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’10年 今月の疾患情報

10年12月 1日:  師走です。11月下旬からは大街道の電飾や全日空ホテルのクリスマス・ツリーが飾り付けられ、ロープウェイ街の電飾も始まり、街は一気にクリスマス気分です。今日は午後からスタッフ総出で院内の大掃除を行いました。数ある病院の中でも一番早い?大掃除です。例年なら水も冷たいのですが、今日は小春日和のように暖かく、思わず汗ばみました。
5日:  北海道を中心にA香港型のインフルエンザが増えていますが、愛媛県では微増程度で流行には至りません。当院でもまだ検出していません。当院では総じて軽いウイルス性上気道炎の方がほとんどですが、溶連菌咽頭炎、マイコプラズマ感染症も目立っています。溶連菌は成人発症例も見られます。小児では中耳炎が反復化、難治化するケースが徐々に増えつつあります。
 今週、7年振りとなる医療用の経口抗アレルギー剤が販売承認されます。眠気が少なくかつ効果が高く、先に発売されている欧州でのシェアは一位、米国では二位とのことです。来シーズンの花粉症診療の有力な選択枝になりそううです。
  口腔熱傷、外傷性鼓膜穿孔、シェーグレン症候群、良性発作性頭位眩暈症など。
11日:  例年になく、今の時期でも当院ではインフルエンザは検出しません。(^.^) 松山では増加していませんが、先週今シーズン初めて西条の幼稚園で学級閉鎖がありました。今後、A香港型の流行とB型の散発に注意たいと思います。当院ではノロウイルスと思われる感染性胃腸炎にともなう上気道炎が目立ちました。
 11月下旬より松山ではスギ花粉の飛散が少量ながら続いています。大量飛散した昨シーズンよりも多い飛散です。ひょっとすると来シーズンのスギ花粉の飛散量は、過去二番目に大量飛散した昨年に匹敵するかもしれません。
  咽頭異物、扁桃周囲炎など。
12日:  来週は早くもクリスマスです。冬のボーナスも出て、忘年会シーズン入りです。週末の昨日の大街道や二番町は人込みでごった返していました。クリスマス前には、来院される子供たちにささやかながらプレゼントを用意しています。時に私から当院スタッフに伝えているのは、”病院はレストランやブティックと違い好き好んでくる人は誰一人としていないので、忙しい時でも個々の患者様の立場に立って対応したい”ということです。体調不良のお子様やその看護で疲れている保護者の方にささやかながらホッとして頂ければ幸いです。
15日:  今日は冷え込んでます。今日から年賀状の受付も始まりました。一歩ずつ年末の気配です。インフルエンザではないが急な高熱が先行して発症する上気道炎など、症状の強い風邪も増えてきています。
18日:  昨日今日の外来は、反応が強く鼓膜切開を余儀なくされるお子様、滲出性中耳炎の今冬の改善が期待できずチューブ留置術を余儀なくされるお子様、急な高熱で反応の強い上気道炎の方などが見られ、冬本番の気配でした。
 インフルエンザが全国的には今週か来週にも流行入りの発生数になる見込みです。全国的にはA香港型>新型>>B型の発生数です。当院も含め中予地区での発生はわずかですが、やはり来年1〜2月のA香港型の流行が予想されます。
 スギ花粉の季節前の飛散が11月後半から12月前半まで目立っています。まだわずかな飛散量ですが、大量飛散のシーズン前の秋の飛散は多くなる傾向が見られることより、来シーズンはこれまでの予想の「平年並みよりやや多い」から「平年並みよりかなり多目」に飛散する可能性があります。そろそろ来シーズンのスギ花粉症の予防のためにレーザー治療を希望される方の来院も始まりました。
  外耳道真珠腫など。
24日:  メリー・クリスマス!! 今週に入り、当院外来は一気に年末モードです。年始までの処方をすることが多くなりました。年内には治ってほしいと願って治療している中耳炎の子供たちへの治療は例年ながら力が入ります。
29日:  今年の診察も無事終わりました。年末に診察を受けた方々の健やかな年末年始をお祈りしています。
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10年11月  1日:  11月になりました。猛暑の9月のせいであっという間に晩秋の装いです。風邪にかかる方が徐々に増えて、また二次感染で中耳炎や副鼻腔炎を続発する方も徐々に増えつつあります。当院外来も少しずつ冬の気配です。
 ヨモギを中心としたキク科花粉症は10月前半で勢いは無くなりましたが、イネ科花粉の飛散は続いています。10月中旬に松山でごくわずかなスギ花粉の飛散が観測されています。例年みられる現象ですが11月から観測の頻度が増えてくるようだと、やはり来シーズンは飛散の多い年になりそうです。
 先週は松山市内の複数の医療機関でA型インフルエンザが見られました。わずかな報告ですので流行は程遠いのですが、インフルエンザの発生から見ても、冬の訪れを感じます。当院ではまだ迅速検査陽性例は見られませんが、急な発熱や全身倦怠感、咽頭所見などを総合的に判断してインフルエンザが否定できない方には、一昨日より迅速検査を始めました。
  溶連菌咽頭炎、マイコプラズマ感染症、メニエール病、咽頭異物、耳介血腫、扁桃周囲炎、バセドウ病、橋本病、甲状腺嚢胞など。
 6日:  秋田の病院でインフルエンザの集団発生がありました。北海道と沖縄では集団発生が見られています。全国的にもA香港型が中心に、新型、B型が見られ始めました。今年は昨年流行らなかったA香港型が流行するとの予想もあります。当院では迅速検査陽性例はまだ見られませんが、インフルエンザ様疾患と称するような急な発熱を伴い視診上は上気道粘膜の反応の弱い風邪も見られます。当ホームページのインフルエンザと花粉症のページを来シーズン向けに更新しました。
    インフルエンザ10/11シーズン   松山の花粉症情報 へ
 9日:  明日は学校健診出務のため臨時休診いたします。6月に続き、中島地区の就学時健診への出務です。今年度限りの担当ですが、今回は健診日時の都合で一日休診となりました。当院かかりつけの方で、病状の質問など院長宛に連絡の必要な方は院内掲示の連絡先まで遠慮なくご連絡下さい。
10日:  学校健診は滞りなく終わりました。中島地区の来春の新一年生は、3校で13名とのことです。健診でも大規模校と違って、どこかゆったりしています。私も平素の健診では出来ないのですが、付き添いの保護者の方一人ひとりにお子様の状態をコメントできました。昼休みに校庭で遊ぶ在校生を見ていても、みんなおおらかそうでした。いじめとは無縁な、そんな印象を受けました。中島地区の新入生のみなさんの健やかな成長を期待して中島を後にしました。
13日:  市内の街路樹の銀杏も色付き始め、少しずつ冬の訪れを感じますが、昨日は珍しく秋の黄砂でした。季節はずれの手足口病のお子様も来院され、季節感のちぐはぐな外来でした。今月に入り、北海道でインフルエンザの報告が増えてきています。また愛媛県でも報告が出始めました。四国中央地区と西条地区でA型が散発とのことですが、当院ではまだ見られません。当院では一般的な風邪の方がほとんどです。冬に向かって少しずつ来院される方が増えてきましたが、重症の方、高位医療機関に紹介を必要とする方は少なく、スムースな外来です。
  突発性難聴、反復性耳下腺炎、耳茸、メニエール病など。
16日:  漢方の研究会に出席してきました。老人性難聴にともなう耳鳴症は根本が年齢変化なのでなかなか治すことが難しいです。いかに精神的な面や筋緊張をほぐして耳鳴を不快と感じないよう思って頂けるようにと治療するのですが、治療には難渋します。今回の漢方研究会では、加齢に伴う初症状に漢方が有用との講義がありました。個々人の体質を考えながら、八味地黄丸や補中益気湯が有用との示唆もありました。慢性の老人性の耳鳴に試みても良い漢方だた思われました。
18日:  当院でもノロウイルスと思われる消化器症状を伴う上気道炎の方が見られます。幼児が中心ですが大人でも見られます。
  溶連菌咽頭炎、マイコプラズマ感染症、言語発達遅滞、流行性耳下腺炎、舌根嚢胞など。
25日:  全国的にはインフルエンザが増え始めました。昨年流行のなかったA香港型の流行が、例年並みに1月から増えると予想されています。例年だと当院でもそろそろインフルエンザが見られ始めるのですが、今シーズンはまだ検出していません。小児を中心に溶連菌咽頭炎の方がやや目立ちます。
28日:  朝の冷え込みも目立ち始め、日一日と冬の気配です。そろそろ中耳炎の治りの芳しくないお子様も見られてきました。抗生物質は効いているのに、耳管からの換気が改善せず、急性中耳炎が滲出性化するケースが増えてきています。
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10年10月  3日:  町にはいたるところに秋祭りの飾り付けで、いよいよ秋の大祭が始まりました。夕方には城山公園から帰る神輿やハッピ姿の一団を見かけました。やはり松山の秋祭りは威勢のよい男祭りですね。5日には神輿のかき比べが、7日にはいよいよ鉢合わせが行われます。また明日はいよいよノーベル医学賞の発表です。今年も日本人の受賞の報を聞きたいものです。
 愛媛県の週間疾患情報を見ても、特別な感染症の流行はありません。目だった流行性疾患のないシーズンも久しぶりです。当院でも感染症がこじれる経過の方は少なく、診察のペースも速いです。(^.^) 昨年の今頃は、新型インフルエンザへの対応でドタバタしていたのが嘘のようです。

  食物アレルギーによるクインケ浮腫、咽頭異物、咽頭潰瘍、鼓膜穿孔閉鎖術、鼻茸摘出術など。
 8日:  今日は秋の大祭の後に風邪をひいた恰幅の良い男性も来院されました。口唇ヘルペスも併発してかなり疲れがたまったのでしょう。松山ならではのエピソードです。
 9日:  ノーベル医学賞は残念でしたが、化学賞は日本人の受賞です!iPS細胞の山中教授の受賞はもう少し臨床応用が進んでからでしょうか。マスコミの報道の中には、iPS細胞の作成技術の発見はワトソンらの遺伝子二重螺旋構造の解明以来とのコメントもありました。今年はお預けでしたが遅かれ早かれ受賞するでしょう。経済の元気のない日本です。次は経済学賞を受賞して欲しいものです。
 昨夜は冷気の中、雨が降り続けました。急な気温と気圧の変化は、この秋一番でした。当院でも喘息発作で点滴を必要とする方も見られました。風邪の流行では、やはり特別な感染症の流行はありませんが、それでも溶連菌感染症やウイルス性胃腸炎にともなう上気道炎などが散見されました。
11日:  そろそろ来年のスギ花粉の飛散予想が出始めました。この5日に発表になったウェザーニューズの予想では、四国では大量飛散した05年に匹敵する昨年の6〜7倍の飛散と予想しています。 ウェザーニュース花粉症詳細情報へ 愛媛では昨年が05年以上の大量飛散だったことから、来年は昨年と同程度で過去24年間で史上二番目に近い大量飛散となることが想定されます。昨シーズンは秋や1月にはスギの飛散はほとんど無かったのですが、来シーズンを前にして、今年は11月からスギの少量飛散がある程度目立つかもしれません。
13日:  一般的な急性上気道炎の方がほとんどですが、学童では溶連菌咽頭炎も散見されます。
 先日、中耳炎副鼻腔炎に関する講演会に出席していました。1〜3才児で2週間以上咳が続く症例の83%に鼻腔の持続的な細菌感染があった、ここ10年来、成人の副鼻腔炎で耐性菌への感染が目立つのが30才代の女性であり、耐性菌に感染した集団保育児よりうつされている、などが興味をひきました。私も、集団保育児が兄弟にいるお子様は耐性菌感染も念頭に置いて治療していますが、育児中のお母様の治療でもこのことを念頭におく必要がありそうです。
22日:  明日は研究会出席のため午後の診療は休診とさせて頂きます。ご理解の程、お願いいたします。
24日:   花粉症に関する研究会に出席してきました。最近の疫学調査では、小学生の約4割がハウスダストによる鼻炎があり、3割にスギ花粉症による鼻炎が、2割に雑草花粉症による鼻炎があるとのことです。これは臨床症状を有する児童の割合ですので、ハウスダストに対する抗体の保有率では6割をこえるのではないでしょうか? スギ花粉症に対するスギ花粉抗体のエキスを服用することによる減感作療法(経口減感作)が、3年前から本格的に臨床研究が始まりました。来シーズンはより本格的な臨床治験が始まるそうです。発表のデータからは、安全性は高いようです。夢のような効果ではありませんが、有効性は出てきそうな印象でした。今後、臨床応用まで持っていけるのかどうか、私も注目です。
 来シーズンの花粉症情報が出揃ってきました。ウェーザーニュースの予想の方が、日本気象協会よりやや多いようです。平年並みよりやや多めか、昨年に近い大量飛散となるのか。いづれにしても今年に比較すれば大幅に飛散量は増えますので、来年1月下旬からの花粉症対策は重要になりそうです。
27日:  昨日、東京や近畿地方で木枯らし1号が吹き、10月としては10年ぶりとのことです。札幌や青森では初雪でした。松山でも2日前より朝の気温は10℃近く下がり、私も診察中に白衣1枚では少し寒かったです。今日朝の1番目に診察した男の子の聴診では、この秋初めて聴診器を少し暖めました。猛暑から急な寒波へと、短い秋があっという間に去っていきそうです。
  舌下粘液嚢胞、難治性口内炎、扁桃周囲炎、マイコプラズマ感染症など。
28日:  松山市内でも、非公式ながらB型インフルエンザの報告を耳にするようになりました。予防接種を行う医療機関ではインフルエンザの予防接種も始まりました。1回吸入するだけで有効性の持続する国内で開発された抗インフルエンザ薬「イナビル」も発売になりました。愛媛県基幹感染症情報センターの報告では、インフルエンザはまだ報告されていませんが、そろそろインフルエンザも念頭に置いて診察する必要もありそうです。過去の新型インフルエンザの流行の歴史を見ると、発生2年後も世界的に流行しています。しかし昨シーズン発生した新型インフルはAソ連型の遺伝子を持つことから完全な新型ではありませんでした。インフルエンザの10/11シーズンは私は案外流行しないと感じているのですが、はたしてどうなるでしょうか?
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 5月にプレゼントを頂いたお兄ちゃんの弟さんからも手作りの作品を頂きました。こうやって改めてみると今にも羽ばたきそうなあざやかな蝶々です。二人そろって動物好きの心やさしい兄弟です。(^.^)

10年 9月
 1日:  9月です。暦の上では8日に草木に朝夕露がやどる”白露”を迎えますが、松山の週間天気予報ではこれから1週間最低気温が26℃とのことで、まだまだ熱帯夜が続きそうです。しかしとにかく暑いです。結局、8月は戦後最も暑かったそうですが、体感でもおおいに納得です。新学期入りですが、運動会や体育祭の練習からの熱中症もニュースになるかもしれません。まめな水分補給を心がけることで、残暑を乗り切って下さい。診察室のBGVはここしばらく南のリゾートとGONTITIのギターで、暑気払いしながら診察したいと思います。
 これから学童の集団生活が始まります。また9月は、私が診察中に常々お伝えしているとおり一年でも気候の変化で自律神経失調や気導過敏症が悪化しやすい月です。鼻炎やめまいの悪化、咳の持続などにご注意下さい。また9月下旬に向かって、秋の花粉症シーズンも本格化します。運動会の練習シーズンで、プールの時期に引き続いて、外耳炎や鼻血の悪化にもご注意下さい。
 小児の扁桃摘出術や鼓室形成術、全身麻酔下での鼓膜チューブ留置術など、夏休み期間を利用しての手術を総合病院の耳鼻咽喉科に依頼することが多いのですが、今年も手術を受けた子供たちは全員経過良好でした。ホッとしながら当院でも経過観察を続けます。

  突発性難聴、顔面神経麻痺、口唇ヘルペス、頚部リンパ節炎、ハンター舌炎、鼻骨骨折など。
 8日:  台風の影響で小雨模様の松山でした。さすがに朝晩は過ごしやすくなりました。9月に入り夏かぜはほとんど無くなるかと思いましたが、大人も含めてのどが反応が主体となる夏かぜに罹る方が結構目立ちます。症状が軽いと、発熱、鼻水、咳などの一般的な風邪症状がなく「風邪ではなく逆に変な病気?」と心配される場合もあります。喉頭などのご自身では見えない部位の所見も総合して夏かぜであるウイルス性咽頭炎と診断するのですが、癌などの重大な病気の可能性はほとんどない事をお伝えすると、ホッとする方もみられます。サザンの桑田佳祐さんが食道癌であったとのマスコミ報道もあって、当院でも癌不安から受診される方もやや増えました。確かに食道癌や咽頭癌も初期には無症状のことが多く定期的な癌検診は有用です。ただし数日前からの症状などで闇雲に精密検査までするのは過剰診療的です。癌を心配して来院される方には、癌の可能性の有無とその大まかな確率、現時点でどこまで検査が必要か、今後どのような症状に気をつけてどのような経過の際には再診が必要か、その際にはどの専門医にかかるべきか、出来るだけお答えするようにしています。
10日:  今日から新しい睡眠ポリグラフ検査装置の運用を始めました。自宅でも測定できる簡易型の睡眠ポリグラフ装置ですが、従来のものに比べ体動も感知しますのでより睡眠時の状態を把握しやすくなっています。これまでは1台で運用していたために他の患者様に貸し出し中の場合、改めて予約して頂いていたのですが、当院の検査頻度ならば、2台の運用でほぼ受診当日に測定できることになると思います。毎晩いびきがひどい方は、案外高率に睡眠時無呼吸を引き起こしています。そのような場合、昼間の眠気以外にも血圧が高めになるなど心臓に負担がかかっている場合も少なくありません。よくいびきをかくといわれ、昼間の脱力感や眠気が目立つ、健診でコレステロールや尿酸値などの値が高くなくメタボリックな雰囲気が強くないのに高血圧気味である、などの場合は案外睡眠時無呼吸が原因の主体かもしれません。耳鼻咽喉科では睡眠時無呼吸症候群の中で最も頻度の多い閉塞型無呼吸を上気道の所見も踏まえた上で総合的に判断できます。いびき症が気になる方はご相談下さい。
  反復性耳下腺炎、唾石、マイコプラズマ感染症、外耳道真菌症など。
19日:  ここ4日ほど朝はひんやりとしてきました。ようやく秋の気配ですが、急に高熱の出る夏かぜの小児はまだまだ目立ちます。今日と来週の日曜日が学童の運動会のピークです。残暑の中での運動会の練習で鼻前庭湿疹からの鼻血が出る小児が目立ちました。
 なぜかここ数日、鼓膜の上に頭髪の切れ毛が乗って異音のする方が続きました。これも暑さの影響で外耳道が湿疹気味の方が多いせいでしょうか。時々がさがさ音がして気味悪くて来院されます。鼓膜の表面に引っかかった髪の毛を取り除くと、劇的に症状が取れます。患者様も私もおもわずにっこりです。当院では、もっとものどかな病態です。
 これから約3週間がブタクサやヨモギなどの秋特有のキク科も含めたイネ科、キク科の雑草花粉症のシーズンのピークです。秋らしい季節になり、この連休は郊外に行楽に向かう方も多いことでしょう。5月下旬のカモガヤ花粉症のように反応の強くなる例は秋は少ないのですが、秋の花粉症を有する方は、やはり花粉の曝露には気をつけて下さい。

 秋本番になるとそろそろノーベル賞の発表が気になります。一昨年の日本人の受賞ラッシュは記憶に新しいところです。ノーベル賞の受賞は日本中を元気にさせてくれます。今年はどうなることでしょう。再生医療やオーダーメイド医療、生殖医療などに無限の可能性のあるiPS細胞ですが、その作成方法を発見した山中教授の受賞はあるのでしょうか? 
25日:  今日、松山市の小学校は運動会のピークでした。土曜日にもかかわらず患者様は少なめで、特に午後は閑散としていました。わたしもしばし骨休めです。(^.^) 天候もよくどの学校も盛会だったのではないでしょうか。子供たちの歓声が目に浮かぶようです。ようやく秋らしくなり、さすがに夏かぜは影を潜めました。反応の強い扁桃炎の大人の方も時折みられますが、総じて症状の軽い普通のかぜの人がほとんどです。微熱とともに鼻水から咳に症状が移っていきます。診察する立場としても、安心して経過がみられます。
27日:  来月は7日を中心として松山は地方祭りです。当院は例年通り診察を行います。四国の夏祭りの中では、徳島が阿波踊り、高知がよさこい祭りと、松山はどうもパッとしないのですが、愛媛は、新居浜、西条も含めて秋祭りは盛んです。松山の神輿の鉢合わせはとても勇壮です。今年は5日の日曜日に堀の内の城山公園で市内の神輿が総練りするそうです。整備された城山公園は、松山城や二の丸を身近に望める広々とした公園でとても気持ちのよい空間です。地方の中核都市で市街地の中心にこれだけの公園のある街はなかなかありません。この夏には野外コンサートが開かれました。城山公園での神輿の総錬りが、松山の新しい名物になって欲しいものです。
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10年 8月  1日:  8月に入りました。これでもか!と連日の猛暑です。この暑さで外耳炎が増えてきました。これからお盆前までがもっとも外耳炎を誘発しやすい季節です。以前から外耳道湿疹のある方は、外耳道真菌症を併発している場合もあります。そのような場合、ステロイド含有の軟膏を使い続けると悪化させる場合もありますので、私もその辺りを注意して、時には顕微鏡で真菌(かび)を確認しながら診断を進めています。猛暑は耳鼻科にとっても悪いことばかりではありません。アレルギー素因の方は、大人でクーラーにあたる機会が多くて気導過敏症が強くなったり、小児で毎日プール遊びをして鼻の粘膜の刺激になったりすることもあります。しかし、暑いと基本的に鼻や気管支は拡張しますので、これまで5月を過ぎてもなかなか治らなかった難治性滲出性中耳炎がやっと治るお子様も目に付きます。やっと治った時のお母様のホッとした表情を見ると私も嬉しくなります。
  行水や 美人住みける 裏長屋    子規 (子規記念博物館 今月の俳句より)
 7日:  今日は鼻の日です。連日猛暑が続き、熱中症での救急車出動が例年になく多いそうです。8月には夏かぜは少なくなりますが、大人を含めてのどの反応が主体の夏かぜにかかる方が目立ちます。ただし、大人で軽くかかった場合にはご自身でも風邪をひいた感覚がなく、のどの違和感が訳もなく強くなるために癌を心配して来院される場合もあります。「癌などの変な腫れや麻痺は見当たりません。夏かぜのウイルスにのどの粘膜がかるくやられたのでしょう」と説明して、ホッと一安心する方もいます。もう2、3日投薬治療なしで様子をみるか?現在の症状を軽くするために服薬するか?ご本人と相談して治療を進めています。症状の強い外耳炎、小児の鼻前庭湿疹からの鼻血、かきこわすことによる顔面のとびひ化など、初真っ盛りの外来です。ただし、全身にひびくような強い症状を来たすことは少なく、私もプレッシャーなく診察を進められます。
12日:  夏の台風が通過しました。四国地方には被害らしい被害もなく、猛暑、少雨が続きましたので、木々にとっては恵みの雨といったところでしょうか。明日から当院もお盆休みを頂きます。私を含めスタッフ一同、英気を養いたいと思います。
 8月も中旬にさしかかり、暑さにともなう外耳炎、鼻前庭湿疹はやや目立ちますが、典型的な夏かぜを示す方は少なくなりました。これから8月後半にかけて夏ばての目立つ時期になります。夏ばては医学的には、脱水気味や逆に水分過多で体内の水分や電解質(スポーツ飲料でおなじみのナトリウムやカリウムです)のバランスの失調や消化器機能の低下で体調不良となるものですが、現代人はこれにエアコンによる体の冷えも加わって、体温調節や末梢循環の不調も来たします。耳鼻科領域では、内耳のリンパ液の循環や圧調節の失調からめまいや耳鳴りが引き起こされるメニエール病が、これから夏ばての季節に悪化する方が目立ちます。夏ばてには案外漢方治療がよく効きます。補中益気湯などの漢方薬が代表的な治療薬です。体調管理の指導とともに、西洋医学の薬剤とともに東洋医学の薬剤も加えて、治療を進めています。
23日:  お盆を過ぎても猛暑が続いています。7、8月の気温の記録をみてみると、7月下旬よりお盆明けの方が連日の猛暑です。それでも夜には虫の音が聞こえてきたりと、少しずつ秋の気配ですが、今の時期にしては例年以上に外耳炎の方が目立ちます。
 スギの花粉をつける雄花は7〜8月頃に成長を始めます。高温で日照時間の長い夏には、この雄花の量が増えますので、どうやら来年のスギ花粉の飛散量は多くなりそうです。
25日:  夏休みもあとわずかです。「耳が弱く」反復性や遷延性の中耳炎の傾向のある小児も、寒冷刺激のない風邪の流行しない時期には中耳炎は治りやすく、また風邪にかかっても中耳炎化しにくくなります。最も中耳炎になりにくく、また治りやすい時期は、5月、10月後半ですが、それに引き続き、8月後半も中耳炎にとっては良い季節です。クーラーにかかり過ぎたり、冷たい水のプール遊びを続けたりすると鼻の粘膜が刺激され、ひいては中耳炎が治りにくくなるのですが、これだけ猛暑が続いています。中耳炎の治るケースが、8月上旬以上に目立ちます。(^.^)
28日:  夏休みもあと4日。小中学生は夏休みの行事も終わり、夏休みの宿題で忙しいのでしょうか。集団生活の機会も減って、目に見えて風邪にかかる学童は減りました。
 まだまだ猛暑が続いています。大人も含めて、鼻血の出やすくなった方が目立ちます。鼻血を反復する場合に最も多いケースは、鼻の入り口の湿疹が刺激になる場合です。鼻炎の素因がある→暑さと汗で鼻の入り口(鼻前庭)が荒れてかさぶた(痂皮)が出来る→痂皮の裏側の皮膚と粘膜の移行部の毛細血管が拡張する→鼻血が繰り返し出やすくなる、、というパターンが多いのです。小児では、無意識に手で掻くことによって、ここからとびひ(伝染性膿痂疹)が発生したり悪化することもあります。内服薬、軟膏、点鼻スプレーなどを総合的に使って鼻血が出にくくなるよう治療します。血管の拡張の度合いによって、薬剤や高周波治療器、レーザーなどで血管を凝固させたりもします。
 
 感染症の治療に携わっていると、季節感が前倒しになります。今は8月ですが、夏かぜが終息して、秋の風邪の流行らない季節はもうすぐです。特に耳鼻科の立場では、そろそろ秋の花粉症シーズンです。治療する立場では、10/11シーズンのインフルエンザの流行予想や、来年のスギ花粉の飛散予想が出始めます。インフルエンザの治療薬では、1回の吸入で有効なインフルエンザの吸入薬が年内に承認される予定です。これは日本の製薬会社が開発を進めています。この夏は円高やなにかで、日本の経済はなぜか米国はもとより財政危機の伝えられたスペインよりも落ち込んでいます。”がんばれ日本”、海外移転しない国内企業のがんばりに期待したいものです。また花粉症の治療に関しては、ここ7年ほど抗アレルギー剤の新薬は出なかったのですが、これも年末に期待の新薬の承認が予定される予定です。これまでの情報では、効果が非常に高く、眠気の発現がかなり少なく、その上一日一回の服薬でよいそうです。来年は、インフルエンザでも花粉症でも治療法が進化しそうです。(^.^)
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10年 7月  7日:  大人も含めて風邪症状の方の大多数がのどの反応が症状の主体である夏かぜです。小児では6月中旬までは手足口病が多かったですが、7月に入ってからはヘルパンギーナが最も目立ちます。手足口病もヘルパンギーナもエンテロウイルスと呼ばれるウイルスによって引き起こされることが多いのですが、手足口病よりはヘルパンギーナの方が、急に発熱して急に口内炎が増えてのどの痛みを強く訴えることが多いです。そのため保護者の方も心配に感じられることが多いです。ウイルス性の夏かぜの多くは5日前後で軽快しますが、咳が長引く方の中には、マイコプラズマ感染症も目立ちます。
10日:  雑草花粉の代表的な花粉であるイネ科花粉の飛散がほぼ終わりました。今年はスギ花粉、ヒノキ花粉が昨年に比べ劇的に少なくスギ花粉症の方は快適で過ごせたシーズンでした。イネ科を中心とする雑草花粉は、多い年少ない年といった変動はありませんが例年よりは春の気候が温暖だったこともあり4月を中心にやや早く花粉症症状を感じる方も見られました。例年、5月の連休明けのカモガヤ花粉の飛散する時期に症状の強くなる方が多く、梅雨とともに軽くなります。当院では6月中旬よりイネ科花粉症のみで来院される方はほとんど見られず、むしろハウスダスト・アレルギーが主体の方が多いのですが、これから8月下旬までは雑草花粉の方はしばらく快適に過ごせると思います。
 久々に当ホームページの花粉症のページのリンク集を更新しました。中四国地区では山口県医師会の花粉症のホームページが県内5ヶ所の複数の地点で観測しており私も参考になっています。今年から気象庁は桜の開花予想を取りやめました。理由は民間の情報提供会社が充実してきたためとのことです。花粉症情報でも、ピンポイントや海上の気象予報で業績を伸ばすウェザーニュースのサイトの充実振りに目を見張りました。また、個人のサイトで患者の立場で抗アレルギー剤を評価するページなどもあり、私も処方する立場として興味深く見ました。  ウェザーニュースの花粉症情報へ  集まれ花粉症の仲間たち
15日:  ここ3日ほど中四国地方を中心に集中豪雨で各地で被害がでています。今日の午後は駐車場から当院の玄関先に着くまでにびしょ濡れになった方も多かったです。気圧の変動が大きく、鼻や気管支の粘膜が過敏になり鼻炎症や咳が強くなったり長引く方や、耳管狭窄症で耳閉感が強くなる方、メニエール病の症状が表に出る方なども目立ちました。来週には梅雨明けとも予想されています。早くジメジメした天気から開放されたいものです。
17日:  今日、四国地方は梅雨明けです! 平年並み、昨年よりは2週間早かったとのことです。今日の松山地方の最高気温は32℃を超えて、当院のケヤキからもセミの声が聞こえてきました。学童の終業式を控えて、外来は一気に夏休みの様相です。これから夏休みに入ると風邪の流行は下火になりますが、幼児の年代ではまだまだ急な高熱が出るヘルパンギーナを中心に夏かぜが残っています。学童から大人の年代ではこれから8月上旬にかけて外耳炎が増えてきます。特に小児では鼻前庭炎からの鼻血やとびひ(伝染性膿痂疹)が増えていきます。
  生きておらん ならんといふも あつい事  子規(子規記念館 今月の俳句より)
25日:  連日30℃を超える猛暑です。当院の診察室からもセミの声がにぎやかに聞こえます。学生さんの中には、夏かぜの初期で発熱が始まったところに、運動部の練習で無理をして熱中症を併発して、頭痛嘔気が強くなる方も見られました。全国的にも熱中症での死亡例がニュースになっています。熱暑の中で運動する場合には水分補給に気を配り、決して無理をしないように注意して下さい。
  鼻骨骨折、突発性難聴、鼻出血に対する焼灼術、滲出性中耳炎に対する換気チューブ留置術など。
26日:  明日は土用の丑の日です。例年、翌日にうなぎの骨がのどに刺さったと来院される方が複数おられます。今日は一足先にお一人見えられました。うなぎの骨は魚骨の中でも、糸よりも細く短い場合もあり、舌の裏の舌根扁桃辺りに刺さって埋まると判りにくい事が多いのです。差し歯や鯛のあらが食道に刺さるような重症化することはまずありませんので安心して経過を見ることが出来ますが、刺さったと思われる骨を除去できないこともあり、私にとっては微妙にいやらしい異物です。耳鼻咽喉科ならではの夏の風物詩です。
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10年 6月  1日:  今日は学校検診出務のため午前は休診、午後は2時半より開始となりました。午前中の診察を予定していた方にはご迷惑をおかけしました。また午後の診察も終了時間が遅くなり恐縮しております。今日は中島小学校、中学校の検診に出向いていました。松山市医師会内の調整で毎年持ち回りで検診しており、今年は私に役割が回ってきました。中島は松山沖合いの島々で数年前に松山市と合併した島々です。これまで興居島には行ったことのある私ですが、中島は学校検診どころか訪れるにも初めてでした。中島小学校は昨年児童盂数減少で閉校となった三つの小学校が統合されて出来ました。オープンスペースが豊富にある開放的な新しい校舎に、中島近くの津和地小学校、怒和小学校の児童や中島中学校の生徒さん達が中島小学校に集まっての学校検診です。中島の子供達はみんな礼儀正しくおおらかで、私も気持ちよく検診することが出来ました。検診終了後は帰りの船の時間まで少し余裕もありましたので教育委員会の先生方とともに島内を軽く巡回してみかん畑や瀬戸内の島々を眺めて、本来ならば診察時間だというのにリフレッシュの機会を頂いたようでした。
 6月に入りそろそろ”のど”の反応が主体となる夏風邪のシーズンです。急な発熱でのどの痛みが強くなるウイルス性咽頭炎の方が少し目立ってきました。春の流行の名残である小児の手足口病もまだ見かけていますが、今年流行の手足口病のウイルスのタイプはエンテロウイルス71型といって無菌性髄膜炎や脳炎を発症することもあるタイプですが、やはり春の流行ということもあり当院で見る限りは重症化するケースは見られません。
 4日:  松前町の小学6年生はプールが始まりました。松前町では水泳大会がありそれに備えて、中予地区ではいち早く1日よりプール開きです。近隣の小中学校の学校検診も一部を除きほとんど終わりました。検診結果の報告書を持って久しぶりに受診する学童も目立ちます。毎年のように慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎を指摘され、しぶしぶ受診される保護者の方もおられます。アレルギーや慢性的に上気道粘膜が弱い体質は特効薬があって治る訳ではありませんが、そのお子様の今の状態がどのようで、水泳の可否を含めて日常生活でどのようなことを心がければ良いのか、どのような状態になったら治療をしたり病院を受診したらよいのか、などそのお子様の年齢に応じて出来るだけお伝えしています。
  扁桃周囲膿瘍、先天性耳瘻孔、舌下小帯短縮症、学童結節など。
 6日:  5月後半がイネ科を中心とした花粉症のピークでした。一時よりも花粉症の患者様は減りましたが、天候の良い日に公園や野外活動で雑草花粉に曝露してやや強めの症状を呈する方も見られます。
 6月に入り、成人の方でものどの反応が風邪症状の主体となる夏風邪の方が目立ってきました。小児では5月よりは減りましたが、まだ手足口病が散見されます。またロタウイルスと思われるウイルス性胃腸炎に併発して上気道症状が発現する小児も見られます。
  声帯ポリープ、ハンター舌炎、鵞口瘡、上皮真珠、舌血管腫、頬粘膜脂肪腫、鼻ポリープ摘出術、鼻粘膜レーザー治療など。
 9日:  超音波診断装置(エコー)を更新することになりました。この度導入するのはデジタル式で、画像の解像度が高くなりなります。これまで主に頚部腫瘍や甲状腺腫、耳下腺や顎下腺などの唾液腺腫脹の鑑別診断に活用してきましたが、今後は高齢の方で動脈硬化が疑われるケースの経動脈エコーなどにも積極的に活用していきたいと考えています。
 アレルギーの治療薬の話題をひとつ。私は花粉症患者様のように1年に一回来院される方によくお伝えするのですが、アレルギー性鼻炎用の作用機序のまったく新しい新薬は、ここ7年出ていません。そのような中で、個々の患者様に、出来るだけ経済的な負担の点も考えながら最善と思われるお薬の組み合わせを提示させて頂くことが多いです。アレルギー性鼻炎用には作用機序のまったく新しい新薬(医療業界ではピカ新と呼びます)は残念ながら出ていませんが、喘息治療やアトピー性皮膚炎の領域では新しいお薬が出てきています。皮膚科領域ではTリンパ球と呼ばれる免疫系の細胞の働きを抑制する軟膏が発売され、また従来から免疫抑制剤として活用されていた内服薬が皮膚炎用に新たに承認されるようになりました。また喘息領域では抗IgE抗体と呼ばれる新しい注射薬が発売されています。これは�T型アレルギーと呼ばれるアレルギー反応の中で最も所要な働きをするIgE抗体の働きを直接ブロックするものです。遺伝子組み換えによって作成される蛋白質製剤のため薬価がべらぼうに高いという難点があります。様々な難点を改善した製剤が、鼻アレルギーを中心とした耳鼻科領域でもはやく出て欲しいものです。また余談ながら、残念ながら最近のピカ新の多くは欧米の製薬大手から開発されています。日本の製薬企業も、外資系企業に伍してがんばって欲しいものです。このようなことを書いていると、ふと明日からサッカー・ワールドカップが開幕することを思い出しました。たとえ結果はどうあろうと日本代表の熱い戦いに期待しています。(私のスポーツ観戦の経験なかでドーハの悲劇ほど唖然としたことはありませんでした。がんばれ!日本!)
14日:  昨日、四国は入梅です。平年より9日遅く、過去3番目の遅さだそうです。入梅とともに気道過敏症やメニエール病の増悪する方が目立ち始めました。
 
 ”はやぶさ”の帰還、おめでとうございます。私が小学生時代に両親に買ってもらった一番の高級品が天体望遠鏡でした。当時、火星の大接近に胸躍らせていました。また当時名古屋近郊に住んでいたこともあり、当時東洋一?だった名古屋市科学館でプラネタリウムを見ることがなによりの楽しみだった天文少年気味だった私にとって、今回の快挙はなんともロマンをかき立てます。直径数百メートルたらずの小惑星に着陸して、電波が到達するのに20分もかかる距離を遠隔操作して、、すごいの一言です。どこかのテレビでコメンテーターが、失われた20年の日本の若者は日本の科学技術のすごさを実感したことがなく、今回の快挙は青少年に夢を与えた、と語っていました。本当にそうだと思います。これを機会にプロジェクトXを目指す若者が増えてほしいものです。ちなみに、現在世界最大のドームをもつプラネタリウムは我が愛媛県総合科学博物館で、直径30mです。ところが来年3月に名古屋市科学館に直径35mのプラネタリウムが完成して世界一の座を明け渡すそうです。
19日:  小児の夏かぜが目立ってきました。手足口病に引き続き、急に高熱が出て口内の痛みが強くなるヘルパンギーナも見られるようになってきました。大人でもウイルス性咽頭炎から喉頭炎、気管炎へと炎症が広がり、声がれが続いたり、乾いた強い咳(乾性咳嗽)が続く方も見られます。病原菌は、恐らくアデノウイルスを中心としたウイルス思われますので、対処療法を中心とした加療を行っています。ただしこの時期、アレルギー素因のある方は症状が続きやすく、また発症初期は一般のかぜと区別が付きにくいマイコプラズマ感染症の方も見られますので、経過は慎重に見せていただくようにしています。
 
 サッカー・ワールドカップの日本チームはオランダ相手に大健闘です。やはり日本人は一丸となれば強いです! 次のデンマーク戦が文字通り決勝リーグに向けた大一番になりますね。健闘を祈っています!
30日:  梅雨本番といった天気が続きます。ハウスダスト・アレルギーや好酸球性非アレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎など過敏症を有する方で症状の強くなる方が目立ちます。

 サッカー日本代表はパラグアイにPK戦で惜敗しました。全力で走る選手たちからは、有り余る元気と活気をもらいました。
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 中島の学校健診のスナップ写真です。高浜駅の売店で急遽バカチョンカメラを購入しての撮影です。興居島は中学生時分から海水浴や釣りで時々行っていたのですが、中島には初めて立ち寄りました。中島には高浜港から高速船(写真右上)で30分あまりで快適に向かうことができます。青い海、瀬戸内海ならではの海の向こうの島影、みかん畑など、やさしい空気に包まれました。
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10年 5月  1日:  新緑の季節です。木々が青々として、私も見ているだけで活力が沸いてくるようです。ゴールデンウィークの中日ですが、来院される方が例年よりやや多かったようです。行楽の予定などで忙しい方も多かったと思います。お待ち頂いた方にはご迷惑をおかけしました。
 この時期に、幼児を中心に軽い感染性胃腸炎にかかる方も目立ちました。腹部症状は小児科と連携するのですが、当院でも消化器症状に随伴して気道症状を認めるお子様が目立ちました。
 6日:  ゴールデンウィークも終わりました。ゴールデンウィークは気候がよく集団生活もなくなるために流行性疾患は目立たないことが多いのですが、一般的な風邪にかかる方は目立ちました。一般的なウイルス感染が疑われて病原微生物が特定できない急性上気道炎が多かったようです。のど(咽頭)が反応の主体となる夏風邪はまだ見られませんが、小児では今年の3月から幼稚園や保育園などで施設単位で発生していますが、5月に入っても流行している施設があるようです。手足口病では口内炎が広がることにより痛がって食事を取らなくなる場合もあり、そのような場合には保護者の方が心配するのですが、現在流行中の手足口病は無菌性髄膜炎化などの重症化するウイルスのタイプではないようですので、のどごしの良い食事で対応できることがほとんどです。
 8日:  今年のスギ花粉の飛散は、3月中旬で記録的に早く終息しましたが、ヒノキ花粉はゴールデンウィークもまだ”がんばっている”ようです。ただし飛散量はごくわずかですので臨床的にヒノキ花粉症が特定できる例はほとんど見られません。連休中が初夏並みの陽気だったせいもあり、イネ科の雑草花粉症や、鼻前庭湿疹から鼻血を繰り返す方や、外耳道湿疹を掻き崩すことから外耳炎を誘発する方などが目立ちました。
  伝染性単核球症、頚部リンパ節炎、扁桃病巣感染に対する扁桃誘発試験など。
13日:  ヒノキ花粉の飛散も今月9日が飛散終了日となりそうです。4月下旬にはヒノキ花粉の飛散はごくわずかになっていましたので、臨床的には4月中旬でスギ・ヒノキの一連の花粉症は終わったものとみなしてよそさうです。
 連休後はさわやかな気候が続き、やはり特段に流行する病気はみられません。松山市内で一部B型インフルエンザの発生も報告されていますが、当院では認めません。幼児の手足口病も夏の流行の先駆けではなく、春に珍しく流行したタイプが終息に向かいつつあるようです。ただし、症状の強いタイプであるロタウイルスによる感染性胃腸炎に続発して上気道炎症状の残る小児も見られました。
16日:  高温多湿で増殖しのどの反応が強く出る夏かぜが疑われる方もわずかですが見られてきました。声がれが目立つ大人の方も増えてきました。
 5月は反復性や難治性中耳炎の小児が最も治りやすい季節です。3月4月と中耳炎の治りの悪かったお子様がようやく治ったときは、保護者の方も安堵の表情です。私も心からホッとします。ただし、この時期になっても治りの悪いケースでは、逆にチューブ留置を選択する場合もあります。また残念ながら穿孔性中耳炎で鼓膜に穴の開いた小児では、これからスイミングの準備で専用の耳栓のフィッティングを行っています。
 今週後半は2日間休診を頂いて、日本耳鼻咽喉科学会総会に出席してきます。文献や書籍ではなかなか得られない診療の最新の”あや”に接してきたいと思っています。学会では頭頸部外科や感音難聴、めまい、音声障害、顔面神経麻痺、嚥下障害、耳管疾患、逆流性食道炎、鼻閉の治療など、様々な研究のup to dateな報告、Hibや肺炎球菌ワクチンの話題などもあり、最新の考え方を出来るだけ吸収したいと思っています。休診中もかかりつけの方の経過には出来るだけ心を配りたいと思っています。当院休診中に体調が悪化して心配になられた方は、遠慮なく当院でお伝えしている院長の連絡先までご連絡下さい。
24日:  休診中はご迷惑をおかけしました。学会で得た知識を今後の診療に反映したいと思っています。
 全国的に大雨となりました。前線の通過でメニエール病や鼻過敏症が増悪した方が見られました。春に流行した小児の手足口病がまだ見られます。典型的ではありませんが、大人でも夏風邪のウイルスが原因と思われるウイルス性咽頭炎の方も見られ始めました。
31日:  今日で5月も終わりです。1週間前までの天候不順の後は初夏の陽気です。ここ1週間がカモガヤを中心とする雑草花粉症のピークのようです。草むらや公園でイネ科花粉を被ると、この花粉も抗原性は強く、目や顔面が腫れ上がったり、のどの痛みが強く咳き込みが止まらないなど花粉症症状が強く出るケースもあるのですが、当院で見る限りでは、腫れ上がって短期作用のステロイドに頼らなければいけないような激烈な症状の方は見られません。(^.^)
 明日は学校検診出務のため、午前は休診、午後の診察は午後3時前ぐらいからの開始を予定しています。いつも午前中の診察を利用されている方にはご迷惑をおかけします。今年だけの特例の検診です。ご理解の程、よろしくお願いいたします。
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 カブトムシ、クワガタ虫が大好きな男の子からのプレゼントです。よく診察室にカブトムシの模型を大事そうに抱えてくる、しっかりもののボクです。(^.^)
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10年 4月  1日:  今日から新年度入りです。2年に一度の診療報酬改定の初日でした。当院では明細書の発行が一番大きな変更点でしょうか。診療報酬の明細は診療報酬支払基金向けのいわゆるレセプトを明細化したものです。一般の方が見れば、いかに医療費の構成が複雑になっているかが判ると思います。全国的に見ても病院と患者様のささいな行き違いによるトラブルも予想されます。しかし医療費が透明化されることは長い目で見れば良い事だと思います。個々の患者様から見れば医療費は高いと感じる方も多いと思いますが、世界的に見れば日本の医療費は対GDPでみてもかなり少ないのが現状です。これからますます高齢化社会になり福祉関連予算は増大していきます。今月からは厚生年金や介護保険の掛金の負担割合がまたまた増えます。医療費が透明化されることで、適正な医療費がどれくらいで、世代間でどれくらいの負担が適正なのか、などなど考える一助になれば良いと感じています。
 当院で採用しているレセプトコンピューターは次月に先行するデモが出来ないこともあり、改定当日に小さなトラブルがでることが多いのですが、万全を期したつもりでしたが、やはり今年も少しだけドタバタしました。大きなトラブルはなく、一日が終わってホッとしているところです。
 4日:  今シーズンのスギ花粉は3月18日が飛散終了日となりました。飛散総数で見ても平年並みよりかなり少なく、また飛散終了日も記録的な早さでした。昨年の大量飛散、今年の少量飛散から見れば、今年の夏が平年以上に暑い夏になれば来シーズンにまた大量飛散するかもしれません。一方、先月末よりヒノキ花粉の大量飛散がありました。今週後半の陽気で花粉症症状の強くなった方はヒノキ花粉症の可能性が高いです。
 学童の春休みも後半に入り、特別な風邪の流行はありませんが、急に高熱の出るタイプの急性上気道炎も見られています。今週前半は寒波の名残で気圧の変動も大きかったせいか、メニエール病や成人喘息が増悪した方もやや目立ちました。
  ハント症候群、口腔底蜂窩織炎、喉頭浮腫、ヘルペス性歯肉口内炎など。 
10日:  新学期が始まりました。この時期は学生さんによく「今度何年生になったの」と質問しています。少し前までお母様との受け答えが中心だったちっちゃな子が小学生になり自分でハキハキ答えたり、中高生になり受け答えが丁寧語っぽくなったり、学生さんだった方がネクタイを締めてフレッシュマンになったり、と私自身は年々歳々変わり映えのない4月を迎えているのですが、学生さん達の成長を目の当たりにして、私も気分を一新する事が出来ます。
 特段に流行する疾患はありませんが、当院でも症状の軽い感染性胃腸炎で上気道炎を併発する方が2月に引き続きやや目立ちました。
13日:  ヒノキ花粉も4月1日にそれなりに飛散した後はごく少量の飛散です。やはりヒノキ花粉の飛散数も今シーズンは記録的に少なくなりそうです。
17日:  寒いです。当院でも昨日は一日中暖房を効かせていました。全国的にもこの時期にしては記録的な寒波だとのこと。地球温暖化に対するIPCC(気候変動に関する政府間パネル)で虚偽報告の疑いが出てきたとの報道がありましたが、ここ2日間程の寒さは確かに温暖化はほんとなの?と言う感じです。この寒さも影響したためかB型インフルエンザのお子様が、今年に入って初めて受診されました。今シーズンの当院では昨年11月の成人の方につづいて二人目です。愛媛県の報告では先週まででは、今シーズンはB型も含めて季節性インフルエンザの報告はありませんが、集団発生の可能性もあります。B型インフルエンザはA型の流行とは別に春に流行するシーズンも珍しくありません。しばらくは発生が広がるかどうか注目しておきます。
 1ヵ月前に小児用の肺炎球菌ワクチンの接種が始まりました。当院では恐縮ながら予防接種は全般に行っていませんが、当院を受診するお子様で肺炎球菌が病原菌となる中耳炎や副鼻腔炎の方は多く、診察の場で質問を受けることが多くなりました。これまで大人用に発売されていた肺炎球菌ワクチンと違って、今回発売の肺炎球菌ワクチンは小児でも抗体がつきやすいとのことです。肺炎球菌にも様々な型があり乳児の細菌性髄膜炎や菌血症の予防効果のデータはあるとのことですので、発熱などの一般的な副反応があることと、任意接種でやや高価な自己負担がかかることは考えながら、希望するお子様は接種が好ましいと思います。ただし、当院に罹られるような肺炎球菌に上気道が持続感染している反復性や難治性の中耳炎や副鼻腔炎の小児への接種後の経過を見た研究データはまだ少ないようですので、現在罹っている中耳炎の悪化予防に有用化否かに関しては、私も引き続き資料を集めたいと思っています。
28日:  明日からゴールデンウィーク入りです。(^.^) 当院も明日はお休みを頂きますが、休診は暦どおりの祝日だけとしています。寒波が遠のきいかにもゴールデンウィークといった趣の快適な気候になってきました。5月と10月は一年で最も気候がよく感染性疾患の流行も少ない時期になります。これまで風邪ひきを繰り返したり、難治性中耳炎や副鼻腔炎でお困りだった方も、ゴールデンウィークは気候が良いだけでなく大人も子供も集団生活から遠ざかることから、新たな風邪をひかずに治ってほしいです。当院も明日はお休みを頂きますが、休診は暦どおりの祝日だけとしています。
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 まだ肌寒さの残る新緑前の白猪ノ滝です。東温市の国道11号の桜三里の上り口から国道494号を面河ダム方面に入って5キロほどにあります。松山市内からちょっとしたドライブでマイナスイオンを胸いっぱい吸い込むことができます。
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10年 3月  5日:  3月に入りここ1週間ほど天候不順が続いたこともあり、気道過敏から一般的な軽いウイルス性上気道炎が長引く傾向の方が目立ちました。病原菌が特定できかねるウイルス性上気道炎で高熱を来たす方も目立ちます。私は常々出来る限り病状の予測をお伝えするよう心がけているつもりですが、病原菌などの病因が特定できない場合には予測はなかなかに難しいものです。どのような場合に再診する必要があるのか、診察の時間の許す限りお伝えするつもりです。
 スギ花粉は今週半ばに2回めの飛散のピークを迎えました。ただし1回目の飛散より飛散数は少なく、今シーズンは1回目の飛散が最大で徐々に飛散が少なくなり3月末にはわずかな飛散になるような気がしています。やはり今年のスギ花粉の飛散は軽く終わるのではないでしょうか。それでも徐々に粘膜の反応が強くなり鼻づまりタイプの鼻炎化するケースが見られます。そのような場合には鼻つまりに効果のよい抗アレルギー剤を追加するなど処方を変更して対応しています。
  何いそぐ 春より先に 行く君は  子規
 6日:  年度末を向かえ、そろそろかかりつけの方で転居する方もおられます。転居先で診療情報が必要な方には、転居先でのご健康をお祈りしつつ出来る限りこれまでの当院のデータをお渡ししています。
 新型インフルエンザは愛媛県でも全国的にも、またまた世界的にも流行は収束に向かう気配です。どうやら季節性インフルエンザは流行せずに春を迎えられそうです。
  睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP療法、伝染性単核球症など。
10日:  寒いです。今日、中予地方では大雪警報が出ました。ここ2年程出てなかったのではないでしょうか。今週に入りスギ花粉の飛散はピタッと止まっているようです。乳幼児のRSウイルス感染症による発熱やノロウイルスと思われる軽い感染性胃腸炎に併発する上気道炎以外には目立った感染症は見られません。それでも寒さのせいで二次感染による中耳炎や副鼻腔炎の続発する方がやや目立ちました。
 高知では全国に先駆けて今日桜が開花したとの報告が気象庁よりありました。なんでも観測史上タイ記録で、昨年より6日、平年より13日速いとのこと。お隣の県のことではありますが、松山では昨日今日とこう寒くては実感はわきません。しかし、やはり今年の平均気温は高いということでしょう。松山でも昨年に続いて今年も桜の開花が早く、スギ花粉の飛散も早めに終息すると思われます。(^.^)
14日:  今日、松山でも桜の開花が宣言されました。史上最も早いとのことです。例年、桜の開花とともにスギ花粉の飛散は目に見えて少なくなる傾向があります。やはり今年は少量飛散でシーズンを終えそうです。
 先週1週間は寒い日が続いたこともあり一般的な風邪(ウイルス性上気道炎)にかかる方が目立ちました。冬には珍しく手足口病のお子様が散見されます。花粉症も落ち着き、特別な感染症の流行もない割には、当院外来は時間に追われていました。ある患者様から、私の説明が早口でわかり難いとのご指摘を受けました。患者様が私に伝えたい情報をいかに汲み取るか、私が患者様に伝えたい情報をいかにわかり易く伝えるか、お待ちの患者様の待ち時間をいかに短縮することが出来るかなど、外来が込合う際にはいつも悩まされる私の大命題です。このような貴重なご意見を糧にしてより質の高い、来院された全ての方に診察を受けて良かったと思って頂ける病院を目指したいと、気持ちを新たにしました。
  耳介血腫、耳下腺腫瘤、マイコプラズマ感染症など。
15日:  今日の診察でささいな傾向がありましたのでご紹介を。10日の大雪警報の日の寒波で上気道粘膜が過敏になる→ライノウイルス系統の低病原性ウイルスに感染→潜伏期3日前後→週末発症→今日当院受診、の傾向です。普段の診察ではこのような傾向ははっきりしないのですが、突然に大きな寒波が来たためにはっきりした傾向がありました。これを読んだ皆様は、それがどうした、、という印象だと思いますが、普段気候の変化を気にしながら診察している私にとっては興味深い傾向でした。今回のこの傾向の風邪に罹った方はすべて軽症です。多くの方は抗生物質などの特別な処方をせずに対処療法の治療を受けて頂きました。
  ヘルペス性歯肉口内炎、メニエール病など。
26日:  連休の後、学童の春休み入りとなりました。スギ花粉の連続的な飛散はほぼ終息しましたが、少ないながらヒノキ花粉が連続的に飛散し、イネ科雑草の花粉も飛散しています。そのせいか連休前半の陽気で長時間外出する期会が多かったために花粉症症状が強くなった方もいました。一般的なウイルス性上気道炎に罹る方が案外目立ち、2月よりもこの時期に副鼻腔炎や中耳炎を続発する方も目立ちました。連休前後は思いのほか来院される方が多く、連休明けの昨日の私の診察は連続13時間余りの診察となりました。お待ち頂いた患者様にはご迷惑をおかけしました。特に午後10時を回って診察を受ける小さなお子様はさすがに眠い様子で、保護者の方にもご迷惑をおかけしました。せっかく診察を受けて頂いたそれぞれの皆様が診察を受けて良かったと思われたか自問自答しながらの一日でした。また私の診察を支えてくれるスタッフ一同にも感謝の一日でした。
28日:  この4月より診療報酬が改定されます。2年に1度の定例の改定ですが今年の改定は政権交代があったこともあり例年以上に注目されました。ここ数日は当院でも改定の準備で忙しくなりそうです。
 2月には入り世界的にも急速に発生の少なくなった新型インフルエンザですが、なんと輸入ワクチンの99%が余ったとのことです。2回接種計算で4950万人分、1126億円分が緊急輸入されたものの流行が下火になった2月にずれ込んだこともあり、これまでの実際の推定接種者はなんと2500人弱とのことです。インフルエンザの流行では当院でも例年迅速診断キットの確保や返品、抗ウイルス薬の確保や返品に頭を悩ませます。また予防接種を取り扱う病院ではワクチンの確保も大変です。今年は新型インフルエンザとの特殊事情があったもののなんと国家規模での混乱です。製品引渡し期限の3月末にむけて一部解約の協議が進められているとのことですがそれでも7割が備蓄にまわるとの予想だそうです。来年度からは新型と季節性が混合ワクチン化されるとのことで備蓄の大部分が使用されない恐れがあります。とすれば在庫処分の国民負担はざっと一人当たり700円ぐらいでしょうか。間接的にはこれが赤字国債として後々の世代の負担の一部にもなります。子供手当に比べればわずかな額ですが、それでも1千億円単位です。やはりインフルエンザ対策は当院にとっても国にとっても鬼門です。
 スギ花粉の飛散が3月18日を最後に6日間ほど飛散していません。この週末が暖かい気候だったので少量飛散した可能性はありますが、飛散していなければ例年になく早い飛散終了になりそうです。やはり今年のスギ花粉症は、飛散数で見ても飛散期間で見ても軽く終わりそうです。
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 春分の日の連休は私用で神戸に滞在していました。帰路に通った明石海峡大橋はレインボー・バージョンのライトアップでことのほか綺麗でした。話題の事業仕分けでは「なぜ一番じゃないといけないのですか?」との名文句も生まれましたが、中央支間では明石海峡大橋は文字通り世界最長の吊橋です。世界最長の橋、世界最長のトンネル、世界最速の鉄道、世界最高のタワーなどなど私も日本の技術者達には夢をもらってきました。現在の日本は失われた15年、先進国最悪の財政赤字とかでなにかと元気がありませんが、昨年の特許出願件数は世界第二位とのこと。世界一を目指し続ける日本であって欲しいものです。
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10年 2月  1日:  2月になりました。寒い日が続いていますが、雪が降ったり氷が張ることはありません。私が子供のころは、松山でも一冬に1、2回は10cm近くは積もったものですが、まとまった積雪はここ数年(私の不確かな記憶では3年前以来でしょうか?)ありません。やはり年々歳々暖冬になっているようです。
 ここ3日ほどで新型インフルエンザの方はめっきり減りました。1月は季節性インフルエンザの流行も心配していたのですが、全国的にも発生はほとんどありません。このままインフルエンザの流行が収束して、近年まれに見るくらい風邪の流行らない冬になってほしいものです。
  鼻出血(後篩骨動脈領域)、扁桃周囲炎、慢性穿孔性中耳炎急性増悪、ヘルペス性口唇炎など。
 3日:  2月に入ってもスギ花粉の飛散はない模様です。
 新型インフルエンザの発生はますます少なくなってきました。当院では大人の方の発症が少し目に付く程度です。
 例年になく風邪の流行らないのどかな2月ですが、さすがに寒い時期です。風邪の後に二次感染が起こり続発して中耳炎化するお子様もやや多くなってきました。先月、小児用のニューキノロン系と呼ばれる抗生物質が発売されましたが、やはりよく効く印象です。小児の中耳炎が遷延化する原因のひとつである薬剤耐性菌に良く効いています。劇的に改善する例も多く見られ、鼓膜切開せずに”がんばる”ケースが増えています。このまま国内での薬剤耐性化が進まないことを期待しています。
 7日:  スギ花粉の飛散開始はまだのようです。寒さが続き、風邪に続発した急性中耳炎の反応が強く、鼓膜切開を余儀なくされるお子様も目立ってきました。良く効く新薬の抗生物質あり出来るだけ鼓膜切開をせずに経過を診たいと思うのですが、耳局所の状態、鼻やのどなどの上気道の状態、風邪としての全身状態、これまでの経過、現在の苦痛度などなど勘案して総合的に判断しています。
 今週はふたつの講演会を聴講しました。ひとつは抗生物質の耐性化がテーマでした。印象深かったのは、現在ペニシリン耐性肺炎球菌が小児で増えていますが、今後耐性化がすすむと高齢者が感染した場合に肺炎などの重症化が心配されることです。小児用抗生物質の新薬が発売されましたが、私をはじめ市中感染症のプライマリーケアを担当するドクターは、将来の全国的な耐性菌の増加まで配慮した治療をする必要があることを改めて再認識しました。もうひとつがメニエール病に関するものでした。今後MRIが高性能化すれば画像診断で内リンパ水腫が診断できる可能性がある、これまで障害の程度の評価の難しかった球形嚢・卵形嚢などの機能を評価する研究もすすみつつある、などup to dateの知識を得ることが出来ました。
 9日:  昨日今日と小春日和で寒さもぬるみました。昨日、今年初めてスギ花粉がまとまって飛散しました。今日の気候なら、少ないながらに花粉が飛散していると思われます。やはりそろそろスギ花粉が連続的に飛散する”飛散開始”時期になってきたようです。花粉の飛散を感じる患者様の来院が目に付き始めました。
12日:  今年のスギ花粉の飛散開始日は2月8日になりました。例年平均よりやや遅くなりました。松山のスギ花粉症は”椿さん”で始まり”桜の開花”とともに終わると言われています。今年の椿まつりは2月20日〜22日と例年より遅く、逆に桜の開花は例年より早まると予想されています。そうならば今年の花粉症シーズンは短いということになりますが、さて実際はどうなるでしょうか? 今週はその後も少量ながら飛散が続いています。典型的な花粉症症状の方も目に付くようになりました。ただし、花粉症の初期の鼻粘膜も軽いウイルス性上気道炎の鼻粘膜も所見はほとんど同じで区別しにくいです。目の結膜所見や咽喉頭、気管などの所見を総合的に判断して、花粉症の初期症状か風邪の初期症状か判断しています。
  マイコプラズマ感染症、RSウイルス感染症、好酸球性中耳炎など。
17日:  少量ながらスギ花粉の飛散が毎日続いています。梅の花が宇和島の南楽園では満開、砥部町の七折梅園では7分咲きとのことです。スギの飛散は梅とともに始まり桜とともに終わるともいわれています。松山のスギ花粉の一回目の大量飛散はやはり今週末の椿まつりの頃でしょうか?
 新型インフルエンザは、愛媛県下の発生状況から見れば流行は収束したようです。やはり季節性インフルエンザの発生はない模様です。しかし当院ではここ4日程で、インフルエンザの学童が5名程来院されました。中には流行のピークの昨年11月に兄弟が発症したものの今回発症したお子様もおられました。「あれだけ流行ったのに感染期会をすり抜けてきたんですね」とお伝えしながらの診察でした。
 診察室の吸入コーナーに今はやりのデジタルフォトフレームを置きました。かわいい小動物などの画像をスライドショウしています。画面に釘付けになり吸入を嫌がらないお子様も増えて、スタッフともども文明の利器?に感心しています。今週の当院のフラワーアレンジメントはバラが中心です。スタッフが手分けしてアレンジしていますが、「これだけお花がいっぱいの病院もないですよ」との患者様の声がうれしい限りです。
  突発性難聴、顔面帯状疱疹、唾石、外耳道真珠腫など。

    
  一村の 梅咲きこぞる 二月哉   子規
22日:  今日で椿まつりも最終日です。予想では45万人の人出とのことですが、この陽気で予想以上の人出ではないでしょうか? 堀の内(私はやっぱり城山公園より言い慣れてます)のお堀端の梅は7分咲きといったところです。そんなこんなで、私は先週末にスギ花粉の今シーズンの大量飛散の第一波がくるかもしれないと予想していましたが、そんなには飛ばなかったようです。おおかみ少年でよかったです。(^^ゞ 
 当院では新型インフルエンザもほぼ終息し、この陽気で風邪から二次感染を来たす方も目だって減ってきました。めまい発作の方も目立ちません。当院外来は、軽症の上気道炎の方とスギ花粉症の投薬を希望される方が目立つ程度で、のどかな雰囲気です。
  老人性難聴、外耳道異物、咽頭異物、百日咳、マイコプラズマ感染症など。
26日:  バンクーバー・オリンピックも終盤を迎えました。浅田真央さんの悔し涙、キム・ヨナさんの感涙、スポーツの涙はどんな涙でも美しいですね。
 ここ二日間は4月並の暖かさでした。スギ花粉が大量に飛散し、今シーズンの大量飛散の第一波となりました。ここまでほとんど飛散しなかったために、急に発症した方も目立ちました。昨年が記録的な大量飛散の年だったこともあり、成長期で花粉の抗体が増えやすい小児で今年初めて発症した(私はよくデビューしたと称します)例も目立ちました。花粉が大量飛散した直後は、どうしても待ち時間が長くなる傾向があり来院される方々にご迷惑をおかけするのですが、限られた時間の中で出来る限り患者様個人個人のニーズにあった治療を選択できるよう心がけています。
 松山の生活情報誌リックの今週号に私の取材記事が掲載されました。取材や寄稿の依頼は時々ありますので目新しいものではありませんが、今回は一面トップに私の診察風景の写真が大きく取り上げられビックリしました。顕微鏡やヘッドライトで顔があまり見えなかったのが私にとって幸でした。(^^ゞ 記事は耳の日にちなんだ難聴についてのものでした。記事の影響か今日はご高齢の方で難聴でお困りの方も来院されました。いわゆる老人性難聴は治るものではなく年齢とともに徐々に悪化するものですが、聞こえが悪くなるだけでなく、音がひずんで聞こえたり耳鳴りが感じやすくなったりと、単に補聴器で音を大きくすればよく聞こえるというものでもありません。診察に際しては、ご本人だけでなく家族の方にも難聴の程度やその特質をよく理解して頂き、家庭内での家族のコミュニケーションでどのようなことに気をつければよいのかアドバイスさせて頂いています。
  扁桃凝固手術、流行性耳下腺炎、鼻腔異物、咽頭熱傷など。
27日:  今日は花粉症で急に発症した方が多数来院されました。診察終了時間も大幅に遅くなり、お待たせした患者様には心苦しいばかりです。暖かさのせいで今週は花粉の飛散が一気に増えましたが、今日は午後からひんやりとした気候になりました。昨年の飛散数から見れば、今シーズンのスギ花粉やヒノキ花粉のの飛散数はやはり少ないと思われます。今回の飛散のピークが今シーズンのピークになる気がしています。これからは急に症状の強くなることがなく、今日受診された方は今日の診察と処方だけで今シーズンを乗り切れることを祈念しながらの診察でした。
 小児ではRSウイルス感染症による発熱が目立ちました。本来、病原性の低いウイルスですが2才児以下の幼少児が感染すると細気管支炎で呼吸困難をきたし重症化することもあり注意が必要です。症状に応じて小児科専門医との連携を心がけています。 
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10年 1月  1日:  あけましておめでとうございます。今年一年が皆様にとって良き年でありますよう祈念しております。本年も当院を宜しくお願いいたします。

 昨年秋から新型インフルエンザが小児を中心に大流行しました。新型には季節性インフルエンザの遺伝子が含まれており、季節性インフルエンザへの基礎免疫があれば新型には罹りにくい、ないしは罹っても症状が軽いという傾向がありました。とすれば、例年冬休み明けより流行する季節性インフルエンザに対して、新型インフルに罹っていれば発症し難くなるとも考えられています。これから冬本番ですが、例年とは違い季節性インフルエンザの流行らないシーズンになって欲しいものです。また、昨年11〜12月はインフルエンザが流行したせいかどうかは定かではありませんが、例年に比べて明らかにインフルエンザ以外の感染性疾患の発生が全国的にも少なかったです。この傾向が新年も続いて、インフルエンザ以外の風邪も流行らないで欲しいものです。また、花粉症についてみれば、昨年スギ、ヒノキが大量飛散し夏に日照時間の少ない低温の夏だったために今シーズンのスギ花粉の飛散は例年並み以下との予想が多く出ています。私も例年よりかなり少なくなると思っています。スギ花粉症の方が快適に過ごせる2〜3月となって欲しいものです。インフルエンザも含めて風邪が流行らずに、ひいては中耳炎のお子様もこじれることなく、花粉も飛散せず、当院外来がいつまでものどかな冬でありますことを今年の初夢にしたいと思います。
   銭湯を 出づる美人や 松の内  子規(子規記念博物館 今月の俳句より)
 4日:  今年最初の診察が終わりました。例年ですが、当院かかりつけの方が年末年始に病状がこじれなかったかいつも気になりながらの診察でした。やはり年末年始は流行性の病気は少ないのですが、今年の年末年始は例年以上に少ないようでした。新型インフルエンザを発症する方も年末より少なくなっているのですが、昨年に比べ、大人で発症する方がやや目立ちました。
 8日:  今日から学童の新学期です。今年の正月は気象庁の長期予想に反して寒波が来襲しました。寒さが続けば風邪も流行りますが、この後は寒さが緩んで暖冬になるとの予想です。例年最も風邪が流行り、耳鼻科でも二次感染による中耳炎や副鼻腔炎の続発する方が目立つ季節ですが、季節性インフルエンザも含めて風邪の流行しない穏やかな季節になって欲しいものです。
 スギ花粉の初観測日はまだ迎えていません。お正月の松山は天気が良かったので飛散しているものと思っていたのですが、寒波の影響もありまだのようです。しかし昨日、今日とスギ花粉で結膜炎を誘発された疑いのある小児が来院されました。松山市内で観測されなくとも、スキー場やゴルフ場などスギの林に近づけば今の時期からでも反応します。初期治療としてレーザー治療を希望する方が増えてきました。今シーズンはスギ花粉の飛散は少ないと予想されていますので私から積極的にお勧めしている訳ではありませんが、レーザー治療は特段の副作用のないよい治療法だと思います。希望される方は特に予約は必要ありませんが、出来れば込合う日曜日を避けていただいて直接診察時にご相談下さい。特に風邪症状などの体調不良や鼻粘膜に急性の炎症反応がなければ来院された当日にレーザー治療を行っています。
10日:  今日の愛媛新聞は一面で、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の発生が極端に少ないと取り上げていました。新型インフルの流行で、手洗いやうがい、マスク着用の徹底でその他の感染性疾患も少なくなるとの見解です。やはりこれだけ個々人が気をつけると違うものです。公衆衛生学の大切さを再認識する思いです。
 低音障害型感音難聴やメニエール病など内耳の内リンパ水腫がトリガーとなるような症状の方が、この時期にしては目立ちました。発症しやすいのは気圧や気温の変化が大きくなる梅雨時から9月にかけてなのですが、年末年始で疲れがたまって発症するケースだと思われます。
  単純ヘルペスによる口唇炎、口腔カンジダ症など。
14日:  先日、感染性胃腸炎が少ないと書いた矢先ですが、さすがに少し増えてきているようです。当院でも嘔吐下痢症に併発したり続発する上気道炎も目にするようになりました。しかしロタウイルスのような症状の強いウイルスではない模様です。
 昨年9月に、久々に小児用の経口抗生物質の新薬(カルバペネム系)が発売になりましたが、今週、引き続いて新たな新薬が発売されました。合成抗菌剤(ニューキノロン系)の系統です。合成抗菌剤は細胞の核に作用して抗菌力が発現します。また開発の初期の薬剤の中には消炎鎮痛解熱剤との併用でけいれん発作などの中枢性の副作用の報告もあることから、安全性の面で小児への適応が遅れていました。この度安全性が確認されたことから承認されました。合成抗菌剤は、小児の中耳炎が難治化する原因の主因である薬剤耐性菌への高い効果が期待されています。また風邪がこじれて長引く代表的な病原菌であるマイコプラズマにも効果があるため、私としても期待の薬剤です。ただし中途半端に使用すると、全国的な薬剤耐性菌の蔓延を助長することにもなりかねません。当院でも、お子様ひとりひとりの病原菌を出来る限り把握して慎重に処方する心づもりです。
20日:  スギ花粉を感じる方が複数来院しました。スギ花粉の初観測の報告はまだのようですが、寒さが若干和らいだため、松山市内でもかすかに落ちている可能性があります。敏感な方はそろそろ抗アレルギー剤を服用する初期治療を始める時期になってきました。
 新型インフルエンザの流行は下火になっていますが、愛媛県の先週までの報告では警報レベルは脱したもののまだ注意報レベルで発生しています。当院近隣の小学校でも、11月にあれだけ学級閉鎖が広がったにもかかわらず、今週も学級閉鎖がありました。学童の年代は相当な割合で、昨年に不顕性といって症状が出ないレベルも含めて感染していると思われますが、やはり流行をすり抜けて感染していないお子様もまだまだいるようです。新型ワクチンを接種しておらず、感染した記憶のない小児は今しばらく感染予防を心がけたほうがよさそうです。
23日:  今シーズンのスギ花粉の初観測日は1月20日となりました。その前後での飛散は観測されていませんので、飛散開始はまだまだですがそれでも花粉症症状の方も増え始めました。肌寒い日が続いていますので、飛散開始は2月10日前後からとの予想もあります。
 下火になったものの新型インフルエンザの流行は続いています。小児を中心に感染性胃腸炎にともなう上気道炎も増えました。幼児では感染性胃腸炎にともなって高熱の出る例もあります。
  起立性調節障害、内リンパ水腫、顔面神経麻痺、突発性難聴、頚部リンパ節炎、逆流性食道炎、ハンター舌炎など。 
30日:  スギ花粉が27日にもわずかに飛散しましたが、本当にわずかです。持続的に飛散する飛散開始日はまだまだです。1月の飛散量をみても、12月の飛散量をみてもやはり今年のスギ花粉の飛散は少なそうです。(^.^) 今年の飛散開始は2月10日ごろからと予想されますので、今が初期治療(予防投薬)を始める最適な時期のようです。当院でも初期治療のお薬を希望される方が目立ってきました。ここ6年ほど成人向けでは治療のベースとなる経口抗アレルギー剤の新薬は出ておりませんので、昨年の治療薬で不都合のない方は同じ処方を希望される方がほとんどです。ただし今年が受験生であるなどの特別な場合にはお薬の組み立てを替えたりしています。またレーザー治療を希望される方も来院されますが、今年の飛散が少ないとの予想から、私のほうからは昨年のように積極的にはレーザー治療は勧めておりません。
 例年花粉の飛散期にはマスクの着用が一番ですとお勧めしてきました。これまでは若い人を中心に人目が気になってどうしてもマスクの着用に抵抗のある人も多かったのですが、今年はインフルエンザの流行から普段マスクを着用しても違和感はありませんので、花粉症の予防の観点からはインフルが流行ったのもあながち悪いことばかりではないようです。
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