第2週 7月18日(水) 18:30〜20:00

 前回見学に来られていた5名のうち、4名の方が新たに受講されることとなり9名の受講生となりました。通訳レッスンでは、1クラスの人数としてはこれが限界だと思います。もちろん、割り切って講義形式にすれば20名でも30名でもいいのでしょうが、やはり実践を伴ったレッスンをするためにはやはり、10名が限度でしょう。

 さて、NHKの天気予報を1週間分ディクテーションするという課題ですが、かなりきつかったようで皆さん苦労されたようです。でも、使われている英語のパターンがほぼ同じなので、1週間続けて書き取りをするとかなりリスニングも容易になったと思います。
 次のような表現がよく使われているようです。

an expected weather pattern the same weather pattern as today will be observed
blue skies will prevail overnight lows
daytime high the unsettled condition will persist until Friday
the temperature rose about 39 degrees take measures against the heat

 梅雨の時期ですので、雨に関する表現も多く聞かれます。

the rainy season the seasonal rain front the rain cloud
landslides and floods an expected weather pattern the rain accompanied by thunder
warning against flood and a heavy rain with a chance of thunder the heavy rainfall of 30 mm per hour

 このような表現に慣れると、天気予報に関してはもうだいじょうぶ。こうして、ニュースの分野別語彙を増やしていけば、間違いなくリスニング力は向上します。  

 次に、リダクションのルールやリスニングのコツを紹介した後、実際の聞き取りに挑戦しました。代名詞の、him/her/them/you/yourなどの聞き取りが意外に難しいことなどが分かっていただけたと思います。また、慣れ親しんでいる単語や英文がリダクションやリエゾンによってまったく別の音に聞こえる点に注意が必要です。一つのフレーズが一息で言えるようになると、英語らしく発音できますし、聞き取れるようになります。
 受講生からの悩みに語彙力不足をあげる方が多くありましたが、ここで紹介した方法のようにカテゴリー別に覚えたり、内容のある文章を音読して覚えることによって語彙力を増やすのがより効率的だと思います。また、そのような構成になっているCD付きの本をいくつか紹介したいとも思います。

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