英語が話せるようになったのではなく、英語を繰り返し使い続けた結果、英語が習慣化され、英語で考えるようになったのです。私たちは母語を英語に翻訳する訓練を必ず経なければなりません。・・・
 英語を聞いて日本語に通訳することは読解、日本語を聞いて英語に通訳することは英作文にあたります。・・・」
 英語教育で目覚しい成果を挙げている韓国でベストセラーとなった本の著者が書いている言葉だけに、重みがあります。彼のベストセラーとなった2冊の本をうまく組み合わせて指導すれば、重要構文の定着と英検2級程度の会話力アップに効果が期待できるでしょう。
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 3学期もあとわずかになりましたが、これから終業式までの自分の授業をすべてビデオに撮ることにしました。英語の指導法については自分なりの方法を確立できた(つもり)ので、より基本的・本質的な部分をチェックしてみようと思ったのです。つまり、授業中の表情、姿勢、身振り、目線、板書、日本語の話し方やスピード、使っている英語のバリエーション、生徒が発言しやすい雰囲気を作っているか、機会をとらえて生徒を褒めているか、切れのいいジョークを10分に一度は飛ばしているか、などです。
 ビデオは教室の後ろから教壇上の自分の姿がほぼ映るようにセットしておきます。少し遠いかなと心配していたのですが、生徒の声も自分の声もしっかり録れていました。毎時間後に、すぐチェックして次回の授業に反映させます。録画したテープは、チェックが済めば重ね撮りして使うので、1本あれば大丈夫。これまで、指導方法や授業の組み立てについてはかなり検討してきましたが、今回のような点は、意外と見逃してきたなあと反省。
 自分が授業をしているビデオを観て、気をつけなければならないと思った点。
 1 生徒に威圧を与えないような話し方をすること。
 2 日本語をゆったり話し、滑舌をよくすること。
 3 生徒が答える時間的猶予を与えること。(どうも、せっかちになってしまいます。)
 4 同じ事を繰り返したり、饒舌にならないこと。(教師はその習性ゆえ、話したがる傾向にあるようです。)
 5 板書の字を美しく。(これはビデオを観るまでもなく分かっておりました、ハイ。反省)
 まだまだあるのですが、これくらいで堪えてやりましょうか・・・。
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 体調がよくなったので、久しぶりに(本当に久しぶりで、昨年の秋以来です)ジョギングをしました。脚と相談しながら、ゆっくり走りました。梅と桜の香をのせた春風と初夏を思わせる陽気に後押しされながら、気持ちのいい汗をかきました。
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 今日は、ビデオをアップにセットして、授業中の表情をチェックしました。ビデオの画面では、口元が開いているとだらしなく見えたので、話をしていない時も口元に緊張感を持たせようと思いました。(常に口元をキリリとさせておくのは、案外大変)
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 隔週で開かれている知人の勉強会に参加しましたが、1か月前と比べても内容が一段とレベルアップされていて驚きました。参加者が飽きないようにバラエティーに富んだ活動が盛り込まれており、本当にあっという間の2時間半でした。
 最初にしたのは、『ニュースを2分間でブリーフリング』だったのですが、私も勧めているReproduction in Englishの応用編ともいうべき活動です。英語力以上に、時事問題に対する知識が要求されますので、日ごろの勉強が物を言うエクササイズでした。
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 以前にも紹介した「103人のネイティブスピーカー・・・」から。
 学校では、All you have to do is do = You have only to doと教えていますが、You have only to doはかなり形式ばった表現であり、実際にはonly have to doかjust have to doが使われているということです。
 また、「〜に違いない」という意味でmustやhave toを使う場合、あとにbe動詞が続くのが普通だともありました。つまり、He must [have to] be tired.という形を取るのが一般的ということです。
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 日経ウィークリーの英文記事を使って、リプロダクション練習をしました。
 まず、英文を数度音読してから、サイトラの要領で声に出して訳してみます。次に、日本語訳を見ながら英語でリプロダクションします。そして、最後に何も見ないで日本語と英語でリプロダクションします。記事の内容を日本語でしっかり言えるようにしておくと、英文の定着率も高まります。ただし、かなり集中力を要するエクササイズなので、短めのコラムを使うことをお勧めします。
 今日練習に使ったコラムは、the new holographic technology, the transfer of patent rights to the blue light-emitting diode, Sinkansen dubbed the 700Tでした。
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 日経ウィークリーにSecond Coming of JFKという見出しの英文記事がありました。incumbent President Bushの対立候補であるJohn Forbes Kerryのことです。この記事の中に、caucusというあまり聞きなれない単語が出てきますが、ロングマンでは次のように定義されています。
 a local meeting of the members of a political party to choose people to represent them at a larger meeting or to choose a candidate in an election.
 また、現職という意味のincumbentですが、形容詞で調べるとthe incumbent president/senator etc.という見出しがあり、次の行にthe president, governer at the present timeとの説明があります。さらにespecially in or near the time of an electionと続きます。なるほど、『現職』という冠は選挙中か選挙間近でないとあらためて使う必要がありませんから。
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 昨日取り上げたincumbentをオックスフォードで調べてみました。
adj. (of an official or regime) currently holding office
 n. the holder of an office or post
 オックスフォードには必要最低限の単語そのものの定義が書かれているようです。この辞書には語源が記載されており、個人的には重宝しています。(ちなみに、リーダーズにも語源が載っています。)ということで、総合的に判断するとロングマンの方がuser-friendlyだと思います。
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 昨日までリプロダクション練習した記事を使って英語リプロダクションに挑戦してみました。写真だけを見ながら、英語で説明をします。うまく言えなかった所もありましたが、キーワードやキーフレーズはなんとか覚えていましたので、まずまずといったところでしょうか。リプロダクション練習は、英語の瞬発力とスピーキング力を高めるのにはもってこいのエクササイズです。
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 入院している知人の見舞いに行きました。私の知っている男性英語教員の中で最も勉強家である彼は、ベッドの上で英語の本を読んでいました。彼の英語に対する姿勢には本当に頭が下がる思いです。ときどき私のHPも読んでくれているそうなので、ここから応援メッセージを送ります。
 一日も早く良くなって、『英語好きの生徒』を育ててください。私も先生を見習ってがんばりたいと思っています。
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 来月の目標も引き続いて『ライティング力アップ』です。書くというのは手間と労力がかかり、気持ちが乗ってくるまでに時間を要しますが、その分リスニングやスピーキングとは違った楽しみもあります。 与えられた日本語をどうやって料理しようかとあれこれ考え、自分で納得できる言い換えやそれにぴったりの英語表現を思いついた時に味わう爽快感は、数学の問題をもっとも美しい形で解きあげた時のそれに似ているのです(数学がまったくダメな私が言うのもおかしな話ですが)。
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 春休み中の目標を立ててみました。
 英作テキスト2冊
 日本文化紹介プリント10枚
 日経ウィークリーの英文記事10枚
 レクシスプラネットボードの文法項目をマスター
 重松清と京極夏彦の本3冊
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 二日連続でジョギングしました。1日目は、近辺を5キロほど。2日目は、観光港まで往復約15km。疲れましたが、いい感じで走れたので一安心。今年こそ、「しまなみ海道100kmウルトラマラソン」を完走(完歩!?)するぞ、オゥ!
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 「嗤う伊衛門」のお岩さんがとても素敵です。もちろん、『髪は縮れて白髪が雑じり、枯野の薄よ。左の額にゃ黒痘痕、左眼は白く濁って見えなくなっちまった。おまけにどこをどう傷めたか、腰も海老の如くに曲がっちまった−』という醜悪な容貌は私が抱いているお岩像に近いのですが、その生き様はまったく異なり、「凛とした」という言葉がぴったりの女性として描かれています。直木賞作品の「後巷説百物語」ですっかり京極ワールドにはまってしまった私ですが、京極流の四谷怪談がどのように展開していくのかわくわくしながら読み進んでいます。
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 注文していた英語関係の本が、届きました。
 計4冊の内、読み物としての文法書が1冊、代表的な英語の単語の持つ語感を分かりやすく説明したものが2冊、この4月から1年生を対象とした授業で使ってみようかと考えている本が1冊。最後の本は、期待通りの内容で大満足しています。これから、具体的な指導方法を考えてみたいと思っています。
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 京極夏彦の作品には、怪談や妖怪ものが多いのですが、終始貫かれているテーマがあります。それは、「この世にはー不思議なことなど何ひとつないのだよ。」ということです。昔より言い伝えられている怪談を単なる怪談として終わらせず、緻密に仕立てられた筋書きに沿って怪談という名のもとに隠されていたであろう真実−彼なりの真実−を描き、現代の古典として蘇らせてたのがすごいと思いました。
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 一月以上前から予約していた(予約で品物を買うのは生まれて初めてのことです)宇多田ヒカルのベストアルバムが届いたので、今夜は思う存分聴きまくります。最後に収録されているcolorsは、車のCMで使われているので馴染みがあるメロディーですが、歌詞が秀逸です。この歌に出てくる恋愛は、女性の側が男性に無理に夢を描かそうとしたり、自分色に染めようとしたために結局破綻する羽目になってしまたんじゃないでしょうか。

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