第2回  リピーティング

前半(通訳テキスト)
  1 英文音読スピード測定
  2 クイック・レスポンス練習
  3 リピーテイング練習



後半(英文資料)
  4 タスク・リスニング
  5 サイトラ
  6 音読
  7 リピーティング
  8 キーワード・リプロダクション
  9 テーマ設定ディスカッション

 最初に、ウォーミングアップとして英語のジョークを読みんでから、音読スピードを測定しました。モデルスピードが160wpmですが、生徒の皆さんは、150wpmから165wmpの範囲で読めていましたので合格です。一人一人に英語の癖を指摘した後、スピードアップめざしてさらに読み込むよう指示しました。
 課題に出しておいた単語のクイック・レスポンスについては皆さんよく予習されており、ほぼ完璧にできました。ただ、動詞についてはその語法をよく理解した上で覚えないと単に意味を覚えただけでは実際には使えないことを、具体例を挙げながら説明しました。apologize, blame, convince, involveなどは特に注意を要する動詞です。次回のクイック・レスポンスは数字なので少々厄介だと思います。
 次に、テキストの「家族」に関する文と文章をリピーティングしてから、逐次通訳をしました。基本的な英文でしたので、問題なくできていました。

 後半はほとんど英語のみでレッスンを進めました。まず、Soybeanに関する英文を読み、上に挙げてある活動の4〜9までを実施しました。英文のレベルは高校一年生程度のもので、内容は日本人の食卓に欠かせない大豆食品の歴史に関するものです。
 最初のタスク・リスニングについては、1回のリスニングでしたが全員問題なくこなしていました。ただ、"developing countries"と"developed counties"との聞き分けがむつかしかったようで、混同していた生徒もいました。また読めば分かるのですが、聞き取りということで"are highly valued","meat of the field","are thought of as ・・・"などについても苦労していたようです。
 3回ほどの音読した後、リピーティングへと移りましたが、すこし無理がありました。次回のレッスンでカバーするパート2〜4については、あらかじめ英文を手渡しておいたので自宅でよく音読してくるよう伝えました。覚えようとするのではなく、「自然に英文が口をついて出てくるよう何度も読み込む」ことを繰り返し言いました。この両者の違いは微妙ですが、実は大きな差があるのです。後者には、英文自己再生能力とでも呼べる英語力が身に付くのです。それはおそらく、音読回数が20回を越えるあたりから実感できるものです。
 最後に、キーワードリプロダクションの後、"soybean food and the Japanese"というテーマでfree talkingをしました。特に、「納豆」についての話が盛り上がりました。

感想
ワード・スイッチでは、頭の中で英日翻訳し理解するまでに時間がかかり、言葉が口から出てこなくて苦労しました。
リピーティングはむつかしかったのですが、思ったよりもできるようになったのでこれからもこの方法を使って自分でも勉強してみようと思います。
前回(2008年オリンピック開催地に関する英文)より話題が身近だったので、理解しながらレッスンを受けることができました。
あまり時間をかけて宿題ができていなかったけれど、レッスン中に能率よく復習できたのでよかったと思います。適度な緊張感を持って取り組めたので、充実感があります。