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 白血病は自分で血液をつくることのできない不治の病とされていましたが、正常な骨髄を入れ替えることによって健康を取り戻すことができます。
 健康な人から白血球に適合する骨髄を提供いただくことが不可欠です。
 現在は善意の無償ボランティアで支えられています。
 ドナー候補者に提供する意思があっても骨髄を提供するには、健康診断や骨髄採取・退院後のフォローアップなどが必要で入院を含め7〜10日の日数を要します。
 仕事の都合や様々な理由で提供を断念せざるを得ない状況があることがわかっています。
 ドナーが検査や入院等で休業した場合の補償については制度化されていないのが現状であり、ドナーが安心して骨髄を提供できるような仕組みづくりが喫緊の課題となっていました。
 12月議会にドナーの助成制度の必要性について質問させていただきましたが、早速に当初予算で盛り込んでいただき感謝しています。
 愛媛県ではドナーからの骨髄採取が、毎年10件程度行われていますが、骨髄を提供しやすい環境整備ができたことによって、採取数の増加につながることを願っています。
 松山市内の病院でも毛糸の帽子をかぶって骨髄を待っているお子さんがおられるとお聞きしています。
 今度の予算化によって大切な命が救えるかもしれません。


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