ニュースで耳にしませんか?『コンセントから出火した模様です』
電気が原因で出火し、火事に至る場合があります。
危険、危険と判っていても、
電気の原理や家電製品の構造を勉強する機会は
滅多に無いものです。
家電製品は『コンセントに挿して使う物』
その際「電気の容量は大丈夫かな?」
と考えて使う人は、ほとんど居ません。
左の写真は、電気110番の連絡を受け、
向かった住宅で撮影したものです。
既に鎮火しており、連絡があったのは
火災のあった翌日でした。
火元は”電気ストーブ”を使っていた
『コンセント』だそうです。
原因は色々考えられますが、
こうなってからでは遅いです。
伺った先々で、
電気の安全利用を呼びかけていきます。
▲出火と思われるコンセントがあった場所。電線が延焼しています。
入居者の方は全員無事でした。
火災当時、1階でテレビを視ていたら急にテレビが
映らなくなって『アンテナかな?』と
思い、2階に上がると部屋の壁から火があがっていた
そうです。
天井裏のアンテナ線が燃え、溶断したのが発見の
きっかけです。
コンセント自体にも『1500Wまで』と許容電力があります。
容量を超えた負荷設備を使用すると、焦げたり、焼けたり。
色んな原因がありますが、上の写真のコンセントのブレーカーは落ちていませんでした。
気になったら、気付いたら、その時は
電気110番にご連絡を。
生活を支えるエネルギー”電気”。
ご家庭においても、多種多様な設備機器のエネルギー
源として用いられています。
これらの設備機器は、それぞれ寿命を持っています。
使用環境や経年劣化により、故障したり、動作不良を
起こします。
電気設備の不具合をそのままにしておくと、漏電や
発火の原因にもなり、
最悪の場合、火災を引き起こす恐れもあります。
不具合の兆しは、色々です。
ブレーカーが落ちたり、電気が入ってるハズなのに
動かなかったり、
変な臭いがしたり。
気付いた時が、治す時です。
早々に対処しましょう。