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まつやまの狸 多狸済々
茶房・ミニギャラリー 香保里 で見かけた可愛い子狸たち
いよ松山のお狸さん 勢ぞろい
もっと詳しい説明は 狸思いつくまま 伊予狸談義B 高村 昌雄
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お袖狸
(おそで)
堀之内 八股榎大明神 伊予松山の城主、松平隠岐守の愛妾「お袖」、実は「お袖」は(家老の姫君「お紺」とも云われる)お狸さんの化身で・・・(確実な説はないので筆者の推測)
講談「松山騒動」にかかわる・・・
A
毘沙門狸
(びしゃもん)
大街道3丁目 毘沙門堂 東雲神社の入り口から城山ロープウェイ街へと続くなだらかな坂道は、かって毘沙門坂と呼ばれていた。
この毘沙門坂に出没したのが毘沙門狸である。
柳原極堂翁  化けて来し狸と秋を語りけり
坊ちゃん列車に化けた毘沙門狸と出会った極堂の句。
B
六角堂狸
(ろっかくどう)
勝山町2丁目
C
正安寺狸
(しょうあんじ)
湊町正安寺の大榎 米屋の婆さんに化けて餅を食い逃げした正安寺狸。
何故か、化けられた病気がちだった米屋の婆さんは、お狸さんのご利益か、元気になり長生きしたという。
D おみつ狸 萱町6丁目 三津畷の刑場に巣食う娘狸。番所の爺さんを化かそうとして逆に正体を見破られた。以来、三津口番所はたぬき番所と呼ばれるようになった。
E
俳諧狸
(はいかい)
静かな月夜の天山界隈 天山の何処かに住み、品のよい老人に化ける。俳句を趣味とするインテリ狸。
F お紅さん狸 居相町 椿神社の古楠 お紅さんとよばれるメス狸。その姿は謎に包まれており、余計に信仰を集め、今でも楠の根元の祠は信者の手で守られている。
G 狸の嫁入り 井門町 北土居あたり 雨が降りそうで降らない日の夜中、提灯行列の狸の嫁入りが見られるらしいんじゃと・・・
H
三光姫狸
(さんこう)
高井町 高井八幡神社 通称おさん狸。色白すぎる女狸で娘姿に化けても直ぐばれる。
I タコを手に持つ大狸 重信町 西林寺の庭 狸が持つ信楽焼きの徳利の八の字を真似て八本足のタコを持つ。
とも云われるが、詳しい本当の由来は解らない。
J
立石狸
(たていし)
重信町見奈良立石 松前のおたたさんが尻を丸出しにして川を渡る格好で歩きよったんじゃと。すれちごたお百姓さんが声をかけたら正気に戻ったと。
立石狸の仕業じゃ。
K 身代わりお狸さん 横河原 手引き松 親子が手をつないでいるような二本松の根元に住んでいた狸。好物の油揚げを毎日のようにお供えしていた親子がいた。母親が亡くなった後も孝行息子はお供えを欠かさなかった。ある日お供えを持って二本松まで行くと狸が息絶えていた。狸までもがと悲しみながら家に帰るとなんと母親が生き返っていた。以来、身代わりお狸さんと呼ばれ語り継がれている。
L
金平狸
(きんぺい)
上野町 大宮八幡神社
M
銀杏狸
(いちょう)
伊予市湊町郡中駅の近く 大銀杏に住む、木の枝に化けるのが得意な古狸。
近所のお百姓が弁当を木の枝に掛けると、なんと古狸。まんまと盗まれる。
ある日、何時もよりワザト大き目の弁当を木に掛けると、あわてた狸が化け損ね正体を暴露したそうな。以来、狸とお百姓の知恵比べが続けられたと云う。
N
刑部狸
(ぎょうぶ)
久谷町 山口霊社
※印は痕跡のない、むかし語りに伝えられている「お狸さん」