第7週 8月22日   場面設定逐次通訳とテキストの同時通訳演習

 課題のフレーズリーディングのプリントを提出してもらった後、 「砥部焼きの観光案内を3人一組のグループでデモンストレーションしてもらいました。 受講生が9名なので、ちょうど3つのグループができました。 観光客、砥部焼きに詳しい地元の人、通訳という3つの役柄をローテーションして演じてもらいました。 最初の打ち合わせに少し時間がかかりましたが、 前に出てのデモンストレーションでは実際に通訳している雰囲気もあり皆さん見事にこなしていました。 練習は自宅でして、「授業はその発表の場」という意識が定着し始めたのはうれしいことです。

感想
実際の通訳の現場にいるようなレッスン内容で、緊張感も体験することができよかったと思います。
今日の通訳練習は、実際の通訳が経験できたような気分で、とても楽しかったです。
砥部焼きの文章は、初め難しくて取り掛かりにくそうだったけど、読んでいると面白く興味がもてました。英語で案内することはあまりないと思いますが、覚えた表現をいつか使うことができたらと思いました。
砥部に住んでいても砥部焼きのことを詳しく知らないなと思いました。次回までに、陶器と磁器について調べてきます。
 
砥部焼きの説明で覚えておくと便利な表現
porcelain
磁器
pottery
陶器
durable
長持ちする
kiln
climbing kiln
登り窯
ceramics
陶磁器
〜 ware
〜焼き
masterpieces
代表作、最高傑作
wheel
轆轤(ろくろ)
glaze
うわ薬をかける
quarry
採石する
bisque
素焼き
a nation traditional craftwork
国の伝統的工芸品
clay
陶土
translucent
半透明の

 ところで、砥部焼は実はpottery(陶器)ではなくてporcelain(磁器)だということですが、それでは「pottery(=earthware)とporcelainの違いは」と尋ねられると、多くの方が困ってしまうのではないでしょうか。松山国際交流センターのボランティアガイドクラスで使っている資料にその違いが分かりやすく説明されていましたので紹介します。
 Ceramics fall into two general types, porcelain and pottery or earthware. The difference is the clay. The clay/rock used for porcelain is matamorphic rock(変成岩) while sedimentary clay(堆積土) is used for pottery.
 The characteristics of porcelain are its hardness. It is ususally white, translucent, rings when you strike it and the surface is smooth. Tobe ware is porcelain.
 Pottery breaks easily, leaks. It is often rough and dark and sounds dull when struck.
 どうもそれぞれの特徴は、材料の土(石)の違いによるようです。ちなみに、磁器の代表的なものは、九谷、伊万里、有田などがあり、陶器では、越前、信楽、備前、唐津などがあります。こうして分類されると、はっきりとした違いがわかりますよね。

 場面設定逐次通訳演習の後、テキストの同時通訳練習をペアでしました。今日カバーした部分はほとんどが英日でしたので、復習として日英もしておく必要があるでしょう。また、new words & phrasesについてはクイックレスポンスでしっかり定着させておくことも大切です。

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