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このHPに出てくる技術的、聞き慣れない言葉の説明と補足です。旅のお供に。

そのウチ50音順にします。インデックスも作ったりして…。

 

日本自然農業交流協会(日韓自然農業交流協会)

趙 漢珪(チョウ ハンギュ)という韓国の農業者が同士が考案した農法(韓国自然農業と言う、自然農法とは異なるモノ也)をひろめようと設立した社団法人。現在会員は全国に600人くらいだったかな? 自然農業に関しては本が出ているくらいなので、その体系的なコトは一言では説明できなく、興味がある人は農文協から出ている「土着微生物を活かす」という本を入手すべし。斯く言う私がお世話になっている泉さんも現在はこの農法に倣って無農薬栽培に励んでいる(色々その前には紆余曲折があったようだが)。だ、もんで、いちいちの具体的なコトについては折にふれ日記の方に出てくるはず。

 

乳酸菌

米の砥ぎ汁と牛乳から作れる。嫌気性の微生物(酸素を嫌うコトなり)なので、土中深く潜ってくれるので、土作りには良。他に果実肥大にも効果アリ。

 

土着微生物

要するにその土地に自生する微生物。その土地っつったって何万という微生物の種類がいるわけだが、正確にはその土地に適応した微生物相のバランスと言うところだろうか。今あちこちで売り出している微生物資材よりも活きがイイとのコト。エリートでも地元の名士には勝てない、と言うところか? 雑木林、竹林が格好の採取の場。できれば四季を通じて採取をした後ミックスすればさらにマル。

 

JAS法改正

有機農産物に関する表示の法律の改正。今後(4月1日施行だが罰則が適用されるのは2001年4月から)農産物に有機と表示する為には、農林省が示した基準を満たしている、ということを第三者の認定を受けなくてはならなくなる。この認証をするために各地で民間の認証団体の立ち上げが行われているわけだが、いかんせん準備期間が無さ過ぎたので、各地ともてんやわんやである。具体的な基準に興味があるかたは農水省のページに行ってみてください。

 

品種

中島町で生産されている主な柑橘の品種一覧

品種

収穫時期

備考

みかん

9〜1月

正確には温州みかん。極早生、早生、中生、晩生と色々。

 

伊予柑

1〜3月

中島では宮内伊予柑と呼ばれる早生伊予柑がほとんど。が、昨今値が極端に安くなっていて、早急な切り替えが望まれる。現在みかんと並んで中島の柑橘のメイン。

 

レモン

9〜5月

四季生り性で収穫時期が長い。今レモンが熱い!中島ではユーレカが主な品種。

 

ポンカン

1〜2月

在来種であり、その独特の香りと歯応えで根強いファンが多い。作者もその一人。

 

甘夏

3〜5月

夏みかんの早生系変異。農協出しのところはもうちょっと早い時期に収穫して長い時間貯蔵してから出荷する。

 

清見

3月

宮川早生みかんとトロビタオレンジのかけ合わせ。清見タンゴールという名前で少々高い値段で売られているはず。独特の香りが特徴。果汁多し。

 

はるみ

1〜2月

清見とポンカンのかけ合わせで、デコポンの兄弟。デコほど糖度はのらないようだが、清見の特徴の香りがよく残っていて歯応え良。

注: ここで言う収穫時期は泉さんとその仲間ウチでの作業(貯蔵をなるべく避けて樹上で完熟に近づける)にのっとってますので、農協に出荷している農家とは多分のズレがありますので宜しく後了承のほどを。

 

ゆうきの里

泉さんが属する農事組合法人。現在7人の生産者の集まりで、栽培は個人責任であるが、出荷は共同で、愛媛有機農産生協(松山にある有機農産物オンリーの生協)に出荷している。扱い品目は中島で栽培される柑橘全般。研修施設のようなものもあるので、来訪者いつでも歓迎(と思う)。

 

漢方栄養剤

その名の通り漢方の材料を使った強壮剤。一番効くそうなのは、当帰(トウキ)、甘草(カンゾウ)、桂皮(ケイヒ、又はシナモン)の組み合わせだが、それらが入手困難場合はにんにくや生姜でもエエらしい。これらの漢方をどぶろく、焼酎、ビールなどに漬けてエキスを引き出してやって作るのだが、収穫後の樹勢回復や、病虫害に強い樹作りに使う。

 

アミノ酸

魚のアラを黒砂糖に漬けて作る(骨まで溶ける)。微生物の餌として土に、窒素分の補給として葉面に、又はボカシ肥や堆肥に混ぜてもマル。ただし臭いが強烈。

 

水溶性カルシウム

大体が現在全ての畠、作物でカルシウム分が不足しているという。カルシウムはとっても水に溶けにくく、石灰なんかを畠にやってもPHは調節してくれてもなかなかに作物は栄養分として吸収してくれない。と、いうことで泉さんが利用しているのが自家製の水溶性カルシウム作りかたはとっても簡単。卵の殻を粉々にして米酢を注いでやるだけ。卵の殻2、3個に酢1リットルくらいの分量。同じように骨紛(市販の)を酢で溶いてやれば水溶性リンサンの出来あがり。2000年6月号の現代農業にも具体的な使い方もでてたので、興味のある方は参照のほどを。

 

海藻天恵

海藻に限らず色々な草や果実などを黒砂糖に漬けると浸透圧の関係で液が取れるのであるが、この液が諸々の酵素の宝庫であり、韓国自然農業では色々な場面でこの天恵緑汁(総称としてこう呼ぶ)を活用する。作物の成長の段階、又は季節によって、ヨモギ、セリ、筍、果物の摘果クズなど、色々なものから取った天恵緑汁を使う。中島では昔から浜に打ち上げられる海藻を畠に撒くと美味いみかんができると証明されているので、泉さんはそれにヒントを受け、海藻からもこの天恵緑汁を作っている。さらにウニからもエキスをとってみたりもする。(天恵緑汁についての詳しいことは、農文協から出ている天恵緑汁を作るとかなんとかいう本を参照)。

 

米酢

玄米酢が良いという人もいる。殺菌効果を狙って使うのだが、酢単体で使ってもさほどの効果が望まれず上記の天恵緑汁などと混ぜその酵素の力を借りて、より細胞に浸透させてやるような工夫が必要。実際菌が死ぬほどの殺菌効果があるかどうかは怪しいが、元気のある作物ならある程度菌を弱らせる程度で、その役目は十分果たせる。安全性の若干の問題はあるが、木酢はより強い殺菌効果がある。

 

マシン油

酢では防げない小さな虫の防除の為に使う。多分ミシン油とほとんど同じものだと思うのだが、まんべんなく作物に散布して葉等の表面に被膜を作り、おまけに虫なども包んでしまい窒息させて退治しようというもの。被膜を作るだけに撒く時期が大事で、果樹では芽が出始める前に散布をしないと、芽が落ちてしまい防除どころの話ではなくなってしまう。この被膜も3回ほどの雨で大方洗い流されるので、天気との相談も不可欠。

 

ナギナタガヤ

 

名前の通り萱の一種だろうが、いわゆる萱ほどは大きくならずせいぜい5,60cmまでしか伸びない(と思うんだけど実物を見たことがないので)らしい。「現代農業」なんかではよく取り上げられているが、果樹農家の間では数年前から注目されている雑草。というのも、この草は春草なのだけれども、伸びるだけ伸びたら初夏に自然に枯れて倒れてくれ、その後夏草が蔓延る季節にはマルチとして役立ってくれるというスグレモノなのである。この倒れた草は年々堆積されていきひとつの層まで作ってくれるという。その上、いったんコレが広まれば毎年種を落とすので、ライ麦のように種を蒔く必要もない。萱なので、木に巻き付くことも無いし、それほど高くまで伸びる草ではないのでいちいち引っ張り下ろす必要もなく、イイことずくめの草だが、コレを一面に生やすことが今のところ難しい。1度一面に除草剤でも撒いてからナギナタガヤの種でも蒔けばイイのだろうけれど、そうもいかないので、今はどういう状況でいちばんこの草が他の草抑えて生えるくらいの勢力を持ってくれるのかを研究中。

 

ミネラルA液

要は多種多様のミネラルを溶かしてある液ってコトだが、このミネラル液はAからEまで5種類あり、それぞれ土壌用とか根菜用等に使用目的が違っている。日本自然農業協会の事務局でも注文できるし製造元の川田ミネラルにも注文が出来ると思う。ただしそこでは真珠水という製品名になっているはず。たかがミネラルと侮るなかれ、使う分量を間違うと大変なことになってしまうぐらい効果てきめんらしいですゾ。