【天平】てんぴょう‥ (テンビョウ・テンヘイとも)
聖武天皇朝の年号。「天王貴平知百年」の文字を背に負った瑞亀の献上による改元。(729.8.5〜749.4.14) |
【行基】ぎょうき‥奈良時代の僧。和泉の人。道昭に師事。畿内を中心に諸国を巡り、民衆教化や造寺、池堤設置・橋梁架設等の社会事業を行い、行基菩薩と称された。 |
初め僧尼令違反で禁圧されたが、大仏造営の勧進に起用され、大僧正位を授けられた。(668〜749) |
【僧尼令】そうに‐りょう‥ 仏教を律令国家体制に組み込むために作られた僧尼統制の法令。七一八年(養老二)制定の養老令の篇目の一。 |
【養老律令】ようろう‐りつりょう‥
律・令各一○巻の古代の法典。 |
七一八年(養老二)藤原不比等(ふひと)らが編纂を開始、七五七年(天平宝字一)藤原仲麻呂の提案で施行。大宝律令とほとんど同文。 |
中世に律は大半散逸したが、唐律から内容を推定でき、令は大半が令義解(りょうのぎげ)など注釈書の本文として残る。 |
【養老令の編名】 |
1 官位令(かんいりょう) 2 職員令(しきいんりょう) 3 後宮職員令(ごくうしきいんりょう・こうくうしきいんりょう)
4 東宮職員令(とううぐうしきいんりょう) |
5 家令職員令(けりょうしきいんりょう・かれいしきいんりょう)
6 神祇令(じんぎりょう) 7 僧尼令(そうにりょう) 8 戸 令(こりょう)
9 田 令(でんりょう) |
10 賦役令(ふやくりょう・ぶやくりょう)
11 学 令(がくりょう) 12 選叙令(せんじょりょう) 13 継嗣令(けいしりょう)
14 考課令(こうかりょう) |
15 禄 令(ろくりょう) 16 宮衛令(くうえりょう・くえりょう)
17 軍防令(ぐんぼうりょう) 18 儀制令(ぎせいりょう) 19 衣服令(えぶくりょう・いふくりょう) |
20 営繕令(ようぜんりょう・えいぜんりょう)
21 公式令(くうじきりょう・くしきりょう) 22 倉庫令(そうこりょう)
23 廐牧令(くもくりょう・きゅうぼくりょう) |
24 医疾令(いしちりょう・いしつりょう) |
25 仮寧令(けにょうりょう) 26 喪葬令(そうそうりょう)
27 関市令(げんしりょう) 28 捕亡令(ぶもうりょう) 29 獄 令(ごくりょう) 30 雑 令(ぞうりょう) |
【弘安】こうあん [太宗実録] 後宇多(ごうだ)・伏見(ふしみ)天皇朝の年号。(1278.2.29〜1288.4.28) |
【貞享】じょうきょう [周易] 霊元・東山天皇朝の年号。甲子革令による改元。(1684.2.21〜1688.9.30) |
【阿弥陀】あみだ (梵語 Amityus は無量寿、Amitbha
は無量光と漢訳) @〔仏〕西方にある極楽世界を主宰するという仏。 |
法蔵菩薩として修行していた過去久遠の昔、衆生救済のため四十八願を発し、成就して阿弥陀仏となったという。 |
第十八願は、念仏を修する衆生は極楽浄土に往生できると説く。 |
東アジアの浄土教諸派(わが国では浄土宗・浄土真宗など)の本尊。 |
阿弥陀仏。阿弥陀如来。略して弥陀。無量寿(仏)。無量光(仏)。 A「あみだがさ」「あみだかぶり」「あみ |
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だくじ」の略。 B(放射状の輻が阿弥陀仏の光背に似ることから)輪金をはめた車輪の周囲の木。 |
【寛政】かんせい‥ [左氏伝] 江戸後期、光格天皇朝の年号。(1789.1.25〜1801.2.5) |
【安政】あんせい[群書治要「庶人安政、然後君子安位矣」]
孝明天皇朝の年号。(1854.11.27〜1860.3.18) |
【文政】ぶんせい [漢書・書経・群書治要]
仁孝天皇朝の年号。(1818.4.221830.12.10) |