「子規忌過ぎ 一遍忌過ぎ 月は秋」
酒井黙禅
「ホトトギス」同人、酒井黙禅(1883−1972)は福岡県八女郡水田村に生まれる。本名和太郎。
熊本第五高等学校より東京大学医学部を卒業し、
大正9年(1920)3月松山赤十字病院長に赴任(38歳)
この間、松山の人以上に松山人になりきった黙禅は、
地方医療に、地方俳句界に、大きな足跡をのこした。
(伊予在住53年)俳句は虚子門下。俳誌「柿」を創刊した。
昭和47年1月8日没(享年89歳)
黙禅が 老舗「玉泉堂」本舗に 「店の飾りにしなさい」と置いていった 額
酒井黙禅翁句碑に誌す
時宗開祖一遍上人成道七百年を記念して
この句碑をここに宝厳寺境内に建立するもの也
昭和四十九年一月吉祥日
施主 株式会社 一遍堂社長 新田 兼一
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