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当院は、耳鼻咽喉科、気管食道科、アレルギー科を専門とし、地域医療に貢献します。

TEL. 089-973-8787

〒790-0045 愛媛県松山市余戸中1丁目2-1

声の障害をきたす疾患について

声帯は長さ10mm、幅3mmの粘膜に覆われた筋肉の帯です。人体の中で最も高速振動しています。ミリ以下の微小な障害でも声が痛みます。
 <声帯を痛める要因>
  ・乾燥した空気:湿度40%以下 鼻詰まりによる口呼吸
  ・たばこの煙
  ・声の出し過ぎ:教師、歌手、カラオケ、スポーツ選手
 <声がれの原因>
  ・かぜなどの炎症で声帯が腫れる
  ・声の出し過ぎによる声帯の変化
  ・反回神経(声帯の動きをつかさどる)の麻痺
  ・良性腫瘍、悪性腫湯、加齢による声帯筋の萎縮   など

<主な疾患>
急性喉頭炎:病原菌;インフルエンザ・パラインフルエンザ・RS・ヒトメタニューモ、アデノなどのウイルス、マイコプラズマ・クラミジア、インフルエンザ桿菌、百日咳菌など
  声門下喉頭炎(クループ):1〜4才児、パラインフルエンザウイルスが多い
  急性喉頭蓋炎:緊急入院も考慮! インフルエンザ桿菌で重症化
慢性喉頭炎:舌根扁桃炎、喫煙、アレルギー、副鼻腔炎による後鼻漏、咽喉頭酸逆流(逆流性食道炎)

声帯溝症(声帯萎縮):慢性炎症、加齢 *コラーゲン注入で中期効果
声帯結節:声帯振動で最も刺激される声帯前方1/3の部分に、多くは両側性に固い肥厚部が出来ます。*学童結節は硬くならないことが多い
声帯ポリープ:白色―赤色、有茎性―広基性、多発性
ポリープ様声帯:声帯全体がポリープ状に腫れる、喫煙が大多数
喉頭肉芽腫:慢性炎症、咽喉頭酸逆流(逆流性食道炎)
喉頭乳頭腫:乳頭腫ウイルス感染、徐々に増大、レーザー焼灼
喉頭結核
声帯嚢胞(のうほう)
声帯出血:生理に連動

白板症  *前癌状態が疑われれば経過観察が必要
喉頭癌:喫煙者に多い
下咽頭癌、頚部食道癌:喫煙者、過量飲酒者に多い
甲状腺癌:反回神経麻痺を続発

反回神経麻痺(声帯麻痺):最も多い原因は一般的なウイルス感染だが、帯状疱疹ヘルペスによるハント症候群では回復し難い。回復傾向の無い場合は、頭部〜胸部に腫瘍性病変の精密検査が必要
痙攣性発声障害(喉頭ジズキネジア):内転型80%>外転型 20〜40才女性 難治ではボトックス注射*2018年保険適応 甲状軟骨形成術U型(チタンプレート)
音声振戦

甲状腺機能障害(亢進―バセドウ病、低下―橋本病)
心因性発声障害:思春期の女性に多い。難治な場合には精神科的アプローチを必要とします。
変声(声変わり):男児、第二次性徴期の11〜14才で始まり、13〜18ヶ月続く
仮声帯発声
喉頭斜位
Ω型喉頭蓋


<主な治療法>
トラネキサム酸(トランサミン):血管の出血傾向を軽減します。
消炎鎮痛剤:ロキソニン、ブルフェン、ロルカム、ハイペン、ソランタールなど
抗生物質:細菌やマイコプラズマによる感染に用います
経口ステロイド:声帯の高度腫脹にごく短期間用います。
吸入ステロイド:噴霧式の喘息治療用の吸入薬。喉頭粘膜表層の炎症が4日程度で軽減してきます。重症高血圧・糖尿病では使用しません。長期服薬で口腔カンジダ(かび)症の発現に注意します。
PPI(プロトンポンプインヒビター):作用の強い胃酸止め。逆流性食道炎では、青壮年期は食後に、高齢者は睡眠中に胃酸が逆流する傾向があります。PPIテスト(1週間服薬して症状が改善するかをみる診断的治療)も試みます。
うがい薬:抗炎症作用のあるアズレン
精神安定剤:心因性発生障害や痙攣性発声障害で試みます。
音声治療、音声訓練:深いゆっくりとした呼吸で、硬起声というのどを絞める発声をしないよう心掛けて下さい。横隔膜を使う感じで「ハーッ」という呼吸法で発声してみて下さい。
ラリンゴマイクロサージェリー(喉頭微細術):腫瘍の摘出や組織検査の為に行なう喉頭の手術です。全身麻酔の上、口の中から細いメスやピンセット(鉗子)を入れて顕微鏡下に処置します。傷口が落ち着くまでの術後1週間の完全沈黙が求められるため、8日程度の入院が必要です。入院設備のある耳鼻咽喉科へ紹介します。

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山口耳鼻咽喉科クリニック

院 長 山 口 幹 夫

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