|
Contents
よく見られるページ
医療法人 大輝会
院長 山口 幹夫
〒790-0045 愛媛県松山市 余戸中1丁目2-1 089-973-8787 |
◆ 耳鼻咽喉科における口臭の取扱い
口臭は「呼吸や会話時に口から出てくる息が、第三者にとって不快に感じられるもの」と定義され、厚労省の調査では15%の人が口臭に悩んでいると報告されています。口臭の主成分は、硫化水素(硫黄成分の温泉のような卵の腐ったようなにおい)、メチルメルカプタン(血なまぐさい魚臭いにおい)、硫化ジメチル(生ごみ臭)です。これに加え多数の成分が混じり合って口臭を形成します。
測定方法: 1、官能試験:医師が直接臭いをかいで判断します。 2、口臭ガス測定器:半導体センサーにより揮発性硫化物を測定します。 <口臭の分類> 病態的分類 ●他臭症:本人が自覚せず、周囲の人が感じるもの ●自臭症:本人が自覚したり、口臭があるのではと気にするもので、周囲の人は口臭と感じないもの 原因的分類 ①病的口臭:80%以上は、舌苔などの口腔内に原因があります。 1)舌苔:揮発性硫化物の60%が舌から産生されます。血行障害、鉄分・亜鉛不足、カンジダ症(かび)など原因が特定できる場合もあります。 2)歯垢、歯石、歯周病、齲歯(むし歯):齲歯が進行して神経が腐ったり、多数の未処置歯があると、カリエス菌(嫌気性菌)による強い口臭が目立ちます。歯石除去、歯ブラシ指導を含めて歯科に紹介します。 3)義歯:義歯は吸水性で、洗浄を怠ると細菌が繁殖します。 4)唾液分泌の低下:唾液には口腔内の洗浄、抗菌、粘膜保護作用があります。加齢やシェーグレン病などで機能低下が起こると、口内が不潔になります。向精神薬、総合感冒薬などでも唾液分泌が抑制されます。 5)扁桃膿栓症:大量不良時に集患的に扁桃腺から白い膿栓が出てくる場合は、慢性扁桃炎として加療します。 6)細菌性副鼻腔炎による後鼻漏 7)逆流性食道炎、胃炎:呑酸(ゲップ)の過多 8)口腔内の一時的な乾燥:スポーツ、カラオケなどによる過発声、いびき症・鼻炎による口呼吸習慣で起こります。 9)女性ホルモンのバランス変化: 10)飲酒・喫煙:臭気の強い食事の習慣、飲食後の口腔ケアの不備、過剰な飲酒や喫煙習慣 11)薬剤、サプリメントの常用:薬剤の習慣的な摂取により特有の口臭が起こる場合があります。 ②非病的口臭(生理的口):起床時、空腹時、疲労時、飲食後の一時的なもの。思春期口臭、老人性口臭。ニンニク、ニラ、生ねぎのどの有臭食品の摂取時。 ●仮性口臭(社会的に容認できる口臭) ●口臭恐怖:心因性 <口臭の予防> 一番の原因である口腔内の不潔状態の改善に心掛けます。 ・刺激物の摂取を制限する ・歯磨きの励行で歯垢を付けない ・舌苔には歯ブラシ(使い古された先の柔らかくなったもの)や市販の舌ブラシで、起床時などに1日1回まで、過剰に舌を痛めないように舌苔を除去する ・塩水やアズレンなどの炎症を抑えるうがいを行う(イソジンなどの殺菌性のうがいの連用は舌の善玉菌を減らせて、逆に舌が荒れる場合があります) ・口臭予防効果のある洗口剤、清涼剤、歯磨き、ガムや飴(香料で臭いを隠す一時的な遮蔽効果が主体のものが多いです) |
院長の疾患情報ブログ
花粉症・感染症情報
クリニック案内
|