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先天性耳瘻孔

先天性耳瘻孔
 先天性耳瘻孔(じろうこう)とは、胎児期の耳介が形成される際に皮膚の一部がめくれ込んで、管状に残ったものです。約20人に1人の割合で出現し、耳介前部に最もよくみられます。見かけ上は表面に小さな穴があるだけですが、その下では細い穴がつながっており、時には枝分かれしたり先端が袋状になったりしています。特に耳介の中にあるものは、耳介軟骨を貫いて奥深く穴が広がっている場合が多いです。
 全く症状がなかったり、時々穴からチーズ様の分泌物が出てくる程度であれば、特に治療の必要はありません。しかし、穴の奥で嫌気性菌と呼ばれる病原性の弱い細菌の持続感染が隠れている場合もあります。体調不良で抵抗力が落ちた際に軽い腫れや圧痛がおこるようになると要注意です。
 外から感染したり、抵抗力が落ちて持続感染が増悪したりして、いったん、細菌感染がひどくなると、その構造から様々な問題が起こってきます。出口が狭いため膿が排出されずに管内に貯留しやすいこと、また病原菌が嫌気性菌を中心に抗生物質が効きにくい菌であることが多いことなどから、著明な腫脹(膿瘍形成)をきたして強い痛みを伴います。可能な限り出口よりの排膿を図るとともに抗生物質を投与します。それでも改善しない場合には、局所麻酔の上、切開排膿して感染が収まるまでの1~3週間洗浄します。
 このような治療によって腫脹が改善しても、皮膚の下では空洞が大きくなる傾向があり、さらに感染しやすく、腫脹自体も繰り返す度に強くなる傾向があります。一度、強い腫脹を来たしたならば、感染が収まった時期をみて、管壁を含めた全摘出手術が望まれます。

<治療方針>
無症状:特に治療なし。*以前は積極的に全摘出手術を行うという考えもありました。

軽度腫脹:局所の消毒と抗生物質の投与(内服、注射、軟膏塗布)

高度腫脹:切開排膿
 局所麻酔下に当院で行います。管壁の炎症が治まり排膿が無くなるまでは、切開穴を出来るだけ毎日洗浄の上ガーゼを挿入します。約1~3週間(多くは2週間程度)が目処となります。通院の負担を軽減するため、診察は優先的に行います。周囲の皮膚の腫れが軽くなれば、軽い入浴は可能です。

全摘出手術:総合病院に紹介します。成人では局所麻酔、小学生以下であれば全身麻酔が標準です。施設や年齢、耳瘻孔の部位や腫脹の程度により一概にはいえませんが、多くは短期入院が必要となります。
*戦後の外科学の発展に伴い、扱う科は、外科→耳鼻咽喉科、小児外科→形成外科と多岐にわたります。相談の上、最適な病院に紹介いたします。

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