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当院は、耳鼻咽喉科、気管食道科、アレルギー科を専門とし、地域医療に貢献します。

TEL. 089-973-8787

〒790-0045 愛媛県松山市余戸中1丁目2-1

アレルギー検査

当院では、以下のアレルギー検査を行っています。

迅速アレルギー検査装置 SiLIS-100(サイリス)
特異的IgE(RAST 個別の抗体)45種と非特異的IgE(RIST IgE抗体の総量)を同時に測定可能
吸入系食物系アレルゲン45種を広く測定、特定原材料8品目(卵(卵白・卵黄) ミルク(牛乳) 小麦 ソバ エビ カニ ピーナッツ(落花生) クルミ)全ての測定に加え、ナッツ類で抗原の異なるアーモンドとカシューナッツ、寄生虫のアニサキス抗体の測定も可能

指先の微量採血、15分で結果判明
料金 医療保険3割負担で約5000円
当院では、主に静脈採血が困難な小学生以下の小児に行います

血液検査 View39+RIST(総IgE)+血中好酸球含む一般血液
吸入系食物系39種の特異的IgE(RAST)を広く測定 加えて好酸球、貧血等も測定可能

静脈採血 約1週間後に結果判明
料金 医療保険3割負担で約5500円
当院では、主に静脈採血が抵抗なく行える中学生以上の年齢で行っています

鼻汁好酸球
アレルギー性、好酸球性の反応が鼻粘膜や中耳で起こっているのか判定

鼻粘膜(好酸球性中耳炎が疑われる場合には中耳粘膜)から採取 2〜3日で結果判明

鼻ポリープ組織検査
鼻ポリープ(鼻茸)の組織検査を行います
鼻ポリープの成因が好酸球性か、アレルギー性か炎症性か腫瘍性かの判別を行います。好酸球性が優位であった場合には、CT検査、血液検査も併用して難病指定の好酸球性副鼻腔炎に該当するかどうか判定します

鼻茸摘出手術時の検体を組織検査に提出 約10日後に結果判明

*化学物質過敏症、シックハウス症候群の検査
揮発性の物質が原因で、自律神経系の失調を呈することが多く、特異的な抗体が原因である可能性は少ないために、一般的な検査での原因特定は困難です。発症時の誘因や環境によって原因を類推することになります。補助的に起立検査などの自律神経系の異常の有無を確認する場合もあります。

*接触性皮膚炎
(当院では対応していません)
 機械的な刺激、アレルギー、光過敏などの機序で起こります。単純な1型アレルギー(抗原抗体反応)だけでなく、サイトカインやケモカイン、感作リンパ球、Tリンパ球などでアレルギー性炎症が惹起されます。アクセサリーの金属、アマルガムなどの歯科材料などで皮膚で皮膚が感作されて起こる場合には原因の特定が可能です。パッチテスト(22種パネル検査など)で1週間の皮膚の反応を見ます。当院では皮膚科専門医に精査加療をお願いしています。

*食物アレルギー
(当院では対応していません)
 食餌性抗原への再暴露で発症します。時にアナフィラキシーや血管浮腫など急激に悪化するケースがあるため、アドレナリン注射(エピペン)の携帯が必要になることがあります。最近の研究では、皮膚を介して抗原が侵入した際に抗体ができやすいことが判ってきました。乳児で離乳食の食餌性抗原が口の周りのかぶれから侵入したり、女性で化粧品に含まれる色素が食物の添加物に含まれていて発症する場合があります。詳細な問診で原因アレルゲンを類推して特異的抗体検査や皮膚のパッチテスト、スクラッチテストで原因を確定してゆきます。当院では皮膚アレルギーが専門の皮膚科に精査加療をお願いしています。小児では厳重な管理のもとで負荷試験除去試験を行います。