8月22日〜26日の4日間、 第34回の愛媛の陶芸展が開催された。
愛媛を代表する43人の作家136点の力作が揃い見どころは満載だった。
私の高校時代の友人が砥部で陶芸をしているご縁もあって、陶芸展には何回か足を運んだことがあった。
3年余り前に長女が帰省した時、家族で友人の窯を訪ねたことがあった。
陶芸家として活躍しているご夫婦の話にいたく感銘を受けたようだった。
そんな影響もあってか、5年間勤めたデザイン事務所を退社し、岐阜の多治見にある陶芸の学校で2年間陶芸の勉強をした。
3月末に卒業し松山に帰り、陶芸家の卵として活動を始めたばかりである。
両親が亡くなってからずっと空家になっていた古家を改修し工房にした。
目に入れても痛くないかわいい孫が使うとあって、両親も天国でさぞかし喜んでいることだろう。
愛媛の陶芸展にも出品させていただく機会を得、思いがけなく工芸部門で奨励賞までいただいた。
どんなにか励みになったことだろう。
陶芸の世界で生きていくことは難しい。
そのことを重々わかっていながら、敢えて陶芸の道を選んだ娘がどうか幸せに生きてほしいと願うばかりである。