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2015年度 実用英語検定1級合格手記
私が野上先生のもとを訪れたのは、2013年5月のことでした。英検準1級の取得が目的だったのですが、半年後には準1級に合格できたことと、それが思いのほか高得点だったこともあり、それまで全く考えたこともなかった1級合格が新たな目標となりました。 実は、1級に合格するまでに1次試験は3回、2次試験は2回受験しています。 毎回野上先生に太鼓判を押していただいての受験だったにもかかわらず、なかなか結果を出すことが出来ませんでした。 不合格のたびに自分に欠けているものの大きさが思い知らされ、どうしたら合格にまでたどり着けるのか、苦しみ、悩みながらの2年半でした。
1級の受験対策として、まずは語彙力の強化から始めました。私が使用したのは「でる順パス単英検1級」です。 準1級受験時にも「文で覚える単熟語準1級」を用い、およそ半年で1冊を暗記するペースで進められたので、1級も同じ様に考えていたのですが、準1級と違って難解な語彙や似通ったスペルで全く意味の異なる語彙が多くあり、なかなか思ったようには進みませんでした。 単語の暗記は単調で飽きがきます。私は、自宅では単語帳を使い目で見て暗記をし、通勤等の車移動の際に単語帳に付属のCDを聞いて耳から覚え、定着を図るようにしました。 また、2度1次試験に落ちた後は、自分では「覚えたはず」の単語を確実に「知っている」単語にするために、野上先生にレッスンの最初に単語チェックをしていただきました。それでようやく合格レベルにまで到達することができたように思います。リーディング対策としてはまず過去問に数多く取り組みました。宿題としてリーディングの過去問を持ち帰り、次回のレッスンで野上先生に答え合わせと解説をしていただくことを繰り返しました。 初めは準1級に比べると格段に難しく感じたのですが、何度も1級レベルの長文を読むうちに、次第に慣れて苦にならなくなりました。過去問で十分練習をつんでからの受験でしたが、本番ではなかなか思うように得点できませんでした。 時間に余裕のない中、速く読むことを意識するあまり文章の内容を正確に把握できないまま読み進み、解答の選択肢を1つに絞り込めず、何度も文章を再読するものの焦るばかりで結局よく分からないまま時間切れ。あわててそれらしい選択肢をマークしては次の問題へ。 そんな失敗が続きました。これではいけないと、リーディング対策の方法を改めることにしました。
まず、購読していたThe JAPAN Times On Sundays の記事を1つ選んで熟読し、英文の構造を1つ1つ確認しながら和訳するトレーニングをしました。 そして、自分では分からない部分を野上先生に解説していただきました。 これを繰り返すことにより、文法の再確認ができ、また自分がつまずきやすいポイントも明らかにできたので、読解力と読むスピードの両方が向上しました。 さらに、長文と問題文の読む順番も変えてみました。 それまではまず長文を読んでから問題文と選択肢を読んでいたのですが、先に1つ目の問題文を読み、それに対する答えを探しながら長文の第1パラグラフを読むようにしました。2問目以降も同様に問題文を読んで該当するパラグラフを読みます。 これにより、以前は1問答える間にも長文と問題文の間を行ったり来たりしていたのが効率よく解答できるようになり、時間短縮につながりました。 また、試験前1週間は、毎日予想ドリルや過去問を使い、語彙問題からリーディング問題までを1時間で終わらせる練習をしました。 この時点では1時間あれば8割以上の得点で終わらせられるようになっていたので、3度目の受験は自信をもって臨むことができました。
野上先生に一番力を入れてご指導いただいたのがライティングです。ライティングの配点は28点と高いこともあり、ここでいかに得点できるかが合否を左右します。過去問や時事問題から毎回テーマを決めて宿題としてエッセイを書き、レッスンで添削をしていただきました。 当初は「ジャンプオブロジック(論理の飛躍)があり、説得力に欠けるエッセイ」と指摘されることもありました。 2-3-3-3-2というエッセイの型に当てはめて書く訓練をし、各論点のサポーティング・センテンスを必ず書くように気をつけた結果、8割程度得点できるようになりました。
レッスンは英検1級対策に特化したものではありません。1級受験のための対策をしつつ、「読む、聞く、話す、書く」の4つの技能を総合的に鍛えていただきました。TEDを聞いての英問英答、著名人のスピーチを使ってのスピーチ暗唱練習。 他にも、TOEFL-iBT、英字新聞、NHKの英語ニュースなどを教材に用い、身近なトピックから時事問題まで様々な英語に触れることができました。 リスニングに関しては1級受験に向けて特に対策をしたわけではありませんが、普段のレッスンの中で力をつけることが出来たと思っています。
1度目の2次試験に落ちてから2度目に受験するまでの3か月間が1番苦しんだ時期かもしれません。野上先生が「2次対策をしなくてはならないようなレッスンはしてきていません」とおっしゃったように、普段のレッスンの中で、様々なトピックに関して先生との英問英答も数多くこなしてきましたし、ライティングの練習の中で、説得力のある論じ方も教えていただきました。後はそれらを2次試験にいかせば良かったのですが、スピーチに対する苦手意識が強く、全く自信が持てないまま最初の2次試験に臨み、残念ながら数点足らずで不合格となってしまいました。 それからの3か月は、苦手意識を払拭するために、とにかく繰り返し面接練習をしていただきました。まずは過去問の模範解答を丸暗記してスピーチをする。次に自分で書いたスピーチ原稿を暗記してスピーチをする。それから、過去問の中から自分で選んだトピックに対し、その場でスピーチを考える。そして最後に本番さながらにランダムに与えられたトピックに対して1分で構成を考え2分間のスピーチをする、という段階を踏んで練習をしました。 また、英作文の対策本を使い、あらゆる分野のトピックに対して自分なりの論点の把握と英単語の確認をしました。ようやく「何とかなる!」と思えるようになった頃の2次試験で、まさに何とか合格することが出来ました。
2年半の時間をかけてようやく合格にまでたどり着くことができたのは、歩みの遅い私を本当に根気よく熱意をもってご指導下さった野上先生のお陰だと感謝しております。
ウィンランゲージサービスに通わなければ、1級合格など夢のまた夢だったことでしょう。どこまで到達できるか分かりませんが、今後もさらなる英語力の向上に努めていきたいと思っています。2年間の受講で英検1級に合格された生徒さんから合格手記が寄せられました。
ウインランゲージサービスの上級講座は、英検合格を目的とした講座ではありません。また、本人も以下の手記の中で書いているように「英語学習の過程の中で一つの目標が英検一級だった」ことを考えると、理想的な形で合格したと言えます。言い換えると、英検一級というのはその対策だけで合格できるレベルの試験ではなく、日常的に総合的な英語の勉強に取り組み、実践した結果得られるものだと考えます。彼は、英語とは関係のないエンジニアの仕事に携わっていて、本当に少ない時間を効率的に活用してレッスンの準備や勉強を続けられてきました。とても若いこともあり、将来が楽しみな生徒さんの一人です。
これまで上級講座しかなく、英検一級を取得された生徒さんには卒業という形で辞めていただいていました。しかし、卒業された生徒さんから「上級講座より高いレベルの講座を開いて欲しい」という要望があり、2015年1月8日からプロ講座を開講しました。翻訳や通訳の技能を高める講座ですが、TEDに見られるような「高度なプレゼン能力」を身につけることを究極の目標にしています。過去に英検一級を取得し、本教室を卒業した生徒さんも受講しています。
英検一級レベル以上の方なら歓迎しますので、興味のある方はぜひ一度体験して下さい。日時は、隔週日曜日の1時~3時です。お待ちしております。
今回の合格手記は、レッスンの内容から、日常の勉強方法にも言及しているので、これからチャレンジしようと考えている方にも大いに参考になると思います。
(レッスン受講までのバックグラウンド)
私が野上先生のレッスンを初めて受講したのは、2012年6月でした。受講当初は、TOEICのReading Sectionの得点を上げるために、ボキャブラリーを強化し、リーディング力を向上させることを目的としていました。また、将来的にTOEFLの受験も視野に入れていました。このため、最初から確固たる英検1級合格の目標があったわけではなく、ボキャブラリーの強化やリーディング力の向上を図っていくうちに、英検1級受験が視野に入ってきました。
(レッスン受講を始めて)
レッスンで最初に使用した単語帳は、旺文社の「文で覚える単熟語1級」でした。英検1級の単語帳を初めて見た瞬間は、まるで英語でない外国語の単語を見るようで、全く歯が立たなかったことをよく憶えています。実際に、英検1級の単語問題を解いてもほとんど正答できませんでした。そこで、レッスンのカリキュラムに身を任せることに決め、毎回決められた範囲の単語をしっかりと覚え、NHK実践ビジネス英語に沿ったレッスンを、きちんと自分の力にするよう努めました。
(日常の英語学習およびレッスンについて)
平日は、仕事があるため、毎日一定時間の英語学習時間を確保することはできませんでした。そのため、常に英語学習のモチベーションを維持することは、ほぼ不可能でした。そこで、先ずは盲目的に単語をひたすら覚えるという基本学習に特化しました。単語しか覚えない日も多く続きました。この勉強は一見、単語力しか身に付いていないように見えますが、語彙の強化によりリスニング力やリーディング力、やがてはスピーキング力の向上に繋がったと考えています。改めて単語を覚える基本学習の大切さを痛感しました。
また、レッスンでは、NHK実践ビジネス英語をテキストとしていますので、ビニエットに出てくるイディオムを覚え、内容を理解する予習が欠かせません。さらにレッスンでは、何度も音読したうえで、自分では分からないような不自然な発音、イントネーションを指摘頂くことができました。
そして、最も難易度が高いのは、ビニエット内容を英語で要約し、先生からの質問に対し英語で答えるセッションです。レッスン当初は全く反応することができず、フリーズ状態でした。しかし、質問されて英語で即座に考え、まず言葉を発する方法論を教えて頂いたので、徐々に慣れることができました。また、これは2次試験で要求されるスピーチの練習にもなりました。さらに、TimesやJapan Timesの記事を決められた時間内で読解するトレーニングにより、リーディング力を向上することができたと考えています。
(1次試験直前対策について)
初めて1次試験を受験した時は、1点足らずの不合格で大変悔しい思いをしましたが、その後受験3回目での合格までに、単語を繰り返し復習し、レッスンでの演習により試験対策を行いました。レッスンでは、総合的な英語力を身につけることができますが、自分の弱点を補うため、個人的に以下の対策を行いました。
○リスニング力向上のため、過去問2年分のリスニングPart2,3を全てディクテーションし、何度も聞いて一語残らず全て書き出し(タイプ)しました。そして、聞き取れなかった単語および表現を抽出し、リスト化しました。
○問題に慣れるため、過去問を数年分解きました。
○30分の時間内に、エッセイを書く練習をしました。
(2次試験対策について)
1次試験合格後に、2次試験対策として面接練習をして頂きました。2次試験では、1つのトピックについて複数の論点に言及してスピーチしなければいけませんから、トピックに対する論じ方や考えの整理の仕方を中心に指導していただきました。
また、試験1週間前には、レッスンで配布された2次試験対策の資料をよく読み、過去に出題されたトピックに対し、2点もしくは3点の論点で自分の考えをスピーチできるよう考えを整理してノートにまとめました。
(試験当日について)
試験当日は、提示されたトピックから数秒で1つのトピックを選び、残りの時間は論点整理に費やしました。しかし、あっという間に時間が過ぎて、あまり考えがまとまらずにスピーチに突入してしまいました。幸いにも選んだトピックが自分の興味のある分野だったため、最初に自分の立場を明確にして、事実等を付け加えて論点を補強しました。
面接が終わったあとは、勢いだけの主張になってしまい、内容が伝わらなかったかなと思いましたが、面接官の反応が比較的良かったため、ギリギリ合格かなという感触でした。初めての2次試験でしたが、結果的に4分野全て8割得点の80点で、一発合格することができました。
(最後に)
英検1級に合格できたのは、ウインランゲージサービス野上先生の比類なきご指導のおかげです。また、レッスンを一緒に受講していた皆さんと切磋琢磨できたことにより、モチベーションを維持することができました。ありがとうございます。これからも更なる英語力の向上を目指して、レッスンを受講させて頂きます。
ようやく念願の英検1級に合格できました。思えば、ここに至るまでの道程は、長く険しいものでした。最初に英検1級にトライしたのは、準1級取得の直後だったのですが、全く歯が立たず3割しか解答できなかったのを覚えています。1級のレベルの高さと自分の実力不足に愕然とし、これでは一生かかっても到達できないのではと不安に感じました。その後、野上先生のレッスンを受講し、その洗練されたメソッドに接し、「これを続ければ1級を突破できる」という確信を抱きました。そこで、自分の勉強方法を全面的に改めました。
まず、シャドーイングを徹底的に行いました。50回を目安に音読の練習をするようにと指導され、最初は戸惑いましたが、CDを聴いて繰り返し発声し、完全にネイティブ・スピーカーの速度と発音についていける段階になるまでには、気づけば50回は音読していました。これにより、英語を話すこと自体に慣れると同時に、発音、イントネーション、リスニング、スピーキングの瞬発力が格段に向上したと実感しています。
次に、上級レベルに必須とされる語彙習得を重視しました。毎回レッスンで単語の課題をチェックするのですが、単調になりがちなボキャブラリー・ビルディングも、先生から同・反意語、統辞、語源についての解説が加わることにより、興味を持って進めることができました。その結果、英検1級の語彙問題ではコンスタントに8割以上得点できるまでになりました。
さらに、レッスンでは秀逸な教材が使われていて、良質で多彩な英語に数多く触れることができました。NHK実践ビジネス英語(やさしいビジネス英会話)、Z会速読速聴シリーズ、文で覚える単熟語、1100 Words You Need to Knowなど、いずれもやり応えのある内容です。他にも、CNNや著名人のスピーチ、小説、そして英検やTOEICの過去問などバラエティーに富んだ教材が随時用いられ、メールによるエッセイの添削指導もあり、多角的・実践的に英語力を鍛えることができました。
他の受講生の方からも、良い刺激を受けました。皆さん意識が高く、予習や課題をいつも完璧にこなして来られます。自分はモチベーションが持続できず、時に予習が疎かになったり、欠席することもありました。しかし、周囲の真剣さと明るい雰囲気に触発され、何とか継続することができました。
以上のように、英検1級に合格できたのは、ひとえに『ウインランゲージサービス』で学んだおかげだと思っています。長年ご指導いただいた野上先生に感謝申し上げるとともに、クラスの皆さまにもお礼申し上げます。今回の資格取得に満足することなく、目標とする「スーパーレベル」の英語力を身につけるための一里塚ととらえ、これまで以上に一層研鑽を積んでいきたいと思います。
高校三年間家庭教師をしていた生徒から、英検準一級合格手記が届きました。2015年度一回試験で合格していたのですが、大学受験を控えていたので受験後に書いてもらうことにしていました。準1級の指導もさることながら、昨夏から指導していた大阪大学の二次対策の方も時間がかかりました。大阪大学だけでなく、東京外大や神戸市立外大の過去問もほとんど解きましたが、二次は英語で点数を稼がねばと思っていたのでやれることはすべてやったという感じです。今振り返ってもこの子だから私の指導について来られたという思いがあります。スピーチはワクワク、英検はドキドキ、受験はヘトヘトと言ったところでしょうか。
英検準一級合格手記 (2015年度第1回) Kさん
私がウインランゲージサービスの体験レッスンを受講したのは、高校入学直前のことでした。野上先生は高校生を教えていないということでしたが、「高校3年間で『英検準1級合格』という目標を達成したいんです。先生のレッスンを受けさせて下さい」とお願いして、なんとか受講させていただくことになりました。
英検準1級対策としてまず取り組んだのが、ボキャビルでした。最初の語彙問題を7割以上取ることが合格への第一歩だと言われました。まず、複数の英検対策単語帳で単語を覚えるように指導されました。最初は見たこともない単語ばかりで覚えるのにとても苦労しました。毎週課題として指定された単語をCDで聴きながらひたすら音読して覚える。それを10回以上繰り返し、レッスンでチェックしてもらう。これで完全に頭に入れることができました。準1級レベルの単語が身につくと以前に比べて長文が読みやすくなることはもちろん、知らない単語が出ても、覚えた単語との関連で意味を類推できるようになったのは、長文読解に役立ちました。難度の高い単語を中心に語源や覚え方をしっかり指導していただいたことも大きな収穫でした。単語と平行して文法や熟語も学習しました。とくに熟語はやっかいで、単語の組み合わせによって本来と全く異なる意味になるので、センテンスレベルで覚えるようにしました。
リスニングは2級に比べて英文の量が多く、スピードも速いので最初はまったく歯が立ちませんでした。『Core1900速読速聴』を使ってのレッスンで、さまざまなテーマの英文に触れたり、時事英語に慣れたりすることができ、準1級レベルの英文の聴き取りに抵抗がなくなりました。また、ポッドキャスティングを使ってのレッスンでは、TEDを視聴したり、NHKの英語ニュースを1.5倍速で聴くことにより、スピード対策をしました。
英作はただ単語や文法を覚えているだけでは対応できず、社会常識や日本語力が問われるものでした。最初は与えられた問いに対して野上先生と日本語で話し合い、考えを深めてから英語でディスカッションし、さらにそれを英訳するという方法で練習しました。また、中間文を作るという方法も学びました。つまり、日本文を直接英語に直すのではなく、いったん英語に直しやすい日本文(中間文)に置き換え、それを英語に訳すというものです。コツを覚えてからは、一人で書いたり、制限時間内で完成させたりすることができるようになりました。
私は部活動をしたり、生徒会で学校行事の責任者を務めたりしていたため、学校生活に集中するあまり、きちんと予習をしていないことがありましたが、先生の熱心なご指導により、3回目にしてやっと準1級に合格することができました。また準1級だけてなく、英語スピーチコンテストや大学受験でもご指導していただき、高校2年生の秋には愛媛県の高校生を対象とした英語スピーチコンテストで優勝し、そして今年、念願の大阪大学外国語学部スペイン語学科に合格することができました!これも皆、野上先生のおかげです。本当に感謝しています。
先生はレッスン中、一般常識に欠ける私に国際情勢や話題になっているニュースの話をしてくださり、「このようにさまざまな社会問題に関心を持ち、広い視野で物事を見つめることが英語の上達につながる」ということを身をもって教えてくれました。私は先生のレッスンで、学力面だけてなく、人間的にも大きく成長できたと思います。大学では先生に指導されたことを継続し、英語を「自分の活動を広げるための道具」として使いこなせるように励みたいと思います!
やっと合格できました。これまで何回受験したかわかりません。「そのうちなんとかなるだろう」というくらいで、時期がきたら申し込んでいました。ところが、1年半前合格ラインから20点近く下げてしまって、こんなことではいけないと思っていた矢先、友人から野上先生を紹介され、ウィンのレッスンに参加できるようになりました。
私が参加したのは、皆さんが『速読速聴英単語 advanced』を終えるころでしたので、その難しさに圧倒されました。シャドウイングなど到底できないので暗唱していこうとするのですが、当初はたった100後程度の文章さえ覚えられなくてたいへんでした。日英では、皆さん、丸覚えではなく自分で文を作っていかれ、野上先生はその表現でいいかどうか適切に指導されます。
私も、自分で使える英語にしなければと思い、英作文の勉強に取り組もうと野上先生にテキストについておたずねしました。そのうち、英検の出題形式が変わり、準1級にも英作文が導入されることになったので、結局野上先生にいただいた英作文の本を含めて、受験までに大学受験用の英作文問題集を3冊(1冊は2回)やりました。受験の1週間前くらいからは自分でテーマを設定し、時間と語数を区切って書き、何回か推敲するという練習を繰り返しました。受験前、野上先生から「これだけはやったと思えるものを持つこと」と言われました。実際の試験では、リスニングの点が伸びなかった分、英作文の点で救われたので、本当に先生の言われたとおり、あの練習は必要だったと思います。
ウインのレッスン以外で自分が続けたことといえばこの英作文の勉強くらいで、後はウインで出される課題をこなしていただけでした。ウインで使ったテキストは「速読速聴ボキャブラリー2000」「リンガメタリカ」で、今は杉田先生の「NHKビジネス英会話」です。特に語彙問題を練習したわけではありませんが、いつのまにか合格ラインを上回るようになっており、英作文がずいぶん楽になったと感じています。
ただ、昨年の夏、ウインの生徒さんといっしょにセミナーに行った時に、千田潤一先生が講演で「TOEIC730点は幼稚園」と言われました。そのお言葉に、当時TOEICがそこまで到達していなかった私は「そんなあ」とがっかりしたことをを思い出すのですが、今自分が730を取ってみて、その言葉の意味がわかるような気がしています。人が作った文章はなんとか再生できたとしてもその真意は汲み取れていないし、自分の言いたいことを表現しようとするとその言いたいこと自体がまとまらないし、もちろん英語は出てこない。野上先生のおっしゃるように日本語での知識を広げ、語感を磨くことの大切さを痛感しています。
ウインのレッスンに参加する前は、準1級に合格することが目標でしたが、準1級に合格してみて、やっと英語学習のスタートラインに立てたと感じています。ウインのレッスンに参加して初めて、純粋に英語力をつけたいと努力する(もがく?)楽しさを(もちろん苦しみも)味わいました。他の生徒さんからも、新しい発見、刺激、励ましをもらっています。
生来の勉強嫌いと英語が並んでいると字面を追えない自分を自覚しつつあった私は、皆さんのようにはなれないあと限界を感じることも多いのですが、ある日のレッスンで、野上先生が「皆さんががんばられる限り僕もウインを続けますよ」と言ってくださったことがありました。(野上先生は覚えておられるでしょうか)準1級に合格する前のことだったのですが、私も勉強を続けていいんだと本当にうれしかった。もしかしたら、合格以上にこの一言がうれしかったです。
とにかく、1日の中でどう学習時間を作り出すかが私の課題です。2004年は、元旦からリスニングとリーディングに分けて学習時間と主な内容を記録していきました。家事をこなしながらCDをかけている時間もリスニングに入れたので実際は半分もやれていないかもしれませんが、この12月で1000時間を超えました。来年はもう少し落ち着いて勉強していきたいと思います。
念願の英検準1級にようやく合格することができました。本当に「春の訪れ」です。英語は、大学に入って初めて海外を旅行するまで、The subject I like least.という状態でした。
その後、英会話を始めたことが、英語を勉強する最初の大きなきっかけになりました。当時、英語を使って、何かがしたいという想いはありましたが、漠然としたもので、卒業後は英語とはほとんど関わりのない仕事をしていました。その頃、何回かTOEICを受けましたが、ずっと、500点台でした。
次に大きな転機となったのは、社会人になってから留学を決心したことです。一度、海外に住んでみたいとも思っていたので、思い切って1年間、海外で英語を勉強することを決めました。そして、1年後TOEICで785点(L445点 R340点)を取りました。それが、ちょうどこの英検を受ける約8ヶ月前でしたが、帰国後は英語を使う時間が激減し、英検を受験することに不安な気持ちでいっぱいでした。
特に、私がいつも悩んでいることは、勉強の方法です。実際に、勉強方法について書かれている本を何冊か読みました。しかし、「どの方法が本当に良いのだろう?」「この方法は自分にあっているのだろうか?」と、いつも不安でした。結局、欲張ってというか、自信がないとうか…いろいろな方法を試してみたのですが、なかなか長く続かないのです。そんな手探り状態で勉強していた時に、光が差すようなきっかけがあったのは、インターネットで知ったウィン・ランゲージサービスとの出会いでした。ウイン・ランゲージサービスのレッスンで野上先生の指導を受けるようになってからは、そういった悩みはすべて解決されました。レッスンの中で、リスニング、リーディング、ボキャビルなど、各項目ごとに、細かく、私のレベルにあったご指導をしていただきました。英検準1級受験に向けて、レッスンの中で先生にご指導頂いたこと、それから、家で行った勉強方法を、簡単に紹介します。
①ボキャビル
英検第一問の語彙に関する問題は、私にとって、一番の難関でした。野上先生から、このセクションが合否を決めるとまで言われました。効率的に単語を覚えるには、内容に興味が持てるものや、ストーリーに流れがある教材を選び、その中で覚えていくことが一番だと思います。私は、特に単語帳のようなものは使わず、先生がレッスンの中で使われている、「NHKビジネス英会話」と「速読速聴の教材」を使いました。さらに、確かな定着ができたのは「単語を実際に使ってみる」というステップがあったからだと思います。先生のレッスンの中では、最初の20分くらいで、新しい単語を使いながら、定着具合をチェックして頂けます。なかなか一人ではできない方法で、客観的にチェックして頂けるので、確実に覚えることができました。
②リスニング
緊張してテストを受けることは久々で、リスニングはもっとも緊張したパートでした。テスト終了直後は、予想以上に点を落としてしまった気がして、かなり落ち込んでしまいました。届いた結果を見てみると、幸いにもほぼ予定通りの点がとれていてホッとしました。
リスニングの練習では、集中して何度も繰り返して行う練習と、たくさんの量を聴いて、大意をつかむ練習に分けて行いました。集中して行う方法では、野上先生からご指導頂いた、シャドーリーディングを行いました。はじめにこの方法を教わった時、リスニングと音読にどのような関係があるのだろうと不思議でしたが、練習を重ねるごとにその効果が実感できました。レッスンでは、細かくチェックして頂くので、家では、何十回と練習します。これによって、以前は速すぎて聞き取れなかった部分が、聞き取れるようになりました。また、英語では、2つの単語が連なって1つの単語に聞こえるリエゾンや消音が多く、聞き取れないことが多かったのですが、そういったところも、少しずつ分かるようになってきた気がします。たくさんの量を聴くことに関しては、主にインターネットを使い、海外のニュースを聞きました。この合格をきっかけに、スカイパーフェクトTVも購入しましたので、これからは、こちらも活用していきたいと思っています。
③リーディング
英語で理解することと日本語で理解することのギャップ。同じ内容の文章を読んでも、英語で書かれた文章を理解したものと、日本語で書かれた文章を理解したものが、違っているのです。英語で書かれた文章を繰り返し読んでも、日本語で読んだほど、明確なイメージが沸いてこないのです。また、しばしば間違って理解してしまうこともあります。
そこで取り組んだ方法は、このレッスンで行われている英→日サイトラです。英語で書かれたものを意味のまとまりごとに「頭ごなし訳」をし、英語でとらえたイメージと日本語でとらえたイメージを確認していきました。最後に英文で全体を読み返した時には、確実に理解できたいう実感が得られました。
私は英語を通じてたくさんの国の人と出会い、異なった考え方や文化など新しい発見をしたいという好奇心がきっかけで、英語を始めました。当初は、少し勉強すればペラペラになるという安易な考えでいました。勉強するにつれて、なかなか思い描くように上達せずに、途中でやめてしまおうかと思うこともたびたびありました。しかし、今回の合格で自分に自信を持てるようになった気がします。少しずつでも努力し続ければ、必ず前進するということです。これからも、楽しく勉強していきたいと思っています。
いつも親身になってご指導頂いている野上先生には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。また、ウイン ランゲージサービスの生徒の皆さんは、一人一人が高い意識を持って勉強されているので、本当に良い刺激になります。そして何より明るい雰囲気ですので、楽しく勉強ができる環境があります。一緒に勉強して頂いた皆さんにもお礼を申し上げたいと思います。これからもマイペースではありますが、少しずつ頑張っていこうと思っていますのでよろしくお願いします。