上部構造物の製作


内部の様子


塗装後

軽巡洋艦「大淀」

軽巡洋艦「大淀」1/200全紙製。昭和19年以後(改装後)の状態です。重巡洋艦「利根」改修、また前回の戦艦「伊勢」改造などで巡洋艦級の新造は重巡「妙高」以来です。

実艦データは艦艇ファンの方には当然ご存じのことと思いますが、ここで簡単に・・・。本艦は四計画(昭和14年度の第4補充計画)で6隻建造予定の1艦である。水雷戦隊旗艦用の「阿賀野」型4隻と潜水戦隊旗艦用の「大淀」(136号艦)が完成。第2艦の137号艦は開戦直前に建造中止となり、以上の5隻が旧海軍、近代軽巡の最終となった。

軽巡「大淀」の特徴の主なものとして、1.魚雷発射管を持たない。2.2基の主砲塔は前甲板にあり、後部は航空施設で、全長約45mの大型カタパルト(改装後に呉式2号5型に換装)と大型格納庫を有す。3.大きさは旧日本海軍軽巡中最大である・・・など。
潜水戦隊旗艦として、水偵6機を搭載し、その力の程が期待されたが、本艦搭載用の水偵「紫雲」の性能不良ため、本来の目的につくことができず、また当時の艦隊事情などで若干の改装を施し、戦艦「武蔵」に代わり昭和19年5月、連合艦隊旗艦となった。(モデルはこの状態である)

「大淀」の最期は戦争末期には江田内で防空砲台として対空戦闘に従事していたが、昭和20年7月24日と28日の2度の米艦載機の空襲を受け、多数の命中弾、至近弾によりかくざ。終戦後、昭和20年11月20日除籍。旧日本海軍最後の連合艦隊旗艦であった。
なお、モデル製作において、製図は1/200モデルの設計図で、これより展開しますが、紙厚により多少の加減が必要です。実艦主要ェ元は作図面に記入。