軽巡洋艦「多摩」


コヨリに接着剤を併用し強度を増す


「多摩」の内部構造


池でのテスト走航

巡洋艦「最上」
昭和10年新造時、軽巡洋艦時代の状態です。製図・製作ともで約270時間。三和ミニプロポ2F-2MY、モーターはマブチRS54Kを取り付けておりましたが、RS360に変えました。4連ギアを使用し、全軸駆動となっております。舷側水線部付近の傾斜、バルジの状態等、重巡級以上はこの個所にかなりの注意と時間がかかります。

軽巡洋艦「多摩」
昭和17年頃の状態です。製図・製作ともで約200時間。同じく三和ミニプロポ2F-2MY、モーターはマブチRE56です。スペースの都合上、2連ギアを使用し、4軸中内側の2軸のみ可動です(残り2軸は固定しております)。マスト等もキズキ半紙をコヨリにして接着剤等で固めると、ある程度の強度が得られます。信号索、空中線も画用紙を極細に長くカットし、「最上」に取り付けてみましたが、これは状態が悪いようで、「多摩」には良い方法があればと思案中です。両艦ともループアンテナおよびパラベーンは未装備です。

写真でおわかりのことと思いますが、船体側面、底部および上部構造物の一部に方眼のボール紙(工作用紙)を使っております。今のところ、厚みがちょうど良いのと、大まかな目安として方眼が役に立ちます。2艦とも走航状態は満足しております。
サーボは操舵用に1個、モーター用は無段変速アンプとなっております。受信アンテナは、前・後部マストのいずれかにピアノ線で使用の予定でしたが、現在は舷側内部に張り渡しております。
「最上」ではスペースも広く、まだ少量のバラストを要し、問題はありませんが、「多摩」の場合搭載のRC装置等、現在の状態で吃水線ギリギリとなっており、モーター用に使う単3乾電池(4本6V)では走航時間が短く不満なのですが、重量・バランス等の関係で他の電源との交換は難点があります。メカは、前部発射管下から艦尾までアンプ、電源、サーボなど一列に並べてあります。