今使っているPCの調子が悪くなったので(1回目の電源オンではフリーズ、一度リセットしないと起動しない時がある)、久しぶりに自分用のPCを組むことにしました。
今使っているものは、掃除とクリーンインストール後、サブマシンとして使う予定です。Core 2 Duo E8500なのです、まだまだ使えます。
今回の購入のコンセプトとしては、できるかぎり定番は外す。(いつも定番ばかりだったので)
現在OSとアプリで容量が100Gほど使用していて128Gでは厳しいので、256G程度のSATA6GのSSDを使用する。 (SSDの使用は今回が初めて)
OSはWindows 7 Pro 64bit(私用での64bitは初めて)
次はパーツ選び。
【CPU】
インテルを外すと、AMDになっちゃいますね。
A10-5800K BOXにするか、AMD A10-5700 BOXにするかで悩みました。
TDPで選ぶと65Wの5700なのですが、コスパで5800に決めました。価格/Passmarkで計算して、5700が1.7295,5800が1.5951でした。
【マザー】
ASUSとGIGABYTEを外すと、MSIかASRockですね。今はASRockも定番になってきてはいるようですね。
SATA6G,SocketFM2の条件で検索して、購入できそうな価格のものが、ASRockのFM2A75M-DGSでした。
ASRockのFast Bootも試してみたかったので、これは、あっさり決まりました。
【メモリ】
マザーは最大2枚、合計32Gまでいけますが、予算的には8Gを2枚ですね。
トランセンドを外して考えると、いきなり5千円を切ったTED316G1600C11DCを発見!
即決定。まだ価格は下がっているようで、いったいどこまで下がることやら。近い将来マザーに無料で付属する時代が来たりするかも・・・
【SSD】
インテルを外して、SATA6Gで256G程度で高速なもので調べた結果、トランセンドのTS256GSSD320,ADATAのASX900S3-256GM-Cが候補に。
ADATAの方が値段が安かったのでASX900S3-256GM-Cに決定。
購入後に気づいたのですが、OCZの240Gのものも候補にしてもよかったかなと思いました。
【電源】
サイズは外して、手ごろなものを検索。
最近は玄人志向も結構人気があるんですね。びっくりしました。
電源が一番悩みました。何度サイズのもにしようと思ったことか・・・
悩んだ挙句、KEIANのGORI-MAX2 KT-S550-12Aに。
プラグインのものとかでも悩んだのですが、最後は値段の安さに負けました。
80Plus Standard,全ての電解コンデンサに105℃コンデンサを採用ということもあり、問題ないと判断しました。
【キーボード】
PC設置場所と机の場所が離れているので、初のワイヤレス。
まあ、これは何でもよかったので、安いものでK270
LOGICOOLは電池の持ちが良いのがいいですね。
キーボードは定番中の定番になってしまいましたが、目をつぶります。
キータッチの感覚は問題ありませんでしたが、電力消費を抑えるためにNumLockのLEDがないので、多少気になるかも・・・
【購入金額】
A10-5800K \12,470
FM2A75M-DGS \5,980
セット割 -\1,000
GORI-MAX2 KT-S550-12A \3,000
ここまでで、ショップポイントが723ポイント
TED316G1600C11DC ショップポイント723ポイントを使って \4,257
ASX900S3-256GM-C \13,908
K270 \1,481
Windows 7 Pro 64bit \8,999
ケースにする部品? \315
合計 \49,410
マザーとCPUはセット割3000円のショップで購入したかったのですが、すでに売り切れ・・・
このスペック(特にそこそこの容量のSSD込み)で5万に収まってるので、まあまあの出来かなとは思います。
地方で安価に入手するには、このあたりが限界かと思います。
年末になれば、AMDのCPUとマザーのセット割3000円をやるショップも出てくるのではないかと思います。
その頃にはマザーの価格が4000円くらいになっていれば、マザーが実質1000円で買えることに!さすがにそれはないか・・・・
【PCケース?】
では、さっそくPCケースの作成に。
今回購入したものは、100円ショップで62*33のネットと、部品取り付け時の絶縁と振動吸収を兼ねてシリコンマットを2枚。計\315です。
今のマシンから新規のマシンへ完全以降するまでの、一時的なケースなので、これで問題なし!
部品取り付けに、どこの御家庭にもある、壁の下地探し用工具、たこ糸、結束バンド。たこ糸信者なので、できるかぎりたこ糸を使用。
シリコンは1mmにみたず薄いのですが、耐熱230℃と文句なし。
ネットの4箇所に、たこ糸を取り付け、外側2箇所は、保険で少し長めのものを追加。万が一切れた場合の保険ですね。
天井吊りスピーカーのワイヤー取り付けからヒントを得て、つけてみました。あまり意味はないかもしれませんがw
結束バンドは、壁に取り付けするときに、取り付けしやすいようにつけてみました。
壁に取り付けるとこんな感じです。
取り付ける時に、壁紙の下はコンパネ(古い家屋ではコンパネが当たり前だったのかも)だったことを思い出し、下地探しは不要でしたw
本当は、ACB-BASIC-BKのまな板が欲しかったのですが、4000円近くと高額なので、悩んだ末、あきらめました・・・
300円で故障とは無縁そうな、ケース?に仕上がり結構満足しています。
【CPU】
CPU付属のマニュアルとレバーの形状が違う・・・
まさか間違っているとは思わないので、最初???状態でした。
マニュアルには一応FM2とは書かれてあるのですが、FM2からレバーの形状がかわったのか?・・・
マニュアルを見ずに取り付けた方が混乱せず、取り付けれると思います。慎重にマニュアルを見たのが失敗でした。
インテルのマザーの板が歪むほど硬い取り付けではなく、非常に簡単に取り付けれました。レバーでしっかり固定されています。
付属のクーラーは、結構音がしますね。ケースに内臓する場合は支障ない音だとは思いますが。
ファンレスなHeligon HE02という製品も気になります。
マザーを縦にした状態で重みに耐えれるのかどうかは・・・
【動作確認】
パーツは全てネットで購入したので、初期不良があった場合に、対応が面倒なのが不安としてあります。
SSDの重さがあまりに軽かったので、まさかハリボテかと最初に疑ってしまいました。
まずはMemtest+でメモリのテスト。1パス1時間52分でエラーがなく完了しました。
ここまでクリアすれば、大抵はOKですね。
電源のファンはCPUのリテールクーラーからすれば、とても静かです。感覚的には1/5以下の音だと思います。この音が気になる人は相当神経質な人だと思います。電源の寿命は不明ですが、今のところ、この電源を選んで問題ありませんでした。
仮組みの段階では、無線キーボードや無線マウスが使えるとは思っていなかったので、有線のものを用意。
仮組みの後、無線を試してみたら、何の問題もなく使えました。
【マザー】
付属品はマニュアル、ドライバー等のCD、バックパネル、SATAケーブル2本。
ケーブルは6G対応であることの刻印がありました。2本あるのはうれしいですね。
スロットはメモリ2枚最大32G、PCI Express 2.0 x16,PCI Express 2.0 x1,PCIがそれぞれ1スロットずつの計3スロット。
D-Sub,DVI-Dがありますので、オンボードのみでデュアルモニターも可能です。
後部のUSBは、2.0が4ポート、3.0が2ポート
設定は、当然UEFI対応ですね。体がBIOSに慣れてしまっているので、グラフィカルなUEFIは最初何がどこにあるのかさっぱりでした。
OSをインストールにするにあたり、DVDドライブをファーストブートにしようと思ったのですが、メニューでSSDしか出てこない・・・
最近のものは、接続しているものしか表示されないようになっていたようです。USBのDVDを接続して再起動後、ファーストブートを変更してインストール。
後で気づいたことなのですが、起動時にF11でブートドライブを選択できるようでした。起動を少しでも早めるために、ファーストブートはSSDにしておいて、必要に応じてF11で対応がスマートだと思います。
今まではドライバーのインストールは公式HPから最新を取得してドライバーを一個ずつ適用していたのですが、今回は発売されて間もないマザーなので付属のCDを使ってみることにしました。マザー付属のCDの使用は今回が初めてです。
な、なんと。ドライバーのオールインストールという機能がついてました。またユーティリティも一緒にまとめて入れれるようでした。CDを使う人には、あたりまえのことかもしれませんが・・・
しかも、ドライバーのオールインストールを実行すると、全部インストールが終わるまで放置しておいても勝手にやってくれました。
CDからだと、こんなに簡単だったんですね。初心者の方は、CDを使ってドライバーを適用した方がよいと思います。あまりにも簡単でした。
設定時は、無線マウスも無線キーボードもどちらも使えました。
Wake On Lanは以下の3つのうちのどれか一つがEnableであれば使えました。
Boot → Boot From Onboard LAN
Advanced → ACPI Configuration → PCI Devices Power On
Advanced → ACPI Configuration → Rin-In Power On
ただし、BIOS設定後の電源OFFではどれでもOKだったのですが、Windowsシャットダウン後は、PCI Devices Power OnをEnableにした時のみOKで、他の二つは起動しませんでした。
これが結構はまりどころかもしれません。
不安なら、3つともEnableしておけばよいのかもしれませんが。
試してみたかったFast Bootですが、仕組みは非常にシンプルで、シャットダウンの操作をすると、通常の再起動後にS3 (メモリに保存されているので給電は必要)か、S4 (SSDやHDDに保存されるため給電は不要)になるというものです。
特筆すべきは、OSの電源プランにASRock Instant Bootが組み込まれていたことです。
通常のスリープなどと何が違うかというと、再起動をかけるので、OSがクリーンな状態を保てて安定度がますことですね。
Fast Mode(S3)での起動は2秒、Regular Mode(S4)での起動は18秒、未使用時の起動は25秒でした。
これらのModeはユーティリティでいつでも簡単に切替出来ます。
注意事項として、OSにパスワードを設定している場合は使用出来ませんので、自宅の個人使用のマシンにしか使えないですね。
【SSD】
日本語のマニュアルと3.5変換マウンターが付属しています。
マニュアルには、BIOS設定でAHCIモードにしておくことが書かれていますが、最近のマザーならデフォルトでAHCIが有効になっています。
当然FM2A75M-DGSもデフォルトで有効でした。
SSDはHDDと違い、熱を持たないのもいいですね。
容量と価格でSSDとHDDの住み分けは、今後もしばらくは続くとは思いますが。
【OS】
デバイスマネージャーで、キーボードとマウスの「このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする」はオフにしておいた方が良いと思います。
特にマウスは、ちょっとの振動で反応してしまうことがあります。
【ケース?への取付】
たこ糸と結束バンドを使って取り付け。ネットケースとパーツの間にはシリコンシートを気休め程度で挿入。
そして壁にかけて完成!
熱の心配は、まったくない状態になりました。
【スペック】
SSDのスピードを計測してみました。
左からランダム、0File、1Fileです。
書き込みも結構速いですね。私はシステムとアプリ本体のみで使用予定なので、ライトはあまり関係ないですが、データ保存にも使う人は重要なポイントかもしれませんね。
マザーのユーティリティの中にXFast RAMという機能がありRAMディスクを作成できるので、8Gほど使ってランダムのみ計測してみました。
ブラウザのキャッシュ、アプリのテンポラリに使えば有効利用出来るかもしれませんね。私は今のところ使う予定はないですが。
【消費電力】
ワットチェッカーで計測してみました。
Fast Mode(S3)でのシャットダウン状態では8時間の実測値0.04KW(1ヶ月換算で3.6KW)
Regular Mode(S4)でのシャットダウン状態では9時間の実測値0.02KW(1ヶ月換算で1.6KW)
Fast Boot未使用時のシャットダウン状態では13時間半の実測値0.02KW(1ヶ月換算で1.06KW)
計測時間が短いため、S4と未使用での差は誤差の範囲でしょう。理屈的には一緒のはずです。
問題は電源供給が必要なS3と不要なS4の差ですね。1KWの単価を20円で計算すると、S3では月72円、S4では月32円。2秒起動の快適差を得るためには、電気代の差は目も瞑れるのではないかと思います。
ちなみに、OS起動アイドル状態では26W-27W程度、9時間の実測値0.32KW(1ヶ月換算で25.6KW)1ヶ月起動したままだと512円。
単純計算なら27Wとしても9時間で0.24KWですが、再起動など電力を消費する作業も行ったため0.24より多いです。ちなみに再起動時は119W消費しました。またWindow起動後1分程度は36W前後消費していました。
24時間アイドル状態(27Wで計算)なら1ヶ月で19.4KW,388円ですね。