第三十五段 (050607) 一遍会例会が平成17年6月11日開催の例会で第400回を迎えること。
@「一遍会」の前身である「一遍上人奉賛会」は昭和45年(1970)8月23日に創設され35年の歳月が流れました。毎月例会を開催したとすると凡そ420回ということになりますが、開催場所,参加人員、講師人選などの生みの苦しみが続き何とか継続して「揺り籠の時期」を過ごしてきました。
A第1回の例会は昭和45年(1970)11月23日に「一遍堂」で開催されました。出席は僅か9名でした。講話は初代会長の佐々木安隆氏「証興大師の由来」と北川淳一郎氏「別府の史蹟」でした。
B「一遍上人奉賛会」から文化団体 「一遍会」への改組は昭和53年(1978)3月11日ですから27年前になります。この時からは毎月第2土曜日に開催して今日に至りました。詳しくはHP「一遍会」をご覧下さい。
C第100回例会は昭和55年(1980)6月14日宝厳寺で開催され出席は35名でした。「一遍聖絵」の輪読のあと会員藤岡政一氏が「山頭火の生きざま」と題して講話されました。
D第200回例会は昭和63年(1988)10月8日道後公民館で開催され出席は58名でした。「一遍上人語録」を越智通敏代表が講話し、会員の西岡千頭氏が「女人成仏〜仏教における女人解放の思想〜」と題して講話されました。
E第300回例会は平成9年(1997)2月8日道後公民館で開催され出席は38名でした。越智通敏代表が「一遍上人縁起絵」を講話し、会員理事の川本陽吾氏が「明恵上人の夢」と題して講話されました。
F第400回例会を迎えるに当たり理事会で検討して参りましたが、「一遍会」生みの親のお一人である「一遍堂」の故新田兼市氏のご遺族のご好意でお借りできました映画「捨聖一遍上人伝」(長野プロダクション制作)を記念上映することになりました。
この映画は上映時間2時間という大作ですが、一遍会では昭和55年(1980)8月9日の第102回例会で上映しました(道後公民館)。25年も前になりますので、一遍会会員も第2世代に代わっており、ご覧になった方で「現役」の方は、最長老の渡辺雄登三さん、西岡千頭さん位ではないでしょうか。まさに「幻の一品」を披露して第400回例会を共に祝いたいと考えております。