第7回  リピーティング パートV

復習
  シャドーイング




本時
  1 リスニング
  2 英日フレーズサイトラ
  3 英日フレーズ逐次通訳
  4 リピーテイング練習
  5 日英フレーズ逐次通訳

 前回の復習として、シャドーイングをしてもらいました。2つのレッスンについてシャドーイングをこなさなければならなかったのが負担だったようで、全体的に今ひとつの感がありました。京都議定書の運用ルールに関する合意事項と中国のWTO加盟に関する英文でしたが、かなり読み込んでおかないとシャドー・リーディングはできても、シャドーイングはむつかしいレベルだと思います。自分にとって読みにくい箇所は、文単位でのリピーティング練習をしっかりしておくべきでしょう。シャドーイング練習の際、必ずテープに録音して、チェックする点を全員に再確認しました。
 
 本日の教材は、アフガン復興会議を日本で開催するという計画を日本政府が提案したという内容のものです。3回のリスニングで英文のプロソディーを取り、引き続いて英日フレーズサイトラをしました。この時点で、英文の内容をしっかり日本語で把握しておく必要があることを強調しました。5段落の構成からなる英文ですが、各段落のキーワードを見つけて、頭の中で整理しておきます。
例えば、
 1 各国首脳、日本の構想、復興、タリバン政権
 2 宮沢元首相、国連総会、国際会議、共同開催、再建
 3 政治的安定、不可欠、反テロリズム、地域の安全
 4 広範な勢力、政治的不透明、民族紛争
 5 1億2千万ドルの寄付、難民、厳冬
といった具合です。
 この場合は、英日のフレーズ逐次通訳を意識しているので、日本語のキーワードで整理しましたが、日英の場合は以下のように英語のキーワードで整理しておくほうがいいでしょう。
 1 world leaders, a Japanese initiative, rehabilitation, the Taliban regime
 2 former Prime Minister Kiichi Miyazawa, the UN General Assembly, host jointly, reconstruction
 3 politically stable, indispensable, counter-terrorism, regional security
 4 a broad-based government, political uncertainties, ethnic violence
 5 contribution up to 120 million dollars, refugees and war-displaced people, a severe winter

 リピーティングは、フレーズ単位で行います。あまり長いと英語のリズムが崩れてしまうので、リテインできる範囲でフレーズの長さを調整します。
         感想




 今日のリピーティング練習は、とても有効に感じました。教材のニュースは内容が難しいので、英文そのものは残っていないのですが、日本語で理解しておくと、リピーティングの時に英文が自然に作れたので感動しました。英語を覚えていなくても、リテンションを高めれば英語が口をついて出てくることが実感でしました。










 リピーティング連取は、前回よりできたのではと思いました。やはり、日本語できちんと意味を把握しておくことの大切さを実感しました。
 1月にTOEICを受けまして、昨年の635点から
70点アップの705点になりました。リスニング、リーディング共に35点アップできていました。続けてきた通訳予備講座のおかげです。ありがとうございました。

 
→皆さんが今回実感されたように、社会人のハイレベルな英語学習には、日本語を有効に活用することが必要です。