第3回  クイックレスポンス ー数字ー

前半(通訳テキスト)
  1 英文音読スピード測定
  2 日英通訳練習
  3 数字のクイックレスポンス練習
後半(英文資料)
  4 サイトラ
  5 音読
  6 リピーティング

 最初に、前回の英文を使って音読スピードを測定しました。今回はずいぶんと読み込みができていて、ほとんどの受講生が180wpmを達成できました。次回は、新しい音読英文とテープを渡しました。このレベルの英文をコンスタントに180wpm以上で読めるようになるといいでしょう。
 健康に関する表現を学び、リピーティングをした後、日英逐次通訳練習をしました。内容は、リピーティングで練習した表現がベースになっているのでほとんど問題なくクリアーできていました。
 次に本日の目玉の数字のクイックレスポンスをしました。やはり数字に関しては英語と日本語では単位が異なるので、最初ずいぶん混乱していたようです。つまり、
 日本語の百、千までは英語のhundred,thousandと対応しているのですが、
次の1万については、ten thousanであり、
10万については、hundred thousandとなるので訓練しないと瞬時には通訳できないようです。どれほど大変なことか、実際に皆さんも次に挙げる数字を英語と日本語でテープに録音し、それぞれ日本語や英語にしてみてください。
 例:25,000 / 18,500 / 63,600 / 41,000 / 115,000 / 714,000 / 490,050 / 775,590
 ね、思ったよりたいへんでしょう?
ということで、この数字を使っての練習は、じっくり40分もの時間をかけました。その成果か、課題だった1万台、10万台のクイックレスポンスにもスムーズに言えるようになりました。やはり普段から数字を意識して経済ニュースなどの英語を聴くといった態度が必要でしょう。

感想  数字はむつかしい。普段から意識して慣れるようにしたい。


 後半は前回の続きで、大豆食品が日本で考案されたものでなく、実は中国で自生していたものをなんと中国人が紀元前2800年もの昔に栽培したものだというお話を読みました。
 読み込みを課題としていたので、サイトラの後すぐにリピーティングへと移りましたが、よくできていました。前回も言ったのですが、英文を読むときは英文の内容を頭の中でイメージ化しながら読み、あくまで「覚えよう」とするのではなく、「自然に英文が口をついて出てくるよう繰り返し読み込む」ことを伝えました。
 最後に、私の日本語で逐次通訳をしてもらいました。この練習は、重要な表現や新しい表現は英文資料にあるものを使いますが、その他は自分の英語を使って内容をリプロダクションする活動なので、英作文力の養成に効果的だと言えます。
 前回の反省を活かして、私の出番はアドバイス程度に抑え、極力受講生主体のレッスンにしました。これからも、この方針で臨みたいと思います。

感想
読み込むことの重要性が痛いほど分かりました。20回は読み込まないとだめですね。
簡単な内容の英文を暗記し、その表現を覚えることの大切さを感じました。
とっぷり2時間で、集中力が持たないなと感じました。他の人が当たっている時に適当にリラックスしていたのですが、次回はもっとがんばります。
途中で思いがけず道に迷ってしまい、申し訳ありませんでした。