第2週 7月11日(水) 18:30〜20:00

 まず、ペアになって準備してきた英語での自己紹介。30秒で交代。お互いの紹介が終われば、 次の人とペアを組んで自己紹介。これを3回繰り返しました。
 次に、前に出て一人ずつ英語で自己紹介。全員のスピーチに対して、 私が英語での質問とコメントをしました。皆さん、先ほどの練習のおかげで、 ずいぶんリラックスしてスピーチされていたようです。なお、原稿は預かり、私がチェックして来週お返しすることにしました。

 ここで、この自己紹介を使って通訳練習をしました。ペアになり3分間の打ち合わせの後、 ワンセンテンス通訳をしました。おそらく初めての方がほとんどだったと思いますが、 とてもスムーズにこなしていました。今日は時間の都合でこのレベルで終了しましたが、他に次のようなレベルがあります。
レベル T ペアになってワンセンテンス通訳。
レベル U パラグラフ通訳。パラグラフと言っても、数文程度です。
レベル V メモを取り、全文を通訳します。

 最後に日本語シャドウイングをしました。
 NHK番組から、「梅干の効用」についてのリポートです。前回の政治ニュースに比べると内容的にも身近なものだったので、特に問題もなくシャドウイングできました。ただ、今回はさらに音声を消し画面のアニメーションを見ながら「梅干の効用」について説明してもらいました。通訳の仕事は、必ずしも一言一句正確に伝えることではなく、時として、話されている内容のポイントを押さえて伝えるといった技術も要求されるからです。私の方からは、キーワードである「乳酸」「クエン酸」「血中乳酸濃度」「グリコーゲン」という言葉がそれぞれ何を意味し、どういう働きをする物質かをまず理解してくださいとアドバイスをしました。そして、全員で一斉にTV画面を見ながら「梅干の効用」を説明しました。さすがに、この練習には悪戦苦闘していたようです。
 今日のレッスンには、5名の見学がありました。「通訳講座」に興味を持っておられる方がこの松山にも潜在的に多いということが分かり、大変心強く思います。ただ、シャドウイングやワンセンテンス通訳など、これまでの英会話練習とは大きく異なる点が多く、また前に出ての個人デモンストレーションもあり、やや気おくれされる方もいたようです。
 通訳の訓練は、英語はもとより、しっかりとした日本語を話すことにも役立ちますので、多くの方が体験されることをお薦めします。

第2回レッスン感想より
大勢の中で緊張しましたが、これも訓練のうちだと思ってがんばります。一人一人前に出てやるのは、とても勉強になります。
今日も手に冷や汗握るレッスンでした。朝の占いで「当たって砕けろ。チャンス到来!」と言っていたのを思い出し、今日当たった白羽の矢は自分の糧となることを信じがんばりました。
前回よりはシャドウイングも少し慣れたように思います。でも思うように話すことができなくて、まずは日本語のアクセントなどの勉強からしないといけないと思います。
日本語のシャドウイングでフレーズ遅れで言うのはむつかしかった。スピーチを英語でするので緊張した。
通訳入門と聞き、英会話練習と思い込んでいた私にとって、非常に新鮮な授業でした。見学でしたが、楽しく参加させていただきました。
通訳といっても人前でしゃべることだけでもかなりパワーが要ることに改めて気付きました。
受講生の皆さん、よく話されるので驚きました。日本語を聞いて話す練習をしたので、少し驚きました。
英会話のクラスなどは受けたことがありますが、「通訳入門」となるとやはりそれのための訓練で内容もまったく異なり戸惑いました。普段頭を以下に使ってないかを改めて感じました。

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