第4回  シャドーイング

前半(通訳テキスト)
  1 英文音読スピード測定
  2 クイックレスポンス
  3 シャドーイング練習


後半(英文資料)
  4 サイトラ
  5 音読
  6 リピーティング
  7 キーセンテンス・サマリー
  8 Q&Aセッション

 最初に、The Pleasure of Musicals 2 を使って音読スピードを測定しました。モデルスピーチがテープに入っておらず苦労したということですので、次回からは後半で使っているテープ付きのテキストで音読スピードを測りたいと思います。
 単語のQR練習の後、モデレーターのスピーチをシャドーイングしました。本格的な練習としては初めてだったのですが、比較的ゆっくりとしたスピードでしたので、問題なくできていました。次回の課題として、260語程度の英文のシャドーイングをしてくるよう指示しました。

 後半は、先週に引き続き大豆の歴史について学びました。サイトラの後、シャドーリーディング、音読をこなしてから、ペアになってできるだけ自然な日本語で内容を説明し合いました。そして、次に英語で説明しました。
 今日は、センテンスのリピーティングに重点を置いて指導しました。順番に、ワンセンテンス毎リピートしていたのですが、なかなか思うようにうまくいかなかったので、コーラスレピティションをしてから、個人活動へと移りました。
 キーセンテンスサマリーは2分間という制限にもかかわらず、うまく英語でまとめていました。

 最後に、QuestioningサイドとAnsweringサイドに二人ずつ分かれてもらい、セッションをしてもらいました。始めるに当たり、
"3 seconds' slience makes me mad."とオドシ(になったかどうかは分かりませんが)をかけておきました。つまり、質問する側も答える側も3秒以上の間を空けてはいけないのです。本文に関係したことであれば何でも質問して構わないから、とにかく質問し続ける。そして、相手側は、答え続ける。これを5分間がんばる。とにかく、話しつづけるということでしたので、面白い質問や珍答が出ました。
 "How much was tofu in the Muromachi era?"
 "It cost about 2 million yen. I mean it was almost worth a new house in those days."

 "Why did the tofu made in Japan become much softer than the tofu made in China?"
 "In the Kamakura era pasted food such as yokan and manju were very popular among Japanese people. So a Japanese monk developed much softer tofu and sold it."

 "Who went to over to China and brought backe miso and tofu?"
 "Japanese monks."
 "What were they called?"
 ""They were called KENTOSHI."(!?)
(ちなみに、遣唐使は"a Japanese envoy to Tang Dynasty China"です。)
 次回は、シャドーイングの課題とフレーズリーディングに入ります。

感想
シャドーイングをすると、本当に聴けているかどうかがよく分かる。リテインの量を増やすように練習したい。最後のQ&Aセッションは難しかったけれど、有意義でした。もっとその日に学習した表現を生かしたいと思います。今日は、頭をめーいっぱい使った気がします。
 
→最後のセッションではよくがんばりました。

自分でははっきりと話そうとするのだけれど、思ったように口がついていかなかったり、もごもご言っているのが録音された自分の声を聴いているとよく分かる。個人的にシャドーイングが苦手なので練習してきます。それから、欠点を言われるのは嫌だけど、上達したいのでどんどん言ってください。
 
→来週のシャドーイング課題が楽しみです。

これまでの会話学校では、"Thinking in English"と言われ続けてきたけれど、先生から「日本人が英語を勉強する時には、日本語で考えることも重要だ」と言われ、少しほっとしました。これからは、無理をせず日本語も使いながら勉強したいと思います。
 
→日本で英語を学ぶ日本人にとって、日本語でよく理解して話の流れをつかまないと、英語でのリプロダクションはありえませんから。

音読する際には、リズムを大切にしたい。英文を耳で聞いて、リズムを感じて復唱しなければと思いました。
 
→英語は、音読に始まり、音読に終わるといっても過言ではありません。