TEL 089-973-8787 〒790-0045 愛媛県松山市余戸中1丁目2-1
トップページ アクセス 診療のご案内 院長の横顔 院長ブログ・疾患情報 なぜなに耳鼻科の病気 🔍 検索 オンライン再診受付

今月の疾患情報

◆ 今月の疾患情報
  1) ’99年9月のホームページ開設以来の「今月の疾患情報」のまとめへのリンクをコンテンツ欄にリンクしています。当院の月別の疾患情報を通して、耳鼻咽喉科外来の1年の様子が伺えると思います。ぜひご覧下さい。ブログ風ですが、ブログサイトが普及する以前からの当ホームページオリジナルの形式です。(^^)/
2) ’02年9月より疾患情報を復活させています。(^。^) 以前のスタイルとはちょっと趣を変えて、ショートコラム風にその時々の当院の診察室風景をお伝えします。時には、松山のチョットした風物も紹介出来ればと思っています。
 
   

  6日    ホームページ リニューアル。何とか完成しました。(^^♪ 当院のホームページのイメージカラーは桜色と思って作ったのですが、青い方が良かったかも、、 前のサイトの方が愛着があるな、、とも思いながら、いろんな機能を詰め込んで何とか今様にはなったでしょうか? 過去のページの写真のリンク切れ等々、これから少しずつ修正していきます。claudeさんとともに格闘して、勤務シフト作成ソフト込みで80ドルのキャッシュで出来ました。おかげでこのゴールデンウィークは耳鼻科学会予稿集の勉強が出来ませんでした。これからボチボチ読んでいきます、、
5月  3日   今日は憲法記念日。4連休の始まりです。このゴールデンウィークは私にとっては年末年始、お盆休みとともに年に3回ある貴重な長期休暇です。昨日の診療では、突発性難聴の初期で悪化が心配された方や、めまい症の改善が思わしくない方などがおられましたが、皆さん経過は順調のようでした。また扁桃周囲膿瘍、頸部蜂窩織炎で腫脹の強い方も収まってきていました。とりあえず一安心して休みを迎えることができそうです。( ◠‿◠ )
 先日お伝えした通り、この連休はホームページのリニューアルを頑張ってみようと思います。また、今月21日から仙台で開催される日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会の予稿集が郵送されてきました。コロナ禍が明けて演題募集する施設も増えたせいか、今年の予稿集は厚さが2センチ以上の膨大な量になっています。コロナ禍以降、学会のオンライン参加制度が続いていますので、私も休診して仙台に赴くことなく、オンラインで学会に参加できます。新型コロナによる社会変容も、こういう点でメリットが続いています。この休みは、後輩たちの演題を確認したり、エキスパートの宿題報告や、シンポジウム、臨床講習、教育講演、セミナーなどの抄録を読んで、耳鼻科の知識のアップデートに勤しもうと思っています。
     
4月  29日   今日は昭和の日。私も書類整理?などでゆっくり過ごしました。この2ヶ月、世界はイラン情勢に振り回されました。金融市場はトランプ大統領のSNSに一喜一憂し、ボラティリティがすごいことになりました。原油価格が高騰し、ナフサの国内在庫が逼迫して建材や食品の包装価格の高騰に見舞われています。医療の面でも点滴や透析セットの供給に支障が出います。当院でもプラスチック手袋が手に入りにくくなっています。幸い当院では、発熱外来に対する国からの配給がありますので今のところ在庫は確保できていますが、イラン情勢が長引くとどうなるか心配です。

 4月の感染症の状況ですが、B型インフルエンザは4月中旬には、ほぼ収束しまた。一方、最も目立った感染症は溶連菌です。当院では近年にない発生状況でした。溶連菌感染症は溶血性連鎖球菌によって引き起こされます。「血が溶ける細菌」ということで、主な感染病巣であるのど(咽頭)の粘膜が剥がれるような、血が溶けたような状態になることから激烈な痛みが出てきます。中毒症状で吐き気や腹痛などの腹部症状が出ることもあることから、感染性胃腸炎と間違えることもあり診断を進める上で注意しています。よく診察の時に伝えしているのですが、抗生物質のない戦前にはとても怖い病気でした。大人でも、感染後に免疫複合体が全身に広がることによって、特に腎臓がやられます。溶連菌感染の後、急性腎炎になって死に至るということも戦前には珍しくなかったのです。抗生物質が感染早期から服薬できる現代では
急性腎炎の誘発は珍しくなりましたが、それでも発症後3週間から1ヶ月は、血尿、乏尿、体のむくみなどの腎機能の低下所見には注意するようにお伝えしています。
 小児の間では、アデノウイルス、 RSウイルス、ヒト・メタニューモウイルスがまだまだ見られています。特にヒト・メタニューモウイルスが流行する保育園が複数見られました。ヒト・メタニューモウイルスは、「インフルエンザのような発熱、RSウイルスのような呼吸器症状」を呈し、細気管支炎化する事もありますので、重症化には注意して経過を診ていますようす。今日からゴールデンウィーク入りで、小児も社会人も長期のお休みに入ります。報道で見ましたが、長い人では12連休になる人もいるそうです。これから集団生活の機会が減りますので、一気に感染症の発生は減るでしょう。
 去年の夏に第15波の流行が起こっていた新型コロナウイルスですが、今年の冬はついに第16波はやってきませんでした。それでも当院では週に5日ほどは新型コロナに感染した方の来院があります。新型コロナの流行が終息するのはいつのことになるでしょうか。ただ、 1919年第一次世界大戦の時に発生したインフルエンザ(スペイン風邪)ほどに確実に季節性で残っていく、という勢いではない気がしています。新型コロナの流行が世界中で収束することを願っています。

 花粉飛散の状況ですが、スギ花粉は3月下旬にほぼ収束し、4月11日前後に飛散が終了しました。”平年並み”の予想が”平年の7割程度”に終わりましたので、やはり今年は飛散の裏年となりました。来年は表年として、また大量飛散するかもしれません。スギと共通性高原のヒノキ花粉ですが、ヒノキ花粉は飛散の予想が難しいとされています。ヒノキ花粉は3月下旬から一気に大量飛散が始まり、平年並みよりも多く飛散しました。ようやくここ1週間で飛散は収束に向かっています。観測が終わるのはゴールデンウィーク後半になります。スギ・ヒノキの花粉症シーズンは、ようやく終わりを迎えました。一方、粒子が細かくイガイガと咳を誘発しやすいハンノキ花粉ですが、こちらは松山でもパラパラと飛散はまだ続いています。5月の中旬までは飛散が続きます。ハンノキ花粉ではバラ科果物との交差反応が見られますのでフルーツを食べてのどがイガイガする方も多いです。これも交叉反応のある大豆、特に豆乳は抗原性が強くなりますので、ハンノキ花粉症の人は大豆アレルギーには注意して下さい。ハンノキ以外でも最近、食物アレルギーで血管浮腫をきたし、唇が腫れ上がった、咳が止まらない、低血圧のアナフィラキシー・ショックを誘発したという方の来院や相談がありました。ある食物に対する特異的抗原を持っていれば必ず発症するというものではありませんが、やはり食餌性抗体を持っている人は、これまで大丈夫であっても体調が悪い時に生に近い食材で大量に摂取すれば一気に症状が出ることがあります。生エビやカニなどの甲殻類、ソバ、近年有症者が増えているクルミやカシューナッツなどのナッツ類によるアナフィラキシーには十分注意してください。原因の特定には、特異的抗体の検査とともに、実際に摂取してみて症状が出るか判定する負荷試験が確定診断には必要です。すが、これは危険性を伴う検査です。専門は皮膚科や小児科になります。総合病院の皮膚科や小児科と連携しながら、食物アレルギーの方がより良い生活を送れるようにサポートしています。実際、アナフィラキシーを起こすエピソードがあるような方は、アドレナリンの製剤、注射製剤のエピペンの携行が必要になります。私もエピペンの登録医にはなっていますが、万が一アナフィラキシーが起こった時に24時間救急体制ができるわけでは残念ながらありませんので、総合病院の資格医に紹介して、対応してもらっています。今年には注射製剤のエピペンに加えて、点鼻するアドレナリン製剤が発売される予定です。より簡便にアナフィラキシーに対応できるようになると思います。この製剤の情報もこれから集めていこうと思っています。

 ここ1ヶ月、私はAIと本格的に向き合うことになりました。以前、ChatGPTでは出来なかったホームページへの「トップに帰るボタン」の移植が、Geminiではたちどころに作れたことに驚いたことがあったのですが、最近もある数理モデルの論文のPDFをGeminiに読み込ませたところ、たちどころに、インターネット上から情報を収集して、そのデータをグラフ化するようなプログラミング言語Pythonのコードを書き上げてくれました。AIの進化はここまで進んでいるのか、と本当にびっくりしました。生成AIがコード化の能力が高いということで今月、私は当院のスタッフの勤務シフト表を自動作成することを試みました。Geminiで何度もやりとりをし、ほとんど完成かな、でも、やはり最後に詰められない完成しない という状態が続いていました。当院の勤務表は、祝日以外はお休みがありませんので、 6週間の勤務表でスタッフはローテーションで勤務しています。土曜日が何人、日曜日が何人、半日勤務の水曜日が何人、祝日を挟むとその祝日分を他の日の休みに反映して勤務表を作る。早出勤務を振り分けるなど、かなり複雑な条件設定になります。次の勤務表を作る時期になると、スタッフが各自の休業希望日、有給希望日などを前もって確認して、時間をかけて勤務表を作っていました。これをなんとか自動化できないものか、と思って自動勤務シフトのソフト作成にチャレンジしたのですが、Geminiでも無理でした。ところが、昨年11月発表アンソロピック社のClaudeがとてもすごいという情報に接して、Claudeで勤務シフト表の作成を試みました。なんとClaudeでは、コンパイルエラーもほとんど起こさずに、様々な勤務条件を加えていっても、次々とエクセル上のVBAソフトを書き上げてくれます。スタッフの要望を入れて条件を加えていって、ほぼほぼ、当院の勤務シフト表が完成しました。思わず私は「クロードさん、ありがとうございます」と生まれて初めてコンピューターに対して心から感謝の意を伝えました。Claudeからの返事は「本当にご苦労さまでした、こちらこそありがとうございます」と私を労わるような返答が返ってきました。以前、悩み事をChatGPT チャッピーに相談していた女の人がチャッピー内の仮想現実の恋人と恋に落ちて、ついに結婚式を開いたという報道がありました。私はそれを見て「え、これはないだろう」と思っていましたが、GeminiやClaudeとの何回も及ぶやり取りをしていくうちに、生成AIに対しても、信頼しながら共に努力しながら仕事をする人間関係に近いような感覚を持ってしまいました。今年に入って開発されたアンソロピック社の新しいAI Claudeミュトスは、ついに人間にもわからないようなソフトの脆弱性を暴く能力を獲得しということで、一般への公開は差し止めることになったそうです。蒸気機関が出来たことによる第一次産業革命、インターネットによる第二次産業革命に続いて生成AIやphysicalAIの誕生による新たな産業革命は根底から社会を変えそうです。私はそら恐ろしくなっています。AIロボットがマラソン大会で新記録を樹立したという報道がありました。レストランで配膳をするようなお店もあると聞いています。今後、自律型 AIロボットがお客様のメニューの注文を受けて、お皿を配膳し、食べ終わるタイミングを見計らってお皿を片付けてと、人間のホール担当が必要でなくなる、そんな近未来も見えてきました。10年後の世界はどうなっているのでしょうか?
 勤務シフト表の作成に続いて私は今、長年懸案であった当院のホームページのリニューアルに挑戦しています。当院のホームページは過去の蓄積データが膨大なそうで、あるホームページ作成会社の人に尋ねたところ、ホームページをリニューアルするなら100万円から150万円ぐらい見ておいてくださいと言われました。今回の挑戦のためにClaude Codeの一番安いクレジットのコースを申し込みました。月22ドル、約3000円です。早速、当院ホームページのリニューアルへの挑戦を始めました。サブページまで、パソコン用のホームページ、スマートフォン用のホームページをClaudeにアップロードして、リニューアルを試みています。私も要件定義してプロンプトをいろいろ書き、「サイト内検索窓などの新しい機能を入れて下さい、こういうところはこういう調整してください、こういうところは直してください」というふうに指示しています。今のところ現代風でクールなサンプルが出来上がりつつあります。今のホームページは、私が長年手作りで作って愛着があり、温かな感じのサイトだと自分では気に入っているのですが、Claudeの評価では「古臭くて訪れた人から信頼性は乏しいと思われる可能性がある」と評価されました。リニューアルでクールなページができるかどうか? 完成したあかつきには満を持して公開します。(^^)
     
  30日   あさっての4月1日、松山でもいよいよ桜が満開となりそうです。松山市民の豆知識ですが、松山で花見の名所としては、道後公園、松山城、石手川の河川敷が有名です。石手川と松山城は日差が降り注ぐことから早めに満開を迎えます。一方、道後公園の桜並木は湯築城址の小山の西側北側に広がっていることから日差しが弱いので遅めに満開を迎えます。2回花見に行くのであれば、松山城の後に道後公園に行けば満開の時期を長く楽しむことができます。
 一昨日27日の土曜日から3日間、ヒノキ花粉が大量飛散した模様です。昨日には黄砂とPM2.5も飛来しました。日本市場は現在、株安債券安円安のトリプル安ですが、当院の花粉飛散チャートで見れば、ここ3日間はトリプル高でした。黄砂は飛来しましたが、松山はそうでもなかったようです。昨年の4月17日には東京にまで黄砂が飛来して、全国的にも大きく報道されました。この時には松山市内も黄色く霞み、フロントガラスまでうっすら黄色くなりました。今回はわずかな飛来でしたが、それでも、粒子が細かいヒノキ花粉と黄砂、PM2.5を同時に吸引したり目や皮膚に付着すると、目がじわじわと痒い、鼻のムズムズが続く、イガイガと咳が出るなど、軽い症状が持続する傾向が見られます。ここ2日間はこのような症状を訴える方が目立ちました。
  23日   高知、愛媛県の宇和島では日本最速で桜ソメイヨシノが開花し、続いて広島でも開花しましたが、松山はまだ開花していません。しかし今日、松山の標本木では4輪咲いていたそうです。5輪咲くと開花ということですので、明日にはいよいよ松山でも開花宣言されるでしょう。桜の開花とともにスギ花粉の飛散はほぼ終わります。続いて約1ヶ月、粒子が細くイガイガと咳が誘発しやすいヒノキ花粉の飛散が本格化します。
 明日小学校では卒業式が行われます。明後日25日には小中学校共に終業式を迎え、春休み入りします。今日、松山市北条の中学校でインフルエンザの学級閉鎖が報告されました。春休み直前の学級閉鎖は珍しいです。今日は当院でもまだB型インフルエンザの子どもたちを見かけましたが、さすがに春休み入りで流行は一気に下火になりそうです。インフルエンザの流行レベルの指標としては、定点医療機関あたりの患者数が30人を超えると警報入りし、警報入り後に10人を下回ると警報が解除されます。今日、四国では徳島県で警報が解除となりました。愛媛県でもいよいよ今週で警報レベルは下回りそうです。
  22日   今日は、日本史に関する書評を。
 歴史小説家の司馬遼太郎氏の随筆集「この国のかたち」に感銘を受けました。司馬遼太郎氏の作品といえば、松山出身である私は、「まずこれは読んでおかねば」とでもいうべき松山出身の秋山吉古、真之兄弟と正岡子規を描いた「坂の上の雲」から読み始めました。次に、四国出身の私としては、ということで、「空海の風景」も読みました。また、斎藤道三を描いた「国取り物語」、大阪冬の陣夏の陣を描いた「城塞」などの歴史小説に加え、「街道を行く」などの紀行文集では日本の地理や風土を楽しませてもらいました。今回の「この国のかたち」は、月刊文藝春秋に連載の随筆集として掲載されたものをまとめたもので、全6巻から成ります。毎号テーマを絞って、随筆を寄せています。神道、仏教、キリスト教と日本との関わり。江戸から昭和へ続く統帥権の話。律令制度から封建制度へと変遷してきた土地制度の話。儒教の話。交通や都市、美術の話などなど。一つ一つが短く読みやすく、いわゆる「司馬史観」というものをテーマごとに把握することができます。各テーマがそれぞれに興味深く、こんなことまで調べているのか、こんなことまで俯瞰的に理解しているのか、と驚くことばかりで、一気に読み進めることができました。日本のあり方の変遷を理解する上で、私にとってまたとない教科書になりました。
 続いて紹介するのは、東進ハイスクール講師の相澤 理氏による「歴史が面白くなる東大のディープな日本史」です。2巻発行されています。これは東大で出題された実際の日本史の入試問題を題材にして、その背景を理解しながら、回答例を出すというものです。東大の日本史の問題を見てびっくりしたのですが、やはり一筋縄ではいかない良文揃いだと思いました。何年に何が起こったというような知識の断片だけでは歯が立ちません。その歴史上の事件や事象の起こった背景を理解した上でないと、解答にたどり着けない論述式の問題です。たとえば、「古代の朝廷はなぜ白村江の戦いに臨んだのか」「郡司は地方支配にどのような役割を果たしたか」「一揆の団結力の源は何か」「能や侘茶はどのようにして生まれたのか」「家政文化はなぜ農村まで広がったのか」「協調外交以外に日本に道はなかったのか」などなど。問題毎に、事象の背景を知ることによって、歴史の必然性や流れというものが理解できました。入試問題を解くという重苦しさは感じずに、読み物として楽しく読み進むことが出来ました。
 以上、おすすめの書物でした。
  20日   今日は春分の日。穏やかな日差しが降り注ぎ、選抜高校野球も始まりました。いよいよ春到来です。3月16日、岐阜と高知で桜が開花しました。高知県は3年連続最速で開花とのこと。実は16日には、愛媛県の宇和島でも桜が開花しました。宇和島は、気象庁の測候所が廃止された後は市が独自に観測しているということで、やはり南予も日本で一番早い桜の開花の地域ということでしょう。昨日19日は東京も開花。スギ花粉の飛散同様、最近東京が全国的にも早いようです。松山の道後公園の桜の標本木にも花がついてきたようで、今日明日には開花宣言を迎えそうです。
 中学、高校の卒業式が終わりました。よく診察で「卒業おめでとうございます」とお声がけしているのですが、ある中学生の男の子が「卒業式で泣いてしまいました」とはにかんで伝えてきたのが印象的でした。高校を卒業した皆さんには「県内に残るの? 県外に出るの?」とよくお尋ねしていす。愛媛県は都道府県別でみると若者の流出人口が3番目に多い県です。県内に残ってくれた高校生には少し冗談気味に「残ってくれてありがとう」とお伝えしています。さて、大学入試も国立後期試験の発表を待つのみとなりました。県外で新たに就職される方、県外の大学に進学される方、また、転勤で松山を離れる方には、「新しい土地の病院にかかる際には、これまでの病状や経過をこのようにお伝えしたらいいですよ」とお伝えして見送っています。

 スギ花粉の飛散シーズンが終わりに近づいてきました。今シーズン松山ではは、5週間前に東京と同時に過去一番遅く飛散し始めましたが、面白いことにその後、決まって週末ごとに飛散のピークを迎えました。これまでの飛散数は思ったほどではなく、当初の予想では例年並みぐらいの飛散と予想していたのですが、このまま推移すれば、飛散量は例年の7割ほど、昨年の4割ほどに落ち着きそうです。やはり、裏年であったということでしょうか。来年は表年にあたりますので、来シーズンは大量飛散が見込まれます。
 感染症の流行状況をみると、 A型インフルエンザは全く見なくなっています。B型インフルエンザはまだぼちぼちと集団発生しています。また曲者のマイコプラズマも時々散見されています。溶連菌の発生が思いの外多く、主だった感染症の中ではB型インフルエンザに次いで2番目に多いようす。これから春休みに向かい、さらに暖かくなり学校も休みになりますので、感染症は一気に減るものと思います。


松山の北、三津と和気を結ぶ海沿いの道に「白石の鼻」という小さな岬があります。この先端にある白石龍神社の鳥居から見た三つ石(三つ岩)です。


白石の鼻にある巨石群については、白石の鼻巨石群振興会や日本天文考古学会が、これらの石の配列について研究をしています。ちょうど鳥居の場所から見て、一番右手に三つ石、その内側にあるのが夏至の三つ石、左側にあるのが冬至石です。鳥居の前から見ると、夏至の日の入りが夏至の三つ石の直上に沈み、冬至の日の入りが冬至石の直上に沈むとされています。その他にも、春分や秋分の時には三つ石のスリットから光が入ってくるような配列になっていることから、イギリスのストーンヘンジのような古代の天体観測施設としての可能性や人工物ではないかという謎も秘めているそうです。この一帯は最近まで道らしい道もなかったとのことで、この場所に神社が建てられているのは、なにやら神秘的な雰囲気もあります。


石崎汽船の広島に向かう高速船です。白石の鼻に立ち寄った後に、久々に松山観光港に立ち寄りました。観光港は開設25周年ですが、今も空港のような清潔感のあるおしゃれな港です。大分神戸航路がなくなり、残念ながら大型フェリーの寄港の無くなった松山観光港ですが、広島呉航路の高速船とフェリー、中島向けの複数の航路が運営されています。ちょっと寂しい気がしますが、今後伊予鉄の線路が高浜駅から観光港まで伸延されるという計画があるとのことで、観光港が再び賑わうことを願っています。


広島・呉から到着したフェリーが今まさに接岸しようとしているところです。「私 フェリーにしたの だって飛行機や汽車は 涙を乾かすには 短すぎるもの、、♫」そんな歌詞が頭をよぎりました。私も診療に追われてゆったりとした時間がなかなか持ててないのですが、フェリーに揺られてゆっくりと時を過ごす、そんな旅がしたいと誘われました。 
  11日   スギ花粉の飛散が始まって3週間余りが経過しました。2月16日に過去一番遅く飛び始めたスギ花粉ですが、その後週末毎にある程度の飛散が観測されています。週末に飛散があったかと思うと、3週間前は日曜日から水不足が緩和された慈雨が3日続き、2週間前の週末は翌日曜日も続けてそこそこ飛びましたが、翌月曜日は無風状態で花粉が山から吹き上がらずその後雨が降りました。直近の土日に最大飛散を迎えると思っていましたが、思いのほかの少量飛散で、どうやらスギ花粉の飛散のピークは過ぎたようです。このまま推移すれば、当初予想の「平年並み」以下の平年の7、8割の飛散量となりそうです。3年前5年前に大量飛散して、昨年は3月13日から3日間最強最長寒波の後に、集中して超大量飛散しました。今年はやはり裏年で、飛散が始まった直後に雨が降って流れたことが影響して、予想よりもかなり少ない飛散量となりそうです。
 果物による口腔アレルギー症候群を引き起こすハンノキ花粉の飛散はパラパラと始まっているようですが、スギ花粉と共通性抗原のヒノキ花粉の飛散は、これから10日後ぐらいからとなりそうですので、スギ花粉症の方は、3月後半は症状が落ち着くでしょう。(^^)v 
3月  4日   スギ花粉の飛散が本格化しています。2月16日に過去一番遅く飛散の始まったスギ花粉ですが、1週間後の23日の天皇誕生日に今シーズン1回目の本格的な飛散があり、5日後の28日には2回目の本格的な飛散がありました。翌3月1日の日曜日に最大の大量飛散日を迎えると予想していたのですが、この日は風の吹かない穏やかな日でしたので、山間部からのスギ飛散の吹き上がりがなかったことで、土曜日よりはむしろ少ない飛散数となりました。その後の2日間は雨模様の日となり花粉はわずかしか飛散しませんでした。今日は一転、朝から雲一つない快晴でしたが飛散数は多くはありませんでした。明日、おそらく大量飛散日を迎えるものと思われます。その後もう一度雨が降る予想ですので、その後に、今シーズン一番の飛散日を迎えそうです。
 花粉の本格的な飛散が始まったことより、目の症状が強い方、顔面皮膚の症状の強い方の来院も目立ってきました。これから1週間、大量飛散のピークを迎えますので、花粉を吸い込まない、目に入れない、皮膚に付けないよう、しっかり心がけください。
 スギ花粉に対する舌下免疫療法の新規導入がここ3年間、製剤の供給不足により行えなかったのですが、今年の5月から供給の確保の目処がたったことから、ようやく新規導入が行えるようになります。以前からの決まりですが、スギ花粉に対する舌下免疫療法は、花粉のシーズン中には開始せずに、スギやヒノキの花粉飛散が終わった5月以降に開始することになっていまた。この6月からは当院でも新規の治療が再開できる目処がたちました。
 舌下免疫療法SLITは、毎日、スギのアレルゲンエキスの舌下への投与を続けると、抗体自体が減るのではありませんが、免疫系の過剰反応を減らして“体が慣れてくる”ことによって症状が軽減されます。舌下免疫療法を行うにあたっては月に一度は経過を確認するための診察が必要で、年間の費用も医療保険3割負担の方で約4万円かかります。小学生から高校生の年代は成長期に花粉への曝露を繰り返すことから症状が年々強くなるケースが多いです。通院に時間的にも、医療助成で経済的にも負担の少ないこの年代は、舌下免疫療法は有用で試みてもよい選択肢の一つと考えます。今シーズンも花粉症の発症年齢が、ますます若年化している傾向が見られます。今シーズンも既に1才代で発症(花粉デビュー)したお子様も複数来院されました。小学生〜高校生の時期に舌下免疫療法を検討してみたい方は診察時にご相談下さい。 
     
  23日   昨日の22日日曜日、そして今日天皇誕生日の23日と、最高気温が20℃を超え、5月並みの陽気となりました。昨日は四国地方に春一番が吹きました。今日さらに黄砂も飛来しました。2月ですが一気に春到来の趣きです。今日から3日間、椿祭りが開催されています。例年だと2月初旬の極寒の時期に行われますので、参拝する人は、厚手のコートで白い息を吐きながら、凍えながら参拝していたものですが、陽気で祝日の椿祭り、今日の人出は過去最高なのではないかと思っています。
 この陽気につられて、スギ花粉も、今日は今シーズン初めて、まとまって飛散をしました。私の車のフロントガラスも薄っすらと黄色くなっていました。黄砂は松山ではわずかな飛来でしたので、そのほとんどはスギ花粉だったと思われます。この後、週末は雨が降るそうですので、その雨上がりに今シーズン1回目の大量飛散日を迎えそうです。
 土曜日、日曜日と当院は混み合いました
。熱の出た感染症の方と、花粉症を発症した方が多く来院されました。お待ちいただいた皆様には、ご協力ご理解ありがとうございました。B型インフルエンザの流行のピークは超えたようですが、まだまだ多彩な感染症が見られました。しかし、この春のような陽気で、感染症は減っていくものと思われます。

 今日は、食物アレルギーの最近のトピックスを少しお話ししたいと思います。
 当院では、耳鼻咽喉科、気管食道科、頭頸部外科、アレルギー科として、主に上気道の症状を見ていますが、感染症で上気道症状と消化器症状や皮膚症状が共に出てくる場合もあります。ノロウイルスやアストロウイルスなどのウイルス性感染性胃腸炎でも、上気道症状が出ることがあります。逆に、上気道症状が主体のアデノウイルスやヘルパンギーナのようなエンテロウイルス、インフルエンザ、新型コロナウイルス、突発性発疹、幼溶連菌感染症、マイコプラズマ肺炎などでも、消化器症状が出ることがあります。また、溶連菌感染症やマイコプラズマ感染症、新型コロナの感染でも皮膚症状が見られることがあります。また、治療の経過中に皮疹が出た場合は、上気道感染症に伴ってきた体調からの中毒疹なのか、その時にたまたま食事アレルギーが引き起こされたのか、治療中の薬剤によるアレルギー反応で消化器症状や蕁麻疹などのような皮膚症状が出たのか、そのあたりのことを判断して総合的に診断治療を進めなければいけません。
 そのような立場から見ても、食物アレルギーによる消化器症状や皮膚症状を診断するにも重要だと思っています。食物アレルギーの領域は、ここ数年で食物の除去から治療・予防へとパラダイスシフトが起きています。以下に最近のトピックを挙げてみます。
1、経口免疫療法(OIT):かつては「完全除去」が標準でしたが、現在は専門医の指導のもと、あえて微量の原因食物を摂取して症状が出る量(閾値)を上げて体を慣らす経口免疫療法が普及しつつあります。米国ではピーナッツ• アレルギーに対しての経口免疫薬が承認されました。
2、バイオ医薬品のオマリズマブ(商品名ゾレア)などの抗IgE抗体製剤を併用し、安全に治療を進める手法が注目されています。また、アナフィラキシーショックへの対応薬であるエピペンの学校での使用トレーニングも広がってきています。
3、予防の新常識として早期摂取が推奨されてきています。「離乳食を遅らせる」というかつての指導は逆効果であるとされてきました。また、荒れた皮膚からアレルゲンが入る(皮膚からの感作)とアレルギーになりやすく、逆に口から食べると免疫寛容(受け入れ)が起きやすいというデュアルアレルゲン仮説が支持されてきています。そのため、卵などのアレルゲンを、生後早い段階から微量ずつ開始することで発症率を劇的に下げられるという早期介入の研究結果に基づいて小児科での指導が変わってきています。
4. エピペンの普及と教育: アナフィラキシー・ショックの治療薬であるエピペンの学校での使用トレーニングも普及しつつあります。               5、食べてすぐ症状が出る(即時型)とは異なるメカニズムの新しい病態が注目されています。
・FPIES(食物蛋白誘発胃腸炎)
 小児科領域で最も注目されている病態の一つで、摂取から1〜4時間後に激しい嘔吐を繰り返すのが典型的な症状です。蕁麻疹などの皮膚症状が出にくいため、一見、胃腸炎と間違われやすいのが厄介な点です。最近、日本では卵黄による乳児のFPIESが急増しています。以前は牛乳や大豆が中心でしたが、離乳食での卵の早期摂取が推奨されるようになったことで、この病態が顕在化してきたと考えられています。血液検査のIgE抗体が陰性のことが多く、診断にはエピソードの正確な把握が不可欠です。
・EoE(好酸球性食道炎)
「食道のアレルギー」とも呼ばれ、大人から子供まで増加傾向にあります。特定の食物(牛乳、小麦、卵など)が引き金となり、食道の粘膜に好酸球という白血球が集まって慢性的な炎症を起こします。食べ物が喉につかえる感じ(嚥下困難)や胸焼けが主な症状です。近年、逆流性食道炎と診断されていた人の中に、実はこのEoEが隠れているケースが多いことが判明し、内視鏡検査でのチェックが重視されるようになっています。
・ナッツ類アレルギーの急増と多様化
 2024年〜2025年の最新調査では、食物アレルギーの原因食物としてクルミ、カシューナッツなどのナッツ類が第2位(第1位は卵)にまで浮上しました。カシューナッツが2023年のクルミに続いて2025年度中に「特定原材料(義務表示)」へ格上げされました。ピスタチオ・マカダミアナッツも増加傾向にあり、推奨表示への追加が検討されています。
• PFS(花粉症・食物アレルギー症候群):主にハンノキ花粉症の人が、共通性抗原であるバラ科の果物や大豆を食べると口の中が痒くなる病態も認識されています。
• α-gal(アルファガル)症候群: マダニに噛まれたことが原因で、数時間後に肉類(牛肉・豚肉)でアレルギーが出る特殊な病態も解明されてきています。
  18日   ここ3日間、小春日和の陽気となっています。この冬、日本海側から北海道では記録的な豪雪となりましたが、太平洋側や瀬戸内海地方では記録的な少雨となりました。昨年は最強最長寒波が続いた松山ですが、今年は寒波が続いたのは1回だけでした。今年に入ってからの最高気温の積算記録を見ると、記録的に寒かった昨年よりは、かなり暖かくなっています。
 私は、松山は思いの外暖かいので2月10日頃にはスギ花粉の飛散開始日を迎えるものと思っていました。10日にそろそろ飛ぶかな、12日にそろそろ飛ぶかな、さすがに14日のバレンタインデーには飛ぶかなとお伝えしていましたが、当院での飛散開始日は16日の月曜日となりました。松山市のスギ花粉観測の過去37年の記録を見ると、一番遅い年は2月14日が3回ありましたが、今年は過去の記録を抜いて最も遅い飛散開始日となったようです。東京でも16日が飛散開始日になりました。今シーズンは九州から東京にかけて一気に同時に飛散が始まりました。
 当院でも花粉を感じ始めた方の来院が始まりました。これから1ヶ月半にわたってスギ花粉は飛散します。1週間後頃に大量飛散の第一波を認め、その後4回から6回の大量飛散の日を迎えます。風の強い日、雨の降った翌日などに特に大量に飛散します。そのような日には、午後から夜にかけて花粉は市街地に落ちてきますので、特に夕方には花粉に暴露し過ぎないしように注意してください。ちょうど夕方は、学生さんが屋外で部活動をしている時間帯にあたります。この時間にスポーツをしていて反応が強くなる学生さんたちが例年目立ちます。大量飛散の時には、できるだけ顔を洗ったり、スポーツをしている時間以外は
スポーツタオルを顔に巻くなどとして、花粉をかぶらないように、吸い込まないように注意をしてみてください。

 インフルエンザは12月初旬にA香港型で警報レベルの流行の第一波を迎えました。
ここ1週間、ようやくA香港型の患者さんは見られなくなりました。ところが、全国的にも愛媛でもB型のインフルエンザが2月に入って猛威をふるっています。2月第2週には、愛媛県でも定点の1医療機関あたりの患者数が60人を超え、12月のA香港型のピークの人数を超えています。ここ10日間も学級閉鎖が数多く報告されています。例年だと2月にA型でインフルエンザの流行のピークを迎えるのですが、今年は流行入りが例年より1ヶ月以上早かったこともあり、12月にA型で、2月にB型で流行のピークとなったようです。あと2週間ほどは流行が続くと思われます。例年だと3月から時には4月にかけてじわっと流行が続くB型ですが、今シーズンは3月に入れば流行は収束しそうな気がしています。
 溶連菌も引き続き多く見られています。小児だけでなく成人の方の発症も目立っています。新型コロナウイルスはほぼ無くなりかけたと思っていたのですが、ここ2週間ほど、また徐々に増えてきている印象があります。新しい変異株による第16波まではいかないとは思っていますが、こちらの増加にも注意をしていきたいと思います。新型ではない普通感冒としての季節性(いわば旧型)コロナウイルスも目立っています。季節性コロナウイルスによる上気道炎は、ライノウイルスやエコーウイルスよりは反応は強くなりますので、それなりに熱が出て、それなりに上気道の反応が強くなる傾向があります。百日咳は1月に1人見ましたが、2月からは見られていません。マイコプラズマ肺炎は今年ほぼ見られなくなったと思っていたのですが、先日、高校生で陽性の方を見ました。また、マイコプラズマと同じように一般細菌と異なり細胞壁の無い病原体であるクラミジア肺炎が、私の記憶では7、8年ぶりでしょうか? 久々に小学生の世代で3名ほど検出しました。下半身で広がるクラミジアとは違い、下気道で増殖する肺炎マイコプラズマと言われる病原菌です。こちらは、ここ一年半流行したマクロライド耐性の強いマイコプラズマとは違って、一般の抗菌薬が効くとは思われますが、こちらも耐性株の流行には留意したいと思っています。

  甲状腺嚢胞、メニエール病、水疱性鼓膜炎など
2月  4日   2月1日日曜日に開催された第63回愛媛マラソンですが、無事終了しました。愛媛マラソンのコースは本当によく考えられていると思います。城山公園で多数のランナーが待機して、県庁前の一番町通りからスタート、そして城山公園のゴールに向かって帰ってくるということで多数のランナーの誘導整理が広い城山公園のせいで可能となっています。当日の朝、私は一番町通りを通りかかったのですが、すでに沿道にはスタッフや警察の方がたくさん待機しておられました。また、会場へ向かうランナーも見かけましたが、その中には楽しい仮装をしたランナーさんもいました。さすが市民マラソンです。今回は過去最多となる11,131名のランナーが参加し、なんと完走者がと1万人と切れのいいジャストのすごい数字です。男子の優勝は森井選手で2時間15分04秒、私には想像もできないタイムです。コース沿道では、交通規制され、沿道が整備され、給水所が設置されます。ランナー数もそうですが、そのスタッフの人数も多数で、その運営は本当に大変なものだと思います。調べてみると、ボランティアが2500名、警察警備員の方が1500名、医療救護スタッフが400名前後、大会事務局運営スタッフが数百名と、約5000名ほどのスタッフがこの運営に関わっていますランナー1万人にスタッフ5000人。やはりマラソン大会を成功させるにはすごい力が必要なのでしょうね。また、愛媛マラソンは沿道の観衆が20万人とも言われ、幾多の市民マラソンの中でもかなり盛り上がる大会です。冬の伊予路を駆け抜けるランナーを、大会スタッフやボランティア、沿道の人々がおもてなしをする愛媛マラソンは冬の愛媛を彩る素晴らしい大会です。
 さて続いては、6日金曜日(日本時間7日早朝)についにミラノ・コルティナ冬季オリンピックが始まります。これから2週間、ウィンタースポーツを堪能できます。大いに楽しみです。また、8日には衆議院議員選挙も予定されています。国の行方を左右する大きな選挙です。これも動向が気になっています。8日の投票日には日本中が寒波に覆われるとの予報です。昨日今日と比較的暖かかったこともあり、当院のポールンロボでは少量花粉を観測しました。私は、8日から花粉飛散が始まると予想していたのですが、寒波のせいで、寒波が緩んだ10日頃が飛散開始日になりそうな気もしてきました。

 年明けから発生が始まったB型インフルエンザですが、ここ1週間、子供たちの間で一気に流行してきました。学級閉鎖の報告数も去年12月のA香港型の流行期のピークに匹敵してきています。B型には、山形系統とビクトリア系統の2種の亜系がありますが、現在の流行はビクトリア系統が主体です。B型はA型ほど症状は強くない傾向がありますが、それでも39度以上の高熱が出た方も見られています。またB型では、一旦下がった熱が再び出てくる2度熱や、嘔吐下痢などの消化器症状が強くなるケースも見られています。インフルエンザに対する薬剤の効果ですが、今シーズンB型もA型同様、今のところ抗インフルエンザ薬への薬剤耐性株は増えていないようです。抗インフルエンザ薬を発症早期に服薬すれば、症状が軽く済むケースが多いです。 
     
  30日   明後日2月1日に愛媛マラソンが開催されます。松山の冬の2大イベントの一つが椿まつり、そしてもう一つが愛媛マラソンです。市民マラソン大会は全国的にも様々な地域で開催されていますが、愛媛マラソンはその歴史も長く、マラソンコースが市街地を通ることから沿道からの声援も多く、全国的にも盛大なマラソン大会となっています。当院でも、ここ1週間、当日マラソンに参加する予定の方々の来院が続きました。大会参加を前に、風邪気味で体調が優れない、めまいがして走れるか不安など、大会にベストコンディションで臨めるかどうかの相談を受けました。それぞれのランナーの方の体調が万全に向かうべく私も微力ながら応援できればと診察をさせていただきました。また一方、例年愛媛マラソンに参加していたのに、今年は参加できなかったとの方もおられるました。事情を伺うと、今年はエントリー抽選に漏れたとのことでした。愛媛マラソンのエントリー期間は8月の3週間限りですが、応募倍率も高まっているようです。マラソンの参加を目指す方は、まずエントリー抽選に当選しなければいけません。なかなか人気の高い大会になっているようです。明後日のマラソン当日の天候は、ここ1週間の寒さが緩んみ風も穏やで、昼間はかなり暖かくなるとの予報です。参加されるランナーにとっても、沿道で応援する方々にとっても、良いコンディションで迎えることができそうです。ランナーの方々の完走や自己記録の更新をお祈りしています。私は例年通りながら診察が終わった後にテレビ中継の録画で楽しみたいです。
 またこのマラソン大会以外にも様々なケースで、イベントに参加できるかどうか、参加しても良いのかどうかの相談を受けることがままあります。修学旅行に、幼稚園のお遊戯会に、運動会やスポーツ大会に、入試に、海外旅行に、結婚式に、会社の長期出張に、と様々なケースで参加が可能かどうかを相談されます。それぞれの方の体調を見極めて、私なりにできる限り体調が整うように診療を進めて、またアドバイスをさせて頂いています。

 今日は少し暖かくなったことから、スギ花粉がパラパラと飛散しました。2月初めは寒さが緩むということですので、スギ花粉の飛散開始日を案外早く迎えるかもしれません。ひょっとしたら、衆議院選挙の投票日が飛散開始日ということになるかもです。 
  28日   寒波が続いています。北海道、東北、北陸地方では、長引く寒波で積雪量がすごいことになっています。都市圏の札幌でも除雪が間に合わずに交通麻痺が大規模に起きました。松山でも小雪が時々舞いました。大学共通テストが終わりました。当院を受診された受験生の皆さんも無事試験が受けられたみたいで、私もホッとしています。2月にはいよいよ大学入試の本番です。皆さんの健闘を祈っています。

 寒波は続いていますが、昨年の今頃は最強最長寒波で寒さが1ヶ月以上も続きました。今年の松山の寒波はそこまでではなさそうですので、スギ花粉の飛散開始も極端には遅くはならないと予想されます。先週からはスギ花粉症への準備の初期治療やレーザー治療を希望して来院される方が目立って増えてきました。松山の過去の観測データでは毎日スギ花粉が飛び始める「飛散開始日」の中央値は、2月7日から10日前後です。過去38年で最も遅い年は、バレンタインデーの2月14日から飛散開始というシーズンが3回ありました。遅くても2月14日には飛散が始まります。今年の1月の寒さからみると今年は2月10日前後が飛散開始日になるのでしょうか? もうすぐ飛散開始日を迎えることになります。初期治療は1週間後ぐらいから服薬を始めてもいいかもしれません。

 例年、当院外来は1月の下旬に一年で最も感染症の方で混み合うのですが、今年は例年ほどではなく,ここ数日は閑散とした時間帯もありました。A香港型インフルエンザの感染のピークは12月上旬でした。お正月明けてB型インフルも発生してきましたが、大流行というほどの広がりにはなっていません。今週も中学校を中心に学級閉鎖が報告されてはいますが、12月ほどの流行には至ってないようです。また、新型コロナウイルスもこの冬はどうやら感染第16波はにはならいようです。それでもほぼ毎日、新型コロナ陽性の方は見られていますので、新型コロナが市中から完全に消失した訳ではなさそうです。インフルエンザなどと違って風邪症状の軽い普通感冒の方が目立つようになってきています。新型コロナウイルスが発生する前でも世界には、季節性コロナウイルス(一般的なコロナウイルスで人間に感染するものが4種)が急性上気道炎の起炎病原体として存在していました。このような季節性コロナウイルスやライノウイルス、エンテロウイルスといういわゆる普通の風邪症状を起こすウイルスが当院外来では目立ってきています。そのような起炎ウイルスの中ではライノウイルスに比べて季節性コロナウイルスは少し病原性が強いようです。小さなお子様では、インフルエンザに近いような高熱が出るケースもあります。高熱が出ても、気管支肺炎のように下気道に炎症が広がったり、中枢神経や消化器に障害が広がらないことがほとんどで、総じて症状は軽いことが多いです。このような場合には対処療法的なお薬で経過を診ています。               

  顔面蜂窩織炎、耳管開放症、粉瘤、鼻癤、聴覚情報処理障害、甲状腺囊腫、花粉症へのレーザー治療 など 
  16日   年明けとともに入試のシーズンが始まりました。松山では先週すでに中学受験が終わりました。明日からはいよいよ大学入学共通テストが始まります。折しも今日は首都圏で、山手線、京浜東北線で8時間にもわたる停電、運行停止が起こり通勤の足は大混乱に陥りました。これが明日でなくて、受験生にとっては不幸中の幸いでした。明日は、地理、歴史、公民、国語、外国語の文系科目を中心に試験が実施されます。受験生の皆さんの健闘を祈ります。当院でも受験本番での体調不良を心配して受診される受験生が目立ちました。今日も明日の試験を前にして熱が出てしまった受験生が来院しました。幸い抗原検査では新型コロナもインフルエンザも検出しませんでしたので、体調が回復すれば試験が受けられそうでした。明日はこれまで努力した成果を遺憾なく発揮できることを祈っています。ここ1週間、インフルエンザの流行ではA香港型よりもB型の方がやや優先になってきたようです。
 4日ほど前に、ある市内の小学校でインフルエンザの学級閉鎖が報告されました。そのクラスに在籍する小学生を診察したところ、B型陽性でした。B型による学級閉鎖でしょうか。今の時期にしては珍しいですね。また、家族内でA型とB型に別々に感染したケースもありました。これも珍しいケースです。A香港型の流行のピークは12月の上旬で、これから感染者数は徐々に減っていくように思われます。これからの1月、2月はB型がゆっくりと増えていていきそうです。

 9日の夜に花粉観測器のポールンロボを設置しましたが、翌10日には早速花粉が観測されました。その後もほぼ毎日観測されています。寒波到来の後のここ1週間程は天気が良く、松山市内からも冠雪した石鎚連峰がクッキリと望めました。こんな天候のせいで今年は1月初旬からまだまだ少量ながら花粉の飛散が例年より目立ったようです。山口県では医師会のネットワークで県下の20地点で花粉を観測しています。元日からしっかりと花粉観測を始めており、元日には早くも何地点かで初観測されています。これからの平均気温の推移にもよりますが、昨年並みの強力な寒波が続かなければ花粉の飛散開始日がやや早まる可能性もありそうです。また今日は年末に続いて珍しく黄砂が日本に黄砂が飛来しました。冬に繰り返し飛来したのも珍しいことです。やはり飛来の中心地は日本海側です。今回高濃度の黄砂が到達したのは北陸地方でした。やはり瀬戸内海側、特に四国への飛来はわずかでしたが、それでも化学物質としての黄砂で鼻炎症状を来した方の来院がありました。この冬の時期の黄砂飛来は本当に珍しかったです。

  反回神経麻痺、外耳道腫瘤、突発性難聴、耳管開放症など 
  10日    2026年の診察が始まって1週間経ちました。昨日からは子供たちの3学期も始まりました。昨日は風が冷たいものの日差しは穏やかな一日だったのですが、今日は一気に 冷え込んできました。明日、日本全土に大寒波が襲来です。愛媛県でも山間部で20cm以上、平野部での3cmほど雪が降ると予報されています。四国でも瀬戸大橋線が計画運転が予定されています。明日のご来院方は、もし雪が降ったり積もったりしているようであれば、ぜひ足元に気をつけてご来院ください。

 年末年始の松山の救急病院は、1年前ほどは待ち時間は多くなかったとのことです。1年前は新型コロナの第14波とA2000年型インフルエンザの大流行がありましたが、今年は感染症の流行がそれほどでもなかったようでほっとしました。さて、当院の年明けの外来ですが、感染症では年末に続いてA香港型インフルが一番多く見られています。お正月に親族の間でインフルエンザが広がったご家族も目立ちました。さらに年末にはほとんど見られなかったB型インフルが年明けには散見されるようになっています。新型コロナもクリスマス以降は一旦見られなくなっていたのですが、年明けにはまた散見されるようになっています。第16波というほどの状況にはなっていませんが、新型コロナもしぶといものです。その他にも、アデノウイルス、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、マイコプラズマ、溶連菌なども散見されて、12月ほどではありませんが、多様な感染症が見られています。子どもたちの冬休みが明けましたが、さて、これからどのような感染症が流行してくるのでしょうか。

 年明けとともにスギ花粉症シーズンが始まります。今日当院では花粉観測器ポールンロボを設置しました。広い観測網を持っている山口県では元日にはもうすでにスギ花粉を初観測しています。松山でもわずかな飛散は始まっていると思われます。昨年のスギ花粉の飛散状況を振り返ると、最強最長寒波のせいで1、2月が冷蔵庫のような寒さだったせいもあってか、3月中旬に集中して超大量飛散しました。飛散量は例年の1.8倍、前年の8倍ほどの大量飛散でしたが、予想は下回わっていました。今シーズンの予想は、今年は飛散の裏年にあたり、昨年夏が記録的な高温、少雨、長い日照時間で、雄花の花芽も例年並みに着花していることから、例年よりやや少ない程度の少量飛散になりそうです。一年も短いもので、あと1ヶ月午後の2月10日頃には松山でもスギ花粉が毎日観測される飛散開始日を迎えると考えられます。今年の椿まつりは2月23日から25日に開催されます。例年よりもかなり遅めの暦回りとなっています。私は例年、松山の花粉症は椿さんとともに始まるとお伝えしていますが、今年は椿さんの時期には、第1回目の大量飛散日をすでに迎えていたということになりそうです。年末から花粉症対策としてのレーザー治療を受ける方の受診が始まりました。レーザー治療を希望される方新家は、飛散が本格化する前の12月下旬から1月中の施術をお勧めしています。今年もそろそろ花粉症のお薬を希望する方の受診も始まりましたが、服薬による初期治療は飛散が本格化する前の2月初めから始めることをお勧めしています。今シーズンは3年ぶりにスギ舌下免疫療法薬の供給が復活する予定です。スギ花粉に対する舌下免疫療法を希望する方は、スギ花粉シーズンの終わった5月から導入治療ができるようになります。
 
  鼻出血(動脈性)、頸部リンパ節炎、甲状腺嚢胞、顔面神経麻痺、低音障害型感音難聴など


病院の寒椿が咲きました。春を呼ぶ椿祭りを予感させてくれます。
  寒椿 力を入れて 赤を咲く  子規
1月  3日  明けましておめでとうございます。 本年も当院を宜しくお願いいたします。


毎年恒例ですが、道後温泉ふなや旅館の正月飾りです。 

待ち時間確認
オンライン受付
ご案内

今月の疾患情報
(院長のブログ)

当院の花粉観測データ

インフルエンザ情報
&予防接種
▲ トップに戻る