美容師が教える正しい育毛法【正しい育毛法などの髪と頭皮に関する情報】

日頃から皆さんが行っているヘアケアは、案外間違っていることがあります。
当サイト「美容師が教える正しい育毛法」では美容師Tomoが正しい育毛法・ヘアケアの情報をご紹介します。

はじめに

現在、日本では日本人成人男性の薄毛人口は1293万人、成人女性と子供の薄毛人口は330万人であわせると1,626万人にも上るとされ、カツラの使用経験者が日本人口の4.5人に1人、推定で70万人と言われており、この数はどんどん増えていると考えられています。
この背景には、生活習慣の悪化や、いまなお先行きの不透明な不況によるものを筆頭にストレスの増加によるものと考えられます。
ちなみに日本の薄毛率は82年に16%だったものが、95年には21%、現在は25%を越えているとされます。

世界の薄毛率

□世界の成人男性薄毛率

上のランキングは、多い国を上から書かれています。
日本は欧米などに比べて低いとはいえますが、アジア諸国の中では薄毛率がトップになっています。
これはやはり、食生活が欧米化されてきたことの表れかもしれません。

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育毛剤について

薄毛・禿(ハゲ)などの脱毛症にかかっている人のうち、91.8%方々が何らかの育毛剤を使ったことがあり、現在も36.8%の方々が使い続けているそうです。
しかし、効果のほどはいかがでしょうか?
あまり効果は無かったと感じながらも、止めると症状が悪化するのではという思いから、未だにその育毛剤または色んな育毛剤を試し続けている方が多いのではないでしょうか。
99年に米国で開発された厚生省承認の医薬品の育毛剤で、血圧降下剤として開発したミノキシジルという成分配合の「壮年性脱毛症に効果のあるとした育毛剤」が、色んなメーカーから幾つか発売されました。
現在では女性用も発売されているようです。
しかし、この効果はこの育毛剤を使用した3人に1人が効果を感じられなかったと感じる人がいるそうです。
そして問題として、元は血圧降下剤として開発された成分であるミノキシジルは、以下のような心臓疾患の人は使用できません。
高血圧、低血圧の方・心臓又は腎臓に障害のある方・狭心症等、心臓に障害のある方
この育毛剤を使用したであろう方の多くは男性で、かつ壮年性脱毛症の年齢の方のかかる割合の多いであろう心臓関連の障害及び疾患・高血圧などの症状のある方は使えません。

他にも育毛剤には色々なタイプの物があり、症状にあわせて使い分ける事が重要になります。

血行促進型毛細血管を広げて頭皮に十分血液を送り込みよりたくさんの栄養を補給することで髪の毛をつくる細胞を活性化させるもの塩化カルプロニウム、トウガラシチンキ、ビタミンE、センブリエキス、ニンニクエキス、トウキエキスなど
男性ホルモン抑制型男性型脱毛症の原因につながる男性ホルモンのはたらきを抑制しようとするものエチニルエストラジオール、スピロノラクトン、オキセンドロン、ジエチルスチルベストロールなど
毛母細胞活性化型毛髪を生成する毛母細胞に作用し、新陳代謝を高めようとするものヒノキチオール、感光素、グルコン酸クロルヘキシジン、ペンタデカン酸グリセリドなど
皮脂除去型脱毛の原因ともなる過剰に分泌された皮脂を除去したり、皮脂腺の活動を抑えるものカシュウ、オドリコ草など

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髪の毛の生えなくなる原因

ストレス
ストレスは例えば仕事や学校などで受ける精神的なストレスや、睡眠不足やダイエット、食事の偏食による栄養不足など身体が受ける身体的ストレス、ホームカラーの薬剤によるダメージや活性酸素・環境ホルモンなどによる科学的ストレスなどがあります。
女性の社会進出や低年齢からの受験戦争・学校や友達になじめない子供が増えたなどというによるストレスで、女性や子供まで脱毛してしまう方が増えてきています。
いわゆる円形脱毛症なら、一過性で終わることも多かったのですが、例としてあげると小学生の女の子の耳から上が脱毛してなくなってしまう子も出てきています。
大げさではなく、実際にカツラをかぶって登校する子供もいるのです。
社会的にストレスが増え、上司から部下へ、そのストレスの発散先が奥さんから子供へというふうに、ストレスの連鎖からくる影響かもしれません。
一番の被害者は子供なのかもしれません。
ホルモンとホルモンバランスの悪化
男性ホルモンは副腎や睾丸から作られ、女性ホルモンは卵巣にて作られます。
そこまではほとんどの方がご存知でしょうが、しかし男女ともに男性ホルモンも女性ホルモンも持ち合わせています。

名称のイメージから、男性にあるのが男性ホルモンで女性にあるのが女性ホルモンだと考えてしまいそうですが、実は男性の体内でも女性ホルモンが作られますし、女性の体内でも男性ホルモンが作られています。
女性には精巣が無いですが男性ホルモンは人体の生殖器官と副腎で作られます。
女性の生殖器官は卵巣にあたり、男性ホルモンはここで作られているのです。
しかも女性の体内の男性ホルモンは、女性ホルモンの量に比べて10倍以上も多いのです。
では男性の場合、男性には卵巣が無いですが、性ホルモンは変化します。
コレステロールから弱男性ホルモンと呼ばれるものが作られ、男性ホルモンから女性ホルモンが作られる。男性ホルモンも女性ホルモンも構造はよく似ており、酵素の微妙なはたらきによって全く違うはたらきをする2つのホルモンが誕生するのです。男性の体内の女性ホルモン量は、女性に比べておよそ半分程度とされています。

ちなみに男性ホルモン(テストステロン)がイライラやストレスで増加し、脱毛症の遺伝のある人に多い、5αリラクターゼと反応することで初めて、5αDHTが生成されてしまいます。
この5αDHTはアデニルサイクラーゼという酵素の働きを抑制し、髪のタンパク質を作らないようにしてしまう作用があるためその結果、脱毛症になってしまいます。

よく「男性ホルモンの増加によってハゲの進行が起こる」と言われますが、実際には男性ホルモンが髪は発育させているのです。
ただ男性ホルモンが悪いというわけでは無いのです。

「女性ホルモンを摂ると育毛に良い」とも言われますが、女性ホルモンは食事で急に増減するものではありませんが、日頃から栄養面を考えて食事を取る事は良い事でしょう。
ちなみに女性ホルモンは、髪や肌を美しく保つ働きをします。
間違ったヘアケア
私はよく温泉に行きます。
男ですから、男風呂しか見たことはありませんが(笑)、
男性の多くはとても頭を洗うのが早すぎます。
十分にお湯で流さないまま、シャンプーをしかも容器を直接頭に持っていってシャンプーをつけ泡立て、大まかに頭皮をこすった後にすぐに流しかつ、このすすぎもとてつもなく早いです。1分かかって無いだろうという方もいらっしゃいます。

これでは頭皮の皮脂汚れなどの汚れは取り除く事は出来ませんし、シャンプーやリンスなどの成分が頭皮に残ったままとなり、毛穴には皮脂や脂肪が残ったままになってしまいます。
不規則な生活
深夜まで起きていて朝も遅くに起きてみたり、極端に睡眠の時間が足りなくて睡眠不足だったり、食事も不規則や偏食が多いと、ホルモンバランスが崩れ、髪の生成も滞ったり、脱毛しやすくなる原因となります。
人間の体をコントロールしているのは自律神経ですが、活動的にさせる「交感神経」とリラックスさせる「副交感神経」のスイッチをその都度切り替えています。
この自律神経を司る視床下部からホルモンの分泌をコントロールしていますが、自律神経のバランスが崩れると、視床下部にダメージが及び、ホルモンの分泌が大きく影響されてしまいます。
ホルモンバランスを整える為にも、食事や就寝時間などを規則正しく気をつける必要があります。

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