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ターナー島(四十島) 登録記念物へ 2006/11/17(金)
「中予の方言」 坊っちゃんのターナー島(四十島) 初汐や 松に波こす 四十島  (子規)
所在地  愛媛県松山市高浜町1丁目乙115番 周囲  約135メートル 地積  1,199m2
ターナー イギリスの風景画家ジョゼフ・マロード・ウイリアム・ターナー Joseph Mallord William Turner (1775~1851)
ナショナル・ギャラリー The National Gallery(英国)
絵(え)ーに書いたよーな写真じゃろがな。ほらほーよ。
ターナーたら云うイギリス人の描いた絵ーによー似ーとる云うて・・・。
詳しい事は「坊っちゃん」読んでや。 登場人物
高浜町の沖約150メートルに浮かぶ
高さ18メートル周囲約140メートルの島。
中島の親戚(福田の本家)に行くときにとったんよ。
いつじゃっとろか、平成8年頃の夏じゃったと思うが。
島のむこに見えるんが三津で、すぐ後ろが港山じゃろ思うが・・・
その左側からが梅津寺じゃろ思うが違とろか?
裏側からの写真は珍しいと思うがノー。
四十島の松が枯れかけて有志の人が世話して、
また、松が生えるよーになったんじゃと。
どこやらの自然保護団体じゃいいよいでたが、
きとくな人もおいでるんじゃなー。わしら傍(はた)にもよれんかい。
島と陸との間は「四十島瀬戸」と呼ばれとります。
満ち引きともかなり急流が流れるところです。
昭和のはじめ頃の四十島(磯の黒岩方面から興居島を望む)
昭和のはじめ頃の黒岩。釣り場でもあるらしい。
【茅渟】(ちぬ)などが良く釣れると聞いています。
ちぬ‐だい【茅渟 鯛】 ダヒ クロダイの異称。関西以西で言う。ちぬ。
引き潮のおりはこの辺りで遊んだ記憶があります。
チヌ(茅渟、海xxxx
yyy
ターナー島が黒岩の下あたりから最も良く見えます。
「坊っちゃん」より引用 登場人物
教頭の「赤シャツ」とその手下「のだいこ」に誘われて、釣りにでかけます。
ひろびろとした海の上で、潮風に吹(ふ)かれるのは薬だと思った。
いやに腹が減る。
「あの松を見たまえ、幹が真直(まっすぐ)で、
上が傘(かさ)のように開いてターナーの画にありそうだね」
と赤シャツが野だに云うと、
野だは「全くターナーですね。どうもあの曲り具合ったらありませんね。ターナーそっくりですよ」
と心得顔である。
ターナーとは何の事だか知らないが、
聞かないでも困らない事だから黙(だま)っていた。
舟は島を右に見てぐるりと廻(まわ)った。
波は全くない。
ターナー イギリスの風景画家ジョゼフ・マロード・ウイリアム・ターナー Joseph Mallord William Turner (1775~1851)
ナショナル・ギャラリー The National Gallery(英国)