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院長の徒然草 過去ログ 〜12年12月

医療法人 大輝会
院長 山口 幹夫
〒790-0045
愛媛県松山市
余戸中1丁目2-1
089-973-8787
◆ 院長の徒然草 過去ログ 〜12年12月
「今月の疾患情報」のコラムも一部再掲しています。
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耳鼻科での消化器症状 12年12月12日

ノロウイルスを中心とした感染性胃腸炎が増えています。例年、12月にピークを迎えますが、今年は例年より多いようです。感染性胃腸炎は当然、嘔吐下痢などの消化器症状が主体ですので、上気道感染を中心に診ている耳鼻科で一次的に診る疾患ではありません。しかしノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス性胃腸炎では細菌性食中毒とは違い、咽頭炎などの上気道症状も出てくる場合があります。ノロウイルスの潜伏期は1〜2日と短いのですが、軽い上気道炎を前駆症状として胃腸炎を発症する場合や、胃腸炎が収まる時期に上気道症状が出てくる場合もあります。また咽頭痛などの咽頭症状が主体の溶連菌感染症で、咽頭所見が軽いにもかかわらず初期の中毒症状で嘔気嘔吐や腹痛をきたす場合があります。インフルエンザやマイコプラズマ感染症で上気道症状に続いて消化器の症状が出てくる場合、発熱や頭痛、咽頭痛、耳痛などの痛みに伴って嘔気が出る場合、風邪をひいたことから二次的に自律神経失調となり、小児で自家中毒(アセトン血性嘔吐症)を成人で過敏性腸症候群をきたす場合など、上気道症状と消化器症状がリンクして出てくる病態は様々ありますので、私も当然、消化器の症状や全身の症状に注意して診察をすすめています。

予約システムのアクセス集中 12年11月25日
 当院ではiTicketというオンライン予約システムを利用しています。このシステムを導入しているのは全国的にも小児科耳鼻科が多いのですが、この土曜日の朝9時過ぎにはアクセスが殺到してサーバーの反応が悪くなっていたとのことです。当院の予約システムは午前9時30分からの稼働ですので、当院を利用される患者様には幸にも不都合はありませんでした。例年、インフルエンザなどの風邪が流行する冬の祝日明けや土曜日にサーバーに負荷がかかるみたいです。これまでも同様な不都合が生じた際にiTicket様は迅速なサーバー増強を行っていましたので、予約システムの不都合が続くことはありませんでした。今回も適切かつ迅速な対応をして頂けるものと思っています。土曜日の朝は全国的に小児科耳鼻科が込み合っていたのでしょう。こんなことからも冬の風邪シーズンの訪れを感じます。

インフルエンザの診断

当ホームページを介して

 06年1月8日
 先日、ある大手製薬会社の本社より、社内研修用に当ホームページの使用許諾の依頼がありました。当ホームページの「今月の疾患情報」を元に、耳鼻咽喉科診療所の1年を把握しようとするものだそうです。当ホームページは当院かかりつけの患者様はもとより医療従事者の方々の閲覧も想定していましたが、インターネットの時代、このような利用の仕方もあるのだなと、感心してしまいました。もちろん医療関係者に活用して頂けるのは本望ですので快諾しました。
 時たま、旧友や昔お世話になった方から、当ホームページを介してメールを頂く事があり、びっくりするやらうれしいやらという時があります。昨今は学校や職場の名簿も無くなる時代ですが、個人情報の開示も悪いことばかりではないですね。


繁忙期の待ち時間について 05年2月13日
 2月10日の木曜日から祝日を挟んでの土日は、連日当院が混み合いました。全国的な情報をみても、知人の話を聞いても、耳鼻科や小児科では12日の土曜日がこの冬一番混み合った病院が多かったようです。来院された皆様に対しては、待ち時間が長くなり恐縮しきりでした。普段ならば、例えば鼓膜切開の前には保護者の方に実際の鼓膜の様子をみて頂いたり、花粉症の治療法や薬の選択をある程度患者の方自身に選択して頂いたりしているのですが、ここ数日はどうしても急ぎ足の説明になったきらいがあります。医療の質を落とさない範囲内でいかに診察のペースを上げるかということと、いかにじっくり説明して納得して頂けるか、この時期は二律背反の命題に苦しみます。また、受付での問合せも多くなります。待たれている方は当然のことながらご自身の順番が気になりますし、ましてや体調不良な方は一刻も早く診察を終わらせたいのは当然です。医院の立場からは、受付スタッフは、受付や電話での問合せに対応し、体調の悪い方の様子にも目配りをしなければいけないので緊張感の持続を余儀なくされます。私の立場からは、受付スタッフにも頭の下がる思いです。
 このような背景もあり、現在、携帯電話から受付したり待ち時間が確認できる電話受付システムの導入を鋭意検討中です。当院は、どうしても体調の悪い方を優先的に診察しなければいけない場合が多いため、これまでの時間予約の受付システムの導入は見合わせていたのですが、受付後の待ち時間の確認が主体のシステムならな当院でも活用できそうです。それでも、土曜午前や日曜、祝日前後、平日の診察終了間際など、受付が混みあう時間は円滑なシステムの運営は難しそうです。既に導入した医療機関や当院のスタッフの意見もよく聞いて、導入するのが良いのかどうか考慮中です。
  (05年3月より、携帯電話も含めてインターネットを介して順番や待ち時間の確認が出来るシステムを導入しました。詳しくは オンライン受付・待ち時間確認システムのページへ )

スギ花粉症の予防治療について  05年1月17日
 各種のデータをみればみるほど、やはり今の勢いだと2月にはかなりの大量飛散が予想されます。花粉に大量に暴露した場合、たとえ初期治療(予防投薬)やレーザー治療を受けていたとしても、かなり強いアレルギー反応を起こす人もいます。(当然、未治療よりは症状は軽いのですが) よく都市圏では花粉の季節にはゴーグルやマスクで身構えて通勤する人を見かけるのですが、松山の方はその点鷹揚なのかほとんど見かけません。これまで一度でもある程度症状の強い花粉症に悩まれた覚えのある方は、今年の2月はこのような予防グッズを用意したほうがよいと思われます。
 スギ花粉症に関するマスコミ報道が目立ってきたせいでしょうか初期治療=予防投薬や予防的なレーザー治療を希望して来院される方が、例年より多くみられます。最近診察中に「花粉症の予防薬を下さい」という質問や要望をよく受けます。その際には、以下のような説明をしています。
 1、予防用に特殊な薬があるのではないこと 
 2、抗アレルギー作用のある薬を症状の出ないうちから服用していれば、花粉が付着しても反応が起こりにくくなり、その後のアレルギー炎症や過敏症の亢進と呼ばれる悪循環が起こりにくいこと、このような目的で処方するお薬を便宜的に予防薬と称していること (付記:耳鼻科の学会では初期治療という呼称が標準となりつつあります)
 3、予防薬を服用していても大量や持続的な花粉への暴露があると発症を防ぎ切れるものではないこと 
 4、特に今年は予防治療をしていても2、3月に大量飛散があれば、花粉自体を避ける努力をかなりしなければある程度強い症状が出る可能性のあること
 5、ただし、症状が出るにしても未治療よりは格段症状が軽く、市販の薬と違い眠気や口の渇きなどの副作用がほとんど出ずに効果の高い薬剤が処方できること
 6、一般的な抗アレルギー剤や抗炎症剤を服用していても高度の症状が出た場合には、少量で短期作用の抗炎症・抗アレルギー作用のあるホルモン剤(ステロイド)も使用するが、予防的なホルモン剤の注射は原則的にしないこと
   (当院の月別疾患情報の欄で述べたことですが、スギ花粉症の予防治療に関する考え方を、このコーナーにも転記しておきます)

救急受診の必要性の目安(小児の耳鼻科疾患について) 04年10月6日
 私の知り合いの外科医から、ある小児の保護者向けの講演会の発表のためにと問合せがあった際にまとめたものです。それこそ徒然にまとめたものですので、このコーナーでご紹介します。地域の特性や、各科の連携の度合い、病院の規模によって対応は様々だと思いますので、あくまでも当院での考えであることをお断りしておきますが、まさかの際の参考になりましたら幸いです。
  以下に、注意する疾患と初期の対応法、受診までの時間(すぐに受診すべきかどうか)についてまとめてみました。
側頭部、耳周囲の打撲
まず頭部打撲に準じて経過観察(頭痛、吐き気、嘔吐、意識障害の注意)
1時間経過を見た後で
耳鳴、めまいがあれば適宜救急か耳科受診ー内耳振盪症、音響外傷のため
耳出血、耳痛ー介達性鼓膜穿孔(平手、ボールで注意)
開口障害ー顎関節障害
外耳道外傷 (お箸など)
   1時間経過を見た後で耳鼻科受診
   耳出血、耳痛、難聴ー直達性鼓膜穿孔、耳小骨脱臼、外耳道挫創
   耳鳴、めまいー介達性(圧刺激による)内耳障害
 鼻打撲
  1、鼻出血で鼻翼圧迫止血、氷罨法
     1時間後出血持続で耳鼻科受診
  2、鼻根部の変形
     適宜受診、周囲の腫脹があり美容上の変形がはっきりしない場合も念のため耳鼻科受診
 顔面打撲
   まず頭部打撲に準じて経過観察
   開口障害ー顎関節障害
   複視、顔面の陥没性変形ー顔面骨骨折
    適宜、救急や耳科受診、周囲の腫脹があり美容上の変形がはっきりしない場合も念のため受診
   顔面の動きがおかしいー顔面神経障害
 顔面外傷
   かすかな傷なら園内消毒
   裂傷、ある程度深い傷、広汎な傷ー救急、外科、皮膚科、形成外科、耳鼻科
   (将来的に美容上問題になる場合もあるので、念のため受傷1〜2日以内に
   皮膚科形成外科を受診をしておく方がベター)
 口腔外傷
   まず頭部打撲に準じて経過観察(特に鋭利なものでの外傷は残存物の確認と保存も)
   念のため耳科受診(激しい出血、疼痛の持続では早急に)
   歯の動揺、歯肉の高度裂傷ー歯科へ
    *顔面外からの打撲で口腔内の軽い挫創のみならば経過観察可
      数日後の開口障害、咀嚼痛でも念のため受診
 頚部打撲
   まず頭部、頸椎打撲に準じて経過観察
   特に前頸部の強い外力が疑われた場合には、嗄声、呼吸困難感で耳鼻科も受診
 咽頭、食道、気管支異物
   食直後咽頭痛ー異物、熱い食事による熱傷をまず疑う(小児は扁桃腺に魚骨が刺さり易い)
     ー水が飲めて軽い嚥下時痛のみならゆっくり耳鼻科受診
   呼吸困難ー救急へ
   咽頭痛が主体ー耳鼻科へ
   咳、胸部痛、腹痛が主体ー小児科、小児外科へ
 外耳道、鼻腔異物
   変動する耳痛、異音なら昆虫異物疑い懐中電灯で覗くー耳鼻科へ
   固形物の異物疑いー耳科へ(手慰みによる自己挿入と児童間のいたずらに注意)

上手なセカンドオピニオンの求め方     04年10月5日
 最近、セカンドオピニオンやマルチオピニオンが医療の中に浸透しつつあります。病気はその個人個人で様々なパターンがあり、ある病気だから、ある腫瘍だから、ある感染症だからといって典型的でないことがほとんどです。当然、治療の考え方も複数あることがほとんどですので、病院や医師によってある程度治療方針に違いが出るのはある意味当然でしょう。これからの医療は、EBM(証拠に基づいた医学)の蓄積や情報開示の進展によってどんどん治療方針の選択の幅は狭くなっていくものと思われますが、一方で医療が日進月歩で変化していくのも当然ですし、医療が究極のオーダーメイドである事には変わりませんので、複数の医療者の情報や意見を参考にして、治療効果と副作用を天秤にかけて、患者自身の置かれた立場を勘案して、患者とその家族が自ら納得して治療方針を決定できればそれにこしたことはありません。
 当院にも、セカンドオピニオンを求めて来院される方が徐々にではありますが増えています。では、患者の立場で上手に(スムーズに)セカンドオピニオンを得るにはどうしたらよいのでしょうか。皆さんの中には気兼ねして、どのように受診してどう説明したらよいか自信のない方も多いと思います。セカンドオピニオンを求められる立場からアドバイスしますと、「とにかく診察の最初にはっきり言う」これにつきると思います。まず、「先生の意見を聞きたい」との受診の目的を告げて、5W1Hに沿って、いつからどんな症状で、どこの病院にかかり、どんな検査を受けて、どんな病名や説明を受けて、どんな治療法をすすめられたか、を患者自身の判る範囲で簡潔に伝えればよいのです。セカンドオピニオンを求められることは、医師にとっても信頼されていると感じられますので、普通は快く受け入れられると思います。ただし、診察や検査の後で受診の目的を告げた場合には、全てが逆効果となります。
 また、本来の主治医の治療に反映させたいのなら、セカンドオピニオンを求めに行くことを、行く前に主治医に告げておく事が大切です。診断力や治療に自信がある医師ならば快く了解してくれるものと思います。ただし、そのことによって紹介状を書いたり、データをまとめなければいけないことになると、時間的な面で本来の主治医に負担をかけることになります。主治医に事務的な負担を出来るだけかけないようにするにはどのような紹介の形態がいいのか、も主治医に最初に聞いておくべきでしょう。そこまで配慮していることが主治医に伝われば、気持ちよく最善の方法をとってくれると思います。

アレルギー疾患の増加 03年11月20日
 耳鼻咽喉科医として常々診療していて感じる疾患の変遷で目に付くのは、10年単位で見れば、アレルギー疾患の増加と抗生物質耐性菌の増加のふたつです。
 今回はアレルギー疾患の増加について触れてみます。学校健診などを通じての印象では、近年の小学生の約3割はアレルギー性鼻炎を持っています。ホコリによる通年性アレルギーが約2割、花粉症が約2割で、両者の合併例も少なくありません。耳鼻科でいえば鼻だけでなく、滲出性中耳炎、副鼻腔炎、口腔、喉頭などあらゆる部位でアレルギー疾患は増えていますし、気管、気管支、皮膚、目などアレルギー科として捉えてもアレルギー疾患は増えているという報告が目に付きます。
 増加してきた原因についても、様々な報告があります。いわく、寄生虫が減ったり抗生物質の多用で感染に機会が少なくなったのでリンパ球のバランスがアレルギーに傾いた、肉、卵、牛乳などの動物性蛋白の摂取が増えた、戦後の学校給食制度でパン食が増えた、食品添加物や環境ホルモンの増加、排気ガスのディーゼル重合物の影響、ストレスが多い夜型の社会、ここ20年間スギの植林の樹勢が強かった、などなどです。では何が本当の原因でしょうか。実は私にも解りませんが、恐らく全てが本当なのでしょう。それぞれが複合的にからんで増強しあって、ということだと感じています。マスコミの取り上げ方で何時も気になるのですが、マスコミはどうしても興味を引くようにしむけるために起承転結を無理やりはっきりさせるきらいがあります。民間療法ではありませんが、特定の情報に振り回されない心構えも必要でしょう。

医学博士

     03年10月20日
 医療と医学という話題でもう一題。皆さんは「医学博士」という肩書きにどういうイメージを持っておられるでしょうか。博士号は世界で初めての有意義な研究だと認定されればその大学で出されるものですが、世界で初めてかどうかの評価は、過去の業績の文献検索が容易な現代ではまず間違いないのですが、有意義かどうかというのはやはりその研究グループや大学の主観が多かれ少なかれ入ります。マスコミがやや興味本位にとりあげる際の常套に、医学博士なのに一見医学と全く関係ない研究で博士号を取得した、という見方があります。ノーベル医学賞を獲るような医学の世界を一変させるような研究から自己満足みたいな研究まで様々なレベルがあります。その個人のアイディアで研究仮説を立てて研究をまとめあげたものから、医局の研究方針の一環で指導者のお膳立てに乗った受身的な研究もあります。このように研究の重みや中身の評価は様々です。私の主任教授からは常々、医学博士を取得したことは研究者の入り口であってその後が研究者としての真価である、と言われていました。
 ただ、ここで敢えて私が言及したいのは、博士号を取る過程で“科学的な物の見方”を身に付けるトレーニングをしていることです。医療は、科学である医学と熟達した技術や知識に基づいた施術、経験則に基づいた医療、癒しの心に基づいた精神的なアプローチの複合したものだと思っています。博士号の取得によって、医学の最先端を極めるだけでなく、医学の限界もわきまえるようになるのだと思います。

民間療法    03年9月20日
 時々診察中に、「なになにという民間療法を続けてもよいものか」とか「マスコミでみた民間療法は効果があるのか」などの質問を受けます。私がよくお答えしているのは、「あまりに極端な治療法だったり、商業ベースのうさんくささが強くなければ、かかる費用に納得するのであれば、自己責任で副作用の発現に気遣いながら、試してみるのは悪くないでしょう」ということです。怪我は別としても、体調不良=病気と捉えるならば、体調を整えるだけで治る可能性もあります。自己の免疫力が高まれば抗菌剤にたよらなくても自分の白血球や免疫のネットワークで病原菌は死滅しますし、奇跡的なケースでは“医者が見放した”癌でも消失することもあり得るのです。民間療法の中には、栄養状態を改善する、生活改善からストレスを軽減させて自律神経を調整したり免疫力を高める、などの効果が期待できるものもあります。先に述べたように、マイルドな治療法である程度普及していたり歴史のあるものは、たとえ効果がはっきりしなくてもかかる費用に後悔しない信念があるのならば試してみるのも結構だと思います。
 ただしここからは、民間療法うんぬんよりもむしろ、医療と医学の違いというものになりますが、民間療法は経験則であって、誰が行っても答えがひとつである科学や最低限統計学的な有意差に裏打ちされた医学ではありません。経験則でも多くの人に効果があればよいのですが、商業ベースの“効いた例を紹介する”療法はその背景に効かなかった例がどれだけ隠れているのか、ひょっとしたら副作用に困る例が隠れているのかが判りません。また、ブームというのもくせものです。音楽やファッションのブームは結構ですが、医療のブームは対費用効果面でうさんくさいイメージがあります。例えれば、いま“紅茶きのこ”を愛飲している方がどれだけいるでしょうか。逆に、効果がなくても効果がある、という面もあります。薬学では偽薬効果というものがあります。薬理効果の全くない薬剤でも精神的な面から効果を感じる、というものです。これは西洋医学でもいえる事ですが、たとえ効果の無い民間療法でも“有難がって”治療すれば治ることもあるかも知れません。どうか極端に走らずに、西洋医学、東洋医学、民間療法、生活改善などなど試してみて下さい。

救急蘇生の講習会に参加して 03年8月30日
 昨日、医師会主催の救急蘇生の講習会に私と看護師一同で参加してきました。院内でも折に触れ救急処置の手順の確認は行っていますが、講習に参加して、除細動器の使い方、心肺蘇生の手順などを再確認出来ました。アメリカでは学校や空港、駅、フィットネスクラブなどの人が集まる場所にだれにでも簡単に扱える「自動体外式除細動器(AED)」を設置し、救命効果を上げているとのこと。日本でも最近、航空機内に設置され、客室乗務員が訓練を受けたとのことでした。心室細動などの致死性不整脈は1分ごとに救命率が1割低下するとの報告もあり、文字通り一分一秒を争います。幸いにして開院以来当院では、除細動器を使ったり、挿管や心マッサージを行わなければならないような救命処置をする必要にせまられる機会はありませんでしたが、体調の優れない方が集まる場所には違いありません。夏の外来に余裕のあるこの時期に、スタッフ一同、救急蘇生の必要性を再認識しました。

患者様と患者さん    03年4月20日
 病院で00様と呼ばれるのと00さんと呼ばれるのと、これをお読み方はどちらが好ましいとお考えでしょうか? 最近の患者主体の医療の実践やサービス業として医療を捉える流れから、医療関係者の間でもどちらが良いのか話題に上ります。心がこもっていればどちらでもよいのでしょうが、私は、医者と患者は「ある程度リラックスした状態で対等な立場で相談し合える間柄であるべき」と感じてますので、当院の院内では00さんとの敬称でお呼びしています。

3万人の方を診察して 03年4月18日
 今日の診察で3万人目の初来院される方を診察しました。平成6年5月の開院いらいほぼ9年での数字です。おかげさまで医療事故なく診察を続けることが出来ました。来院された方それぞれが、来院して楽になった、安心したと感じて頂けるよう私はじめスタッフ一同これからも心して診察にあたろうと思います。

睡眠時無呼吸症候群の家庭での見つけ方  03年4月16日
 新幹線運転士の居眠り事故をきっかけに、睡眠時無呼吸症候群と昼間の眠気の関係が注目されています。当院でもマスコミの報道の後、診察される方が増えました。睡眠時無呼吸症候群の方は全国で200万人いるとの推定もあるくらいで、決して珍しい病気ではありません。ただ、「若い頃より体力が落ちたし、気合がないな」ぐらいの感覚で、昼間の眠気や倦怠感だけで病気を自覚する人は少ないのが現状です。しかし、睡眠時無呼吸が原因で、それを改善すれば劇的に生活の質が改善される方も少なくありません。ご家庭でもある程度出来る睡眠時無呼吸症かどうかの診断のツボをご紹介します。
 中年期より睡眠時無呼吸が目だってくる人のほとんどが閉塞型無呼吸というタイプののどが睡眠中に狭くなって起こる無呼吸です。このタイプの無呼吸を起こす方は、1、首が太く肥満体型である 2、扁桃腺が大きいか口の奥が狭いかあごが小さいか という特徴があります。このような体型の方で毎晩乱れたリズムのいびきをかいている場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いのです。細かな睡眠リズムは90m分で1周期で、特に入眠30日追加)分後のノンレム睡眠と呼ばれる状態で舌の筋肉の脱力が強くなりますので、睡眠時無呼吸症が疑われる方は寝入りばなの30〜40分後の状態を家族に見てもらって下さい。その際にあお向けの姿勢でいびきが止まった時に10秒以上の息をしていない状態がくり返し起こっているようなら、1、睡眠中の体内への酸素の取りこみが病的に不足して 2、脈拍が速くなり血圧が上がる 脳や心臓に慢性的に負担がかかっているために治療の必要がある睡眠時無呼吸症である可能性が高いと推察できます。     インフルエンザ・ワクチン接種の季節です。予防接種を予定しているさ中に中耳炎になるなどのケースで、保護者の方から予防接種が可能かどうかの判断を求められる機会が増えてきました。 予防接種は以前の「義務」から「努力義務」になっています。接種をするかどうかの判断は保護者に委ねられるため、明らかに37.5℃以上の発熱がある場合でなければ、お子様の体調が十分でない場合には保護者の方も接種の可否に迷うことになります。当院で治療中で判断しなければいけないのは、主に「重篤な急性疾患にかかっている場合」「過去に中耳炎や肺炎などを患い、免疫状態の異常を指摘された人」に該当しないかどうかです。当院で診察を受けているお子様に対しては、個々のお子様の病状に応じて、当科の立場からの接種の可否をお伝えしています。接種を延期した方が良いかどうか判断に迷う場合には、お電話でも結構ですので、遠慮なくお問合せ下さい。           


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