第9回 日英・英日同時サイトラ


ニュース(国連人種差別反対世界会議)
 1 フレーズチェック
 2 英日同時サイトラ
 3 英日同時通訳
 4 日英同時サイトラ
 5 英英逐次通訳

 今回はニュースが国連人種差別反対世界会議というあまり馴染みないものであったうえに、日本語でもむつかしい言いまわしがありかなり苦労したようです。その一部を紹介します。 
the United Nations racism conference
国連人種差別反対世界会議
related intolerance
関連した耐えがたい行為
documents on the fight against racism
人種差別に対する戦いを呼びかけた文書

address the conflict
紛争への取組み
legacy of slavery
負の遺産
exnophobia
外国人排斥

stumbling block
障害
prompt the U.S. to walk out
米は抗議のため退席した
wrap up a session
会議を終える
plight
苦境

thorny issue
難題

hammer out
徹底的に議論する
trans-Atlantic slave trade
大西洋経由の奴隷貿易


 各自、バズ・プラクティスをしたあと、一人ずつ英日同時サイトラと日英同時サイトラをしてもらいました。日本語のむつかしさもあり、英日で言葉がスムーズに出てこない場面が目立ちましたが、日英では家庭での練習成果が十分発揮されていました。また、最後の英英逐次通訳などは、ほぼ完璧な仕上がりでした。次からは、英英逐次通訳のためのテープ・リスニングは、1回だけで挑戦してもらいたいと思います。

 次回の課題は、環境問題に関するスピーチを作ってくることです。実際に、一人ずつスピーチをしてもらうので、家庭で十分練習をしておくよう指示しました。また、ニュースは再び狂牛病です。
感想

今回のニュースは内容的にもなじみが薄く、日英・英日ともにむつかしく思いました。でも、教養としていろいろな情報を知る楽しみが増えるのでがんばろうと思います。
 
→国内問題だけでなく、国際的に重要な問題となっている出来事に目を向けることも大切です。

先日NHKのバイリンガル・ニュースを聞いていると、狂牛病について授業で習った言葉が出てきて聞き取ることができました。とてもうれしかった。これからも、ニュース英語の表現を覚えていきたいと思う。
 
→レッスンで学んだことが、日常の場面で生かされるとうれしいものですよね。そういったことが、英語を学ぶ大きな原動力になるのでしょうね。

読み込みが足りなかったので、かなりむつかしかったです。次回は、趣がガラッと変わって環境問題に関するスピーチなので資料をよく読んで、いいスピーチをしたいと思います。
 
→私のレッスンでは「まず音読ありき」ですので、音読練習だけは毎日欠かさないようにしてください。次回は、オゾンホール、温室効果、森林破壊といった環境問題をテーマにしたテキストを読み、2分間程度のスピーチをしてもらいます。各自が工夫して、オリジナルなスピーチとなることを期待しています。

テキストの内容が、日本語でも難しいため愕然としました。読んでも読んでも同じところが言えなかったり、詰まったりしました。日英同時サイトラができるようになるには、道のりは遠いようです。
 
→同時サイトラも最初は大変ですが、「覚えておく部分と自分で作る部分を決めておく」など少しずつ『コツ』をつかんでくればだれでもできるようになります。シャドーリーディングなどの基本練習を継続すれば、コツがつかめるようになります。

自分で練習してきたことを、今日はうまく発表できたので少しうれしかったです。もっと、運用語彙数を増やしたいと思います。
 
→日英同時サイトラのでき具合はすばらしいものがありました。テキストの英語を生かしつつ、 ヘッドフォンから聞こえてきた日本語の流れに沿って自分の英語で通訳できていましたよ。この調子でがんばりましょう。
 また、語彙力は授業をとおして自然に身についています。今日のレッスンだけでも、皆さんおそらく10以上の運用語彙数が増えていると思いますよ。