マザー(D945GCLF2)とケース(SKC-MINI120W)のレビュー 2008/10/18

D945GCLF2 \10,380
DDR2 2GB(PC2-6400 DDR2-800) ノーブランド \2,680
SKC-MINI120W \12,480
合計 \25,540
予算を\25,000で考えていたので540円のオーバー;;

まずはマザーの付属物
説明書によると、20ピンの電源も使えるとのこと。
古い電源が使えるのはありがたい。最悪、20ピンから24ピンに変換するコネクタを使う手もあり。
3枚目のコネクター類が移っている画像は何故かシールになってた。どこに貼れと?w

バックパネル側からの画像。ファン類はバックパネルより背が低いのでどんなケースにも入る。

今回は仮組みのために、あえてケース付属の電源を使わずに古い電源を使用して仮組みを行うことに。
4ピンのコネクタすらないので、こんなものを用意。確か240円だったと思う。

とりあえず、仮組みして電源ON。問題なく起動

BIOS画面でBIOSのバージョンを確認すると、「LF94510J.86A.0099.2008.0731.0303」長い名前だ・・・・・

メモリは、このページによると、 「533 MHz または 400 MHz 動作の DDR2 SDRAM DIMM (800 MHz および 667 MHz の DDR2 DIMM は 533MHz でのみ動作を確認) 」とある。
このページでは、
There is a single DIMM socket designed to support up to 2 GB of DDR2 667/533 SDRAM.
[翻訳]
最大2GBのDDR2 667/533SDRAMを支持するように設計された単一のDIMMソケットがあります。
となっているが、667はサポートされていないようです。BIOS上でも533と表示されています。
BIOS上で手動でスピード設定も可能なのですが、「533」と「400」の2種類のみが設定可能になっていました。
下手に設定を変更すると起動出来なくなりそうなので、自動設定のまま使用した方がよいでしょう。
800のメモリでも正常に533で動作を確認とインテルも言ってることなので、あえて533のメモリを買う必要はなさそう。
後で使い回しが出来るように最初から800を買っておくのが良いと思う。

取り合えず起動を確認したので次はBIOS更新。
BIOS更新をWindows上で行う勇気がない屁たれなので、今回はCDからブート可能なBIOSをダウンロード(ISOファイル)してイメージ焼きしたもので更新。
取り合えず、CDドライブとHDを接続。どちらもベットの下から発掘したIDEのものなので動くかどうか不安でしたが無事認識w

手順は「F9 Setup Defaults」「F10 Save and Exit」後にCDからブート
BIOS更新途中で10秒ほど画面に変化がない状態があったので、「やべっ、固まったか?;;」と思ったが、無事通過。
その後、いきなり黄色文字が大量に・・・・・
よく見ると、CDを抜いて再起動しろみたいなことが書いてあるだけでしたw
普段見慣れない色のメッセージを見ると焦る
再度BIOS起動でバージョンが「LF94510J.86A.0103.2008.0814.1910」とバージョンアップしていることを確認。
念のために、「F9 Setup Defaults」「F10 Save and Exit」を行う。
【2008/10/21追記】
正しくは、「F9 Setup Defaults」ではなく、「Exit」メニュー内の「Load Optional Defaults」で初期化します。

本当はVistaを入れたかったけど、ライセンスがあまってないので、仕方なくXP Proをインストール
SP3までいくのにウインドウズアップデートではしんどいので、 ここから直接SP3を別PCでダウンロードしてUSBメモリでコピー後SP3適用

SP3を適用後に、別PCで事前にダウンロードしておいた、Chipset,Video,Audio,Lanドライバーを順にインストール
いつものごとく、付属のCDは無視w

ウインドウズアップデートをかけると、結構な数の更新作業が・・・・・
取り合えず、すべて当てておくことに

D-Subと隣接するUSBはかなり近い位置にあるため、場合によっては干渉するかも・・・・・

ここで、いよいよケースに収めることに。ケースのサイズは「幅 65mm×高さ 310mm×奥行き 245mm」すげー小さいw
バックパネル取り付け付近にねじが1本あるので、これを取り外して蓋を取り外す。

中を開けると、ダンボールとコードがごちゃごちゃとあるけど、かなりすっきりしている感じ。
というか何もない状態?w

AudioはAC'97とHD AUDIOの両対応。これは非常にありがたい。
USBのケースの前面に引き出せるようになっているのも助かります。

電源スイッチ、電源LED、ハードディスクLED
ん?何かが足りないような・・・・・・・・・・・・・・・・
がーーーん。リセットスイッチがない;;確かにケースを良く見てもない・・・・
まあ、なくてもそれほど困らないけど、何だかなーって感じです。

電源コネクターです。
このケースは光学ドライブを搭載出来ないので、これで十分。
これだけあれば、OSのインストール作業もこの電源からも可能ではあります。

ここはよく見てもわかりません・・・・・

背面にe-SATAを接続することが可能になっています。ここにファンを1基積む事が可能です。
多分お世話になることはないかも・・・・・
だって、娘(2歳)専用のスクリーンセーバー専用マシンになるからw

前面にあるUSB、スピーカー、マイクのコネクタです。

電源スイッチです。リセットスイッチを配置するスペースはあると思うんだけどな・・・・
なぜリセットスイッチをつけなかったんだーーー

上面にファンを1基積む事が可能です。

片方の側面には通気口があります。反対側には通気口がありません。そちら側を下面にして、横倒しにすることも可能だと思います。
スタンドの裏にはゴムが張ってあってすべらないようになっています。

電源をアダプターにすることで本体を極限まで小型化しています。
このアダプターに内臓されているファンですが、本体を起動していなくても通電があるだけで回り続けています。
メーカーに確認したところ、通電があるかぎりは止めることが出来ないそうです。
普段は、電源スイッチ付の電源タップでも使うしか方法がないかも・・・・・。
一日使っていたら、音は気にならなくなってきましたが(慣れとは怖いな)、深夜5m程度離れた場所で薄いドア一枚挟んだ状態で、耳をすませば辛うじて音が聞こえる状態です。朝は鳥の鳴き声や車の音でかき消されて、耳を済ませても聞こえません。
本体の蓋を閉めた状態のCPUファンの音よりも、アダプターのファンの音の方がうるさいです。
静音にこだわりのある人には向かないですが、一般の人なら、それほど気にならないかも。
これよりうるさい電源ファンの音はたくさんあります。

スペーサーが独自仕様で計6個取り付けられているだけで、それ以上にもそれ以下にも出来ません。
通常のスペーサーだと裏側にねじが飛び出してしまいますが、独自仕様にすることで飛び出さない、涙ぐましい努力ととらえました。

取り合えず収めてみました。3.5インチIDEのHDの場合は背面のe-SATAのコネクタと電源のコネクタと若干干渉します。
ほとんどぎりぎり、むしろ無理やり押し込んだ状態です。
出来れば、3.5インチSATAか、欲を言えば2.5インチが理想です。

前面のLEDはかっこいいかも。

リビングの37インチのテレビに接続してみました。
HDBENCHはWorld Community Gridを一時休止にしてベンチを取りました。
1万程度のマザーとCPUのセットで、擬似とは言えコアが4つも見れるのはすごい・・・・・
オンボードで1920×1080表示出来るもすごい・・・・・
画面広すぎて、何に使えばいいのやら・・・・・

Memtest86+を起動した状態で放置。USBのCDドライブからもブート可能だったのは助かりました。
朝起きてみると無事3回パスしていました。

いつの間にかIDEケーブルに穴が・・・・・・
いつ空いたか不明。このせいでBIOSが起動しなかったのであせったw

このパソコンがスクリーンセーバー専用機になるとはもったいないかも・・・・・・

気になったこと

PS/2キーボードではBIOS起動にF2押しっぱなしででは起動しなかった。USBキーボードでは押しっぱなしでOK。
PS/2の場合は押しっぱなしではなく、軽い連打状態で起動しました。手持ちの2個のPS/2とも押しっぱなしでは駄目でした。

どうもハードディスクが化石時代のもののためか、S3でのスタンバイ復帰が出来ませんでした。復帰時に固まってしまって、強制終了後に通電を一度オフにした後で再度電源オンをしなければなりませんでした。
メーカーに確認したところ、電源自体は「現行のATXの電源規格自体がACPI対応を内包しているため電源には問題がない」との回答を頂いています。
S1でのスタンバイ復帰は問題ありませんでしたが、あまり電気代節約にもなりそうもないし・・・・・
出来ればパーツ類は最新のものがよいでしょう。最新のものであれば、スタンバイからの復帰も問題ないと思います。
ただ、スタンバイ中もアダプターのファンだけは止めれませんがw
これは、通電があるかぎり止めれないとのことなので、このケースでのスタンバイは意味がないかも。
休止を使って、タップのスイッチを切って、通電オフするくらいしか手はないかもw

Core 2 Duo を検討

将来的にはメインマシンのCore 2 Duoをこのケースに導入予定です。
心配なのは電源容量(120W)なのですが、少なくとも以下の構成においては、電源容量的には問題ないとメーカーより回答を頂きました。
マザー:GIGABYTE GA-G31M-S2L
CPU:Core 2 Duo E8500
FAN:CPU付属のもの
HD:SATA 1G
MEMORY:DDR2 PC2-6400 2GB * 2
オーバークロック等は一切行いません。
このケースでCore 2 Duoを検討している人は、是非チャレンジしてみて下さい。
ただし、MicroATXでも、ものによっては入らない可能性があるので、寸法は事前に確認を。
245mm×210mm以内のものが使用可能です。

参考値

電源ONからWindowsのデスクトップが表示されるまでの時間約48秒
休止状態から電源を入れてWindowsのデスクトップが表示されるまでの時間約38秒
S1モードでスタンバイ状態から電源を入れてWindowsのデスクトップが表示されるまでの時間約3秒
現在の環境はHDがIDEなので、SATAやSSDにすればもう少し早くなると思います。