作品No03
●空っぽの空● 空 青い空 大きな空 不思議な空 子供のころ僕は空がすきだった 毎日眺めていた 一日中見てたって飽きなかった 朝の空、昼の空、夕焼けの空、星空 色んな空がすきだった そして、色んなことを思った。 この空の果てには何があるんだろう あの雲はどこから来たんだろう 空は青いのに何で夕焼けは赤いんだろう あの星はどこにあるんだろう 空を飛ぶにはどうすればいいんだろう それは無知な子供ゆえの他愛もないことだった でも、大人になるともに 空は不思議なものじゃなくなった だんだんと空はつまらないものになった 空は空っぽだったんだ、何も無かったんだ そして、空を見なくなった 空を見なくなってからすごく長い時がながれた 子供のころなんて遥か遠くの思い出になってた 忙しい日々、大変な日々、つまらない日々 ただ、過ごすだけの毎日に疲れたとき ふと、上を見上げた 空があった、子供のころから変わらない空があった 今の自分にとっては何にも不思議でないそら 空っぽのそら、つまらない空、何の変哲も無い空 だけど、それは 大好きな空だった ●飛べない鳥● 大空を飛ぶ夢を見ていた ずっと見てたんだ でも、全然飛べなかった 僕には翼があるとおもってたんだ ヒナがいつか飛ぶように僕もいつか飛べるとおもってた でも、翼なんて初めからなかったんだ ありもしない翼に頼って、すがって、何もしないで飛ぼうとしたんだ ヒナだって飛ぶためには一生懸命に頑張るんだ たとえ翼を持ってたって何もしなければ飛べないんだ 地上から空を見上げているだけじゃ何も出来ない それを知っても僕は何もしなかった、 何かしても何も出来ないかもしれないことが怖かった だから小さな檻の中に閉じこもった その中が僕のすべての世界になった そして、飛ぼうとすることすら止めた ある時、檻の戸が開いた。 僕は偶然その開いた扉の外を見てしまった そこは辛く、面白みもなく、とても平凡なとこだった でも、それは輝いて見えたんだ どんなに辛くても、どんなに惨めでも、どんなにみっともなくても あの空を飛んでみたいと思った まず、この檻から出ようと思う いつか空を飛べるように |
23点
・未完・・・なのかな? ふと空を見上げたくなる、そんな詩
・内容的にはいいものですが、韻文としてはもう少し趣向を凝らして欲しかった。
・詩とかよくわかりません(汗 どうでもいいのですが伝えたいことが偶然にもNo5と類似してません?w
・もちょっとアクセントになる強い言葉が欲しいような気になりまつ…
・良くも悪くも平凡なものというか、……評価はしにくいです。
・好きなものはずっと色褪せないですよね!空を見返したくなる作品です。もう一つの方も、短いなりに主張がハッキリしてて良いです。