ここには、考えを思いつくまま書きつづってみようかと考えています。 おそらく内容は、時と共にそして私自身の変化と共に、変わってゆくと思います。「思いついた時に書き、しばらくそのまま漬けておき、また取り出して書き直す」 という気楽な気持ちで書きます。そんな不謹慎なページですが、 よろしければお付き合いください。 読んでくださった方のメールも載せたいと考えています。 |
4 | 2000. 8.20 | 生徒の学力 |
3 | 2000. 8.18 | 英語教師の英語力 |
2 | 2000. 1.11. | Language Laboratory, out-of-date or up-to-date? |
1 | 1997.10.25 | The Goal for English Teachers |
「生徒の学力って一体なんだろう」と考えたことありますか?ほとんどの教師(私も含めて)は、あまり深く考えず、英語の学力=テストの成績と受けとめ、定期テストや校外模試の結果でその学力を判定していると思います。 |
This ( ) is a general purpose not for tumbling-type activities. It is NOT to be used as a crash or landing ( ). Any activity involving motion or height creates the possibility of serious injury, including permanent paralysis and even death from landing or falling on the head or neck. This ( ) cannot and DOES NOT eliminate this hazard entirely. This ( ) is intended for use ONLY by properly trained and qualified participants under supervision of a trained, professional instructor. Use of this ( ) without proper supervision is DANGEROUS and should NOT be undertaken or permitted. これは、運動をするときに使う用具の WARNING です。「誤った使い方をすると、半身不随になったり、死に至ることもあるので専門家の指導のもとで適切な使い方をして下さい。」と書いています。こんな何の変哲もない用具にさえ、こんな大仰な注意書きをしなければならないのは大変なことですね。 答え: mat |
This products is more resilient than ordinary jelly products. Therefore,
if you swallow without chewing it, you may choke on it. Rather than slurping
this product, pinch the bottom of container and chew well, or use spoon
and eat it small portions. Please cut this products into small bite size pieces before allowing a small child or elderly to eat this product. Please do not heat or freeze this product. resilient=弾力のある slurp=吸い込む pinch= つまむ さて、これはどんな食品についての注意書きでしょうか?女の子に人気のある食べ物です。 答え:蒟蒻畑(ゼリー) |
( ) is a healthy beverage that
smoothly supply the lost water and
electrolytes
from perspiration. With appropriate
density
and electrolyte fluid that is close
to that
of human body fluid, it can be absorbed
into
the body immediately. At work, when
playing
sports, after bath and when waking
up, (
) is the most approproate
beverage
to ease one's thirst that the body
needs
in the varying scenes and situations
in one's
life. 汗をかくとつい自販機で買ってしまいますよね。最近は似たような商品が多くなったので、答えに少し迷うかも知れませんね。ヒントは、汗。 ( ) 内を商品名で埋めて下さい。 答え:は要りませんよね。 |
高校の先生の英語力ってどのくらい?
私自身の英語力が貧弱なので、このテーマを取り上げるのにはかなりの勇気が要りましたが、 実はこのテーマは、私の入っているメーリングリストでもかなり話題となり侃々諤々の議論が展開されました。 実は現場の英語教師間では、お互いの英語力について語るのはタブー視されているようなところがあり、 本当のところお互いの英語力はあまり分からないものです。せいぜい、「模試の成績を偏差値でどのくらいアップさせた」とか、「ALTとよく話している」という程度の認識しかないものです。実際の英語力は、教師によって異なり、一般化して論じることは難しく、現役英語教師の英語力がどのくらいあるのかを推測するのはあまり意味がありそうもないので、「どれくらいの英語力が必要なのか」を考えてみたいと思います。 先ほど述べた大学入試の指導力も実際には重要な英語力と言えますが、それは本来の 「コミュニケーションの手段としての英語力」とは別物だと思います。具体的には、英検やTOEICでどのくらいのレベルにあるかというのも一つの基準になると思います。 リスニングのスピードや全体の問題量を考えると、教師の英語力を測るにはTOEICが良いと考えます。 リーディングについても、スキャニング、スキミング、速読とあらゆる能力が要求され様々なシーンでの英語力が試されます。 また、5点刻みの得点を通知してくれる点も評価できます。さらに、評価基準が一定になるように作成されており、 学習の進み具合を確かめるのに適しています。 それでは、めざすスコアはどのくらいでしょうか。 800が一つの目安になると思います。大学生の平均が約570ですので、 おそらく特にTOEIC対策の勉強をしていなくても現役教師なら700は軽く取れます。 問題集やテキストでTOEIC対策の勉強をすれば、さらに100はアップすると思います。 ただし、この800というのはあくまでも少なくとも取るべきスコアで、スコア850以上を維持できる英語力が望ましいと思います。 10年前に850取ったというのではだめだと思います。 現場の教師全員を対象に、年に一回程度公費で受験できるようにすればどうでしょう。 850以上を維持するためには日常的に英語の勉強を続けなければならず、 特にリスニング、リーディングの分野での自己研修としては最適です。但し、 この英語力というのは、必要条件であり、これだけで十分と考えているわけではありません。 その他にも、スピーキング力やライティング力、英語に関する知識、海外体験、 授業での指導力といった要素も必要だと思っています。スピーキング、ライティング、日本語力の観点からは英検の準1級レベルの英語力も一つの基準になると思います。ちなみに、英検準1級は、TOEICスコアに換算すると750〜850くらいだと思われます。
あるMLで、「教師の英語力と人間性のどちらを優先すべきか」といった議論がなされていましたが、ある程度の英語力は、英語教師として必須条件なのではないでしょうか。さて、高校の英語教師の英語力について、皆さんは、どのようにお考えでしょうか。 それから、英語力とは別にやはり英語の必要性を授業の様々な場面で生徒に説く教師としては、海外での生活体験は必要なのではないでしょうか。飛行機の予約や乗り継ぎも一人でできない、あるいは、したことがない教師が、外国事情についての授業ができるでしょうか?教師が気軽に留学できる環境を整備する必要があると思います。念のため言っておきますが、留学しないと英語力が身につかないなどと主張しているのでは決してありません。英語を純粋にコミュニケーションの手段として使える環境で生活する体験が、教師には必要だと言っているのです。 Back to MENU |
Language Laboratory, out of date or up to date?
LLの大きな機能は、「(1)
個別学習」ができる点にあると考えられますが、語学の授業で教師一人がカバーできるクラスサイズというのは、
せいぜい20人までと言われています。日本のように語学を40人というクラスサイズを抱え、入試に対応できる英語力をつけるには、
効率が優先され、必然「個別学習」より「講義形式」の方が好まれるのです。そのためLLは敬遠されることになるのです。
また、LLがカバーできる分野は、リスニング(以下Lと略)が中心で、リーディング(R)やライティング(W)
の指導には向いていないとも考えられがちです。 |
The Goal for English Teachers 英語教師のめざすもの 1 実用英語と受験英語の両立をめざして |
今アメリカで思うこと
五十川節子(主婦・アメリカ在住)
・・・こんな私が、これは聞いておいてよかったなと思ったのは、NHKの”
とっさの一言”という5分間の番組だった。日常会話で話がとぎれることなく、
相づちを打ったりオウム返しに返答ができるのは、理想であるが、一年半経過した今でもそれは難しい。 もしも子供に戻れたら 河野万里子(翻訳家) 語学力あってのhospitality 田代則行 ・・・旅行スタイルと生活習慣では多少意味が違うかもしれませんが、
外国人、特に英語圏での生活習慣も自然と慣れ親しめるように、
英語教育の中に取り入れていくことも大切だと感じます。例えば、
学校教育の中にディベート、ディスカッションを積極的に取り入れ、
自分の考えを相手に伝えていく訓練をすることなど。
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どうでしょうか。こういった声を聞くと、相も変わらず訳読・文法中心の授業を続けている英語教師の責任の大きさを痛感せざるを得ません。「そうは言っても、大学入試という大きな壁がある以上、コミュニカティブな英語とばかり言っているわけにもいかない。」とおっしゃる向きもあるでしょう。しかし、実用英語と入試英語はまったく別物なのでしょうか。 Email to Ms. Midorikawa from Nogami ・・・略・・・大会でのご講演とても興味深く聴かせていただきました。特に先生の
「ペ
アワークによる生徒同士の活動」を重視されている点や「キーワードー、キーセン
テンス
を用いて大意把握をさせる」といった指導法には共感を覚えました。と申しますのも、大会
の研究発表で私もそういった趣旨の発表をしていたからです。(シャドウイング指導とキー
ワーズによる大意要約指導というレポートです。もしお持ちでなければ
私のホームページ
でも紹介する予定ですのでご連絡いただければ幸いです。)ですから、先生の講演内容には
私自身とても勇気づけられるものがありました。 |
Return mail from Ms.Midorikawa
野上様、多くの点で同じように考える仲間がいると知るのはとてもうれしいことです。おっしゃるとおり教師の役割の多くは、self-directed
learnerとかautonomous learnerを作り出すことであると思います。自分の英語学習歴を振り返ると、教室授業の傍らで教室よりさらに強いモーテイベーターがあり、そのために教室授業もがんばれたように思います。 Back to MENU Click here for email |