はつ恋

習作 #001 / 詩
written by
Rays.











すれ違う 肩が触れる 視線が絡まる 足が止まる

一瞬の恋。 惹かれるようにわたしは

爪先立ち

触れる唇。 戸惑う瞳。 そのまま人込みに溶けるわたし。

立ちすくむあなたを置き去りにして

名前も知らないまま 白昼夢のように途切れる想い


 運命なら また逢えるから

 いまはいいの これでいいの


次に逢えたら運命。 逢えなければそのまま忘れてゆくだけ。


 忘れてゆくだけ だと


思っていた

思っていたのに


でも。


違う 違うひと これまでとは違っているひと。


 欲しいの


あのひとが欲しいの。 どんどん どんどん 欲しくなるの

寂しいきもちは強くなるばかりで 恋しがるこころが溢れそう あふれてしまいそう

ずっと ずっと 探して あなたをさがしつづけて

お願い おねがい。 いじわるしないで かくれないで

ずっと ずっと ずっと

あなたのゆくえをさがしもとめて どこにいるの どこにいるの。

あなたを恋しがるかなしみを 焦がれるせつなさを


 あなたを欲しがる、切望を


どうか おもいしって

どうか わすれないで 想っていて わたしを

わたしを。


わたしを。














お姫様のように思うがまま奔放に生きてきた女の子が初めて知る、

激しい後悔と切望がテーマの詩だったりします。

少し甘すぎるだろうか…




管理人コメント

Raysさんより頂きました、まずは感謝を。
流石はチャット内TOPクラスのろまんちすと、素敵ですねぇ。
個人的には前半が好きだったりします、綺麗に絵が浮かぶと言うか。
何はともあれRaysさん、ありがとうございましたー。


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