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’09年 今月の疾患情報

99年12月
 寒さが一段と厳しくなり,冬本番となりました.いわゆるインフルエンザ様感冒と呼ばれる発熱が3〜4日続くようなウイルス性感冒が発生数は少ないものの見られるようになってきました.また,風邪をひいた後の鼻や気管支の粘膜が正常化しないままに,また新たな2度目の風邪をひきなおす方も目立ってきました.2度目にひきなおした時は前回の炎症が残っているために,二次感染を引き起こしやすくなります.細菌性の中耳炎,副鼻腔炎,気管支炎にご注意下さい.特にお子様で,中耳炎が治りきらないままにまた風邪を引くと,慢性化しやすくなります.お子様の溶連菌感染症による咽頭扁桃炎が引き続き発生しています.アレルギーを原因とした鼻炎は一服ですが,寒冷刺激による粘膜の過敏症はでやすくなります.
 これから,年末に向かって様々な行事が目白押しです.酒好きの方にはたまらない季節となりましたが,くれぐれも体調に気をつけて睡眠を良く取るようにして下さい.早いもので今年もあとわずかとなりました.このホームページをご覧の方にとって,今年はどのような年だったでしょうか?来る年が皆様にとってより良き年となりますよう,お祈りしております.とりあえず,正月早々よりコンピューターの西暦2000年問題が始まります.さて,医療にも支障がでなければ良いのですが,,,
 12月上旬には,静岡県,宮城県などに続き,愛媛県下でもA型インフルエンザの発生が報告されました. 感染にご注意下さい.

99年11月
 残暑から冷え込みの厳しい季節へと一気に変わりました.そのせいか,今年の紅葉の見頃は短いそうです.鼻水,微熱,のどの痛みに続いて咳がでるウイルス性上気道炎(いわゆる風邪症候群)が見られる程度で,高熱が続くインフルエンザ様の風邪はまだ流行していません.軽い風邪だと油断するせいか,咽頭扁桃炎から扁桃周囲炎へと悪化させる方もあるようです.風邪の引き始めに抵抗力,免疫力を落とすと本来病原性の弱いウイルスの風邪でもこじらせやすくなります.言い古された言葉ですが,風邪かなと思ったら栄養をつけて,休養と睡眠をしっかりとって下さい.
 花粉症はイネ科花粉がわずかに飛散する程度で,長かった花粉の季節もようやく終わりです.これから冬に向かって,アレルギー性鼻炎などの鼻炎の体質の方は,風邪の後の過敏症や二次感染による副鼻腔炎の併発にご注意下さい.

99年10月
 例年になく暑い9月が終わり,ようやく朝晩肌寒くなりました.
 体が冷えると,鼻や気管の粘膜がただれることによって,鼻水,鼻詰まり,咳が出やすくなり,ウイルスも進入しやすくなることから風邪をひきやすくなります.
 アレルギー体質を持ったお子様の場合,運動会の練習疲れや,台風通過による気圧の変化などで,鼻の過敏症による鼻炎気管支喘息が悪化しやすい季節でもあります.朝晩,お風呂上りなど,くれぐれも体を冷やさないようご注意下さい.今月は,特に季節的に流行する感染性疾患はありません.
 そろそろ,風邪の病原ウイルスが,夏風邪のウイルスから一般的な風邪のウイルスに変わってくる季節です.
 夏風邪のウイルスの一般的特徴 ;コクサッキーウイルス,アデノウイルスなど
  1,高温多湿の環境で増殖しやすく,便に2週間ほど排出されるので,手を介して感染することもある.
  2,口内炎,強いのどの痛み,高熱,皮疹ができやすく,約3〜5日の比較的短い経過で治る事が多い.
 冬の風邪の特徴 ;(インフルエンザは除く)
  1,寒冷乾燥の環境で増殖しやすく,鼻水,咳,痰を介して感染しやすい.
  2,軽い発熱→鼻水→咳,痰の経過をとり,約1週間の経過で治るが,経過の途中で細菌感染を併発すると,気管支炎,副鼻腔炎,(小児の)中耳炎を起こしやすい.
 花粉症は,ヨモギを代表とする
キク科の雑草が10月後半まで飛散します.杉やイネ科雑草程は抗原性が強くないので,症状も軽いことが多いです.10月末になると,
ダニの死骸が出てきます.ダニの糞と共に抗原性は強いですから,ダニを中心としたほこりのアレルギーのある方は,常日頃以上に,寝室を中心にご家庭内の掃除を心がけて下さい.


99年 9月
 今年の夏は天候不順だったせいか、真っ黒に日焼けしたお子様が例年に比べると、やや少ないように感じます。今月は、夏風邪(手足口病、咽頭結膜熱、ヘルパンギ−ナ、ウイルス性咽頭炎など)のウイルスも姿を消し、一年で最も風邪をひきにくい季節となりました。外耳炎とびひなどの湿疹性の病気も少なくなりました。まさにスポ−ツの秋到来です。健康でお過ごし下さい。
 朝方少しばかり肌寒くなってきました。また、まだまだク−ラ−で体を冷やしすぎることもあると思います。鼻や気管支の粘膜の弱い方は、風邪のウイルスが体に入らなくても鼻風邪様の症状(鼻粘膜過敏症)や咳がでやすくなります(咳喘息、アレルギ−性喉頭炎など)。
 夏ばてによる自律神経失調や血行障害からめまい(メニエ−ル病)や難聴(急性低音障害型難聴、突発性難聴)を来す方も当院では多くなっています。
 花粉症は、旧盆を中心とした稲の花から、9月はイネ科の雑草に移ってきました。スギの花粉症と異なり、田んぼや草むらの近くを通った後にゲリラ的に発症します。ご注意下さい。

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