作品No05









レンズ越しに、夕闇の空を見ていました。



そして、そこに舞い上がる、彼の姿を。





でも、それはまだまだほんの序章。

はじまりのおわり。それはおわりの始まりなんかではなくて。


いつ終わるとも知れない、春の夜の狂騒の一つの過程に過ぎなかったのです。











 −五月三日、夜−











僕らは約束の地、秋葉原を出て新宿へ向かっていた。

次の目的地は二次会。駅を出て、歌舞伎町の居酒屋へ。


「何だか、オレ達やたらと注目されてるね」

そう言いながら並んで歩く僕とベリアルさんに、容赦なく注がれる人々の視線と忍び笑い。

向こうから歩いてきたカップルが、僕たち二人の間を擦れ違おうとして慌てて横を逸れていった。

……残念だけれど、僕の右手とベリアルさんの左手は鉄の手錠で堅く繋がれているので何人たりとも引き裂くことはできないんだよ。ゴメンね。

そう、たとえ此処が新宿歌舞伎町のド真ん中だとしても、僕達の心はそんな些細な障害にへこたれたりはしないのさ。



ようやく会場に到着。階段を下りながらその役目を終えた手錠を外す。

「おかげで道に迷わなくて済みましたよ〜」

「あははは。コレ意外なところで役に立ったよね〜」

頭の隅にかすかに生じた疑問から目を逸らしつつ、再び飲み会に突入するのだった。







……そしてここは二次会の席上。

隣では、何故かだおーさんがエムさんにお化粧を施されたりしていますが、
間違いなくここはだおーsays so.の二次会の席なのです。

そして、そんなだおーさんの顔をひたすら撮影し続ける僕も、間違いなくその参加者なのです。


ね、何もおかしいことはないでしょう?

適材適所、すばらしいことです。何の疑問の余地もなく調和を奏でていますね、みなさ〜ん?(生徒達:は〜い、せんせ〜。)


そうして、散々だおーさんを弄んでと遊んで気が済んだエムさんが終電のため一足早くお帰りになられました。

そして緊張感が緩んだのか、だおーさんはそのまま酔いつぶれて寝てしまったのでした。


僕の膝まくらの上で


愛らしい寝顔で、僕の膝に頭を埋めるだおーさんはそれはそれは可愛らしく、僕の心をくすぐるのです。

眠るだおーさんの髪をやさしく撫でながら、僕はただ、至福の時を過ごすのでした。




……あ、他のみんなは、まっきーの携帯でアニメ着メロ当てをしたり、まったり話してたりしたらしいよ?(超適当。


あ、後でだおーさんに「やっぱりれーずさんは油断できない…」とか言われたのは内緒だよ?(ぇぇ!?






そうして、滞りなく二次会も終了し。

残ったのはただ一人、当然クレンジングなと持ち歩いている訳はなく、未だに化粧をしたまま新宿を歩いているだおーさんだったそうな。(昔話風に










以下、Raysレポート後編『怒涛のくれちゃんage』に続く。



総合得点

18点(30点満点)

寄せられた感想

・ワロタ

・いろんな意味で楽しいけど、ストーリーじゃないしw

・オフレポとしては面白いんですけどね〜・・・惜しい。

・グッジョブw

・えっと〜続くんですか?

・評価はあえて下しませんw でも爆笑w

・自分的にはかなりありなのですが(汗)



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