ツッチ−より一言私がホームページを開設するにあたり、仲間より、是非ワインの事を載せて欲しいとのご意見を頂き、私のワインの師匠、伊藤茂さんにお願い致しましたところ、快く引き受けて下さいました。 このページはあくまでも、私のワイン仲間、初心者グループの為のものです。 たまたまこのページをご覧になった「ワイン通」の方、さぞご異論がおありかと思われますが、 何分にも、初心者の集まりでの他愛も無い会話です、どうか笑ってお聞き流しくださいませ。 思えば、レストランでドイツの白ワインしか口に合わずオロオロしてたのが、つい昨日の事のようです。 師匠のご指導(陰謀?)でやっと赤ワインも飲めるようになりました。 楽しい仲間も増え、毎月ワイン会を楽しむ事が出来るようになり、日々の励みとなっております。 毎月集まってくださる、ワイン好きの皆様、お一人々々に感謝を込めて・・・ 因みに、「ツッチ−」の愛称?は「直子のきままなおしゃべり」の直子さんの旦那様、 私の鬼先輩につけられた有り難い?あだ名です。他に「コケコッコ−」など色々あります。 意味はご想像にお任せします。 ツッチ− |
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Vol.2 ワイン一日教室
1.ワインとは
果実を原料として造るお酒ですが、葡萄以外のお酒で造った場合は、通常「アップル」 「キーウィ」というように、原料果実名がくっついた名前になります。葡萄で造ったお酒 のみ、「ワイン」と呼ばれます。 お酒の分類として、このように「原料のみを発酵させてアルコールを造る」お酒を 「醸造酒」と呼びます。日本酒・ビールも醸造酒です。
2.発酵について 糖が、酵母の働きによって、エチルアルコール+炭酸ガス に分解されることを アルコール発酵と呼びます。アルコールができるためには絶対に「糖」が存在し ます。果実は、果汁に「果糖」という糖が存在しますから、果汁に酵母を加える と発酵が始まります。ところが、「米」「麦」などは「でんぷん」があるだけで、 糖は在りません。そこで、一度「糖化(通常は熱を加える)」という作業を行って、 でんぷんを糖に変化させてから発酵を行います。 3.ワインの造り方 白ワイン・・・基本的には果汁だけを発酵 赤ワイン・・・果皮と果汁を一緒に発酵 4.ワインの産地 葡萄は年間平均気温10℃〜20℃の等温線の範囲がもっとも栽培に 適しています。 緯度でいえば、北緯30〜50度、南緯20〜40度の範囲で一定の降水量、 日照量があれば育ちます。有名な産地はたくさんありますが、葡萄が栽培できる 地域であれば、ワインを造ることは可能なわけですから、世界中でワインは産出 されていることになります。 ※ワインを産地で分類していくと、たさん在りすぎて、ややこしくなります。 しかし原料である葡萄品種(セパージュ)で分類すると数が少ないので楽です。 5.ワイン用のぶどう品種。 葡萄には普通に食べる「生食用(巨峰、ベリーA、マスカット等)」とワイン造りに 適してる「醸造用」とがあります。さらには白ワイン用のセパージュと赤ワイン用の セパージュがあります。葡萄のセパージュは数千ありますが、実際に銘醸ワイン を生み出すセパージュは150ほどです。その中でも、世界中で共通して栽培さ れているセパージュは赤3種類、白3種類程度ですから、それぞれのセパージュ の特長、個性(産地、価格によって違い有り)を覚えれば、後は個人の好みで 自分の好きなセパージュのワインを選んでください。 ※添付別紙参照(添付「自分でワインを選ぼう」はこの項の後に掲載します) 6.料理との相性 料理とワインの組合わせが「合う」とか「合わない」という事をよく耳にしますが、 大変にあいまいな評価で、一般の方には理解しにくい事です。後に大まかな 相性パターンを紹介しますが、すべてがこのパターンに分類できるとはいえま せん。 しかし、料理とワインの適切な組合せは大切なことです。料理の構成要素と ワインの味わいを系統立てて記憶し、理解することができれば、ある料理を 食べ、これに合うワインを想像できるようになり、またその逆に、ワインを飲んで 料理を想像するということも可能です。そうなるには長い時間と経験を要します が、この ケ ゙ ー ムをマスターすればワインの楽しみは、もっともっと広がります。 a.平行・・・何も変化が生じない △ 水とおにぎり
b.反発・・・互いの味を壊す。不快さを感じる。 × 数の子と白ワイン いかのソテーと赤ワイン 鰹ぶしのおにぎりとフレッシュレモンスカッシュ c.調和・・・味を引き立てる。バランスを取る。 ○ ステーキとしっかりした赤ワイン フォワグラと甘口白ワイン フライドチキンと炭酸飲料(ビール、コーラ) 中華料理とウーロン茶 7. ワインの注文のかた。 ?適正金額 レストランで「おまかせします」と頼んだ場合、ソムリエはそのテーブルの 合計料理金額の50%〜100%までを許容範囲と考えるので、それ以下 で収めたい場合は、はっきりと、「いくらまでで」と告げることが大切です。 声にして言い難い場合は、ワインリストの価格を指で指して「このあたり の価格帯で」と頼むのがよいでしょう。 ?飲酒量 ボトルが750ml、ハーフボトルが375mlです。グラスの大きさにもよりますが、 目安として、ボトルで6〜8杯ハーフで3〜4杯です。それ以外にも 「バイ・ザ・グラス」といってグラス売りもありますので、許容範囲にあわせて、 注文してください。
2005.9.7 伊藤 |
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