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’08年 今月の疾患情報

08年12月  1日:  師走です。中学校の教員をしている友人の話では、私立高校の内申書の作成などで徹夜に近いとのこと。本当に師の走る季節です。あっという間に1年も終わろうとしています。院内大掃除や忘年会の準備、賀状の準備など気ぜわしくなりそうです。この1年、いろいろな事があったような、、あっと言う間のような、、 やはり寄る年波のせいでしょうか、やはり1年はあっという間の感覚が強くなっています。思えば私も幼稚園児の頃は1年が長かったようなおぼろげな記憶があるのですが。(^.^)
 今日、当院で今シーズン初めて、大人の方からA型インフルエンザが検出されました。当院としては例年並み、といった時期でした。愛媛県では現在、例年と比較して乳幼児のRSウイルス感染症が目立ち、マイコプラズマ感染症もやや増えているようですが、インフルエンザの集団発生はまだのようです。ただし、これから年末のクリスマス前後には集団発生の報告も出てくるものと思われますので、当院でも急な高熱や倦怠感などの全身状態の強い方には注意して診察するつもりです。
  ヘルペス性歯肉口内炎、顔面神経麻痺、メニエール病、アレルギー性鼻炎へのレーザー治療など。
 3日:  徐々に冬の気配です。小児では、滲出性中耳炎の急性化で鼓膜切開を必要とする例や感冒後に急性副鼻腔炎化する例が少しずつ増えています。
10日:  今日は午後から院内の大掃除でした。当院の年末は慌しいことが多いので、最近は早めに大掃除を行っています。一足早く、気分一新です。
 松山市西部の当院近隣の幼稚園や小学校でもインフルエンザの報告がちらほら見られるようになりましたが、当院ではまだ検出していません。急に高熱が出たり微熱が続いたりして、実はマイコプラズマ感染症だったというケースも見られました。インフルエンザにも気をつけながら様々な疾患を念頭に置いて診察を進めています。
12日:  日本気象協会が来春のスギ花粉飛散量の予測を発表しました。今夏の平均気温が高く降水量も少なかったために、スギやヒノキの花芽が例年以上に育っているとのことです。中四国地方で例年よりやや多めで、全国的にもスギ花粉の飛散量の少なかった今春に比べ倍増しそうとのことです。気象庁の三ヶ月予報によると来年1、2月は平年より暖かくなる見込みで、スギ花粉の飛散開始も例年より10日ほど早くなる見通しです。花粉気象協会の資料でも今治で昨年の倍近く飛散するとの予想が出ていました。例年11月から12月にかけて季節はずれのスギ花粉の飛散を松山でも観測するのですが、今年の11月は昨年よりやや多かったようです。スギ花粉症を有する方が風邪等で来院されて際には私も「スキー場やゴルフ場など杉の植林に近づいたら、少しムズムズするかも知れませんね」とお伝えしながら診察しています。
16日:  全国的には、今年はインフルエンザの発生が早いようですが、中予地方での集団発生はまだ見られないようです。しかし、例年冬に多くなる傾向のある溶連菌感染症やマイコプラズマ感染症は当院でも徐々に増えてきています。特にマイコプラズマは、小児ではインフルエンザと見間違うような急な高熱から発症することもあり、発症初期に診断が難しい代表的な疾患です。有効な抗生物質が限られ、反応が強くなれば市販の風邪薬は効かず、こじれれば呼吸困難を来たす肺炎になります。風邪の初期に咳や発熱が見られる場合、病原微生物の多くは一般的なウイルスですが、マイコプラズマによる気道感染が進めば、呼吸器内科や小児科での治療が必要となることから連携を重視しています。
19日:  当院でB型インフルエンザの小児が見られました。当院では未だ小児でA型インフルエンザは検出していませんので、今シーズンの小児ではB型が初めてのインフルエンザとなりました。やはりまだ松山地方での集団感染は目立ちませんが、A型、B型ともに見られるようです。A型がほとんどでB型も散見されるといった程度でしょうか。B型はA型に比較して、発熱も含めて症状は軽いことが多いのですが、タミフルなどの抗ウイルス剤の効かない耐性菌も多いので、解熱までの経過には注意しています。
23日:  来年の花粉症の予想が、環境省からも発表されました。西日本のスギ花粉の飛散量は今年の2〜3倍程度と予想され、先だっての気象庁の予想よりも多いようです。またヒノキ花粉の花芽も目立つことから、ヒノキ花粉の飛散も多いそうです。ここ2週間ほど寒さの緩む日や風の強い日が目立ったこともあり、11月に引き続いて、「季節はずれ」のスギ花粉の飛散は続いているようです。当院でも、花粉症による反応が疑われる方が見られました。花粉症の予防治療としてのレーザー治療を希望される方も増えてきました。希望される方には、風邪の急性反応が無ければ原則的には診察当日にレーザー治療は行っていますが、やはり2週間程度は治療による過敏な反応が起こるために経過を見る必要があることと、日曜日や年末はどうしても診察時間が押してくることから、これから年末にかけてはレーザー治療は見あわせ、年始から再開する方向でおります。年末に治療を希望される方には、何卒ご理解下さい。
  急性喉頭蓋炎、鼻出血、舌白板症、魚骨による咽頭異物、NSAID不耐症など。
25日:  クリスマスです。今日は小さな天使たちに「サンタさんは来た?」と質問しながら診察です。子供たちの幸せそうな返事を聞くと、私もさわやかな気分になれます。(^.^)
28日:  昨日、今日とA型インフルエンザの方が目立ちました。中には家族内で感染が広がった例もありました。学童が冬休み入りしたので、集団風邪は発生しなくなりますが、保育園の中には集団発生しているところもあるとのことで、今シーズン初めての小流行です。
29日:  今日で本年の診察は無事終わりました。ここ3日ほどは待ち時間が長く、診察を受ける方にはご迷惑をおかけしました。突発性難聴や扁桃周囲炎などは急性期の治療が重要なのですが、今年は年末にかけて「こじれる」心配のある方が少なく、私も例年より少し安心して診察を終えることができました。ただし、反復性中耳炎の体質のお子様はやはり心配です。そのようなお子様を前にすると、年末年始は風邪をひかないようにと願いながらの診察でした。これからお正月にかけては、大人も子供も集団生活から離れますので、案外、感染症は流行らないものです。インフルエンザに流行の兆しがあるのも少し気がかりですが、今年1年、当院を受診された皆様の、年末年始のご健康をお祈りして、本年の月別疾患情報を終えたいと思います。
08年11月  4日:  11月です。今年は温度変化が大きいために全国的に紅葉の色付きが良いそうです。病院の植栽も色付き始めました。昨日の夕刻、愛媛大城北キャンパスを散策してきました。キャンパスの銀杏並木も色付き始めていました。独立法人化で成果主義が強くなってきた国立大学ですが、大学には俗世間を忘れさせるいい知れない穏やかさがあります。時々キャンパスを訪れて気持ちをリフッレシュしています。
 10月後半に引き続いて、少しずつ風邪の反応が強いケース、風邪の後に二次感染を起こし治りが悪くなるケース、中耳炎で反応が強く鼓膜切開を余儀なくされるケースなどが増えてきています。夕刻や日曜を中心に当院でも混み合う時間帯が増えてきました。待ち時間を少しでも短くしながら、かつ出来るだけ「説明と同意」の治療を心がける、やもすれば二律背反の命題ですが、これからの冬の風邪のシーズンに向かって、バランスの取れた診療を心がけたいと思っています。
  メニエール病、頚部リンパ節炎、川崎病など。
  
  宿取りて 淋しき宵や 柿を食ふ   子規
 6日:  非公式なものも含めて愛媛県下でもインフルエンザの報告が増えてきました。例年より発生がやや早いようです。松山市内での報告もあり、当院でも今シーズンはじめてインフルエンザの迅速検査を行いました。幸、結果は陰性でしたが、今後はインフルエンザも念頭に置いての診察になりそうです。当院では典型的なRSウイルスによる乳幼児の細気管支炎は見られませんが、その他の溶連菌、マイコプラズマ、アデノウイルスなど迅速診断で検出できる感染症は散見され続けています。
 年末の大掃除や忘年会の段取りを進めています。一年は早いものです。
 9日:  冷え冷えと物悲しく、まさに蕭々(しょうしょう)と雨が降ります。急に冷え込んで、今日の診察前は初めて暖房を入れました。やはり寒冷刺激があると気道粘膜の反応は強くなります。この秋では最も小児の急性中耳炎の鼓膜切開が多い外来でした。
 花粉症に関しては、イネ科花粉の飛散はわずかに残っていますが、キク科も含めて秋の雑草花粉による花粉症シーズンはほぼ終わりました。今年は、スギ花粉は3月を中心に短期で飛散数が少なく、初夏のイネ科も梅雨入りが早かったために短期で、秋のキク科花粉も9月に2回の台風襲来のリズムが花粉を流す方に働き飛散が少なく、1年を通して花粉症で反応の強い方は少なかったです。今年の世界経済は100年に一度の大荒れですが花粉症の方にとっては穏やかな1年で終わりそうです。(^.^) ただしこれからの11月中は季節はずれのスギ花粉の飛散が例年見られることから、松山近辺でいえば久万地方などの山へゴルフやスキーで出かける方の中にはわずかにスギ花粉症を感じる方もありそうです。
12日:  昨日の東京は12月並の寒さだったそうです。徐々に冬の気配です。一般的なウイルスによる軽い上気道炎の後が治りにくくなる方も増えてきました。もともと当院は他の医療施設に紹介する件数の多い医療機関だと自負しているのですが、細気管支炎が疑われたり喘息発作のために小児科へ紹介したり、中耳炎で小児科から紹介されたり、出血点の特定できない反復性鼻出血の方を総合病院耳鼻科に紹介したり、など他の医療機関と連携する機会も増えてきました。
  扁桃周囲炎、急性喉頭蓋炎、魚骨による咽頭異物、鼻骨骨折、頚部蜂窩織炎、面疔、咽喉頭異常感症、補聴器外来など。
19日:  寒波の襲来です。急いで暖房器具を出した家も多かったのではないでしょうか?私も急遽灯油の買出しにセルフのガソリンスタンドに行ったのですが、灯油を買い求める列は途切れませんでした。そろそろ月に2回目の風邪に罹る運の悪い?小児も目立ち始めました。松山でのインフルエンザの集団発生はまだのようですが、様々な冬の感染症が少しずつ増えているようです。
23日:  振替休日もあることから当院は2連休のお休みを頂いています。街では年々少しずつクリスマスの飾り付けが早くなっているようですね。例年、松山全日空ホテルのクリスマスツリーには目を楽しませてもらっているのですが、今年は大街道も素敵です。アーケードの柱の基に電飾されたツリーが並び、昼間に見ても幻想的です。松山の中心商店街は他の地方都市ほどではありませんが、やはり空洞化が懸念されています。今年の年末は大街道や銀天街がにぎわって、不景気風を吹き飛ばしてほしいものです。
 寒波も少し緩みました。これから月末にかけて、風邪の流行が広がらなければと思っています。
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08年10月  1日:  衣替えを迎え、朝は秋冷の季節となりました。鼻症状から始まる一般的な上気道炎の方がほとんどですので、抗生物質にたよらない処方の方が多いです。
 5日:  松山の地方祭が始まりました。夕刻はあいにくの雨で、ちょうちん行列を中止した地区も多かったようです。楽しみにしていたお子様は少しがっかりですね。いわゆる夏かぜはほとんど見られなくなりましたが、手足口病の小児が見られました。手足口病も軽いと、微熱がでて軟便のような軽い消化器症状を来たす場合もあり、秋のウイルス性の嘔吐下痢症と同じような症状を来たすことがあり注意が必要です。
 8日:  昨日は勇壮なけんか神輿で有名な松山の秋祭りの本番でした。当院は例年通り地方祭も診察は続けていましたが、やはり閑散とした一日でした。(^.^) 子供神輿が当院の横を通った時は、吸入中の子供さんと共々、私も含めてスタッフも思わず見入っていました。今日の診察では、お祭りでがんばり過ぎて?風邪をこじらせたと訴える方も来院されました。秋祭りも終わり、運動会シーズンもピークを過ぎて、これから深まる秋です。風邪に続発した中耳炎が治りにくい小児も少しずつ増えてきました。私も心して診察に望みたいと思います。
16日:  秋晴れが続いています。今日の午後は近隣の小学校の就学児童の健診へ出務しておりました。純粋無垢な子供たちを見ているとこりらも心が洗われます。健診が予定より早く終わったこともあり、午後の診察は予定より早く2時半頃から始めることができました。
 普通感冒の後に二次感染による副鼻腔炎や中耳炎を続発する方が少しずつ増えています。
20日:  比較的穏やかな外来が続いていますが、徐々に風邪症状の方が増えています。午後の診察終了間際はやや込み合ってきました。しっかり診察しながらもスムースな診察を心がけたいと思っています。
 秋の花粉症は、5月の花粉症シーズン同様に例年に比べて少ないようです。9月後半の台風襲来のリズムが花粉症の方には助かったのか、キク科のヨモギ、イネ科の飛散はみられるものの、秋の代表的な花粉のブタクサの飛散は少ないようです。
  良性発作性頭位幻暈症、鼻せつ、急性耳下腺炎、熱性痙攣など。
24日:  朝は秋冷の趣です。少しずつですが、鼓膜切開を余儀なくされる小児が増えてきました。
 そろそろ来シーズンのスギ花粉症の予測が出始めました。松山では今シーズン予想に反して飛散が少なく今夏が猛暑だったこともあり、私は来シーズンの花粉の飛散はかなり多いものと想像していましたが、西日本は昨年よりやや多い程度でそんなには多くない模様です。
 また、これもそろそろインフルエンザのシーズンが近づいてきました。これから12月初旬までがインフルエンザの予防接種のシーズンです。(当院では診療時間の都合から最近は予防接種は行っていません。ただし、来院された方が現在接種可能かどうかのアドバイスはしておりますので、予防接種を予定されている方は、診察を通じて遠慮なくご相談下さい) 中予でもインフルエンザの報告がちらほら聞かれるようになってきました。早くても集団発生のような流行は12月下旬からですが、急な発熱、倦怠感、咳を呈する方には注意して診察を進めようと思っております。今からインフルエンザと聞くとびっくりされる方も多いのですが、近年は沖縄では夏でも発生が続き、全国的にも東南アジアからの旅行帰りの方からの輸入も見られます。インフルエンザはワクチンや抗ウイルス剤、迅速診断キットなどの流通や在庫の問題で頭を悩ませることが多いのですが、08/09年シーズンの流行状況はどうなるのでしょうか?昨年は10才代での使用を控えるようにとの通達の出た抗ウイルス剤のタミフルですが、直近の研究会の報告ではタミフルと脳症の因果関係はほとんど無いとのことですが、今シーズンの使用をどのようにするか、厚労省がどのように判断するか見守っているところです。
25日:  インフルエンザ、花粉症のページを更新しました。ともに一足早く来シーズン版としました。インフルエンザはここ数年沖縄では夏にも持続的に発生しているのですが、今年は本州でも、6月の岡山の大学生、7月の千葉の小学生、8月の横浜の訓練学校生と、夏にもそれなりの集団発生が報告されています。日本でも徐々に東南アジア並みに夏季でも発生が続くようになるのでしょうか? タミフル抵抗のインフルエンザが06/07シーズンで1%弱、007/08シーズンで2.8%と徐々に増えているとの報告が国立衛生研究所からでました。どのような病原菌でも耐性化の問題はありますが、耐性化が急激に進行しないことを祈っています。現在、わが国の製薬会社がオリジナルな新しい抗ウイルス剤を開発中です。早期の承認を期待しています。
 当院でもおやっと思ったのですが、今治を中心に秋に手足口病の小流行があったようです。またこの冬は乳幼児のRSウイルス感染症が猛威を振るいましたが、秋も例年より多く発生してきたようです。RSウイルスは学童ぐらいの年齢では軽い普通の風邪程度の反応で終わるのですが、0〜2才児がかかると細気管支炎となり呼吸困難を伴う肺炎様となることもあり注意が必要な疾患です。当院でRSウイルスによる細気管支炎が疑われた場合には小児科医との連携を密にして重症化に注意する必要がありますので、私としては気を使う疾患のひとつです。昨年12月から今年1月までのような流行にならなければと念じています。
26日:  今日は今秋初めて昼間にも暖房が欲しいような1日でした。冷え込むと鼻炎が治りにくくなることもあり、小児の急性中耳炎では、徐々に滲出性中耳炎化して遷延するケースが増えています。ただし中耳炎のきっかけとなる風邪はまだ軽い事が多く、細菌感染が主体で遷延化するのではなく、中耳への換気不良が改善せず遷延化する例が多い印象です。このような場合、柴苓湯のような漢方薬が有効な場合もあります。ちょうど秋の終わりの肌寒くなりつつある今の季節は、漢方治療が有効なケースがいつもより目立ちます。漢方薬はどうしても味の問題で、幼児は服薬を嫌がる場合も多いのですが、薬局でのしっかりとした服薬指導のおかげもあり、がんばって服用してくいれるお子様も多いです。様々な治療法のなかから個々の方に最善となる治療法を提示して、画一的な治療ではなくテーラーメードな治療が行われるよう努力したいと思っています。
08年 9月  6日:  9月、新学期が始まりました。朝は少し冷え込んで爽快な気候です。夕立っぽい(?)雨は降りますが、まとまった雨はまだまだです。
 小児ではプール熱のような発熱の長引くかぜはほとんど無くなりました。総じて軽い風邪(普通感冒)の方が多いです。夏の名残とも言える外耳炎の方はまだまだ見られます。秋のイネ科花粉症のシーズンが始まりました。また、温度変化や寒冷刺激による気導過敏症の方も目立ってきています。
  耳茸、心因性発語障害など。
16日:  14日日曜日に体育祭の中学生は好天残暑で、外耳炎になった方が来院。15日月曜日に体育祭の高校生は雨模様で、軽い風邪をひいた方が来院。まとまった雨で水不足解消かと思いきや、石手川ダムの貯水率は好転せず。そんな週明けです。
 溶連菌咽頭炎の方を散見しましたが、総じて軽い風邪の方と、低気圧の影響で気道過敏症が増悪したり、メニエール病を引き起こす方がやや目立ちました。夏休みも終わり、夕刻にやや混み合う時間帯もありますが、当院外来はのどかな雰囲気です。この余裕を利用して、週末に少し気合を入れて書類の整理を行いました。最近のインターネット上の情報の充実で、私の立場でもちょっとした調べ物はネットで行います。過去の学会誌などの医学雑誌が書庫に山積みだったのですが、整理の上、これはもう古い情報だろうと思われる文献は思い切って処分しました。頭がすっきりして”仕事の活力が増えたかな”の気分です。(^.^)
20日:  台風一過の秋晴れです。今週来週が運動会のピークです。どうやら明日は、秋晴れの運動会日和になりそうです。この台風で全国的には水の被害が目立ったようですが、松山はまとまった雨になりませんでした。東南に山が控えて、唯一の水がめである石手川ダムが東北方向にありますので、南からの湿った空気は高知方面で雨になってしまいます。台風の被害を受けにくいのはいいのですが、やはり水不足が心配です。
 徐々に、風邪らしい風邪をひく方が増えてきました。それに伴って、風邪の治りが悪く、二次感染により副鼻腔炎や中耳炎を続発する方も出てきました。風邪の後で鼓膜切開を余儀なくされる小児もちらほら見られるようになってきました。一方、夏の名残ともいえる外耳道湿疹から徐々に、外耳炎化したりカビの続発で外耳道真菌症化する方も見られます。
 当ホームページの医療相談用のメールアドレスを変更しました。アドレスをホームページのタグ上に公開していたこともあり、最近の迷惑(スパム)メールの多さは半端ではありませんでした。パソコンのセキュリティーソフトでスパムメールは隔離していますが、それでも隔離しきれず、一時はメールの確認をするのも億劫でした。これを機会に、スパムメールが減れば、と思っています。当院かかり付けの方は、せいぜいご利用下さい。ただし即応で対応できかねる点は、あらかじめご理解下さい。
24日:  ここ1週間天候不順が続いていますので花粉の飛散は少ないですが、そろそろキク科花粉のヨモギの飛散が始まりました。これからブタクサの飛散も始まりますので、10月初旬までがキク科を中心とした秋の花粉症シーズンのピークを迎えます。
 普通感冒の方がほとんどですが、溶連菌やアデノウイルスによる咽頭炎の方を散見します。また外耳炎の方が以外に多い印象です。
  耳介血腫、急性耳下腺炎、頚部リンパ節炎、舌潰瘍など。
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.  祝 後期リーグ優勝!マンダリン・パイレーツ! 21日日曜日に四国・九州アイランドリーグの松山での最終戦が行われました。当初は四国の4チームで発足した野球の地方リーグですが、九州の2チームを加えての6チームでのリーグ戦です。愛媛のマンダリン・パイレーツが始めて優勝しました。上の写真は7回の攻撃前の様子です。3塁側内野席だけを見れば、セパ両リーグ並みの盛り上がりでした。
   
 携帯で撮影しましたので、見にくい写真で恐縮ですが、優勝の胴上げとファンへの挨拶の模様です。観客動員は9.310人とのことで、中予圏の人口が60万人とすればざっと60人に1人は見に来ていたことになります。収容人員3万人を誇りプロ野球のオールスター・ゲームも開かれたことのあるぼっちゃんスタジアムは当院からなんとか徒歩圏内にあり、これまでにも何回か観戦する機会がありました。この日は140キロ台の速球やファインプレーがあり、また試合の合間の球場整備は選手自らが行うなどの選手のひたむきさもあり、私も元気をもらいました。サッカーJ2リーグの愛媛FCともども、愛媛から全国に向けてチームや選手が羽ばたいて欲しいものです。特にサッカーは、今期の愛媛FCは15チーム中14位、徳島ヴォルティスは15位と四国勢は元気がありません。最後の奮起に期待しています。
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08年 8月  2日:  8月になりました。夏の甲子園が始まり、オリンピックも開催直前です。先月は記録的な猛暑&少雨だったとのことです。松山市民としては秋冬の水不足が心配になってきました。たまに診察時に「モードの流行はラフォーレ原宿が作り(ラフォーレ原宿松山の閉館残念です)、風邪の流行は保育園や幼稚園で作られる」とお話していたのですが、8月に入り集団生活の機会も減ってきたこともあり夏かぜの発生は減ってきました。汗の刺激による外耳炎や鼻前庭湿疹からの反復性の鼻血が増えています。外耳道の奥は痛みを感じやすい場所ですので、症状が強く、点耳液や軟膏だけでなく内服の抗生剤や消炎鎮痛剤にたよる例も多くなっています。この時期は、強く耳の穴を擦るような耳掃除は控えてください。
  外耳道真菌症、好酸球性中耳炎、内リンパ水腫、起立性調節障害、閉塞型睡眠時無呼吸症候群など。
 3日:  今日も猛暑です。愛媛県下の報告をみると、夏休みに入っても咽頭結膜熱(プール熱)の発生は減っていないようです。また松山市内では、百日咳は少なくなりましたが、麻疹(はしか)の発生も報告されています。発熱が続く場合には、ご注意下さい。
 松山耳鼻咽喉科会では今年も、8月7日の「鼻の日」にちなんでインターネット医療相談を10日まで開催しています。鼻だけでなく耳鼻咽喉科の全般的な質問にもお答えしていますので、この機会をご利用下さい。  松山耳鼻咽喉科会ホームページへ
 7日:  本日、針付採血器具の使用医療機関が公表されました。当院でも必要に応じて血糖値の迅速測定は行っておりますが、問題となっているタイプの採血器具は使用しておりませんでした。採血で思い当たる点があり不安な方は、新聞報道等を参考にされて、該当の医療機関や市町村窓口に相談下さい。
 夏かぜの発生は徐々に少なくなっていますが、水分や電解質(イオン)のバランス不調で、風邪の後の倦怠感などの体調不良が長引く方がやや目立ちます。熱中症、尿路感染症、低髄液圧症候群、ギランバレー症候群(多発性神経炎)など、様々な病態に注意して、各科との連携を密にしながらの診察を心がけています。
10日:  ここ数日、屋外で急に花粉症症状の発現する方が見られます。少しややこしいのですが、自家受粉で花粉が遠方に飛散しない水稲(お米の花)花粉と雑草のイネ科花粉とは種類が違います。水稲花粉の抗体検査は普及しておらず基本的に検査は出来ないのですが、この時期に花粉症を感じる方は、水稲花粉症も疑われます。
12日:  オリンピックが始まりました。北島選手の感極まった涙、負けた選手たちのくやし涙、スポーツの涙は本当に美しいです。松山祭りも始まりました。年々歳々、時間の経つのがだんだん短く感じられます。あっという間に夏も過ぎそうです。保育園児や幼稚園児を診察しながら、ふと、この子達にとっては1年は長いんだろうな、、と思ってふとうらやましくなります。松山ではついに減圧給水が始まり、雨の恋しいこの頃でもあります。
 開院以来15年、おかげさまで病欠せずに診療を続けることができました。日曜診療を続けていることもあり、いつ休んでいるんですかと問われることもあるのですが、一人医長で入院患者様を担当している時の言い知れぬプレッシャーなど勤務医時代のことを思えば苦になることはありません。最近になって勤務医の過酷な労働条件が報道されるようになりましたが、勤務医を続けている同僚達には頭の下がる思いです。と、話がまとまっていませんが、今年は例年4日のお盆休みでしたが、1週間頂くことにしました。年末年始やゴールデンウィークでも最長5日の休みでしたので、開院以来の長期休診です。以前から気になっていた名画の数々をみて、頭の洗濯をしてきます。かかりつけの皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒、宜しくお願い致します。1年を通じて最も風邪が流行らず穏やかな時節は、ゴールデンウィークと体育の日前後ですが、お盆の時期もそれに続きます。かかりつけの皆様がこの時期、健やかであることを祈りながら診察を進めています。
 猛暑が続き、そろそろ夏バテによる免疫力の低下を来たす方も増えてきたため、以下のようなケースが目立ちました。夏かぜで多い急に高熱の出るウイルス性咽頭炎がまだ見られます。夏の外耳炎が長引きカンジダやクリプトコッカスなどのカビによる真菌症を併発する例が少し目立ってきました。エアコンを就眠中もつけっ放しにすることによる気道過敏症、メニエール病や起立性調節障害によるめまいや耳鳴りが増悪する方、耳管狭窄と耳管開放が混在するような耳管機能不全などの方が目立ちました。
 夏休みも折り返し地点です。学校健診の診断書類を持って来院する学童も増えました。これも夏休みの宿題のひとつみたいですね。(^.^)
22日:  お盆休みも終わり、今日から平常通りの診察となります。かかりつけの皆様にはご協力ありがとうございました。当院で把握できた限りでは、お盆期間中に病状のこじれた方はおられないようでした。私も少しホッとしています。
 症状の強い夏かぜは目立ちません。風邪をひいた方は総じて、軽い急性上気道炎の方が多いようです。
29日:  松山では今後まとまった雨が降らなければ時間断水も視野に入ってきました。今日の朝は雷鳴と共にまるで夕立のような激しい雨が降りましたが、朝方だけでまとまった雨には程遠いようです。がっかりです。
 夏かぜの流行もなくなり、外耳炎の方も減りました。例年通り、当院の最も閑散とした時期になりました。スタッフともども英気を養っています。(^.^) ただし朝晩やや冷え込んできましたので、気道過敏症に伴う諸症状が発現する方や、メニエール病発作を誘発する方が散見されます。
      
 三津浜の花火大会です。昨年同様、私のお気に入りのビューポイントである梅津寺海水浴場から鑑賞です。今年は半月を愛でながら見ることができました。
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08年 7月  3日:  沖縄と奄美地方は早くも梅雨明けだそうですが、四国は梅雨真っ盛りです。昨年より2週間ほど早く梅雨入りて、梅雨明けが例年通り7月20日前後になるならば、今年は1ヶ月半以上も梅雨空ということになりそうです。小児の夏かぜは、やはり特定の疾患の大流行という気配はありませんが、口の奥に口内炎が多発してのどの痛みが強くなるヘルパンギーナが当院ではやや目立っています。小児、大人共に暑さに伴う外耳炎が少しずつ増えていますが、首の皮膚やリンパ節が腫れるような症状の強い方は目立ちません。夏バテ?の気配の方も少しずつ出てきているのでしょうか?大人の夏かぜの咽頭炎は本来3〜5日の短い経過で治っていくことが多いのですが、二次的な扁桃炎を続発してのどの炎症が長引く方も見られます。
 ただし、総じて風邪や鼻炎の方は少なく、当院外来も閑散としています。おかげでスタッフの研修の機会が増えています。(^.^)
 5日:  昨日、四国地方の梅雨明けが発表されました。例年より半月早いそうです。そのとたんに今日は朝から雨模様ですので、気象庁の担当部署も少しあせっているのではないでしょうか。正式な梅雨明け宣言は今後の天候を見てとのことになるそうですが、これからは外耳炎や鼻前庭湿疹からのとびひ(伝染性膿痂疹)が増えてくるものと思われます。私の学生時代は、前期試験の後、7月10日の夏休みからソフトテニス部の合宿が始まり、その後、中四国大会からシーズンの締めくくりで最も大切な大会である西日本医学生体育大会を迎えるスケジュールでした。例年、合宿中は梅雨の天候で、十分練習が出来ないあせりと、反面、きつい練習が休める怠け心の葛藤があったのですが、今年の医学生は、恐らく十分練習できるものと思われます。後輩の皆さん、全国の体育会系の医学生の皆さん、がんばって下さい。
 8日:  やはり梅雨明けです。こんなことを言うと笑われるかもしれませんが、気は持ちようで「今吹き渡っている風は、沖縄からの風だ」などと思うと、熱波の中でもなんだかリゾートにいる様な気がしてこころもち爽やかな気分になれます。あと10日あまりで学童の夏休みです。この時期は、耳の弱いお子様もなんとか水遊びやプールはさせてあげたい、、との気持ちで診察に当たっています。アデノウイルスを初めとする急に高熱のでる夏かぜの咽頭炎がまだ残っています。
15日:  鼻症状や咳などの下気道の症状が軽く、のどの痛みなどの咽頭症状が目立つウイルス性咽頭炎がやはり目立ちます。小児では代表的な夏かぜである咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナが少しずつ見られますが、6月下旬よりは少ないようです。溶連菌咽頭炎、マイコプラズマ感染症などが、流行ではりませんが、散見され続けています。
19日:  学童の夏休み入りとなりました。入道雲も目につくようになり、思いっきりの猛暑です。当院東側の木々では、セミの合唱が始まりました。これからは夏かぜなどの感染性疾患は減りますが、皮膚科領域ではとびひ(伝染性膿痂疹)、あせも(汗疹)が、耳鼻科領域では外耳炎、鼻せつなどの汗が刺激になって引き起こされる病気が増えてきます。
20日:  野外で虫が耳の穴に飛び込んで来院された方がいました。小さい昆虫ならばあわてずに懐中電灯で耳の穴を照らして出てくれば良いのですが、ある程度大型の昆虫の場合、虫も奥で身動きがとれなくなることもあります。こうなると外耳道の奥は痛みを感じやすい部位ですので、強い痛みを感じることになります。鼓膜が傷つく場合もあります。私もこれまで、一般的な昆虫から、大型の蛾(が)、ゴキブリ、ムカデ、蟻(あり)など様々な虫の異物を経験してきました。場合によっては虫を局所麻酔薬でしびれさせたり、臨機応変に対応してきました。今日も朝から猛暑でした。昆虫異物が見られるようになり、耳鼻科外来も夏本番です。
22日:  連日の猛暑です。20日には当県大洲市で最高気温38.2℃と全国一の気温だったそうです。私は最高気温37℃以上は体験したことがありませんが、実際経験するとどのような感覚なのでしょうか? これだけ暑いと熱中症まで至らなくても、小児や高齢者では水分補給が不十分だと夕方に微熱を持つことも珍しくなくなります。扁桃肥大の体質の小児では、扁桃炎に伴い夕方に熱が高くなる傾向があります。夕方診察した場合には、夏かぜの咽頭炎による微熱か、熱中症傾向による微熱か、鑑別しながら診察を進めています。
26日:  昨日は土用の丑の日でした。例年その翌日にはうなぎの骨による咽頭異物で悩まされます。というのも、うなぎの骨はご存知の通りかなり細く短いために、扁桃腺(口蓋扁桃)や舌根扁桃に骨が刺さった場合には扁桃腺内に入り込んで見つけにくいことが多いからです。幸にも今年はうなぎの骨によう異物症状の方は来院されませんでした。今年は産地偽装の問題もありうなぎの消費量がかなり落ち込んだそうですが、当院までその影響があったのでしょうか?
  軟口蓋口蓋垂形成術(UPP、いびきの手術)、鼻炎のレーザー手術、粉瘤切開術など。
27日:  昨日、松山市内で「好酸球性中耳炎」の講演がありました。講師は、95年に本邦で初めて「好酸球性中耳炎」という名称を提唱された仙台赤十字病院の松谷先生でした。当院外来でも近年よく患者様に説明することの多くなった「好酸球」ですが、従来のIgEとよばれる抗体が介するアレルギー反応とは別に、好酸球が集簇して病原性を呈する好酸球性副鼻腔炎や好酸球性中耳炎などの病態は現在解明の途上で、新しい難病とも言われる所以です。好酸球性中耳炎でなぜ急激に神経性難聴が進行することがあるのか、現状では特効薬はこれだけしかないとされるステロイドをどの程度使うべきなのか、まだまだ研究の途上にあることを改めて再認識しました。
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08年 6月  2日:  関西も梅雨入りとなりました。当初は、本当に今から梅雨?という感じでしたが、さすがに気象庁はしっかりしています。確かに雨模様が続き、梅雨入りですね。初夏の雑草花粉症のシーズンには、私はよく「草むらに近づけば急に強い反応がでますよ」とお伝えしているのですが、今年は梅雨入りが早いこともあり、目や顔が腫れ上がるような強い反応の方は見かけませんでした。今年はスギ花粉症の方も、イネ科花粉症の方も助かったシーズンでした。(^.^)
 少しずつ夏の気配です。小児では典型的なヘルパンギーナも見られ始めました。また、汗ばむ気候からの外耳炎の方も増えてきました。小児では、外耳炎、鼻前庭湿疹からとびひ(伝染性膿痂疹)を誘発する例も見かけるようになりました。これからダニ、カビの繁殖する季節です。ハウスダスト・アレルギーを持つ方は、皮膚の乾燥性湿疹から耳の穴が痒くなるだけでなく、鼻炎からも耳の奥が痒く感じるようになります。鼻炎体質の方の中には、必要以上に耳を掻いて外耳炎を誘発する方も目立ってきます。よくアトピー性皮膚炎では掻きむしると悪循環になるので、保湿を心がけながら掻きむしるのではなく、軽く皮膚をたたいて痒みをごまかすようにとの考えもあります。外耳炎体質の人も、これからの季節は、無理に耳垢を取ろうとするのではなく、入浴後を利用してやさしくふき取るように心がけてみて下さい。
  頚部リンパ節炎、外耳道真珠腫、マイコプラズマ感染症、口腔カンジダ症など。
 3日:  今日の午後で、新学年の学校健診が終わりました。私は小学校2校、中学校1校を担当しています。健診は午後の5時間目の時間帯から行うことが多いのですが、昼休みに遊びすぎて?汗だくになっている児童をみると、思わずその元気がうらうやましくなってしまいます。幼児期によく当院で診察して見かけていたお子様が、小学生になりしっかり挨拶するのをみると、頼もしくもあり、私の齢(よわい)を思わず感じたりもしています。
 これから1ヶ月ほどの外来は、学校健診の紙を持参する学童も目立つ時期になります。どこまで体質でどこまで良く出来るのか、どのような状態なら通院治療が好ましいのか、学校の水泳の授業は参加しても問題ないのか、、などなど、夕方の診察時間帯はやもすると早口の診察になるきらいはありますが、出来るだけ保護者の方に解りやすく伝えようと思っています。
15日:  小学校で水泳の授業が始まりました。保育園や幼稚園でもこれから野外での水遊びやプール遊びが始まります。中耳炎や外耳炎、時に鼓膜炎でスイミングの際の生活指導や耳栓の着用指導を行う機会が増えてきました。
17日:  梅雨の合間は夏の気配です。今年の小児の夏かぜシーズンは、特定の疾患の大流行はありませんが、当院ではややヘルパンギーナが目立っています。この疾患で典型的なパターンだと、急に高熱が出て、のどの奥に口内炎が広がり、口から耳の奥まで痛がって極端に食欲が落ちます。お母様も、お子様が急に体調が悪くなるので、思わず心配になることが多くなります。ただしこの病気には病原菌のウイルスに直接効果のあるお薬はありませんので、2〜3日、対処療法で経過をみることになります。この時期、幼児で夜間に急に熱が出た場合には、口の中を保護者の方が見ていただいて、のどちんこ(口蓋垂)の周りに口内炎が広がっているようであれば、翌日までは水分補給のみで経過をみることも可能です。ただ、単純ヘルペスの初回感染の初期も同様の所見のこともあり、この場合は初期から症状が強ければ効果のある抗ウイルス剤もありますし、同じようなウイルスで手足口病もあります。こちらの病気のほうが症状が軽い場合が多いのですが、逆に頭痛や吐き気が強ければ無菌性髄膜炎も心配しなければなりません。このようにかぜ症状の初期には、私も保護者の方と一緒になって経過を観察していく場合が多くなります。耳鼻科の立場では、お子様の扁桃腺が弱い、アレルギー体質がある、耳が弱い、、などの体質も勘案しながら小児科の先生方とも連携しながら診察を進めています。
 梅雨入りが早く雨模様の日が多かったせいか、今シーズンの初夏の雑草花粉症シーズンは、顔を腫れ上がらせるような強い反応の方はほとんど見かけませんでした。例年、小児で公園や草むらで遊んで結膜炎が強くなり眼科に治療をお願いする場合や、運動部の学生で外でのスポーツの際に症状のコントロールが効き難くて治療に難渋する場合もあるのですが、今シーズンは穏やかな外来でホッとしています。これから梅雨本番ですので、雑草花粉症のシーズンは一旦終わりになると思います。
  成人百日咳、舌下粘液嚢胞開窓術など。
23日:  例年同時期に比べて小児の夏かぜの発生は少ないようですが、ややヘルパンギーナとアデノウイルス感染症(咽頭結膜熱、プール熱)がやや目立ちます。学童の学校健診の報告書により来院される方も少なくなり、当院は落ち着いた外来です。
 夏の気配と共に、外耳炎、外耳道湿疹の方が目立ってきましたが、まだ耳せつ化したり首まで蜂窩織炎化して注射薬に頼らざるを得ない方は見られません。
 市内の小学校で百日咳の集団発生も見られたようです。20歳代の方は百日咳の予防接種政策の谷間に当たり、抗体の無い方が多いです。成人で普段気管支が丈夫にもかかわらず重症化しない長引く咳が出る方に対しては、百日咳も念頭において診察を進めています。
  扁桃周囲炎、頚部蜂窩織炎、急性喉頭炎、外耳道真珠腫、百日咳など。
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08年 5月  2日:  明日より4連休です。当院でもお休みを頂きます。連休の旅行への影響を心配したり、医療機関がお休みになることを心配して来院された方も見られました。ゴールデンウィーク中は気候が良いことから、風邪の治りは総じて良好なことが多いので、平素より抗生物質にたよる治療は少なくなりましたが、来院された皆さんが楽しい休暇を過ごせるようにと念じながらの診察でした。
 6日:  ゴールデンウィークも終わりです。私もささやかながら心と体の洗濯をさせて頂きました。(^.^) 
 さて、明日からは連休もあけ、風邪の流行パターンでは、夏風邪のシーズン入となります。寒い季節の上気道炎に比べて、のどの炎症が強くなり、小児では急に発熱したり消化不良を併発するパターンも見られます。昨年のようにB型インフルエンザが流行しなければ、病院の診療風景は一気に夏モードとなります。またこれからの季節、学童では学校健診の報告書を持参する方や、学生では修学旅行中の体調を心配しての受診も増えます。特に学校健診は、症状が出て病院を受診した場合より、やや甘く診断します。逆に言えば、普段家庭で保護者の方がそんなに症状が気にならない場合でも、耳鼻咽喉科専門医の立場で見れば、ある程度はっきりした所見のある場合が多いのです。特に、中耳炎に伴う難聴や耳閉感、鼻炎に伴う鼻閉による頭重感、集中力不足などは、小学校低学年では本人も慣れてしまって日常生活に不都合な症状があっても、本人から訴えなくなっていることも多々あります。学校健診の報告書で病気の疑いを指摘された場合で、長年診察を受けていない方は、積極的に診察を受けて、症状の程度と、対処法(経過をみるだけでよいのか、積極的に治療すべきか、風邪をひいた場合などの症状が強くなった場合に手当てするだけでよいのか、スイミングはどのように影響するのか、など)を相談されることをお勧めします。
 スギ花粉は先月22日に飛散終了日を迎えましたが、ヒノキの飛散は続いています。また例年より初夏を思わせる陽気が続いたためか、例年なら連休明けに開花が目立つイネ科花粉症で症状が強く出やすい代表的な「カモガヤ」の開花が連休前にも観測されており、5月の雑草花粉症の症状の強く出る方が多くなることも予想されます。
12日:  やはりじわじわと夏かぜの季節が近づいています。保育園の中には、手足口病が流行りだした施設もあるようです。夏かぜは、のどの反応が強くなる傾向があります。それに加えて、急な発熱や結膜炎、消化不良などを併発することもあります。
 五輪開催を前にした中国やシンガポールで手足口病が流行しているとの報道がありました。中国安徽省では、7日現在で患者数が1万6千人に達し、死者28人とのことです。恐らく小児を中心に無菌性髄膜炎を起こしやすいエンテロウイルス71型が広がっているものと思われます。松山でも5年ほど前の夏に小児で手足口病が流行した際には、無菌性髄膜炎を来たす例もみられました。0歳児の細菌性髄膜炎のように重症化したり重い後遺症を残すことはまずありませんが、松山でもこの夏流行しないか少し心配です。手足口病の多くは軽く終わることが多いのですが、やはり高熱、意識障害、繰り返す嘔吐には注意しなければいけません。
13日:  15日木曜日は大阪で開催される日本耳鼻咽喉科学会総会出席のため、1日だけ休診とさせて頂きます。当日は、今後の診療に役立たせるべく、最新の知見を吸収するつもりです。ご迷惑おかけしますが、何卒宜しくお願いします。かかりつけの方で、当日体調に不安を感じる方は、遠慮なく院内に掲示してあります、私の連絡先までご連絡下さい。
 今週初めには、学童でB型インフルエンザを疑われる方もいました。昨年同時期のような流行はみられませんが、様々な感染症に注意して診察を進めています。
 イネ科を中心とする初夏の雑草花粉症で症状の強くなる方も目立ち始めました。この時期の代表的な花粉はカモガヤ花粉ですが、例年5月の連休明けに咲くことが多いのですが、ことしは連休前にも咲いていたとの情報もあり、雑草の花粉症シーズンも今年は心持早いのかもしれません。
  溶連菌咽頭炎、マイコプラズマ感染症、ヘルパンギーナなど。
16日:  無事、学会に参加してきました。今、最もホットな分野である再生医療の耳鼻咽喉科領域への応用など医療の未来に光明の見える学会でした。私の立場で日常診療に役立つ知識では、やはり小児の中耳炎の取扱いのセミナーがおおいに参考になりました。鼓室内粘膜が肉芽様でインフルエンザ桿菌による持続感染が疑われた場合には積極的に鼓膜切開やチューブ留置を考慮すべし、就学前児童で反復性中耳炎例では放射線被爆のリスクを勘案してもCTなどの画像診断で側頭骨(中耳を包む頭の骨です)の含気や発育を評価すべし、乳幼児のおしゃぶりや臥位での哺乳は中耳の換気の観点から好ましくない、、などです。その他諸々、今回の学会で得た知識を大いに診療に活用したいと思います。
20日:  ヒノキ花粉の飛散は、10日で飛散終了しました。
 ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱などの夏かぜが、小児の間で増えてきました。保育所、託児所などの施設単位で少しずつ集団発生も見られてきました。一方、冬の代表的な感染症であるB型インフルエンザは、昨年同時期と違って見られなくなりました。
  先天性耳瘻孔化膿症、外傷性鼓膜穿孔など。
28日:  昨日27日に四国地方が梅雨入りしたそうです。びっくりするくらい早い梅雨入りです。例年、カモガヤを代表とするイネ科雑草花粉症は、5月中旬から目立ち、6月初旬に勢いが無くなり、6月中旬の梅雨入りでほぼ終息するのですが、これだけ梅雨入りが早いと、私も診療のリズムが少し乱れそうです。梅雨入りしても、やはり花粉の飛散は続くのでしょうが、例年より早めに飛散の勢いが無くなったり、雨で花粉に暴露する機会も減りますので、症状が強くでる人は少なくなると思われます。(^.^)
 小児では、溶連菌咽頭扁桃炎などの細菌感染に混じって、ウイルス性の夏かぜで急に高熱の出る方も少しずつ目立ってきました。
 一昨日の新聞報道にもありましたように、全国的な傾向と同様、中予地区でも百日咳の小児の報告が出ています。百日咳の診断は、三種混合ワクチン接種前の乳児であれば、抗体の検出で比較的簡単に判明するのですが、予防接種を受けた後の大人では、確定診断が難しくなります。白血球とその中のリンパ球が多くなり特徴的な咳が続けばかなり疑わしくなりますが、特徴的な咳が出てくる痙咳期には、細菌培養検査では検出できないことが多くなり、血液検査による百日咳の抗体をみる凝集素価検査では、予防接種による抗体を持っている場合が多いので、確定診断にはペア血清とよばれる急性期と2週間以降後の回復の抗体の変化を見る必要があるからです。それでも百日咳の抗体の中の山口株が多ければ(専門的にはシングル血清40倍)可能性は高くなります。また、同様の臨床症状でまぎらわしい感染症にマイコプラズマやクラミジアもあり、診断のためにどのレベルまで検査するか迷う場合もあります。当院ではまだ典型的な百日咳の方は見かけませんが、強い咳が続く場合には注意して診察を進めてみます。また小児科や呼吸器内科との連携も図っていきます。
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08年 4月  5日:  新年度を迎え、診療報酬改定作業もなんとか無事終わりました。桜も満開で、今週末が松山のお花見のピークになりそうです。石手川公園も道後公園も賑やかです。学童の春休みも後半を向かえ、感染症の流行は見られません。インフルエンザの発生もごくわずかです。溶連菌咽頭炎、アデノウイルス感染症が散見される程度です。
   入口も桜 出口も桜かな  子規
10日:  学童の新学期が始まりました。久しぶりに来院したお子様に「今度、何年生?」と時に質問します。つい先日まで、お母様の膝の上で診察を受けていた印象が残っている子が、しっかりと自分で学年を教えてくれたり、症状を自分なりに話してくれるのを聞くと、成長の速さに喜びを感じつつ、ふと時の流れの速さに驚かされます。
 スギ花粉の飛散終息はまだのようですが、飛散はわずかとなっています。先週末にヒノキ花粉の大量飛散がありました。ヒノキの飛散は昨シーズンかなり少なかったこともあり、やはり今シーズンは4月後半まである程度大量に飛散しそうです。それでもスギ花粉に比べ、抗原性は弱く、また抗体を持つ方も少ないのでスギ花粉の大量飛散時のような強い症状がでることはまずありません。スギ花粉症が無くて、急に目のかゆみやくしゃみを感じた方は、春の雑草の花粉症の可能性もありますのでご注意下さい。
  麻疹、嚢胞状甲状腺腫、耳下腺嚢腫、良性発作性頭位幻暈症など。
13日:  当院の植栽も新緑が鮮やかになりました。プランターのチューリップも花を開きました。時には、ウグイスの鳴き声も聞こえます。新学期、新年度入りとともに、当院の診療もいつものパターンに戻りました。インフルエンザは全く見られなくなりました。難治性反復性中耳炎や慢性副鼻腔炎の方も軽快する方が目立ってきました。ただ、まだ難治性中耳炎が軽快しないお子様は、どの時点で鼓膜切開したりチューブ留置に踏み切るか、悩ましい時期にもなりました。
 後期高齢者医療制度の本格運用とともに、保険証が郵送されない、などの運用のトラブルも報道されるようになりました。制度の名称も長寿医療制度と急に変更するそうで、運用のドタバタを象徴しているみたいです。当院でも、まだ新しい保険証を手にしていない患者様については誠意をもって手続きのアドバイスをする所存です。
15日:  昨日から初夏を思わせる陽気です。ゴールデンウィークももう直ぐといった趣です。ゴールデンウィークと体育の日前後は1年で最も気候がよく風邪の流行らないシーズンです。当院でも新しく風邪を引く方が少なくなり、中耳炎や副鼻腔炎が治る方も目立つため、今日の午後の診察は閑散として、夏休みの午後の診察風景みたいでした。今年の冬はインフルエンザもおもいのほか流行らず、スギ花粉の飛散も少なかったために、例年の冬よりはおだやかな診察が続いたのですが、それでも2〜3月は耳鼻科が最も忙しい時期でしたので、私もホッと一休みでした。
21日:  スギ花粉の持続的飛散は先週末で終わりましたが、いましばらくわずかな飛散はありそうです。ヒノキ花粉が昨年に比べて大量に飛散しています。また今の時期は1年で最も多種の雑草の花粉が飛散します。また、ここ10日ほどで4回低気圧が通過しました。スギ花粉症を有する方で、今月に入り花粉症症状の残る方は、ヒノキや雑草の花粉症か、鼻粘膜の過敏症が残っているものと思われます。
 天候不順のためか、軽い症状のウイルス性上気道炎にかかる方もここ1週間ほどやや増えました。また、発熱を来たす感染性胃腸炎に伴って上気道炎の症状を続発する小児もやや目立ちました。
  頬粘膜腫瘍、萎縮性舌炎、舌骨腫、好酸球性副鼻腔炎、良性発作性頭位幻暈症など。
25日:  明日よりゴールデンウィークです。例年もそうですが、特に今年のゴールデンウィークは総じて温かく天気が良いそうですので、学童の長期休暇入りの要因と相まって、風邪の流行りにくい時期になりそうです。
 当院ではほとんど見かけませんが、中予地区ではB型インフルエンザの報告があります。また、今の時期にしては、発熱を伴う上気道炎もやや多い印象です。
 スギ花粉は22日で飛散終了日を迎えました。
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 春です。当院の外構も花いっぱいです。玄関横のはなみずきです。松山には「はなみずき通り」もあり、広く市民に愛でられています。
     
 開院以来の時を経て樹形は整っていませんが、つつじが咲きました。^_^; 写真右は病院駐車場奥のチューリップです。今年は、暖冬かつ4月下旬に急に”暑く”なりました。北海道では極端に早く桜が咲いたそうですが、当院も皐月の花が早々と咲きました。
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08年 3月  3日:  先週後半にスギ花粉がはじめて大量に飛散した模様です。今シーズン初めて発症した方も目立ちました。日本気象協会の花粉飛散予報の基準では「非常に多いでしょう。警戒してください」のレベルでした。ただし昨年のような目だった大量飛散ではありませんので、室外に出る機会の少ない方や、初期治療で抗アレルギー剤を服用している方で症状の増悪した方は少なかったです。
 6日:  今週は雨模様の気候のためかスギ花粉の大量飛散は続きませんでした。過去の平均と照らしても3月初旬でこれだけ花粉の飛散が少ないシーズンはめずらしいです。おかげで快適に過ごされている方がほとんどで、私も例年よりリラックスして診察に望んでいます。
 インフルエンザもA型の集団発生はほとんどみられません。中予の小中学校は目立った学級閉鎖もなく3学期を終えることが出来そうです。ただし、幼児、学童、中高生、成人と広い年齢でA型の散発発生は続いており、家族内感染はよく見られます。さらに当院では、中高生を中心にB型の発生も見られています。今年の冬も冬日は椿さんの2日だけで、松山から望む石鎚連山がうっすら雪化粧したのも先月末ぐらいでした。気象庁の発表では今年の冬は全国的には昨年よりは寒く平年に近かったとのことですが、松山地方の実感からは暖冬の気配でした。このため、例年よりはインフルエンザが流行せず、スギ花粉の飛散が少ないのでしょうか。例年の冬よりは急性中耳炎や急性副鼻腔炎の続発などで風邪をこじらせる方が少ないのはなによりです。(^.^)
 小児では、溶連菌咽頭炎が目立ち、少ないながらアデノウイルス感染症、マイコプラズマ感染症もみられました。アデノウイルスは成人、小児とも高熱がでることが多いです。また小児では、マイコプラズマ感染症でも肺炎まで至らなくても早期から高熱がでることもあり、発症初期にはインフルエンザとの区別が難しいことがあります。例年の冬に比べるとのどかな外来ですが、急に発熱した方を診察する場合には、インフルエンザと他の感染症の鑑別診断に注意して診察をすすめています。
  真珠腫性中耳炎、亜急性甲状腺炎、顔面神経麻痺、嚥下機能低下、頚部リンパ節炎など。
11日  春の陽光です。今日は黄砂ではなくスギ花粉で車のフロントガラスがうっすら黄色くなっていました。この日曜日から、昨シーズンほどの”超大量”ではありませんがスギ花粉の大量飛散が始まりました。恐らく今週が花粉飛散のピークになると思われます。昨シーズンよりほぼ1ヶ月遅れです。コンビニに立ち寄ると、目立つ場所にサングラスやマスクなどの花粉症対策グッズのコーナーが設けられていました。時期適切・臨機応変でさすがコンビニと感じ入りました。
15日:  今日は朝から雲ひとつない晴天です。1週間前かこの週末がスギ花粉の最大飛散の日となりそうな予感です。そのような時に大変恐縮ですが、本日は私が慶事出席のため臨時休診とさせて頂きました。実は当院スタッフの結婚披露宴が県外であります。私にとっては特に感慨深い日となりそうです。何卒ご理解ご協力お願い致します。院内にも既に掲示しておりましたように、かかりつけの患者様で病状に不安のある方は私の連絡先までお電話頂ければと思います。宜しくお願いいたします。
 春の陽気に誘われて、八幡浜までドライブしてきました。陽光に輝く八幡浜沖の宇和海です。諏訪崎をバックに別府・臼杵行きのフェリーが行き交います。
     
 おさかな牧場シーロード八幡浜です。少し沖合いにある本格的ないけすにビューブリッジを利用して気軽に渡れます。30cmから大きいものは40cm級のタイを釣る引きの感触が気軽に味わうことができます。写真右のように大量に泳いでいますので「入れ食い」過ぎるのが難点ですが、、(^.^)
     
 帰りは長浜沿いの夕やけこやけラインを通って帰りました。宮崎の日南海岸ロードパークや湘南の西湘バイパスなど素晴らしいシーロードは他にもありますが、四国でも「静」の夕やけこやけラインと、「動」の高知の東洋町から室戸岬にかけてのR55は最高です!下灘駅近くの予讃腺の土盛には菜の花が咲誇り、海岸の青と菜の花の黄色のコントラストが目にも鮮やかでした。本当は列車をバックに写真を1枚とも思ったのですが、なかなか通ってくれません。(^^ゞ
21日:  春休み入りを前にして、インフルエンザの発生は劇的に減った模様です。スギ花粉は昨年のような大量飛散の日はありませんが、10日から18日にかけて日本気象協会の判定基準で警報レベルとなる1日50個以上の飛散が続いたため、症状の強くなる方も目立ちました。例年よりかなり遅く、3月中旬が飛散のピークになりそうです。ただし桜の開花予想も例年より早まりそうなことから、今後はスギ花粉の大量飛散は続かないものと思われます。
 春休みの帰省を前にしての診察のお子様も目立ってきました。もう直ぐ春休みです。感染性の病気は急速に少なくなると思われます。冬に治りが悪く難治性や反復性中耳炎の小児も軽快する例が増えてきました。のどかな外来の訪れももう直ぐでしょう。(^.^)
25日:  学童の春休み入りに合わせるかのように、今日、松山の桜の開花宣言がありました。平年より3日早いとのことです。例年、桜の開花時期にスギ花粉の飛散は勢いがなくなります。今後は飛散量は少なくなるものと思われます。ヒノキ花粉の飛散開始日と初観測日が同時に22日となりました。ヒノキ花粉は昨年かなり少なかったので、今シーズンは多いと予想されます。また先週より春の早期のイネ科花粉の飛散も見られるようになってきました。長年スギ花粉症の方の中には、共通性抗原のヒノキ花粉の抗体も増えてくる方がいます。同様にスギ花粉の抗体を持つ体質があればイネ科花粉を有する方もいます。このような方は、これからの1ヶ月ほどは、鼻や目のアレルギー症状が屋外でひどくなった場合には、どこまでがスギ花粉症の名残で、どこまでがヒノキ花粉症やイネ科花粉症か判別がつきにくくなります。治療をする立場から見れば、抗原抗体反応が主体のI型アレルギー反応の治療を行うことには違いはないのですが、アレルギーの初期症状か遅発反応かを出来るだけ見極めて治療薬を選択することになります。これからスギ花粉症が長引いてなかなか症状の取れない方で、具体的なアレルギー検査を受けたことの無い方は、「敵を知る」意味でRASTなどの血液検査で、体内の個別の抗体量を調べてもよいと思います。
30日:  インフルエンザはA型、B型ともに劇的に減っていますが、まだまだ散見されます。運悪く発症した方とは「どこでうつされたのでしょう?」と患者様とお互いに頭を傾げ合うこともありました。ただし、インフルエンザ様疾患ともいえる病原微生物が特定できかねる急に高熱から発症する急性上気道炎もそれなりに目にしますので、診察の気は抜けません。
  仮性クループ、下咽頭熱傷、嚥下性肺炎、喉頭肉芽腫、顔面神経麻痺など。
31日:  明日からは新年度です。庶民としてはガソリンの値段が気になるところですが、医療の現場では2年毎の診療報酬改定が行われます。昨年の建築基準法の改定による建築業界のドタバタほどではないにしろ、毎回実施の細目が決まるのが直前ですので、いつもレセコンと呼ばれる医事会計システムが無事に稼動するかやきもきします。今日も、その準備と確認を行いながら、このホームページを更新しています。
 今回の改訂では、後期高齢者医療制度の発足で、内科的には後期高齢者診療料と呼ばれる包括的な外来での医療制度が始まります。当院では直接この制度を利用することはありませんが、内科で包括的な医療を受けている方の診療のサポートでは服用中の薬剤の確認などこれまで以上に注意深い診療が望まれそうです。
 また、外来管理と呼ばれる診療報酬体系が5分間以上の診療で認められることになりました。診察時間に5分の区切りが出来るという初めての試みで、全国的にも外来診療の雰囲気が微妙に変化するかも知れません。この制度が外来診療が少しゆったりするという意味で良い方向に向かうのか、ぎくしゃくするのか私にはまだ判断がつきかねます。
 愛媛県では診療報酬改定により6才未満児の自己負担割合が2割に減るのに期を一にして、6歳未満の未就学児の通院自己負担への県と市町村による公費負担が始まります。聞けば東京都区部では15才未満まで医療費無料の地区が多いとの事で、全国的には導入の遅い地方に入ります。保険医は皆そうだと思いますが、日頃の診療では私も通院されている保護者の方の医療費の負担を気にしてどこまで検査すべきか迷う場合も多々あるので、医療費の負担が減ることは私にとってもプレッシャーが減って良いのですが、国民医療費の観点から見ても、どの程度まで患者個人が負担するのがベターなのか、なかなかに悩ましい点です。
 さらに、小児救急を代表とする救急医療の人的資源と財源の確保の観点から、平日土曜日や日曜日、平日午後6時以降の初診料、再診料と呼ばれる基本の診察料が増額されることになりました。これまでは救急医療の現場で、待ち時間が惜しいので気軽に夜間救急を利用するなどの医療の「コンビニ」化で本当に必要な患者に十分な治療が施せないなどの暗の部分などもあり、やはり救急医療的な医療を求める人にはそれなりの負担を求めるのは好ましいことだと思います。当院も、これまでの日曜診療は、日曜日でも前もって届け出た定期の診察日ですので、平日となんら変わらぬ診察料でしたが、今回の改定を期に土曜午後と日曜の診療は診察料が割高になります。3割負担の方で150円UP、院外調剤薬局も同時に利用すればそちらでも負担が増えます。さて、みなさんはこれを安いと見るでしょうか?高いとみるでしょうか?
 耳鼻咽喉科関連では、15才未満の難治性滲出性中耳炎の患児に耳鼻咽喉科特定疾患指導管理料という料金が新設されました。滲出性中耳炎から派生した様々な病態で長期管理が必要な場合に月1回、3割負担の小児で450円負担が増えます。耳鼻科外来診療の現場では、最も後遺症が残りやすい病気の代表的なもので、我々はいかに難治性反復性中耳炎の患児を健康な大人にしてあげられるのかが、診療の大きな柱の一つです。耳鼻科医にとっては専門性のある技術をやっと適正に評価して頂いた想いです。さてこの治療費もみなさんはどう評価されるでしょうか?
 最後に、医療費抑制の柱として後発医薬品(ジェネリック)医薬品の使用促進も今回の改訂の大きな柱です。前回の改定で、院外処方箋に後発品への変更を許可する欄が新設されましたが、今回の改訂では後発品への変更が標準仕様となりました。応需する調剤薬局が先発品と後発品を用意して患者様に提示する必要があり、在庫管理などで調剤薬局にとっては大きな改定になったようです。当院では、最寄のエンゼル調剤さんともども前回の改定でいち早く後発品の使用促進に取り組みましたので、今回の改訂ではスムースに移行できそうです。 (この項は院長の徒然草にも転載しています)
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08年 2月  1日:  雨模様の湿気た気候が続いたためか、インフルエンザによる学級閉鎖は広がっていませんが、Aソ連型の発生は徐々に増えています。
 29日に松山地方のスギ花粉の飛散開始日を迎えました。こちらも雨模様のためにまだごく少量の飛散ですが、雨の後に寒さが緩めば、大量飛散の日も迎えそうです。引き続き、レーザー治療を希望する方が目立っています。
  耳介血腫、扁桃周囲膿瘍など。
 8日:  思いのほかスギ花粉は飛散していません。1月末から、来院された患者様には「このあと初めての飛散がふわっときますよ」とお伝えしつつ診察していましたが、なんだか”おおかみ少年”になったような気分です。^_^;
  逆流性食道炎、顎関節症など。
13日:  今日の午後より少し寒さが和らぎ小春日和のようです。これからはさすがにスギ花粉のまとまった飛散が始まると思われます。スギ花粉症の体質の方はご注意下さい。
 インフルエンザは1月下旬の八幡浜地区に続き、今治や四国中央市でも流行の警報発令レベルに達しました。しかし、中予地区では学級閉鎖が広がるような感染の広がりは見られていません。やはり、雨模様の気候が断続的に訪れたためかもしれません。引き続きおだやかな外来が続いて欲しいものです。今の時期の代表的な耳鼻科関連疾患のスギ花粉症とインフルエンザは穏やかに推移していますが、小児の感染症では、流行ではないものの、手足口病、アデノウイルス感染症、マイコプラズマ感染症、溶連菌感染症など多彩な疾患が散見されています。特に小児の感染症についてはいつにもまして、注意深く診察しています。
17日:  13〜15日に伊豫豆比古命神社の春祭りである椿祭りが斎行されました。松山では例年「椿さん」の頃が最も寒くなるといわれています。今年もジンクス通りで、期間中に今年初めての冬日を迎えました。寒さは厳しかったものの、やっと冬日ということで今年も暖冬で終わりそうです。耳鼻科医の立場でみると「椿さん」の頃にインフルエンザが流行り、スギ花粉の本格的な飛散が始まることが多いのですが、今年は例年と少し様子が違うようです。暖冬気味のせいか、中予では思いのほかインフルエンザの流行は広がらないようです。市内の小中学校の学級閉鎖もほとんど見られません。Aソ連型の流行もピークを超えたかもしれません。また、スギ花粉も例年以上に飛散せず、まるで秋のように”ぱらぱら”とわずかに飛散する程度です。スギ花粉症の方で症状の強い方はほとんど見られません。(^.^) 暖冬気味だと本格的な飛散が早まることが多いのですが、今年のこの傾向は私にとっても意外です。ただし、昨年も飛散開始が遅かったものの本格的飛散はいきなり大量飛散となりましたので、やはり今後は、症状を感じ始めれば外出時のマスク着用などの防御策を心がけてみて下さい。
23日:  今週後半の寒波の緩みとともに、少ないながらスギ花粉が持続的に飛散した模様です。今シーズン感じ始める方も目立ち始めました。インフルエンザも引き続き発生していますが、やはり学級閉鎖が広がるような集団発生は少ないようです。引き続きA型の発生がほとんどですが、わずかにB型も散見されます。当院では、今シーズンまだインフルエンザに二度罹る方は見られませんが、B型は予防接種の効果が弱いことがほとんどですので、予防接種を受けた方も感染にご注意下さい。またさすがに2月ですので、原因の特定しきれないウイルスで、発熱が持続する「インフルエンザ様感冒」も増えています。
  内リンパ水腫、突発性難聴、睡眠時無呼吸症候群、ポリープ様声帯など。
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08年 1月  1日:  あけましておめでとうございます。本年が皆様にとって良き年でありますように。今年も当クリニックを宜しくお願い致します。
   婆々さまの 話し上手な こたつ哉  子規 (子規記念博物館 今月の俳句より)
 4日:  本年の診察が始まりました。年末年始の救急病院は大混雑だったとのことです。長期の休み明けは、何時もながら年末に診た方の病状がこじれていなかったかどうかが一番気になります。今日の診察はやはり何時もより少し緊張しました。大晦日のNHK「行く年来る年」では、久万高原町の45番札所の岩屋寺が紹介されていました。見れば一面の雪景色で、思わず北陸地方のお寺のようでした。年末に寒波が襲来したせいか、中耳炎の治りの悪い小児が例年よりやや多く、天候のせいにして少しがっかり、、かつ自分の力量の及ばなさにひとしきり反省、、でした。
 8日:  寒波と雨模様のせいもあり、急性副鼻腔炎や急性中耳炎が風邪の後に続発する方が目立ちました。鼓膜切開を要する方も多かったようです。学童が今日まで冬休みだったせいもあり、インフルエンザの発生は散発的で集団発生はまだみられませんが、これから集団生活に戻る新学期です。寒波で”乾燥”する天候になれば、1月中旬からはインフルエンザの急増も心配されます。
 新年と共に、耳鼻科ではスギ花粉症も気になるところです。松山市内では年末もスギ花粉がわずかながら観測され続けており、観測の規則上の”初観測日”はここ数日前にすでに終わっているのかもしれません。スギ花粉症を有する方で、外出した際に鼻や目がムズムズした時は、スギ花粉症の初期症状かもしれません。花粉症のレーザー治療を希望して来院される方も目立ちました。
  扁桃周囲膿瘍、幻暈症発作など。
11日:  年始後の雨とその後の寒波の弱まりでスギ花粉がわずかに飛散したと思われます。スギ花粉症をかすかに発症した方が見られました。
13日:  幼児からB型インフルエンザを検出しました。A型に比べ症状は軽いものの、予防接種の効果が悪く症状が長引くのが特徴です。現在は全国的にも発生は少ないようですが、今後、A香港型の流行入りも含め、インフルエンザの二度がかりに注意して下さい。
15日:  冬休み明け後の連休明けで、集団生活のペースが戻る時期に、乾燥の中で寒波が来襲しました。冷えて乾燥した環境ではインフルエンザをはじめとする冬のウイルスが増殖伝播しやすくなります。インフルエンザが集団発生した保育園もありました。これから2月いっぱいが冬の感染症の流行シーズンとなります。当院でも今週に入り、A型インフルエンザにかかる方が多くなってきました。小中学校での集団風邪による学級閉鎖も今後出てくるものと思われます。言い古された注意ではありますが、睡眠休養をしっかりとって免疫力を落とさないようにして、これからの風邪の流行シーズンを乗り超えてください。
  突発性難聴にともなう幻暈症、顎下腺唾石、外傷性鼓膜穿孔、アデノウイルス感染症など。
18日:  17日が松山市のスギ花粉の初観測日となりました。私の予想よりは案外遅かったです。今日は午後から暖かかったこともあり、今日もわずかに飛散していたかもしれません。当院でもスギ花粉症の初期治療やレーザー治療を希望して来院される方が増えてきました。そろそろ初期治療の予防薬を手元に置いて、天気の良い日に鼻や目がムズムズしたら数日服用してもよいと思います。持続的に飛散する飛散開始日は例年よりやや早まるとの予想が多いようです。NHKの花粉予報などを利用しながら1月下旬から予防薬を定期的に服用すれば、花粉症の諸症状はかなり抑えられます。レーザー治療は粘膜が本格的に反応する前が効果的ですので、来週中までに済ませると効果的だと思います。
 A型インフルエンザの集団発生が、保育園や幼稚園で目立ってきました。恐らく来週には、小中学校の学級閉鎖も広がってくると予想されます。
24日:  週初めより寒波が訪れていますが、雨雪模様で多湿な気候です。インフルエンザなどの冬のウイルスは乾燥した環境で感染力が強くなりますので、先週の予測とは違い、インフルエンザの集団発生は広がっていません。また、現在松山で広がりつつあるAソ連型のインフルエンザは予防接種の抗体のタイプが合っていたためか、予防接種を受けていてインフルエンザに感染した方は総じて症状の軽い方が多いです。また、雨模様のことからスギ花粉の持続的な飛散もまだのようです。今の時期にしては比較的穏やかな外来が続いています。(^.^)
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