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心因性難聴 機能性難聴

 心因性難聴は、脳内までの音の伝わりは問題ないものの、脳内で無意識に聞こえない状態です。音は音波の振動として、外耳→中耳→内耳と伝わり、内耳で神経の電気信号に変換されて、聴神経→脳内の聴覚中枢に伝わります。この伝導路に炎症や腫瘍、神経変性などの器質的な明らかな障害ないにもかかわらず、脳内で音と認識されないために聴力検査で難聴を認める機能的な障害です。この機能的難聴の中で、意図的に難聴を装ったものが詐聴で、無意識下の心理的な要因で発症したものを心因性難聴といいます。

 精神科的には、身体症状症(以前は身体表現性障害やヒステリーと呼ばれていました)のひとつで、意識されない心理的葛藤により精神症状が身体症状に転換される転換障害に分類されます。難聴以外にも様々な身体症状があり、症状に一貫性がない特徴があります。身体症状がなく精神症状だけのものを解離障害といいます。意識や人格の統合が解離されて、意識がもうとうとしたり、記憶を失ったり(健忘)、行方不明になったり(遁走)、多重人格や心的外傷後ストレス障害(PTSD)として発症します。身体症状症では発症によって心理的葛藤から逃れることができることから、心の安定を得られること(疾病利得)になります。

 小中学生から30才代までの青年期に多く、特に小学生高学年の女児に多い傾向があります。

症 状:自覚的に難聴を訴える例は2割で、学校健診の聴力検査で難聴を指摘されるケース(健診難聴)が多いです。難聴以外にも、耳閉感、耳鳴、聴覚過敏、めまいを訴えるほかにも、嗅覚味覚触覚などの感覚障害、視野狭窄、弱視などの心因性視覚障害や食欲不振、腹痛などの過敏性腸症候群、失調歩行や脱力、排尿困難などの多彩な身体症状を合併することもあります。

原 因:精神的ストレス *性格傾向とともに学習障害などの発達障害が内因子として認められるとの報告があります 
              *健診難聴では心因性が明らかでない場合があります

検 査:聞こえたら自分でボタンを押す自覚的検査で異常があり、他覚的検査で異常がないことで診断されます。
 自覚的検査:
 純音聴力検査 *既定の断続音による検査よりも持続音の値が良くなることが特徴です

 他覚的検査:   *今の医学では、30㏈以下の難聴を正確に捉える他覚的検査はありません。
 耳音響放射(OAE):内耳の外有毛細胞の反応を捉えます。30㏈以下は検出しません。
 アブミ骨筋反射(SR):聴神経ー中枢ー顔面神経の反射を捉えます。50㏈以下は検出しません。
 聴性脳幹反応(ABR):内耳から脳幹部の神経核までの反応を捉えます。30㏈以下は検出しません。

 < 難聴のレベル >
  25㏈~ 軽度難聴      30㏈:ささやき声
  40㏈~ 中等度難聴    50㏈:話声
  70㏈~ 高度難聴     70㏈:大声
  90㏈~ 重度難聴(聾)

治 療:耳鼻科では、悪い難聴でないことを説明し、病気に理解を示すとともに将来に対する不安を取り除きます。1~3ヶ月毎に定期的に聴力検査を行います。生活環境や対人関係(友人、教師、家族、職場、サークル、時にいじめや虐待)でのストレスの原因を発見し、原因の解消に努めます。精神科的には薬物療法や心理療法で治療します。


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