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子どもの鼻 ちょっとした疑問 & 鼻かぜが長引く時は

子どもの鼻 ちょっとした疑問*こねっと通信 あなたのまちのお医者さん 寄稿文より
 大人と違って子どもの鼻は小さくて、奥まで見えないし、よくわからない、、って思うことないですか? ママから寄せられた子どもの鼻についての疑問を山口先生にお聞きしました。

鼻水だけが続いています。中耳炎になることはありますか?
 中耳にウミがたまってきた状態が中耳炎です。中耳と鼻の奥は、耳管という管でつながっていて、ほとんどの中耳炎は鼻の奥の炎症が波及して起こります。そのため鼻風邪に遅れて中耳炎になることが多いのです。
 小児は大人に比べて耳管が太く低い位置にあることから、鼻の炎症が波及したり、鼻から耳に十分空気が送りこめずに粘膜が乾燥しないために、大人より中耳炎を起こしやすく、かつ治りにくいのです。中耳と耳の外側(外耳)は鼓膜でさえぎられています。鼓膜の表面は皮膚に近い膜ですので、プールやお風呂で少々水が入ったくらいでは問題になることはありません。鼓膜自体の炎症が強い外耳炎や、鼓膜に穴が穴が開いている状態でなければ、やはり中耳炎は風邪も含めた鼻炎に続発して起こってきます。

まだ上手に鼻をかめません。鼻水は吸い取ったほうがいいの?
 一般的な軽い風邪はウイルスと呼ばれる小さな病原菌が鼻の粘膜で増殖して発症します。発症後1〜3日は鼻の粘膜の毛細血管から水分がしみ出してサラサラの水鼻がとめどなく出ます。発症後4〜6日目に粘膜の修復期に入り、ネバネバの鼻水が徐々に固まってきて治っていきます。このため、「鼻水が粘くなったら風邪の治りかけ」とい言い伝えももっともです。ただし風邪がこじれていく場合にも、細菌と言う病原菌が二次的に増殖し始めて鼻水は粘ってきます。これが広がると中耳炎や副鼻腔炎を起こしてきます。
 風邪の初期の水鼻はかんでもかんでも出てきますので、吸い取ってもきりがありません。鼻づまりが強くて不快な場合には、鼻の粘膜は暖めると通りがよくなりますので、蒸しタオルやホッカイロで鼻の頭を暖めてあげるとよいでしょう。一方、ネバネバの鼻水が奥で詰まっているような場合には、軽く鼻を吸ってあげると、鼻の粘膜も乾きやすくなり風邪がこじれにくくなります。ただし、両方の鼻の穴をふさいで思い切り吸うと鼻の中が陰圧となることで中耳炎を誘発したり、鼻の入り口をこすり過ぎると鼻血の原因にもなりますので、片方づつ優しく吸ってあげて下さい。

よく鼻づまりになります。子どももアレルギー性鼻炎になるの?
 近年、アレルギー性鼻炎の子どもが増えています。動物性蛋白の摂取が増えた、衛生状態が良い方が免疫のバランスがアレルギーに傾く、などの諸説があります。学校健診での小学生のアレルギー性鼻炎の有病率は15〜20%程度、花粉症の有病率は10〜20%程度と考えられており、子どものアレルギー性鼻炎はめづらしいものではありません。
 アレルギー体質の小児が成長とともに体質が変化していく状態をアレルギーマーチといいます。典型的な場合には、赤ちゃんの時に食べ物のアレルギーでアトピー性皮膚炎やアレルギー性胃腸炎が目立ち、幼児期にホコリのアレルギーで気管支喘息が目立ち、小学生頃から花粉症も含めたアレルギー性鼻炎や結膜炎が目立ってきます。
 アレルギー体質や扁桃腺の弱い体質が隠れていると、アレルギー性鼻炎の他にも副鼻腔炎や中耳炎を起こしやすくなります。風邪がいつまでも治らない様子があれば、医療機関で診察を受けてみて下さい。 


鼻かぜが長引く時は*石原スイミング寄稿文より
 ウイルス性のかぜは一般に3〜5日で,インフルエンザでも約1週間で良くなるのが普通です。体調が良くなったのに1週間以上も鼻が止まらない,鼻がつまる,頭が重いなどの症状が続くようであれば,細菌性の急性副鼻腔炎を起こしている可能性があります。また,よく鼻かぜになる,かぜにかかる度に直りにくい人は,ほこりに対するアレルギー性鼻炎の可能性もあります。また花粉症の人は,原因となる花粉の飛ばない季節でも,気温の変化などで鼻炎の症状がでやすい(非特異的過敏性の亢進といいます)ので注意が必要です。市販の風邪薬で鼻かぜが良くならない場合でも,抗生物質や抗アレルギ−剤の服用で症状が劇的に改善することがありますので,鼻かぜが長引く時は専門医に相談するとよいでしょう。

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