第三十四段 (040923) 特定非営利活動法人「アジア・フィルム・ネットワーク」の若者に一遍会活動を紹介せしこと。

 特定非営利活動法人「アジア・フィルム・ネットワーク」の活動のひとつに道後湯之町ネオン街(上人通り)の開発があり、若い世代50名位がボランティア活動をしています。このメンバーへの働きかけを通して共感を得て、一遍会も一気に若返りを図りたいと願っています。そこでこんな紹介文を作成したのですが・・・                  
一遍上人の「一遍会」を紹介します
T 沿革は
 昭和45年(1970)8月に一遍上人奉賛会として創設、昭和53年(1978)3月 一遍会に改組し今日に至る。
 平成16年9月現在 会員110名(うち県外20名)例会は391回、会誌は303号を発刊し、愛媛県下ではもっとも歴史のある文化団体のひとつです。
U目的は
 堅苦しく云うと下記の通りですが・・・
@ 一遍上人の遺徳ならびに偉業を顕彰する。
A 伊予における一遍上人の遺跡の研究保存に努める。
B 一遍及び時宗についての研究(哲学・宗教・歴史・文化・民俗学)と発表を行う。
郷土松山が生んだ鎌倉仏教最後の時宗を創設した「一遍さん」に魅力を感じ、一遍さん独自の活動である「遊行」・「賦算(お札配り)」・「踊念仏」について考え、国宝「一遍聖絵」を通して鎌倉時代の世相や思想などを語り合い現代を見詰めあうという趣旨です。
V 役員は
会長は小沼大八 愛媛大学名誉教授で、理事8名(うち女子3名)監事2名が運営を担当しています。役員は時宗とは全く関係のない一般市民です。顧問として和田茂樹愛媛大学名誉教授(元子規記念博物館長)、浦屋薫松山子規会会長、長岡隆祥宝厳寺住職の三方を委嘱しています。
W会員は
 結構お年寄りが多いですが、ヤンガー・オールドソウルジャーを自負しています。自称30〜40歳台の方も多く、目下若者に参加を呼び掛けています。全国ネットのインターネット個人会員登録を進めています。
X 活動は
例会は毎月第二土曜日 午後1時〜3時、道後公民館3階 視聴覚教室で開催中です。
特別行事は年2回です。
 9月20日 窪寺祭り【曼寿沙華まつり】 (窪野一遍閑居跡ほか)
 3月19日 一遍生誕会・松寿丸湯浴み式 (道後.宝厳寺)
Y 会費
 年会費3,000円、半年会費1,500円、一回会費は500円です。尚インターネット個人会員も全く同じ取り扱いです。
Z 照会先は
 事務局担任理事の三好恭治まで  п彦ax:089-923-0647 E-mail:miyoshik@tau.e-catv.ne.jp
 ヤフーなどで「一遍会」を検索してもらうと詳細をご覧いただけます。
[ 活動の細部を紹介します

(1)一遍会双書 (全16巻)

@ 古川 雅山 「解説一遍聖絵」
H 越智通敏 「一遍 念仏の旅人」
A 浅山 円祥 「一遍と時衆」 I 上田 雅一 「エツセー 風の凡語」
B 相原 熊太郎 「鎮魂の賦」 J 手束 妙絹尼 「堂守歳時記」
C 足助 威男 「狗奴国は伊予にあった」 K 村上 春次 「空海入唐の足跡」
D 石田 武 「大陸の足跡」 L 一遍会編 「一遍の跡をたずねて」
E 手束 妙絹 「風の足あと」 M 一遍記念事業会 「今こそ一遍を記念事業を終わって」
F 山本 富次郎 「松山地方のわらべ唄」 N 越智通敏 「一遍生きざまの思想」
G 一遍会編 「一遍上人語録」 O 越智通敏 「念仏と禅 一遍・道元・良寛」

(注)全巻愛媛県立図書館で所蔵しています。

(2)平成15年1月〜平成16年9月講話リスト

杉野 祥一 一遍会理事 一遍上人の偈頌
三好 恭治 一遍会理事 一遍と神々の出会い〜夢託ということ〜
田村 憲治 愛媛大学教授 大山祇神社の法楽連歌
客野 澄博 郷土資料研究懇話会代表 現代の姥捨山考
小沼 大八 一遍会代表 人間の生老病死を考える
今村 威 一遍会理事 一遍会理事
浅野 純以 大三島・万福寺住職 聖絵と日本往生極楽記
西岡 千頭 すばる星空友の会会長 抑留キャンプ 一片のパン
杉野 祥一 一遍会理事 空也上人の生涯と教え
西尾 和美 東雲女子大教授 中世の安穏について
熊野 伸二 一遍会理事 遍路再考
菊池 佐紀 文芸誌「アミーゴ」主宰 人間一茶
渡辺雄登三 一遍会会員 鳩壽の新春に思う
三好 恭治 一遍会理事 一遍と神々の出会いA〜医聖ということ
小沼 大八 一遍会代表 末法思想
今村 威 一遍会理事 「坂の上の雲」の風土
竹田 美喜 済美平成中等教育学校教諭 山部赤人と伊予温泉歌
黒田 仁朗 エディター&フリーライター 伊予松山から羽ばたいた才能たち
加地 和夫 一遍会会員 桜井と一遍
熊野 伸二 一遍会理事 多情多恨〜地方記者の見て来たもの〜 
杉野 祥一 一遍会理事 「アジャセ王物語」に学ぶ

抹香くさい講話はあまりありません。是非参加していただいて、皆の「一遍さん」や宝厳寺物語や寺町通りの賑わいや道後・湯月(湯築)の昔話などを語っていただきたいものです。 以上