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私の棚にあるレコードをyoutubeを通じて紹介してきたこのMy Music Gardenですが、突然に終了のときが来
ました。
ささやかながらレコード文化の向上に協力してきたつもりだったが、一般社団法人日本レコード協会のクレーム
によってyoutubeのアカウントが取り消されてしまったのです。
2年以上も前にアップロードしたレコード音源について、レコ協の申し立てによりyoutubeから警告が来て、同時
にそのアップロードが取り消され、それが3回続いてスリーアウト・チェンジならまだしもいきなりゲームセットになっ
たのです。
長期間ノークレームだったのに、ここにきて3連続アウトということは、何か裏の動きがあるに違いないとニラん
でいる。
"レコード"と呼ぶ黒い円盤を見かけることすらなくなった今日、レコードの素晴らしさを紹介するチャンネルが表
彰されることはあってもクレームとはどういうことなのか。
音楽は目に見えない。♪を読んでその音楽の素晴らしさを感じることができる人は多くない。私がアップしなけれ
ば耳にすることができなかったかもしれないGood Musicなのだが・・・。
とにかく多くの人がレコード音楽を耳にすることができる機会や環境づくりを地道に続けることによってしかポッ
プ・ミュージック文化は生き残れないし、更に新たな文化を創り出すこともできないだろう。
現在のようなポップ・ミュージック不毛の時代が続くことは、様々な面で悲劇だ。協会栄えて音楽滅ぶ。
御清聴ありがとうございました。
と、いろいろ言いましたが、取り消されたアカウントと同じ8ekochannelをまだ数本持っているので、再開出来ま
した。さすがに、youtube側は事情がよく分かっているらしく、アカウントを何本もくれるのです
もちろん、アップ動画は消滅していますが元動画を保存しているので再アップは可能です。
洋楽やテープ音源は比較的アウト率が低いようなので、そういった範囲で引き続きGood Musicをアップしてい
きますので、8ekochannelをよろしくお願します。
あなたの温かいワンクリックが支えです。⇒ https://www.youtube.com/channel/
UCH5W8mcp4qdxwdgN0mU_0GQ
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4月4日は明治天皇ゆかりの「アンパンの日」だと新聞に載っていた。
何を隠そう、実はこの私の大好物があんぱんなのだ。つぶあんでもこしあんでもOKだが、とにかくあんの量が多い
ほどいい。 口の中でパンとあんがコラボする味がこたえられない。そして温かいお茶をすする・・・安上がりな至福の
ひとときだ。
しかしアンパンと音楽と何の関係があるのか・・・せいぜいアンパンマンの歌の話だろうとおっしゃりたいあなた・・・ご
明察、サスガです。
巷間言われているように、アンパンマンの歌の歌詞は、幼稚園生には到底理解不可能だ。スーパーヒーローのアニ
メソングながら、「世界の平和を守るため」とか「正義の味方」などという言葉は出てこない。
この難しい歌をアニメソングとしてヒットさせたのは、作曲家の力だろう。子どもは歌詞の意味が分からなくても、メロ
ディと言葉を空覚えで唄う。
そして十年後、悩み多き年頃に成長し、ふとこの歌のメロディを口にして歌詞の言葉を思い出したとき、初めてその
意味が分かるのだ。 これは開けられる時を待つタイムカプセルに入っている人生の応援歌だったのだ。
というところで、今回の紹介曲は最高の「人生の応援歌」の1曲、サイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」を超
人トランぺッター、メイナード・ファーガソンがジャズのフィーリングでカバーしたものです。
クリック ⇒ http://youtu.be/SBIM4Ypi-Ws
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昨日のエイプリル・フールで騙された人、被害にあわれた方々に心よりご同情申し上げます。ウソをついた人は来年
返り討ちにあうでしょう・・・必ず倍返しで。
IT'S A SIN TO TELL A LIE (嘘は罪)というスタンダードナンバーがある。
これは恋の歌だから、歌詞もメロディも軽いノリで深刻さはないが、ウソも行くところまで行くと詐欺罪、偽証罪に問わ
れるので、この春、恋をしようと思っているあなた、十分に心してウソをついてくださいネ。
参考までに申しますと、パット・ブーンの唄ったAPRIL LOVE (四月の恋)というヒット曲に「四月の恋は、七つの奇跡
を起こす〜」というくだりがある。どうせそんなもの起きるはずもなくウソだとすぐわかるので、これぐらいの範囲でウソを
つくのがいいのです。しかし、それではウソになりませんナ。
振り込め詐欺に失敗して捕まった犯人が、「おばあさんをエイプリルフールでからかっただけだ。」と言い逃れをした
ら、刑事が「今日は4月1日だから、お前は嘘をついている。」となるのだが、四月バカとはよく言ったものです。
というところで、本日の紹介するのは何とサンタナの大ヒットアルバム「 Abraxas (天の守護神)」の中の1曲「僕の
リズムを聞いとくれ」です。まァ騙されたと思って聴いてください。
クリック ⇒ http://youtu.be/desG_-cQ0mQ
← Abraxas (天の守護神)の何故か裏側です。
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第59回 アーカイブ EBsShu Music is my life
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グループサウンズ・ワイルドワンズのメンバーだった渡辺茂樹氏の訃報に接して、ワイルドワンズ離脱後の彼の仕事の
一部を紹介するため、以前のシリーズEBsShu Music is my life の2009年11月5日の記事を再録します。
第17回 フォークの神様
それは野茂英雄、杉下茂・・・ボールじゃなくてソングの話。
大学に入った年の大学祭、フォークの神様が歌う♪友よ〜闘いの炎を燃やせ〜が一日中飽きるほど流れていた。「神
様はノーキーか寺内タケシ」の平和的な私に馴染めるはずもなかった。
フォーク=メッセージ=反戦平和の象徴=神様とあがめられた岡林信康。でも神社を建ててくれた人はいなかったの
ネ。世の中冷たいもんです。
しかし、神様の座を降りた後にいい曲を作っている。前は、♪夜明けは近い〜と歌っていたのに“ミッドナイト・トレイン”
“月の夜汽車” “夜はやっぱり長いまま”などと本当は夜の方が好きだったらしい。
“月の夜汽車”は美空ひばりに提供した曲なのだが、ヒットしなかった。
かなり昔、ギター1本で歌うベアナックル・コンサートというツアーで地元に来たとき、「この曲自信があったのに全く売れ
なかった。」と愚痴っていた。それを聞いて、この人は神様ではなく限りなく普通の人間だと確認できた。
というところで、岡林信康 with 渡辺茂樹とセイルボートの1980年の某有料放送協会FMラジオのスタジオライブを聴い
てください。 貴重な音源なので賞味期限は短いです
クリック ⇒ http://youtu.be/S9sNg7Vr19I
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この季節になると必ず浮かんでくるのは♪くもり〜ガラスの〜窓を叩いて〜君の時計を止めてみたい〜(吉田拓郎「春だっ
たね」)というフレーズだ。
まあ、そんなことすれば時計が止まる前に窓ガラスを叩き割って警察を呼ばれるのがオチですが。
♪おいらはドラマー〜おいらが叩けば嵐を呼ぶぜ〜(石原裕次郎「嵐を呼ぶ男」)というのもあるから、何事も叩きすぎはアブ
ナイですよ。
先日ある人に聞いた話だが、その人がATMに行くと、隣のブースで年配のオトーサンがブツブツ言いながらATMの機械を
ドンドンと叩き始めたというのだ。ATMに慣れていないのか何度やってもお金が出ないらしい。「ここではお引き出しできない
ので、銀行の窓口にお越しください。」とアナウンスがあるのだが納得しないようで、いくら待っても1円も出てこない・・・永遠の
ゼロ円だ。そこでドンドンが始まった。
確かにオトーサンの世代(実は私も)では、何か動かなくなったりすると取りあえず「コラッ」などと言って叩いて直すのが当た
り前だった。不思議にもそれで一時的に直ったりするので、そういう習慣が身に浸み込んでいる。よく言えば機械に人間のよう
な親しみを持っている、悪く言えば・・・だ。
防犯カメラが見ていることさえ知らないオトーサン・・・きっといい人に違いない。
というところで、「春」の話に戻します。
今回は日本屈指のギタリストで、ヴェンチャーズ好きでも知られる大村憲司氏(1998年逝去、享年49歳)の’81年のアルバム
から「春がいっぱい」をかけてみましょう。バックの映像は春の瀬戸内海です。お楽しみください
クリック ⇒ http://youtu.be/A7-uAnSrLog
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第57回 幸せにさよなら〜大瀧詠一さん追悼 Vol.2
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カセットテープを使わなくなって久しい。昔はFMのエアチェックをよくやっていたのだが、録音したまま一度も聴くことなくサヨナ
ラしたものも多い。几帳面に録音日やタイトルを書いて保存・・・気が向いたらしていたような、してないような。
先日、探し物をしていたら、数個のカセットが目に入った。「ん?」とその中の一つに手が伸び、そばにあったラジカセに入れて
みると、流れてきたのが大瀧さんの声だった。内容から推定すると1996年の録音のようだ。
作り話のようだが、大瀧さんが私の肩を後ろからトントンと叩いたような気がする。
日本のフィル・スペクターを目指していた大瀧さん、スペクターと言っても007の映画に出てくる悪玉の組織でもなければ、デイ
ブとも関係ありません。アメリカンポップスを好きな人なら大概その名前を知っている音楽プロデューサーなのだが、殺人の罪に
より現在服役しているらしい。やはり悪玉だったか。
カセットの話に戻る。
大瀧さんが作ったレコード・レーベル「NIAGARA」・・・大瀧⇒大きな滝⇒ナイアガラとなる。ちなみに作詞や作曲、プロデユー
スなどをするときは大瀧、ミュージシャンのときは大滝というらしい。その他変名を数々持っているが名月赤城山ならぬ「名月赤
坂マンション」を歌うときは国定忠治ならぬ国定公園(個人的にはこれが好きです)・・・・話をカセットに戻さないと前に進みません
ね。
そのNIAGARAレーベルの1975年〜78年あたりのエピソードについて、レコードをかけながら萩原健太氏と対談しているの
だが、その中の1曲「幸せにさよなら」の部分を皆さんにお聴きいただきましょう。
この曲は、伊藤銀次、山下達郎、大瀧さんが別々に録音し、それを重ねて三人が交互にまたは一緒に歌っているように編集し
たもので、しかもモノラルだ。これがまさしくヒットメーカー、フィル・スペクター流なのだ。
曲が終わった後のトークで、少し胸が詰まるような気がします。お聴き逃しなく!!!
クリック ⇒ http://youtu.be/Ze8Opvxv6KU
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近頃、有名作曲家にゴーストライターが・・・という事件が世間を賑わせている。
全聾の作曲家を装って関心を集め、他人に書いてもらった曲をわがものとして世に出し、名声と印税を手にす
る。現代のベートーベンというネーミングも御大層だが、むしろペテン師としては王道の手口だ。 一人や二人で
なく、広く世の中を欺くにはこれくらいのスケールは要るだろう。
しかし、この件に関して言えば、ゴーストライターはゴーストではなくリアルライターだ。曲そのものは世の中に
受け入れられたのだから本物だ。ゴーストはペテン師の方だ。
出版の世界では、有名人が出す本はゴーストライターが書いているとよく言われるが、本人が読んで納得する
のなら問題ない。文章能力がないということを自覚しているから他人に頼むのだ。
ペテン師いかさまゴースト作曲家いや詐曲家は、作曲能力がないということは自覚していただろうが、もともと
有名人でも何でもないただの人だったのだ。自分を売り出す手段として音楽を利用しただけだ。こういう人には
天罰が下る。
カントリー&ウェスタンの名曲に「ゴースト・ライダーズ・イン・ザ・スカイ」という歌がある。VENTURESもインス
トでカバーしているが、歌詞をザックリ訳すと「赤い目をした牛の群れを追って、永遠にさまよい続ける亡霊馬乗
り(カウボーイ)達」の不気味な物語だ。
このペテン師いかさま詐曲家も亡霊ライターとして永遠に世間の外をさまよい続けるだろう。
というところで、本日はGhost Riders In The Sky を聴いてもらおうとと思いましたが、聴く機会の少ないウェ
スタンの曲をかけてみましょう。
落日のシャイアン クリック ⇒ http://youtu.be/3CevuKwFyZY
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ダンダンディダン〜シュビラレ〜夜が来る・・・小林亜星氏の作ったCMソングの名曲だが、どこが名曲かというと、注射
のときのアルコール消毒にさえ酔ってしまう私を、三鳥は高くて買えないが安いウィスキーでも買ってみようかという気にさ
せるところだ。あくまで気にさせられるだけで買ったことはありません。正直に言いますと、おうちの方に買って頂いたこと
はあります。ハイ。
しかし、このCMは夕方以降にしか流されないでしょう。名曲といえども午前中や昼過ぎに聴くのは少々度がきつい。ウ
ィスキー並の40度くらいか。ビールは5.5度のドライか、発泡酒は・・・・少し酔いが〜〜。
「別れの朝」という歌がある。エレキナンバーとしてもよく演奏されるが、この歌を朝聴くにはかなりの覚悟がいる。この
忙しいときに何を言ってるんだ的な壮大な歌詞とメロディには参る。朝の歌だが、夜に聴く歌なのだ。ウィスキーでもチビ
チビやりながらネ。
昔、「夜と朝のあいだに」という歌があったが、理解に苦しむ。朝と夜の間ならそれは昼だと解るのだが、その逆なので
昼間に聴く歌でないことは確かだ。
しかし、夜からいきなり朝になることはないので、その間と言えば明け方のことでしょうかね。それなら、素直に「夜明け」
とすればいいのではないかと私は思うんですね。ハイ。
二人とも故人になられましたが、作曲いずみたく、作詞岩谷時子の名曲「夜明けの歌」、この歌は朝聴くとやる気が湧
いてくる、お昼に聴くと昼食の消化がいい、夜聴くと癒されてウィスキーでも飲みたくなる・・・というワルツ(三拍子そろっ
た)のようなタイムレスソング(EBsShu造語)なのだ。
というところで、この名曲をエレキインストでカバーしたバージョンを聴いてください。スエーデンのバンド・スプートニクス
が日本人のために演奏してくれました。時代を超えて残る名曲を朝、昼、夜に聴いて今年の垢を洗い落とし新年を迎えま
しょう。
クリック ⇒ http://youtu.be/KAZYxeR_76Y
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山下達郎の“棚からひとつかみ”シリーズに倣った恒例“棚からひとつ”も今年最後になります。来年は無いかもしれま
せん。
もう30年以上昔のことなので、記憶も薄れているが・・・エッ、違う理由で薄れているんじゃないかと?・・・要らんこと言
うなッ。
ときどき、市内の某デパートの催事場で輸入レコードのセールをやっていた。
ジャケットはほとんど英語で、中学1年生レベルの読解力の私にも何とか読むことが出来た。ピッチリとビニール被膜
でラッピングされているジャケットの表や裏をひっくり返してじっくり見ながら選んでいく。
その時見つけたのが、今回棚からひとつ持ってきたMr.Guitar チエット・アトキンス(Chet Atkins)の一枚のアル
バムだ。
ジャケットの裏側に載っている曲目にStephen Foster Medley というのがあって、ステッペン・フォスター?Who?
「Born to be Wild(ワイルドで行こう)」のステッペン・ウルフなら知っているが・・・と一瞬思ったのだが、中学1年レベ
ルの確かな英語力の持ち主は、直ちに「ステファン・フォスター・メドレー」と理解したのです。加えて、中学1年の音楽の
教科書にこの作曲家の歌が載っていたことを瞬時に思い出したのです。
決して何かを自慢しているのではありません。ただ、昔のことはよく憶えているというだけのことなのです・・・・何ぃ、そ
れが問題だとぉ、余計なこと言うなッ。
このLPは、1964年制作と書かれているが(英語で)、もとは恐らく50年代の録音盤で、それを疑似ステレオ化して再発
売したものと推測できる。
ミスター・ギターの初期の演奏を聴くことのできる貴重盤だが、当然とっくに廃盤になっていて入手は不可能だ。今回、
皆様の日頃のご愛顧にお応えして、お歳暮代わりにお届けいたしましょう。中学1年生の心に戻ってお聴きください。
ステファン・フォスター・メドレー クリック ⇒http://youtu.be/1NGcSMqPjOE
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私のお気に入り(My Favorite Things)という歌がある。ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」で唄われ、ジャズでもよく聴く。
自分の好きな他愛もないものを一つずつ挙げていく単純な歌詞だが、人間、無欲になれば、欲深い目で見ると全く価値のないモノに
魅力を感じることのできる優しい心になれるということを教えてくれる。
♪バラの花に降る雨のしずく、きれいなヤカン、ドアのベルやソリの鈴の音・・・そんなモノがお気に入りだ〜(EBsShu意訳)と穏やかな
歌だ。
この歌に真っ向から挑んでいるのが、「俺が欲しいのは金だけだ」とビートルズを始め多くのバンドが唄っている、曲名もズバリ
「Money」。
♪何でも金で買える訳じゃないが、買えなけりゃそいつを使えないだろが、早くカネをくれよ、カネ、カネ、カネがすべてだ〜(EBsShu意
訳)と激しい。
穏やかな歌詞には優しいメロディ、激しい歌詞には強烈なメロディとリズムということで、この2曲を聴き比べると面白いが、逆ならもっ
と面白いかもしれない。
Killing me softly with his song という優しく怖い歌もありました。
しかし、優しい心もお金も少しずつでいいから両方持てればいいなと思う私は、結局欲深いということになるのでしょうか。
というところで、私の好きな歌を紹介しましょう。
1960年代に“涙のバースデイ・パーテイ”の大ヒットを飛ばして人気のあった歌手レスリー・ゴーアが名曲をカバーしています。
あなたもこの歌を聴いて、今日の嫌なことを洗い流しましょう。
クリック ⇒http://youtu.be/7Va2ZGxwNTU
写真は LESLEY GORE(いいですナ〜)
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日本で制作(レコーディングはアメリカ)されたヴェンチャーズの「カメレオン」というアルバムがある。
’80年にLPレコードでリリースされ、92年と00年にCDで再発売されたが、どれも既に廃盤になっていて、高額オークション
でしか入手できないようだが、私はその00年盤をもっている。(プチ自慢)
このアルバムは、いろんな意味で凄いのだが、その理由は、分る人には分かるが、分からない人には分からない・・・当たり
前だのクラッカー。
プロデュースとアレンジが故・加藤和彦氏、曲提供が今井 裕、梅林 茂、加藤和彦、坂本龍一、鈴木慶一、高橋ユキヒロ、
竹田和夫、細野晴臣、山下 康の各氏・・・揉めるといけないので五十音順で紹介させていただきました。
加えて、これらの提供曲のタイトルネームを付けたのが糸井重里氏ということだ。
今では大御所となっているこの人達も、若いころからヴェンチャーズの大ファンだったということでしょうな。隠れファンで通す
のはもう嫌だ。ならばここらで思い切ったことやってみるか・・・となったものと想像するのであります。ハイ。
というところで、このアルバムの中から1曲お聴きいただいたいのですが、何分、曲提供者が著作権にうるさそうな人ばかり
なので、皆様のご期待に沿うことができかねます。
従いまして、それ以外の収録曲「007ゴールド・フィンガー」、「ワシントン広場の夜は更けて」、「銀座スカ(二人の銀座)」、
「十番街の殺人」の中からお好きな曲をお選びください。いずれも加藤和彦氏のアレンジによるものです。
アッ、そうですか。60年代にヴィレッジ・ストンパーズが大ヒットさせた「ワシントン広場の夜は更けて(WASHINGTON
SQUARE)」をヴェンチャーズの演奏で聴いてみたいとおっしゃるのですね。了解です、かけてみましょう。
クリック ⇒ http://youtu.be/maIUXKErbIc
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昔のお年寄りは、ジャズやロックなどのやかましい洋楽をひとまとめに『ジャズ』と呼んでいたが、それは先見の明だったと後になって思う。
私の場合、大学のサークルはジャズコンボと同居で、“JAZZ&ROCK”コンサートを一緒にやっていた。
’65年代中頃からジャズロックという、純粋なJAZZファンからは疎まれがちなジャンルが、ファンキーなノリで人気を集めていた。
りー・モーガン(サイド・ワインダー)、ハービー・ハンコック(ウォーターメロン・マン)、ラムゼイ・ルイス(ジ・イン・クラウド)が御三家(曲)で、ラ
ジオの音楽番組ではヴェンチャーズ(ダイアモンド・ヘッド)などと一緒に流されていたのだ。
というところで、今回紹介するレコードは、ビートルズの大ヒット曲“ハードデイズ・ナイト”をラムゼイルイス・トリオがファンキーに演奏するライ
ブ盤で、JAZZとロックそしてミューシャンと客席が見事に融合した快演をお聴きください。
余談ですが、このレコードはコンパクトLPながら、イッチョ前にジャケットが見開きになっている。これが曲者だ。
表と裏の表紙は確かにラムゼイ・ルイス・トリオの写真だが、見開きを開くと何の間違いかライナー・ノーツ(紹介文)がシャンソン歌手のイベ
ット・次郎・・・いや、ジロー・・・と言ってもフランス人の女性・・・のものになっている。
したがって、このレコードはジャズ、ロックにシャンソンまでも融合した、もっと言えば人の名前まで融合した、あらゆる意味でのスーパー・フ
ュージョン盤なのです。この貴重なレコードをワンクリックで聴くことのできるあなたは幸運です。詐欺ではありませんので安心してワンクリック
してくださいネ。
クリック ⇒ http://youtu.be/bTcAheSU_2A
☆ライナー
☆表・裏の表紙
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最近「おもてなし」という言葉をよく聞くが、その言葉を流行させてはいけない。流行したものが生き残ったためしがない。
「おもてなし」は失ってはならないもので「裏もない」ということでないとダメだ・・・言語明瞭意味不明。
レコードは、直径17センチEP盤、17センチLP盤、30センチLP盤がある。
私の幼少のみぎり、家に手巻き式蓄音器で聴く1分間78回転のSP盤もあった。回転が速い間は歌声も普通に聞こえる
が、回転が遅くなるにつれて音程が下がり妙な声になる現象(ピッチの変化)を幼児期に実体験で学んでしまったのです。
エッ、「もっと話のピッチを上げろ。」と?…ハイ、わかりました
レコードの表と裏は、EP盤(ドーナツ盤ともいう)ではA面、B面、LP盤ではside1、side2と表記されることが多い。side1と
side2にはそれぞれ数曲づつ収録されていて優劣はないが、A面とB面ということになると、ジャケットの曲名表記の扱いな
ど、どう見ても公平さに欠けるものが多く、B面の曲は日陰者扱いだ。
“長嶋選手はヒマワリ、野村選手は月見草”の世界だが、上原投手のような雑草魂を持つB面もあるので、そこら辺には
注意を要する。なめてはいけない、野球に裏も表もあるのだ。
「訳の分からんこと言うな。」と?・・・最後まで読んでいただいたのですね。ありがとうございます。
というところで、今回紹介するのは、まさにB面魂満開の歌で、私はこちらをよく聴いたので盤が擦り切れ気味です・
クリック ⇒http://youtu.be/6BGphRNhgKc
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映画「三丁目の夕日’64」をテレビで観た。
時代は第18回オリンピックが東京で開かれた1964年。
鈴木オートの一人息子一平も高校一年生になり、ご多聞にもれずギターを弾いてエレキバンドを結成していた。そのバンド名も
「鈴木一平とサンシャイン・ブラザーズ」
当時の雰囲気を感じさせる如何にもなネーミングだが、カタカナのバンド名はあり得ない。いくらなんでも、高校一年になると英語
表記にするはずだ。第一、英語のバンド名をロゴ化してバスドラムの表に書いたり張り付けたりしないバンドはなかったのだ。
次に、一平の持っている国産GUYATONE社のエレキギターだが、そのモデルは64年夏にはまだ発売されてなかったはずだ。
同社も最近まで頑張っていたが、倒産してしまったので確認が取れないのが残念だ。
もう一つ、サンシャイン・ブラザーズが公開練習で演奏する、VENTURESの「WALK DON'T RUN(急がば廻れ)」だが、この曲は
60年頃のリリースだから時代的には合っているが、イントロのコードがAから始まった。それが正解ではあるが、演奏途中でヨレヨレ
になってしまう一平のバンドのレベルでは正解過ぎてウソ臭い。当時バンドを始めた高校一年生はAmから始まると信じて疑わなか
ったのだ。、私が生き証人です。
ここらあたりのことについては、まだ生きている人がいるので、時代考証は慎重にお願いしたいですね。
というところで、本日紹介するレコードは、The Surfaris(サーファリス)の「WALK DON'T RUN」ですが、『走れ、歩くな!』に聞こ
えてしまう怪演です。
クリック ⇒ http://youtu.be/Tnisa3XOWN4
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アメリカンフォークソングの代表のような曲『500マイルもはなれて』は、1960年代にキングストン・トリオ、PPM、
ブラザーズ・フォーなど
が歌ってヒットした。日本でもよく知られている。
放浪者の悲哀を唄った歌詞はそんなに難しい英語ではないので、英語不得手の私にも何となく伝わってくるものが
ある。
この歌詞を日本語に直訳すると面白くも何ともない。かといって意訳すると感情移入が強くなりすぎて、オリジナル
の素朴さから800kmも
離れてしまう。(EBsShu注:1マイルは約1.6km)
日本のフォークソングを英訳して唄ったら、アメリカ人はその心情や心象を理解してくれるだろうか。試しに、英語の
得意なあなたが自分
の好きな日本のフォークソングを英訳してみてください。
♪〜赤い手ぬぐいマフラーにして〜〜横丁の風呂屋〜???
結論を申しますと、その歌の生まれた場所の言葉で唄わないとフォークソングとは言わないのです。
というところで、今回紹介するのは、イギリスのバンド THE SHADOWS が唄うアメリカンフォークソング『500マイ
ル』です。これは全く問
題ありませんね。当たり前田のクラッカー。
クリック ⇒ http://youtu.be/bID7gX3mAT0
← The Shadows
下のレコードからお聴きになりたいものがあれば、どしどしリクエストしてください。
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新聞にチョコレートの広告が載っていた。『まさか、大人になるとはな。』というキャッチコピーと大人の服装をし
たピーターパンの写真だ。このピーター、自分が大人になったことを自覚しているし、服装も何とか許せるレベル
なので、ピーターパン症候群に落ち込んではないようだ。
ところで、女性の場合はシンデレラ症候群とでもいうのだろうか。いつか王子様が・・・。
ブラッド・ピットの主演映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』は、80歳の姿で生まれた主人公が、成長ととも
に若返り、赤ん坊の姿で死んでいくという逆転人生のストーリーだ。
このベンジャミン、10歳のときは、まさにピーターパン症候群と診断されるだろう。外見は70歳だが心の中は1
0歳だから。
さらに言えば、18歳になったとき、外見は初老のオッサンだし、62歳になったときの外見は青年だ。ここで疑
問が湧く。青春時代とは精神年齢なのか、姿かたちなのか。
ピーターパンの話に戻ると、彼にもやがて『まさか、後期高齢者になるとはな。』と思うときが来る。必ず来る。そ
のときは、少年時代の心に戻した方がいい。後期高齢者にふさわしく文句ばかり垂れていると嫌われる。
ただし、服装まで戻してしまうと事が面倒になるので、それはやめた方が良い。
というところで、本日紹介するMUSICは『いつなの? いつなの?』というタイトルの曲です。『今でしょ。』と答える
以外ありません。
Nokie Edward氏の軽快な演奏で『QUANDO QUANDO』です。聴いてみてください。
クリック ⇒ http://youtu.be/yq2U2zEJaCA
左の写真は『青春18切符』のCMで知られるJR四国下灘駅
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某有料放送協会もタマにはいい番組を放送する。先日のThe Ventures特集がそれだ。30分という時間では掘り下げた内
容は無理だが、それでも有料公共放送局としては、このような番組を制作することは正しい選択だ。今回は「金返せ。」と言
わずに済んだ。
スタジオで何曲か演奏したが、一回きりのライブなのに相当な費用をかけました的な豪華なセットを組むのは、民放に真似
できることではない。
これは、ご視聴いただいたお客様へのサービスとして、あとでDVDにして抽選などとセコイことは言わず、希望者(ただし、
受信料契約者に限る。)全員にプレゼントするつもりに違いない・・・・と私はニランでいる。
ヴェンチャーズのオリジナル4と言われたメンバーは入れ替わったり亡くなったりで、現在まで続けて活動しているのは
DON WILSON氏一人になったが、そのDON氏が今回の番組のメインキャラクターだ。
1933年生まれの80歳、ヴェンチャーズが50年以上にわたってバンドを続けることができているのは、この人の存在があ
ったからで、まさにヴェンチャーズの“ドン”だ。DON氏のリズムギターでなければ、ヴェンチャーズサウンドは成り立たない。
思い出の日枝神社(東京・赤坂)を訪れたDON氏が、「昔は周りにこんなにビルがなかったよ。」と語る。50年にわたり毎年
ツアーで全国をくまなく巡り、変わりゆく日本を見ながら馬力のあるリズムギターやテケテケ・サウンドで日本に元気を与え続
けるDON氏、これからもお元気でと願わずにいられない。
というところで、本日紹介するのは、1973年夏に東京で行われたライブを収録したアルバム「The Ventures On Stage '
73」からDON氏の歌うRUN AWAY(悲しき街角)です。歌もかなり上手です。
クリック⇒http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=H2ihshC9uqs
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天使、悪魔、16歳、60歳、雨音、北風、朝焼け、足音、街角、願い、片想い、インディアン、少年兵、戦場、カンガルー、
女学生、鉄道員、慕情と書き連ねると何かの判じ物に見えるが、前に「悲しき」をつけると全部1960年から70年代の歌
の題名になる。
なかでも少々イタイのは「悲しき60歳」か。この歌がヒットした当時、実年齢が60歳の方はどう感じていたのでしょうネ。
今の時代なら、60歳になっても年金を満額もらえないオレ達アタシ達への当てつけかと皆怒りますよ。
当時の洋楽ポップスは、大抵の場合日本語カバーがリリースされた。弘田三枝子、飯田久彦、伊東ゆかり、藤木孝…な
どなど。
このうち、プレスリーが歌った「悲しき悪魔」の一節 ♪You're The Devil In Disguise〜ユウアー・ザ・デビル・イン・デ
ィスガイズ〜(お前は悪魔の変装だ)を伊藤基道とリリオリズムエアーズというコーラスグループがメンバーの一人を指さし
て「ユウはデブですかい?」と歌って笑いを取っていたのを思い出す。アッ、放送禁止用語を使ってしまった様ですね。
日本人の心を掴んだのは、カスケーズの「悲しき雨音」だ。50年後の今でもよく聴かれるが、当時ザ・ピーナッツの日本
語カバーはイマイチだったような気がする。
雷鳴と雨音から始まるカスケーズのこの歌のインパクトがあまりに鮮烈で、瞬く間に日本中を駆け巡ったため、後追い
でカバーしてももう遅かったのだ。
というところで、今回聴いていただくのは、ヴェンチャーズもカバーしているデル・シャノンの「悲しき街角」をThe
Chantays(シャンティーズ)が原曲からすると違和感一杯のサーフロックにアレンジしたバージョンです。
クリック⇒http://www.youtube.com/watch?v=fego5sNdls0
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50年も続いている映画007シリーズ。その初期のショーン・コネリーのジェームズ・ボンド作品はすべて観てい
る。
余談・・・最近のショーン・コネリーは日本の調査捕鯨を暴力で妨害するシー・シェパードのスポンサーとして有名
だが、日本を舞台にした「007は二度死ぬ」では、日本人漁師に成りすましていた。
大男の白人がどんなに整形しようが変装しようが、相当無理のある設定だったが、そんなことに目クジラ立てる日
本人はいなかった事を思い出してもらいたいものだ。
映画のオープニングのお決まりは、丸い銃口の向こうをボンドが歩いている。自分が狙われていることにいち早く
気付いたボンドの拳銃が火を噴く、すると銃口が血に染まり下に落ちていく・・・このシーンに流れるのがジェーム
ズ・ボンドのテーマだ。
というところで、本日の紹介レコードは高校生のときに買ったアル・カイオラおじさんの「007のテーマ」です。エレキ
ギターの太いサウンドが響きます。
クリック→http://youtu.be/ZKhfKqJHy4M
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一年で一番いい季節になりましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
天気はいいのに心が晴れない、やる気がわかない、食欲がない・・・というあなた、五月病です。よかったですね普通の人間
で。エッ、腹だけは空く?
五月晴れのように心が晴れやかで何事にもやる気満々、いつも腹を空かせているような人は要注意です。大メシ喰らいの大
言壮語、やらせてみたら何もできない人間に見られます。
ボブ・ディランの初期の代表曲と言えば「Blowin' the wind(風に吹かれて)」だが、若いころの自分には「Don't think twice, It'
s alright(くよくよするなよ)」の方がしっくり合っていた。ディランの曲は美しい。本人がシワガレ声で唄うより、誰かがカバーした
方がメロディのよさが分かる。そして詩のよさも人の心を打つ。
♪夜明けに一番鶏が鳴くとき、オレはいなくなる、オレが遠ざかっていくのが窓から見えるだろう だから、もう忘れてしまえば
いいのさ・・・
というところで、今、心に重荷を抱えている人にヴェンチャーズもカバーしているこの名曲を聴いていただきましょう。
Don't think twice, It's alright (くよくよするなよ) ヴェンチャーズ
クリック⇒ http://youtu.be/WO-RRnESiWA
ヴェンチャーズの演奏は、1970年大阪厚生年金ホールでの実況録音盤(当時の表現)からです。
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今年も3月3日の耳の日はとっくに過ぎたが、左耳の突発性難聴は治らなかった。高域の音が聞こえないの
で、甲高い声の持ち主と話すときは都合がいいのだが。
ここで川柳をひとひねり
聴力の 検査正常 耳異常 作:右から左おとこ
調子に乗ってもう一句
パン・ド・ミを 日本語でいうと パンの耳 作:違いの分からない男
さらに高尚な一句
口ひとつ 耳が三つに 騙された 作:結婚詐欺被害男
いずれにしても、男はあまり賢くないですナ・・・閑話休題
昔のレコードはモノラル録音のものが多かった。一般家庭のレコードプレイヤーやラジオはモノラルだから、ス
テレオは必要なかったのだ。
ステレオ時代の到来により、レコード会社がちょっと昔のモノラルレコードを当時のアナログ技術を駆使してス
テレオ化し、さらに4曲入りのコンパクトLPに収録して再発した。一粒で二度おいしいグ●コアーモンドチョコレー
ト状態だ。
レコード会社の下心は見えていたが、1枚450円〜500円だから結構手を出してしまった記憶がある。
それでは、モノラル音源をステレオ化した4曲入りコンパクトLPから、ザ・サウンズの名曲さすらいのギター(マ
ンチュリアン・ビート:満洲ビート)かけてみましょう。
曲の途中でモノラルからステレオに変えてみました。どこで変わったか聴き分けができた方は、耳に異常がな
く、違いの分かる人で、詐欺にも合わない人でしょう。
さらに、この疑似ステレオの奇妙な違和感に気が付いた方は、プロ級の聴覚を持った方です。
クリック⇒http://youtu.be/JDg244vftRM
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訳あってオランダという国はあまり好きではないが、オランダから世界的に大ヒットした「ショッキング☆ビートルズ45」という、
30年以上前に買ったシングルレコードを紹介してみよう。
歌っているのはスタジオミュージシャンのグループ「スターズ・オン」で、ビートルズの曲を細かく繋いだメドレーだが、コピーと
いうのかカバーというのか、はたまたコミックソングか物真似か。とにかく調子がいい。
イントロは、これもオランダのバンド「ショッキング・ブルー」が60年代にヒットさせた「ヴィーナス」、そしてアニメソング「シュガ
ー・シュガー」と続くが、その後ビートルズ・ナンバーのオンパレードになる。ジョン、ポール、ジョージの声もそっくりだ。
当時なぜこんなキワモノレコードを買ったのか・・・ビートルズを聴き始めたころの懐かしい曲ばかりで、ビートルズ解散後10
年、ジョン・レノンが射殺された翌年・・・だったからかもしれない。
というところで、このレコードのA面をかけてみましょう。B面も聴いてみたいという方はリクエストください。
クリック→http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=N1Tk-q3s9Ps
この大ヒットが日本にも波及し、BEAT・BOYS(実はデビュー直後のアルフィー)によるスターズ☆オン23(吉田拓郎そっくりサ
ンによる23曲メドレー)というレコードもリリースされたが、これも何故か当時同時購入しているので、お聴きになりたい方はあ
わせてリクエストください。
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某有料放送協会の地元局FMで、5日連続でオンエアされた「大瀧詠一のアメリカン・ポップス伝2012・パート2・再放
送」の最終日の最後の20分の部分を聴いた・・・というより、この部分しか聴くことができなかった。
夕方6時から50分間という時間帯では、「みなさん、まじめに聴かなくていいですよ。」ということでしょうナ。
お金返してください。あ、ラジオはタダだったか。
しかし、このシリーズのパート3が、その日の深夜0時から始まるというのだから、やはり「普通の生活をしている人は聴
かなくていいですよ。深夜起きている人で、ラジオ深夜便を聴いている方々も、わざわざダイヤルを回さなくてもいいです
よ。」ということなのでしょう。
タダで聴かせてもらえるのだから、局側の事情に合わせるのが当たり前でしょう・・・とおっしゃりたいのですね。
本題に戻って、やはり大瀧氏はウォーキング・ポップス・ディクショナリーだ。しかも国宝級だ。私と同じ歳なのでまだ歩
いているはずで、声も爺さんらしくなく若々しい。本場アメリカにもここまで詳しい人はいないと思わせる。長生きしてほし
い人物の一人だ。
というところで、昔買った大瀧氏のレコードからCMスペシャルVol.2 を紹介します。知ってるコマーシャルがあるかな?
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=6m-Z-JzLuK4
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第38回 棚からひとつシリーズ“THE YOUNG ONES”
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FM放送・山下達郎サンデー・ソングブックの"棚からひとつかみ"にあやかった、おなじみ?"棚からひとつ" シリーズ第3
回。
イギリスでビートルズ登場以前から現在に至るまで50年以上にわたり人気を保ち続けている、まさに国民的歌手クリフ・リ
チャード。
何とエリザベス女王からknight(ナイト)の称号を与えられる程の存在。 クリフ・リチャード卿だ。
当時のバック・バンドが、後にTheShadowsと名前を変えるThe Drifters。 (参照:EBsShu Music is my life第89回 バン
ドネーム〜イギリス編)
大ヒットとなった"THE YOUNG ONES"は少し鼻にかかったようなクリフのヴォーカルとTheShadowsのハンク・マーヴィン
のギターサウンドとバッキングが素敵だ。
当時買ったEP盤はモノラルだが、モノラルレコードプレイヤーしか持ってなかったのでそのサウンドに馴染んでしまって、今
聴いてもこれが一番。映画のテーマミュージックなので、シャドウズに加えストリングスの入ったバージョンもあるが、モノラル
盤がシャドウズのサウンドを聴くには最高。
後に、加山雄三が名付けたザ・ワイルドワンズも、このザ・ヤング・ワンズがヒントだったんでしょう
というところで、本日紹介するのはクリフ・リチャードとシャドウズのEPモノラル盤とステレオ盤のメドレーです。EP盤の方が
シャドウズのバッキングがよく聞こえます。
クリック⇒http://www.youtube.com/watch?v=ae2KGu2GMSk
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ジョニーは、いつも霧の中に隠れているような内気な若者で、ニューオルリンズ近くの森の中で暮らしていたが、ギターが
とても上手だった。
あるとき、恋人と待ち合わせの約束をしたのだが、彼女を2時間ほど待たせてすっぽかしたため、彼女は一人バスに乗
って去っていってしまった。君を守ってやるよと誓った夜もあったのに・・・・。
彼は束の間の淋しさをうずめるため、♪Lonely Soldier Boy 〜とギターを弾いて唄いながら、あちらこちらをさすらってい
たのだが、ある日、本当に兵士になって戦場に行ってしまった。
五月に母親に届いた手紙には、もうすぐ帰ると書いてあったが、帰ってきた兵士の中に彼はいなかった。母は思い出し
た子守唄を涙で唄うばかりだった。
ジョニーよどこに〜とギターも啼いているのだが、彼は優しい天使に導かれて天国に行ったのだ。
@霧の中のジョニー(ジョン・レイトン)、A内気なジョニー(ジョニー・ソマーズ)、BJOHNNY B. GOODE(チャック・ベリ
ー)、Cジョニーへの伝言(ペドロ&カプリシャス)、D波乗りジョニー(桑田佳祐)、Eジョニーの子守唄(アリス)、Fさすらい
のジョニー(ジョニー・アリディ)、G悲しき少年兵(ジョニー・ディアフィールド)、H忘れかけた子守唄(ザ・タイガース)、Iガ
ラスのジョニー(アイ・ジョージ)、Jジョニー・エンジェル(シェリー・フェブレー)・・・登場順
洋の東西、時代、性別を問わず、皆さんジョニーがお好きなようです。JOHNNY・WALKERというのもあったような・・・。
というところで、今回の紹介曲はF番目に登場した“さすらいのジョニー(ジョニー・アリディ)”です。なんと50年前の歌。
よくもまあこんなレコード持っていたもんですナ。シルビー・バルタンの「アイドルを探せ」を買いに行ったら、なかったので代
わりにコレを買って帰ったのです。
クリック⇒http://www.youtube.com/watch?v=NhbJzBFKioE
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昭和レトロを懐かしむ人が多い。昭和をよく知らない世代が憧れのような気分を持つ傾向もある。
63年も続いた昭和は、初期、中期、後期で全く違った様相をしているが、今、懐古の対象となっているのは昭和30年代から40年代初め
だといえる。
ちゃぶ台、水屋(食器棚)、四本足のブラウン管テレビ、場違いな応接セットなどが所狭しと並べられた茶の間、玄関にはスーパーカブ
号・・・これが昭和のイメージだが、忘れてはならないのがラジオだ。
キャビネットも木製からプラスチックに、真空管もダルマ型からMT管と呼ばれる小さなものに変わりつつあったが、家庭の娯楽、ニュースソ
ースとしては主役だった。
FMステレオ放送が開始されていない当時、NHKがラジオ第一放送を右チャンネル、第二放送を左チャンネルにしてAMステレオ放送を流し
ていたらしいが、これを聴くにはラジオが2台必要で、1台しかない我が家では聴けるはずもない。
レコードプレイヤーもモノラルだったので、始めてステレオなるものを聴いたときは、映画が白黒からカラーに変わったような印象だった。
というところで、今回紹介するのは、当時ラジオでよく聴いたヒットソングを現代最高クラスのエレキバンドがカバーするとこうなるというもの
です。
クリック⇒http://www.youtube.com/watch?v=_6IaoIu4e9I
あゝ上野駅〜どこかに故郷の香りを乗せて〜 昭和39年の大ヒット曲
東海道新幹線 営業運転開始 昭和39年10月1日
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昔、ある作家が「若いときは、一日中寝るだけの体力があった。」と言っていたが、確かに寝るのにも体力が要る。
私も、つい最近インフルエンザに罹って、二日二晩悪夢にうなされながら寝たが、逆に考えるとまだまだ体力が残ってい
るなと・・・(閑話休題)
自分が選ぶベスト10に必ず入る曲“SLEEP WALK”。寝ながら歩く⇒夢遊病 「まさにお前のことだよ。」と言われるのは
覚悟の上で紹介したい。
1959年、サント&ジョニーという兄弟バンドによってリリースされて半世紀、この曲ほど多くのギタリストによってカバーさ
れてきた曲を知らない。
バンドでは、ヴェンチャーズ、シャドウズ、スプートニクス・・・(SleepWalkersというバンドさえ存在する。)、大御所のレス・
ポール、チェット・アトキンス、異才エイモス・ギャレット、ラリーカールトン、ロック系ではジェフ・ベック、ブライアン・セッツア
ー、ウクレレのジェイク・シマブクロ・・・。
自分でも、なぜこの曲が好きになったのか分からないが、ポップス少年だったので多分ラジオで最初にサント&ジョニー
を聴いたのだと思う。不思議な魅力を持っている曲だと感じた瑞々しい少年の心が今も生きているのだ。ゴホゴホッ、失
礼しました。ちょっとまだインフルエンザが抜けてないもんで。
誰がどのように個性的に演奏しようが、この曲の虜になって夢遊病のようにギターを弾いているように思える。
というところで、今回紹介するのは日本のトップギタリストDr.K (ドクター・ケイ)こと徳武弘文氏のライブ・バージョンで
SLEEP WALKです。お聴き逃しないよう消費期限内にクリックしてください。聴き終わった瞬間からあなたもスリープウォー
カーの仲間入り間違いなし。
クリック⇒http://www.youtube.com/watch?v=dq1PTI1MUVY
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体重60キロ(過少申告)の私が月面に行ってバネ式体重計に乗ると、針は10キロを指す。重力が地球の6分の
1だからだ。重力3分の1の火星では20キロということになる。
ところが、どこに行こうが天秤ばかりで測ると常に60キロだ。
私が毎日乗るデジタル式体重計は信用できない。体脂肪率やBMI体重も一応教えてくれるが、肝心の体重が1
日で1〜2キロも上下する。減った増えたと一喜一憂する自分が情けない。要するに、機械におちょくられている
のだ。
今はもうほとんど見ることのない天秤ばかり・・・目盛りを刻んだ50センチ位の細い棒、その一方の端に計量す
る物を載せる皿または計量する物を引っ掛ける大きな釣り針のような鈎がぶら下がっている。
至ってシンプルな仕組みだから、コンマ以下の単位までは無理だろうが、常に誠実な答えを出す。
環境や時代の変化に左右されることなく物事を天秤ばかりのように見ることのできる心を持つこと・・・それをこ
れからの人生の目標にしてみよう・・・何、もう手遅れだと?
それがね、私のデジタル式体重計は最後に体年齢を示してくれるのですがね。かれこれ3年ほど47歳のままな
んですよ。
というところで、2013年最初の紹介曲は、ギターの名手でもあるグレン・キャンベルの歌う『FOR ONCE IN
MY LIFE』・・・・人生でただ一度だけのこと・・・・。
この曲をヒットさせたスティービー・ワンダーを意識した歌い方だが、間奏のギターはさすが。
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=8OlxhB8NNlI&feature=player_detailpage
読者の皆様、新年おめでとうございます 気高い富士山の姿を年賀状の代わりにお届けします(画像提供・山
男ES氏)
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第33回 You Only Live Once or Twice ?
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一度だけの人生だから大切に・・・とか、これからの第二の人生を楽しく・・・などというが、どっちが本当なんだと怒
ってはいけません。どちらも間違いではないのです。
ただし、相手が若者か高齢者かで使い分けなければなりません。そこを間違えると後で面倒なことになります。
『人生』で思い出す歌はたくさんある。『バラ色の人生』から『裏町人生』まで『人生いろいろ』だが、人は皆それぞれ
自分の人生の歌を持っているのではないでしょうか。
私の場合、浮かんでくるのはBEATLESの『 IN MY LIFE』・・・エッ、なに?カッコつけるんじゃないよ、『傷だらけの人
生』じゃないのか・・・と? ハイ、仰っしゃるとおりでございます。
というところで、今回の紹介曲は1969年にリリースされたTHE HOLLIES(ホリーズ・イギリス)のHe Ain't Heavy,
He's My Brother(兄弟の誓い)という曲です。
ホリーズは、『BUS STOP』・・・ ♪ バスを〜待つ間に〜あの歌じゃないですよ・・・の大ヒット曲を持ち、60年〜8
0年代に息長く活動したバンドです。
このHe Ain't Heavy, He's My Brother(兄弟の誓い)は、イギリス版『人生の並木道(歌:ディック・ミネ 昭和12
年)』とも言えるような兄弟愛がテーマで、泣かせます。
兄弟の誓い(EBsShu意訳)
お前を背負って長くくねった道を歩くことは 苦痛じゃない
俺は強い お前は重荷なんかじゃない 弟じゃないか
長い道のりだが もう歩き始めたんだ 何処を目指すのかわからないが 引き返すことはできない
大きな悲しみがのしかかってくるかも知れないが 旅の道すがら分かち合えばいいんだ 兄弟なんだから・・・
人生の並木道(作詞:佐藤惣之助 作曲:古賀政男)
泣くな妹(いもと)よ 妹よ泣くな 泣けば幼い二人して 故郷を捨てた甲斐がない・・・
兄弟姉妹・家族の絆、人生で大切なものです。それでは少々音質は悪いですが、レコードからアップした『兄弟の
誓い』を聴いてください。
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=juWxM5redr8
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第32回 “歩きつづけて” 棚からひとつシリーズ第2回
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FM放送・山下達郎サンデー・ソングブックに“棚からひとつかみ”という人気シリーズがある。山下氏の膨大なCDやレコー
ドのコレクションから何枚か持ってきてオンエアするもの。
私の場合は、ひとつかみすると1回で終わってしまうのでセコく“棚からひとつ”だけ持ってきて紹介する訳です。
その第2回目の今回は、1974年リリースの長谷川きよし『あるばむ 7』。
最近、新しいCDをリリースしたとラジオで彼の活躍を聞いたので、棚から彼の古いレコードを引っ張り出してみると、ジャ
ケットに1974.11.7とメモ書きをしていた。買った日だ。ウ〜ン、38年前か。あの時、ボクも若かった。
サラリーマン人生を歩き始めた頃だ。涙がこぼれないように上を向いて歩くなどという余裕はなかった。つまずかないよう
半歩前だけを見ていた。あれからずっと下を向いて歩き続けた人生の旅、いろんなことが・・・・もう止めときましょう。
『あるばむ 7』の話に戻すと、それはアットホームな雰囲気の個人スタジオでのライブで、すぐ目の前でギターを弾き、歌っ
ているような臨場感がある。
その中の1曲『歩きつづけて』を紹介してみよう。
新しいCDアルバム、そのタイトルも『人生という旅』、その中にもロンドンでのライブを収録した『歩きつづけて』が収められ
ているという。早速買って聴き比べてみよう。
そして、ジャケットに2012.11.20とメモして、38年後に棚から取り出して聴いてみよう。笑うな、コラ。
『歩きつづけて』 長谷川きよし『あるばむ 7』より
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=mO0GAVw6V-k&feature=plcp
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世に様々な大賞やグランプリが溢れているが、侘しさ分野の大賞は「流行語大賞」に違いない。所詮、流行語だから、
大賞をとった瞬間から流行遅れになっていく。そして、時の流れに消えていく。
ちなみに、去年の流行語大賞・・・覚えてる?
厚かまし分野の大賞は「本屋大賞」で決まり。全国の書店の店員が選ぶお薦め本の大賞だが、本好きな人は、薦め
られなくても自分で読む本を決める。それが読書家だ。
仮に、読書家でない私が、店員に「お客さん、今年の大賞本、面白いですよ。」と薦められて買って、つまらなかったと
クレームつけたら、「来年もっといいのが出ますよ。」と言うに違いない。それを詐欺というのだ。
「流行歌」という言葉を聞かなくなって久しいが、流行歌は流行語のように忘れ去られ、消え去っていくものではない。
いつの日にか必ず蘇る。人に薦められたからではなく、ふと古い歌を思い出し、口ずさむ。それが音楽なのだ。
というところで、紹介曲は「涙のムーディーリバー」。60年代初めの頃のヒット曲で、パット・ブーンが歌っていたが、日
本では藤木孝という歌手が日本語でカバーしていた。悲しい歌詞なので今回は歌なしバージョンで聴いてください。
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=WvsJZP9Shc0
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技術革新によって、2030年には現在の仕事の50%が消滅するというニュースがあった。何もか
もロボットがやってくれる社会がくるという。
それなら、最初に優秀なロボットを造れば、あとはロボット達が更に優秀なロボットを次々と拡大
再生産していくようになる。知能だけでなく感情も持つようになるだろう。
戦争でさえロボット兵士がやるのだから、精密で強いロボットをより多く迅速に製造する国が栄え
る。そこには、必ずしも人間が必要ということはないので、農業ロボットが食糧生産を加減すると、
人間はたちまちのうちに滅ぶ。
SF作家アイザック・アシモフの考えた「人間には危害を加えない。人間の命令に従う・・・」などとい
う「ロボット3原則」は人間の都合だから、ロボットが無視するのは当然で、あとはロボットのやりた
い放題だ。
しかし、いかなロボット天下といえども、いずれは技術革新が進みロボットを必要としない社会が
来る。そしてロボットは消滅し、何か別のものがのさばるようになる。その繰り返しだ。
ま、ホンダの造った歩行ロボット・アシモ君を見ると、まだ当分、あんたには負けないよ・・・と思う
のですが。
というところで、本日言いたいのは、過去に確立された技術を、古いという理由で消滅させてはい
けないということ。それなりに味があるのです。
30数年前に買ったオーディオチェック用のレコード(当時最高の録音技術で収録されたもの)を、
私の古いレコードプレーヤーで再生したので、騙されたと思って一度聴いてみてください。
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=WzCrBRAIoo4
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カスケーズのヒット曲“悲しき北風〜THE LAST LEAF〜”を聴くと思い出すのは、O・ヘンリーの短編「最後の一
葉」。そして私の財布には長居しないのでじっくり見たことがない樋口一葉(五千円札)。
風が少しづつ冷たくなってくるこの季節、♪何かを求めて、振り返っても・・・そこには、「吹けよ風、呼べよ嵐(ピン
ク・フロイド)」が流れて、アブドラ・ザ・ブッチャーの入場だッ。
「人間風車」と呼ばれたのは、ビル・ロビンソン。ダブルアーム・スープレックスで相手を風車のように回して投げた。
「人間台風」は、巨漢ドン・レオ・ジョナサン。台風並みの暴れん坊だった。「人間発電所」は、ブルーノ・サンマルチノ。
この人の家は、太陽光も風力もいらない・・・ン。
まともな話に戻しますと、受信料強制徴収の某放送協会も、大昔はプロレス実況中継をやっていました・・・まだプロ
レスか・・・と、ここでチャンネルを回してはいけません。スポーツ中継の話です。
某放送協会ロンドン・オリンピック放送のテーマ曲“風が吹いている”・・・この曲名はアウトだ。気象予報士のオネー
サンも呆れるよ。
雨が降っている、雲が出ている・・・普通、こんな当たり前のこと曲名にしないだろうが、エッ。“風に吹かれて”とか
“風が泣いている”とか、少しは研究したらどうなんだッ、エッ。俺の受信料も少しは使っているんだろうがッ、エッ。
気分直しに、大滝詠一氏作曲の“風立ちぬ”でも聴いてみるか。♪風立ちぬ〜今は秋〜〜 グ●コのポ●キーでも
かじりながら。
というところで、紹介する曲は「滝」つながりで、大滝氏の多羅尾伴内楽団によるカスケーズ(滝)の“悲しき北風〜
THE LAST LEAF〜”のギター・インストバージョンで、これをEBsShuがカバーしてみました。
クリック→ http://www.youtube.com/watch?v=hF-1-HFmpPE
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ジャズのコンボ(少人数バンド)の場合、グレート・ジャズ・トリオ(3人)、モダン・ジャズ・カルテット(4人)、マンハッタン・ジャズ・クインテット
(5人)などと、バンド名にイタリア語で人数を入れる。何人で演奏するのかにこだわりがあるようだ。
エレキバンドは、ヴェンチャーズ、シャドウズのように複数形で表す。人数はあまり関係がない。例えば、グレート・エレキ・カルテットでは、逆
にグレートさに欠けますナ。
日本では、カルテットとかトリオといえば、ドンキー・カルテット、玉川カルテット、ちゃんばらトリオ、てんぷくトリオ・・・とお笑い系になってしま
っている。これは、某放送協会草創期のテレビ劇「お笑い三人組」の伝統を受け継いでいるからなのです・・・EBsShu自説。
セクステットとかセプテットになると、もはやジャズバンド専門用語のようになってしまっているが、いきなり言われても片手以上の数は覚え
る気がしませんね。
というところで、本日紹介の曲は、モダン・ジャズ・カルテットとマンハッタン・ジャズ・クインテットと、省略すればどちらもM・.J・Qとなるコンボ
のうち、マンハッタン・ジャズ・クインテット(Manhattan Jazz Quintet)の1985年のアルバムから、“リカード・ボサ・ノヴァ” という曲で
す。
デヴィッド・マシューズ(ピアノ)、ルー・ソロフ(トランペット)、ジョージ・ヤング(テナー・サックス)、チャーネット・モフェット(ベース)に、ドラムは
あのスティーヴ・ガッド(ドラム)と、80年代においてマンハッタンのようにそびえるジャズジャイアンツの演奏です。。
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=Kh3XGbT0h3A&feature=plcp
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CDで聴くエレキインストのサウンドは昔とは全く違っている。ギターやアンプなどの機材も進化し、録音もデジタル化されているし、ステレオ
装置も飛躍的に良くなっていて、リアルなサウンドが楽しめる。
しかし、今改めてヴェンチャーズなどのレコードを聴くと、意外にいい音で録音されていることに驚く。
高校生頃の私の再生装置はモノラルプレイヤーで、安いサファイア針はチビ放題。これを真空管アンプ・・・今なら真空管は音が良いという
ことで高級品だが、当時はトランジスタが買えなかったので、廃品を利用した自作(今の言葉でリユース)・・・に接続し、スピーカーはラジオか
ら流用。そこから出てくる音は、ひどいものだったに違いない。
レコードは、しつこく繰り返して聴くので傷や汚れがつき放題。友人に貸すとジャケットもボロボロになって返ってくる。それでも返ればいい方
で、永久にサヨナラしたものも数知れず。しかし、逆もまた真なり・・・ということも。
今思えば、安くていいものが簡単に手に入る時代でなかったことが、かえってよかったのだ。 おんぼろ再生装置でじっくり聴いていたからこ
そ、音楽に愛着を深めることができたのだと思う・・・負け惜しみ的自慢。
というところで、本日紹介するレコードは、The Four Shakers(フォー・シェイカーズ・・・ライナーよるとフランスのバンドらしい。)の 演奏する
NATACHA(ナターシャ)という曲です。
レコードを聴く雰囲気で、シャリシャリノイズも楽しんでみてください。4曲入りコンパクトLPの中の1曲です。
クリック→ http://www.youtube.com/watch?v=7dqfZqk7QZY&feature=plcp
注) “哀愁のカレリヤ(フィーネーズ)”は、スプートニクスの“霧のカレリア”と演奏もほぼ同じ・・・同じ人が弾いている・・・らしい。
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街の小さな郵便局に時々行くのだが、この前、そこでBGMが流れていることに気が付いた。以前は無かったよ
うに思うので、小さなことからお客様サービスを考えるという面では、郵政民営化は間違いではなかった・・・の
か。
世の中、何事にも賛成する人と反対する人がいて、先に大きな声でオレ達、ワタクシ達が正しいと言った方が勝
つ。しかし、それが本当に正しいのかどうかは誰にも分からない・・・というより一方が正解で、片方は間違ってい
るということなどない。どちらに転んでも、結果はなるがままになるだけなのだ。
ということで、本日紹介するレコードは、聴く人によって評価が高低二つに分かれている。まずは自分の耳と心
で聴いてみると、どちらかが正解などということなどなくて、どちらも正解ということが分かる。
郵便局のBGM、流れている曲のジャンルが少し場違いだったが、何分、BGM担当者も初めてのことなので、
と理解しておきましょう。
貴重盤レコードから2曲メドレーの大サービスです。 クリック→http://www.youtube.com/watch?v=
WbXT6VAmcgI&feature=plcp
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The Beach Boys デビュー何と50周年!・・・ということで、この夏、来日ライブツアーが行われた。
サーフィン&ホットロッド(改造自動車)サウンドに爽やかなコーラスを取り入れた実力バンドで、デビュー当時い
かにも“キャリフォーニア”な感じだったが、今では「50執念」と言った方が分かりやすいか。
しかし、あの縦ストライプのボタンダウン半袖シャツを着てエレキギターを弾く姿は憧れだったナ。
メンバーの対立や中心メンバーだったウィルソン兄弟のうち二人が既に亡くなるなど、様々な歴史を経て70歳を
過ぎた“元”ボーイズが集まり、再び活動を始めたことは、単純に考えて素晴らしい。
しかも、年齢を感じさせないハーモニー・・・・ライブに行ったわけではありませんが・・・も見事だ。渚の少年たちも
古希を過ぎてカドがとれ、少年の心に戻ってサーフィン&ホットロッドサウンド を思い切りぶっ飛ばしているのだろ
う。
ヨッシャ、おれもイッチョやってやるか。
というところで、本日紹介するレコードは、デビュー25周年を記念して1986年にリリースされた2枚組LP
“MADE IN U.S.A” から、チャック・ベリーの名曲をカバーした“ロックン・ロール・ミュージック“ です。これがビーチ・
ボーイズだと言わんばかりに、ビートルズの“ロックン・ロール・ミュージック“に対抗してます。
初回プレス限定のマリンブルーカラーのレコードです。
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=f5MyN6jgBRE&feature=plcp
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最近知ったのだが、SEKAI NO OWARI-The End of The World-という名前のバンドがある。
それで思い出すのが、アメリカの女性カントリー&ウェスタン歌手スキーター・デイヴィスの歌った「THE
END OF THE WORLD」。
♪ なぜ太陽は輝き続け、波は岸辺に打ち寄せ続けるの? 〜 あなたの愛が終わったとき、この世も
終わったことを知らないのね〜(EBsShu意訳)・・・邦題は「世界の終り」ではなく、「この世の果てまで」とな
っている。
そう、世界の終りなどあり得ないのだ。
世界はいつ始まったのか・・・誰も知らない。 始まりも終わりもないのが世界というものなのです。人類
が滅亡して“この世”がなくなろうと、地球や宇宙が消滅しようと、私やあなたの知らない世界が永遠に存
在するのですよ。
ということで、本日の結論を申しますと、バンド名は「自分たちの世界の終り」とするのが正解で、それな
らいつ終わってもらっても結構なわけです。
紹介するレコードは、パット・ブーンがビリー・ボーンと彼の楽団の伴奏で唄う「THE END OF THE
WORLD」(この世の果てに)です。
高校生のときに買ったこのレコードのB面を聴いて世界観に関する悟りを得たんですよ。ホントに。
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=XA9HvvJU3Rw&feature=plcp
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私の育った町では、中央を流れる川の河原で毎年花火大会が開催される。花火との距離が近いので、火の粉が降
ってくるし、盆地なので反響(こだま)も凄まじい。
こだま(エコー)のフィードバックを間近で体験したことが、後にエレキギターを弾くようになったとき役に立ったが、あ
のとき、降りかかる火の粉を上手く払う術も身に付けておけばよかった。そうすれば私の人生ももう少しいいもの
に・・・・。
花火大会のフィナーレは、例の「ナイアガラの滝」。両岸を結ぶロープから花火が滝のように落ちていく。それが川面
に映って逆さナイアガラができる。まさに子どものときに見た真夏の夜のシーンとして今も心に残っている。
昨晩の三津港の花火大会・・・エアコンの効いた我が家でケーブルテレビのライブ中継鑑賞・・・お前は節電する気が
あるのかと言われそうだが・・・で “富士山ナイアガラ”というのをやっていたが、富士山とナイアガラのどちらが主役な
のか。子どもの心に中途半端な印象しか残らない花火はハナビでしかないのだ。
というところで、本日紹介するレコードは、大瀧詠一「ナイアガラ・ソングブック」のインストゥルメンタル版Vol.1 から“オ
リーブの午后”。30年前の日本では、こんないい音楽を聴くことができたのです。
ここをクリックしてくれた人に限って、私の窓辺の夏の風情をお届けします。ゆっくり涼んでいってください。
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=VJ2CXQ1zF6I&feature=plcp
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ヴェンチャーズは、他のバンドの曲をまるで自分達のオリジナルのように演奏するし、また、ヴォーカル曲をエレキインストにうまくア
レンジして聴かせてくれる。
曲の持ち味を生かしながら自分たちのモノにしたしまう技術は素晴らしい。決して真似やパクリではなく、「俺たちならこうする。」とい
うことで、柳の下のドジョウを狙っている訳でもない。
ドジョウで思い出したが、一国のリーダーが「私はドジョウです。」と言ってしまったら、国や国民は泥水の中だということに等しい。バ
カにしてもらっては困る。
あのとき、「私はウナギです。」と言えば正解だったのだ。何故なら、国産ウナギは、もうすぐ我々の前から消え去っていく存在なのだ
から、・・・ うまいネ、座布団三枚ッ。
本題に戻る。
ヴォーカル曲をヴェンチャーズがインストで演奏したものは数多いが、その中で、とりわけ日本で、最もヴェンチャーズらしい曲として
知られている名曲がある。そう、あれ。
ウナギの・・・またその話かいと言わずに聞いてネ・・・生まれ故郷が広く深い海のどこかにあるように、そしてそこから、日本のひとつ
の川を目指して帰っていく行くように、なのです。お勉強になりましたか。
というところで、次の曲を聴いてください。ウナギじゃなく、あの曲の故郷が分かります
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=z3H4rcJrdYI
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10年以上も前に買ったCDのうちから、マイお宝的なものを紹介しましょう。
まず、第一弾(大げさに)
このCDは持っている人が結構いるかもしれないが、下のジャケット写真、人物だけ見れば何てことはないが、ギターがレフティ(左利き用)
になっている。
私の深い考察によれば、これはメンバーが大きな鏡に映っているところを撮影したに違いないとニランデいる。だから、写真が裏表だと文
句を言うのは野暮の骨頂。CDとはいえジャケット写真は一種の芸術なのですよ。
次、
THE SHADOWS の大きな文字と「直輸入」に惑わされて買ったが、よく見ると小さな文字で THE APACHES PLAY・・・と書いてある。アパッ
チズというバンドがTHE SHADOWS のヒット曲アパッチなどを演奏しているという、ややこしいCDだったのだ。
しかし、これは詐欺だ・・・と、しかるべきところへ訴えることはしなかった。なにせ税込105円という破格の値段で、円高差益によるメリットを
十分に受けているし、演奏も意外によかったのだ。
三番目 これが今日の3枚の中では持っている人が最も少ないかもしれない。
「スプートニクスと夢の競演ができます」のコピーにキャッチされて買ったものだが、元は1963年に西ドイツで制作されたレコードで、エレキ
インストの市販カラオケとしては、ほぼ最古。それをCD化したもがこれ。
しかも、スプートニクスの演奏からリードギターをカットしたもので、デジタル技術のない50年近く昔、ドイツの最高技術が駆使されている。
手書きの楽譜が添付され、1曲づつ正規の演奏とカラオケが入っているが、カラオケはモノラルだ。
しかし、何のミスか、最後のBlue Blue Dayという曲だけ、カラオケが抜けている。そこのところが、チョコット“珍”CDたる所以だ。
ボクちゃん、ギターをそんな風に担いじゃダメだよ。
ギターカラオケ“空の終列車”を聴いてください。カラオケだけでは・・・という方は、途中で出てくる機関車の写真でお楽しみくださ
い。
クリック →http://www.youtube.com/watch?v=08um8b5YAec&feature=plcp
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もうとっくに終了していると思っていたら、まだ続いていたラジオ番組「歌のない歌謡曲」。
昭和27年放送開始というから、まさに還暦番組。しかも提供は、松●政経塾もやっている某電機メーカー一筋。
話は飛ぶが、校舎は豪華、学費はタダ、しかも生活費までくれるという至れり尽くせりの松●政経塾出身の近頃の政
治家は、あの幕末の貧粗な学舎の松下村塾で学んだ先人とは、天と地ほど違う。
何が違うのか。時代が違う?・・・声が違う、歳が違う、夢が違う、ほくろが違う〜(イミテーション・ゴールド 昭和アイド
ル歌謡・山口百恵)・・・・じゃなくて“志”が決定的に違う。イミテーションの志では、お話になりません。
ラジオに戻って、60年も続いているので、爺ちゃんが聴き、父ちゃんが聴き、息子が聴きと三代続けて・・・というか、
その三人が同時に聴いている場合もあるだろう。イマイチ気味がよくないですな。
今の時代、「歌謡曲」と一括りにできる音楽のジャンルはない。昭和アイドル歌謡も終わった。アカンベ4九8九の歌
(モドキ)を、歌謡曲とは言わない。
こんな時代に、何を指して歌謡曲というのか。この番組でオンエアした曲を全て歌謡曲というのか?エッ、どうなんだ
ッ。
文句があるなら、ラジオを聞いてから言え? ハイ。
懐かしの昭和歌謡 夏休みも近いので「恋のバカンス」を聴いてください。ザ・ピーナッツの曲をカテリーナ・ヴァレ
ンテ(フランス生まれのイタリア人)がカバーしたもの (作詞:岩谷時子 作曲:宮川 泰 1963)
クリック→ http://www.youtube.com/watch?v=k_JtlAPpK6o&feature=plcp
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FM放送の人気番組「山下達郎のサンデー・ソングブック」で、時々“棚からひとつかみ”という特集をやっている。
山下氏の膨大なCDやレコードのコレクションの棚から珍しいモノをピックアップしてオンエアしているのだが、私の
場合など、ひとつかみでコレクション全部がつかめてしまうので、本日は、棚からひとつだけ、つかんでみよう。
というところで紹介するのは、「BOBBY VEE MEETS THE VENTURES」というCD。もともとは1963年リリ
ースのLPで、ヴェンチャーズにしては希少なコラボもの。
BOBBY VEE(ボビー・ヴィー)は、アメリカの歌手で、当時、ボビー・ヴィントン(ミスター・ロンリーがヒット)、ボビ
ー・ダーリン(マック・ザ・ナイフという危ない歌がヒット)の3人ボビーがティーネイジ・アイドルだった。
マック・ザ・ナイフ(匕首マック)で思い出したが、昔の歌手は親指と中指の指パッチンでリズムを取りながら歌って
いた。しかし、今の曲のテンポではパッチンが忙しい・・・というより追いつかない。指パッチンの文化も消え去ったの
か。
CDに戻って、収録12曲のうち、ヴェンチャーズだけの演奏が、取って付けたように2曲(何故か、シングルヒットの
キャラバンも入っている。)で、あとの曲は、ヴェンチャーズをバックにボビーが歌っている。
俺もヴェンチャーズの伴奏で唄ってみたいという人、カラオケ雨の御堂筋くらいで我慢するのが身の程。
京都慕情、二人の銀座・・・のポップス・イン・ジャパンとは全く異なるアメリカン・ポップスでヴェンチャーズが本領発
揮。
I'm Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter (座って手紙でも書きましょう)という曲を聴いてく
ださい。
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=eIeIXjIUO8A&feature=player_embedded
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第18回 IT'S ALL RIGHT・・・でもないか
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ユーロ2012(サッカー・欧州選手権)の決勝で、スペインがイタリアを破って優勝した。スペインは、
2年前のワールドカップと4年前のユーロでも優勝しており、文字通りスペイン無敵艦隊となった。
一方、イタリアは、6年前のワールドカップで優勝した後は凋落が続いている。
これで思い出したのが、何故か左の写真のレコード、IT'S ALL RIGHT(くよくよするなよ)というアル
バム。イタリアを慰めるためではない。
39歳の若さで亡くなって40年以上経つのに人気の衰えないジャズ・ピアニスト WYNTON KELLY
(ウィントン・ケリー)トリオの演奏。
ウィントン・ケリーの弾くピアノは明快で親しみやすく、私のようなジャズ素人もすんなり聴ける。このト
リオはベースにポール・チェンバース、ドラムスにジミー・コブと50〜60年代に活躍していた素晴らし
いメンバーだ。このアルバムでは更にギターのケニー・バレルが加わっている。
話は飛ぶが、現在、ジャズとクラシックの両分野で世界最高のトランぺッターと言われているアメリカ
のウィントン・マルサリスは、その父親がウィントン・ケリーの大ファンだったことから、その名前を付け
たという。まあ、どこにもこういう父親はいるものだが、ビッグネームを受け継いで恥じない活躍ぶりが
息子のすごいところで、滅多にこういう息子はいない。大抵の場合、名前負けしている。
というところで、なぜこの古いレコードを思い出したのか? 興味のある方は下のYOUTUBEをクリッ
クしてみてください。
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=vwmHhDwZ9oo&feature=plcp
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ちょっと前、地球環境を守るには、人類が地球上からいなくなることが一番だとのたまったお方がいた。
目線が空中遊泳しているアノお方。しかし、人類が誕生していない太古の自然に戻ったような地球環境を
守ってどうなる。
セツデン、セツデンの夏が来た。電気を使わないことが一番の節電だが、大正や昭和初期のような生活
を守ってどうなる。
守るものを間違えてはいけない。2012年の今日、この時に生きている人間の生活を守らなければ意
味がない。
放送局は「テレビはできるだけ見ないようにしましょう。」とか「真夜中や昼間は放送を止めます。」などと
一切言わないし、ビール会社も冷やさなくてもうまいビールを作ろうとしない。コンビニも自販機も24時間
営業だ。
早い話、電気を使って快適な生活を守ってくださいと態度で示しているのだ。
ということで、ギターもエレキからアコースティックに替える必要もなさそうだし、今までどおりアンプを通し
てガンガン弾けるようなので安心だ。
真夜中に、冷えたビールを飲みながら、ユーロ2012・・・欧州通貨ではなく、サッカー・ヨーロッパ選手
権・・・をテレビで見るのを楽しみにしている人、何の遠慮もいりません。
ということで、昨日の真夜中 (もちろん日本時間)、準決勝でお隣の国スペインにPK戦で惜しくも敗れた
ポルトガルを慰めるため、「懐かしのリスボン」をレコードで聴いてみよう。せめて気持ちだけでも節電に
協力できるよう、アコースティック・ギターで。
アール・クルーの1980年のアルバム「LATE NIGHT GUITAR」 (真夜中のギター・・・♪街のどこかに
〜さびしがり屋が一人・・・?)の中の1曲です。
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=hbLa_IYquZk&feature=plcp
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夏が近づき、サーフィン・サウンドを聴くとサーフィンがしたくなる。サーフィンをするとサーフィン・サウンドが聴きたくな
る・・・私にはそのどちらも当てはまらない。
ずば抜けて運動神経とバランス感覚が悪いので、波に浮かぶ狭い板の上に立つことは至難だ。畳の上でさえすぐに
横になるのに。従って、波乗りの様に体をゆすってサーフィン・サウンドを聴くだけ。
ところで、日本人で最初にサーフィンをした人は誰か?
矢作俊彦の冒険小説「海から来たサムライ」にその答えがある。時は明治25年、舞台はハワイ。明治天皇の密使とし
てハワイに渡った元大日本帝国海軍軍人鹿島丈太郎が、現地の人が戸板のようなものに乗って波乗りをするのを見て
自分も始めたのだ。彼が日本人サーファー第1号・・・何か?
サーフィン・サウンドとは?
時は50年代末から60年代初頭、舞台は南カリフォルニア。ハワイから伝わってきた波乗りが若者に人気となり、これ
に合わせてエレキギターをフィーチャーしたバンドが海や波を表現する歌やサウンドを作り始めた。アンプのリバーブ
(もう少なくなってしまいましたね、銭湯。その湯船につかって歌を唄った人はお分かりですね、高い天井の残響。カラオ
ケのエコーとは違うんですよ。あれは山彦効果。)、そのリバーブを目一杯かけて、ビチ・ビチ・ビチと何やら不安なサウ
ンドを出す。ヴェンチャーズ、ビーチ・ボーイズが代表格でした。
というところでご紹介するのは、曲名もこれでどうだと言わんばかりの「太陽の渚No.1」。ジャンとディーンという男声
二人組の歌で、RIDE THE WILD SURF という映画のテーマ曲でした。
64年にヒットしたものを77年に再度録音したニューバージョン。
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=STjkChWwBo4&feature=plcp
78年に多羅尾伴内楽團がギター・インストゥルメンタルでカバーしたバージョン
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=NAd_h0KhmOw&feature=plcp
大瀧詠一氏、ちゃんとモズライト持ってます。
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青春とは何だ、これが青春だ、飛び出せ青春・・・昭和40年代のテレビ、熱血先生、高校生、スポーツを組み合わせた学園
ドラマのシリーズがあった。
そして、スポーツはラグビーかサッカーに決まっていた。何故か。
まず、個人競技では高校生群像のストーリーになりにくい。陸上・砲丸投げ、水泳100メートル背泳・・・ドラマ化は困難だ。
バスケや野球もあるが、体育館では、♪大きな空に はしごをかけて 真っ赤な太陽 両手でつかもう〜・・・これに無理があ
る。
野球は、勝利に向けて日々努力に明け暮れる「巨人の星」的な物語になってしまう。
これは、あくまでスポーツを媒介にした学園ドラマであり、この後に登場するバレーボールなどのスポ根ものとは異なるジャ
ンルのドラマだったのだ。
そしてまた、全国の高等学校の教頭先生とそのご家族にとっては、もっとも不人気なドラマだったに違いない。あの「坊ちゃ
ん」の赤シャツ教頭と同じような役回りだったから。
あったかどうか記憶にないが、イメージとして残っているのは、一件落着した後、先生とチーム全員が夕陽の中をランニング
するラストシーン。皆の顔が夕焼けに輝いていた。
あの高校生たちもその後いろいろあって、両手でつかんだ真っ赤な太陽も今は落日となり、団塊の世代と疎まれ、もう夕陽
と共に消え去っていくのを待つばかり・・・これが人生だ。
夕陽と共に(ワイルドワンズ 1967年のリリース)をインストで聴いてください。
クリック→ http://www.youtube.com/watch?v=2mYYF41o2jc&feature=plcp
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新聞に中高年向けCD集の広告が載っていた。キャッチ・コピーは「夢の旅人になろう」。 CD10枚に200曲ある
から、タイトルに「夢」とか「ドリーム」がついた曲がかなり入っているに違いないと曲目を見てみた。がッ・・・何と1曲
しかない。これはJAROに言わんといかんじゃろレベルの問題ですよ。
ともかく、夢にはいろいろなパターンがあるので、「夢の旅人になろう」と言われても、夢の無い私などには、具体
的に言ってくれないと何の夢かわかりません。
億万長者になる夢(ドリーム・ジャンボ買った人が必ず見る)、白馬の王子が迎えにくる夢(現実を見ない女性が必
ず見る)、怖いものに追いかけられる夢(大○○を背負った人が必ず見る)、将来の夢(小学生が必ず作文で書か
される)・・・いろいろあるでしょうが。
夢、ドリームの曲は多い。
ズバリの名曲“DREAM”から始まって、何が歌いたいのか意味不明の白昼夢のような“Daydream Bellever”(The
Monkees)、名訳“見果てぬ夢”(The Impossible Dream ミュージカル「ラ・マンチャの男」のテーマ)、“夢見るシャンソ
ン人形”(歌っていたのはフランスのフランス・ギャル。ここから女の子をギャルと呼ぶようになったのです。多分。
しかし、十代でこれを歌っていた彼女、40数年後の今ではそれも夢か幻か・・・)、イスラエル人の男女二人組へド
バとダビデの歌った“ナオミの夢”(全国のなおみさん、ご気分いかがでしたかね。)・・・これ以上続けると夢でうなさ
れそうなので、終了。
私の好きな「夢」の曲は、I'LL SEE YOU IN MY DREAMS(夢で逢いましょう)。
2002年のジョージ・ハリスン メモリアルコンサートのラストでジョー・ブラウンが歌った古い名曲。あれはよかっ
た。
今回は、レコードからアップしたパット・ブーンの美しい声で聴いてください。今夜は素晴らしい夢が見れます。せめ
て夢だけでも・・・。
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=NWmRlsPzNIc&feature=plcp
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第13回 BLACK DOG〜ハードロックとヴェンチャーズ〜
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ブラック・ナイト(ディープ・パープル)、ブラック・ドッグ(レッド・ツェッぺリン)、ブラックマジック・ウーマン(カ
ルロス・サンタナ)にペイント・イット・ブラック(ローリング・ストーンズ)を加えた4曲を、世界4大ブラック・ソン
グと呼んでいる・・・私的に。
このうち2曲が缶コーヒー・ブラックのCMに使われたが、どの曲でしょう? 正解された方には缶コーヒー1
年分進呈します・・・と某缶コーヒーメーカーが言っている・・・はずもないか。
サッカーの試合で、スポンサーの首の長い動物の名前のビール会社が、優勝チームに缶ビール1年分贈
呈と言っているが、気になるのはその量。まさか1日1本などという情けないことはないと思うが、どうでしょ
う。
ブラック・ドッグはシャキッとしたいときに飲むブラックコーヒーのCMにはちょっと使えない。焼酎かウィスキ
ーならいいかもしれない。それはなぜか? 聴けばわかる。
そういえば「話せばわかる」という日本酒のCM、最近見ないがどうなったんでしょう。
ブラジル出身のエウミール・デオダート(ピアニスト)の1975年のアルバム“First Cuckoo”に収められたブ
ラック・ドッグは、ドラムにスティーブ・ガッド、ベースにウイル・リー、ギターにジョン・トロペイと、1992年に
HYPERSとしてヴェンチャーズ・カバーアルバムリリースした3人。(My Music Garden第2回10番街の殺人
〜ヴェンチャーズに捧ぐ〜 及び Music is my life第16回ハイパーズ をご覧ください。)
BLACK DOG (DEODATO “First Cuckoo“”)
→クリックhttp://www.youtube.com/watch?v=SJLSfnUcnuc&feature=plcp
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金環食の日が近づいてきた。日本で見られるのは、25年振りという。
普通のサングラスで見ると目を傷めるということで、専用サングラスが売り切れになるくらい世の中盛り
上がっている。しかし、このサングラス、太陽を見るとき以外使えないのなら、これが本当のサングラス
(太陽メガネ)だ。
イージーリスニングというジャンルがまだない時代、オーケストラなどをバックに映画音楽やスタンダード
ナンバーを演奏していたアル・カイオラというギタリストがいた。1960年代初めだから、アル・カイーダと
間違えられることはなかったろう・・・意味不明。
ヴェンチャーズから始まるエレキインストのウエーブが押し寄せていた頃、それとは少し違うが、西部劇
やアクション映画の音楽にはパンチの効いたエレキギターのサウンドがマッチしていた。
左の写真のレコード、高校生の時に買ったものだが、別に欲しかったわけではない。ヴェンチャーズの
EP盤を買うつもりでレコード屋に行ったが、田舎町のこと、希望のものがそろっているとは限らない。しか
し、ポケットの330円を使わずに帰るのはモッタイナイ? そこでレコード棚を探っていると、アル・カイオ
ラおじさんのレコードが出てきた。ジャケット写真を見ると少々スマートさには欠けるが、一応電気ギター
を持っている、まあ聴いてみるかという気持ちだったのです。
ところが、太い弦を張ったギターのサウンドが心地よく響き、スーパーテクニックや凝ったところもない
素直な演奏が、これまた素直な私にピッタリハマッタのでした。
THE WORLD IS WAITING FOR THE SUNRISE 世界は日の出を待っている AL CAIOLA/
GUITAR
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=c3K3OHDeJiwhttp://
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1960年代初め、イギリスの港町リバプールで生まれたリバプールサウンド。実
際はマンチェスターやロンドンのバンドミュージックまで一括りにして日本だけでそ
う呼んだ。
本国イギリスでは、マージー河沿いのリバプール出身のビートルズを中心とした
バンドミュージックは、マージービートと呼ばれている。
昔の少年(今老年)は、マージービートと聞いただけでマジ心が騒ぐ。ジェリーと
ペースメーカーズ(心臓が悪いのではない)、サーチャーズ(いつも探し物をしてい
る訳ではない)、ビリーJクレイマーとダコタス(いつもクレームを言っているのでは
ない)・・・・ウッ涙が出そう。
アメリカのロックンロールやブルースの影響を受けてイギリスで生まれ、アメリカ
で育てられて世界を席巻したブリティッシュ・ロックは大英帝国最後の栄光か。し
かしこれが現代のロックにつながっている。スペンサーデイビス・グループ、ヤード
バーズ、ムーディブルース・・・ウッまた涙が。
今年は、ビートルズデビュー50周年、ロンドンオリンピック開催で再びイギリスが
注目されるが、それが一段落し静かになったとき、リバプールに行ってマージー
河を渡るフェリーに乗り、港町の風に吹かれながらマージービートを口ずさンんで
みたい。
← 「平凡パンチ」のタグも懐かしいレコード“リバプールサウンドコレクション”
48年前の1964年、奇しくも東京オリンピックの年にリリースされた2曲、ジェリー
とペースメーカーズの“マージー河のフェリーボート”、ビートルズの“ノーリプ
ライ”(珍しいエレキインストバージョン)をアップしました。映像は三津湾フェリ
ー。
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=u7ULO1sU_4I&feature=
plcp
リバプールのキャバーンクラブの雰囲気を再現したTHE BESTLES ライブ
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=e9e0zB4eIuY&feature=
plcp
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サーフィンサウンドの雰囲気を盛り上げるのに欠かせないのがテケテケ。その最高のプレイヤーはもちろんドン・ウィル
スン。もう誰も近づくことのできない神業の域に達しているといえる。
数十年の昔、エレキギターを手にした少年たちは、例外なくやっていた奏法で、簡単そうで実に難しい。肝心なところで
必ずつっかかってしまう。さすがに今の若者はやらないだろうから、文化遺産か無形文化財のような存在になりつつあ
る。
正式には、トレモログリッサンドというテクニックだが、エレキインストを小馬鹿にした言い方でもある。「あァ、あのテケテ
ケね」と。
しかし、このテケテケが入る、入らないで曲の締まり具合が大きく異なる。もっと言うなら、これが無ければ曲として成立
しない曲?もある。それが“PIPELINE”。石油輸送管ではない。波の先端がクルッと巻いた状態のこと。
Don Wilson of The Ventures の神業テケテケ
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=Q7AF5p6nY2s
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THE WEIGHT
ナザレに着いたとき、俺はヘトヘトに疲れていて、横たわる場所が必要だっ
たんだ。
おい、オヤジ、どこかベッドのあるところを教えてくれないか。
オヤジは、ニヤッと笑って手を横に振った。
俺は荷物をもって立ち上がり、身を寄せるところをもう一度探し始めたんだ
が、
そのとき、女が悪魔を背負って歩いているのに出会ったんだ。
おい、ネーちゃん、俺と一緒に街に行かないか。
アタイはこれから行くところがあるからダメだけど、アタイのダチなら行くかも
ね・・・と女は言った。
(意訳:EBsShu)
4月19日 Levon Helm(リヴォン・ヘルム)永眠。 THE BANDの「偉大なる
復活」はもう二度とない。
← 数年間の沈黙の後、1974年1月から2月にかけてボブ・ディランとザ・バ
ンドの全米ツアーが行われ、その記録が「偉大なる復活 Before The
Flood」と題するLP2枚組ライブ盤としてリリースされた。
この中で、リヴォン・ヘルムの歌うTHE WEIGHT(重荷)が最高だが、
YOUTUBEへのアップを試みたところ、世界200カ国以上で視聴不能でした。残
念。
とりあえず、スタジオ録音バージョンをアップしてみました。聴くとバイクにま
たがって走ってみたくなる?
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=mk7HtEPbdMA&
feature=plcp&context=
C4089d1eVDvjVQa1PpcFM4FPJKkGGqHXRgNYR5qVziKGjbBqEvpNY
=
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生ギター、バンジョー、ウッドベースを弾きながらきれいなハーモニーで歌うブラザース・フォー、キング
ストン・トリオ、ピーター・ポール&マリーなどのアメリカン・モダンフォークソングが1960年代初めに日
本に入ってくるようになり、大学生を中心に、このスタイルで歌うカレッジ・フォークと呼ばれるジャンルが
できた。
アメリカでは、力強い表現とインパクトを求めてギターやベースをエレキに替え、ドラムを加えた“フォー
クロック”に移行していく。
当時日本も、ビートルズなどのマージー・ビート(リバプール・サウンド)やヴェンチャーズなどのエレキイ
ンストゥルメンタルが次々と入って来ており、その影響もあって、おとなしく生ギターで歌うフォークソング
に物足りなさを感じる時代が来ていた。
そこで誕生した日本のフォークロックは、メッセージ性のあまりない爽やか系のロックで、この後に台頭
してくるGS(グループ・サウンズ)の流れに乗っていく要素も持っていた。
今、フォークソングは“フォーク”として生き続けているが、オトーサン、僕のあのフォークロックはどこに
行ったのでしょう。
生ギターをかき鳴らして路上で歌う若者が、何かのチャンスを掴んでメジャーになりステージで歌うよう
になったとき、伴奏はエレキギター、エレキベース、キーボード、ドラムになる。今でも、たどり着いたらい
つもフォークロック・・・なのだ。
1966年、同時期にリリースされた“想い出の渚”(ワイルド・ワンズ)の陰で涙をのんだ、日本フォーク
ロックの正統的スタイルの曲“暗い砂浜 DAY-BREAK”(ヴィレッジ・シンガーズ)を聴いてみてください。
クリック→ http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=3PGwNm0ZZZI
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第6回 CHET ATKINS 〜ミスター・ギターのサウンド〜
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数多くのギタリストが、自らのギターアイドルとして尊敬するチェット・アトキンス。レス・ポールと並び称され、アメリカの
生んだ至高のギタリストだ。
ノーキー・エドワーズ(The Ventures)やジョージ・ハリスン(Beatles)にも大きな影響を与えたといわれている。
軽やかなフィンガーピッキングと独特のフィーリングによって生み出される優しいギターサウンドは理屈抜きで人の心を
とらえ、広く世界中で親しまれている。2001年に亡くなったが、日本なら人間国宝級のギタリストだった。
かなり昔だが、アメリカの音楽雑誌が世界3大ギタリストとして、チェット・アトキンス、レス・ポール、寺内タケシを選んだ
のは有名な話。寺内タケシは、一般には速弾き名人と目されているが、アトキンス・スタイルの演奏技術も卓越してい
る。
ギタリストとして脂ののってきた1967年に、“PICKS THE BEST”というアルバムで初めてグラミー賞(ポップス・イン
ストゥルメンタル部門)を受賞した。テネシー州ナッシュビルでレコーディングされたというだけで、ギター好きはなぜか胸
が躍る。
そのアルバムの中から、私の好きな1曲をアップしてみました。
≪YOUTUBE≫
“ALL” 〜Theme from the Motion Picture “RUN FOR YOUR WIFE”〜
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=1c0Avtp5dGs&context=
C4ae5339ADvjVQa1PpcFM4FPJKkGGqHQdwYCuLWDW9Eqk4A2o4MC4=
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第5回 THE GOOD LIFE 〜蘇るグッドミュージック〜
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技術の進歩は様々な恩恵を与えてくれる。、私のようなアナクロ・モノクロ・アナログ(略してAMA)人間も、デジタル
技術によって音楽の新しい世界を広げることができるようになった。
1970年代、FM放送音楽番組の“エアチェック”が盛んで、私もご多聞にもれずFM週刊誌で番組表をチェックし、時
間が来ればFMチューナーとカセットデッキのスィッチを押すというセルフタイマーをやっていた。FMアンテナを立てた
り、長い番組ではカセットテープを素早く入れ替えたりと、すべての作業が目に見えるのでAMA人間にはいい時代だ
った。
録りためたカセットテープを今再生してみると案外音がよく、しかも録音した当時の思い出まで蘇ってくる。これをそ
のままにしておくのは惜しい。
ということで、現在、レコードやカセットテープの音源をパソコンに取り込んでデジタル化する技術が簡単に手に入る
時代になったので、その技術を使ってカセットテープ音源のデジタルリマスターにチャレンジしてみた。果たしてAMA人
間から脱却できるか。
しかし、その技術を使う前にレコードやカセットテープを再生するアナログ機器が要るが、幸いというか単に捨てられ
ないだけなのか私は持っている。やはりAMA人間なのか。
カセットテープ・デジタルリマスター第1号 を聴いてください。
“THE GOOD LIFE” 高橋達也と東京ユニオンLIVE 1979
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=lL_F3_s8l80&feature=plcp&context=
C4656ee9VDvjVQa1PpcFM4FPJKkGGqHXRgNYR5qVziKGjbBqEvpNY%3D
伊予大洲城
明治期に取り壊された天守閣を、平成になって明治初期の写真や木組み模型を研究し、江戸期の姿を木造で蘇ら
せた、まさに城郭版リマスター。
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春の足音が近づくと聴きたくなるのが吉田拓郎の“春だったね”
♪ くもりィガラスのォ窓を叩いてェ、君のォ時計をォ止めてみたい〜 これ、今だったらストーカー行為といわれか
ねないですナ。しかし、いい歌詞ですよ。♪ 広い河原の土手の上を、振り返りながら走った〜あアあれは春だった
ね〜。 それはいいんですが、足元のワン公の○○にも気をつけてくださいね。土手の上を走るときの大事な注意事項
ですからね。それが現実というものです。
その次に、必ず聴きたくなるのがボブ・ディランのSTUCK INSIDE OF MOBILE WITH THE MEMPHIS
BLUES AGAIN (スタック・インサイド・オブ・モビール・ウィズ・ザ・ブルース・アゲイン)。こちらは難解な曲名と歌詞で全
く理解できません。しかし、少し長いですが不思議な魅力のある曲です。
この長たらしい曲名をネットの自動翻訳にかけると「再びメンフィス・ブルースで携帯の中で動けないです。」と珍妙な日
本語訳が出てきますが、この曲がリリースされた1966年には携帯などあるはずもなく、ネットの翻訳さんも困ってしまっ
てワン、ワン、ワワンというところでしょうか。
というところで、私が何を言いたいのかお判りでしょうが、どちらもいい歌です。マイ・ミュージック・ガーデンには、同じ種
類の花や似たような花がいっぱいあって、世界にただ一つの花など咲いてないのです。オンリーワンではなく、ワン、ワ
ン、ワン・・・・なのです。
それでは、この2曲をライブバージョンで聴き比べてみましょう。
≪YOUTUBE≫
“春だったね” よしだたくろうLIVE '73 (高中正義のエレキギターが聴きものです。)
←春が来ました。
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=5tzmemCFbKw&context=
C4ae5339ADvjVQa1PpcFM4FPJKkGGqHQdwYCuLWDW9Eqk4A2o4MC4=
STUCK INSIDE OF MOBILE WITH THE MEMPHIS BLUES AGAIN BOB DYLAN
(The ROLLING THUNDER REVUE ローリングサンダーレビュー’75〜76)
クリック→http://www.youtube.com/watch?v=WhtjDTsK-G4&context=
C4e6f5f4ADvjVQa1PpcFM4FPJKkGGqHXRgNYR5qVziKGjbBqEvpNY=
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第3回 ウェス・モンゴメリー 〜永遠のギターサウンド〜
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美しい庭を見ると気持ちが安らぐように、心にGood Music Gardenを持っていると人生が楽しくなりま
す。
ジャズギターを革命児は、ベルギーのジャンゴ・ラインハルト、アメリカのチャーリー・クリスチャンとウェ
ス・モンゴメリーの3人といわれている。
なかでも、温かみのある太い音色ながら意外と歯切れもよく、気持ちよくドライブするウェス・モンゴメリ
ーのギターサウンドは、ジャズファンならずとも、いつかどこかで知らないうちに耳にしているはずで、ま
た、ウェスの編み出したオクターブ奏法によるギターサウンドは、ジャズの枠にとどまらず広く使われて
いる。
ウェスのオクターブ奏法は、短くてヤワな私の指では真似できない。弦をはじくのに使うのは右手の親
指だけ。左手は、6本の弦のうち1オクターブ離れた2音(2弦)だけ音が出るように押さえ、残る4弦は
音が出ないよう軽く押さえてミュートする。そして、左手を素早くスライドさせてメロディを生み出す。
ウェスの演奏スタイル
普通、エレキギターを弾くのにプラスチックやセルロイドのピックを使うが、しばらくするとすり減ってく
る。ウェスの右手親指はどれほど堅かったのか。
ジャンゴ・ラインハルトは、火傷で左手の薬指と小指がマヒしたため、人差し指と中指の2本で弦を押さ
えていた。私には幸いにもそのような障害はないが、情けないことに4本の指を自由に動かすことがで
きない。
ジャズギターの革命児3人には共通点がある。それは夭折。
ジャンゴ43歳、チャーリー25歳、ウェス45歳だった。私は幸いにもその年齢を軽〜くオーバーしてい
る。革命児でなくてよかった。
ウェスのギターサウンドが今の言葉でいうブレークしたのは、ストリングスやフルバンドをバックに、ギ
ターを主役にしてレコーディングした1965年のアルバムからだった。ギターが脇役から主役に抜擢され
て見事にその役割を果たしたといえる。ウェスのギターサウンドにはその実力と魅力があった。当時、こ
のような発想をしたプロデューサー・クリード・テイラーもまた革命児だったといえる。
子宝には恵まれたが貧乏人の子だくさんの言葉通り、昼は労働者、夜はミュージシャンとして働き続
け、やっとブレイクした直後に心臓病により短い生涯を閉じたウェスだが、そのサウンドは永遠に生き続
ける。
というところで、1965年のアルバム“BUMPIN'”から、THE SHADOW OF YOUR SMILE 〜映画
「いそしぎ」のテーマを聴いてください。あなたも今日からWES・MONTGOMERYのとりこです。
≪YOUTUBE≫
クリック → http://www.youtube.com/watch?v=BarChYZjKNA&feature=channel_video_
title
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美しい庭を見ると気持ちが安らぐように、心にGood Music Gardenを持っていると人生が楽しくなり
ます。
古今東西、エレキインストの最高傑作は、ヴェンチャーズの「10番街の殺人.」をおいて他にはな
い。
聴くたびに、当時のみずみずしい少年の心・・・好きに言わせてください。・・・に連れ戻してくれるタイ
ムマシンのような曲で、聴き続ける限り不老長寿です。聴くのをやめると、玉手箱を開いたときのよう
に一気に老ける。
およそ、当時エレキギターを手にした青少年は、必ずこの曲にチャレンジした。そうでなかったらギ
ターをもって格好つけただけと言えます。弾きこなせた中・高校生がいたら、エレキの天才少年現ると
騒がれたに違いない。まあ、数十年後の今は、お決まり通りタダのオヤジでしょうがね。大半の人
は。
私は弾くことができなかった。サウンド、テクニック・・・難しすぎたし、楽譜もなかった。あったとして
も猫に小判、ブタに真珠状態ですが。でも、天才でなかったおかげで、タダのオヤジにはならなかっ
た。逆もまた真なり。・・・好きに言わせてください・・・。
というところで、紹介するアルバムは「HYPERS〜ベンチャーズに捧ぐ」です。
“新宿のマーちゃん”ことデイビット・マシューズのプロデュースにより、名だたるミュージシャン4人を
集めて1992年にニューヨークでレコーディングされたもので、ヴェンチャーズ・ナンバー全15曲。ド
ラムスは何とスティーブ・ガッド。
最初は HYPER VENTURES としてリリースされたが、諸事情により HYPERS と変更された
ようです。このCDは既に廃盤で入手j困難、貴重な1枚です。
D・マシューズは、この後も自分のマンハッタン・ジャズ・オーケストラ(MJO)により、ROLLING
STONES カバーアルバム「PAINT IT BLACK」をリリースするなど、日本人の感性をくすぐる大の
日本通です。
10番街の殺人〜クルーエル・シー by HYPERS
Guitar: David Spinozza Guitar: John Tropea
Bass: Will Lee Drums: Steve Gadd
≪YOUTUBE≫
http://www.youtube.com/watch?v=l8iefszxWVs&feature=channel_video_title ←クリッ
ク
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第1回 ON THE TRADE WIND 〜 貿易風に乗って〜
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新シリーズ“My Music Garden”がスタートします。
美しい庭を見ると気持ちが安らぐように、心にGood Music Gardenを持っていると人生が楽しくなります。
というところで、第1回目は“ON THE TRADE WIND 〜 貿易風に乗って〜”・・・曲名からしてさわやかじゃありません
か。
市川秀男トリオ+1 の演奏で、1977年7月、音響効果に優れた埼玉会館大ホールをスタジオ代わりにして録音さ
れたそうですが、注目は、ドラムを叩く若き日の山木秀夫氏。
今では押しも押されぬ日本のトップドラマーの一人ですが、市川秀男氏に見いだされて世に出たのだと、The Early
Bloomersでドラムを叩く“えひめのSteve Gadd”M氏が解説してくれました。不覚にも知りませんでした。
このレコードを買った昭和53年頃は、まだCDもなく、ひたすらレコード録音技術の進化が追求されていた時代で、
無人の埼玉会館大ホールでのSteinway & Sons Full Cocertの響きがレコーディングされている。
YOUTUBEへのアップは、スピーカーの再生音をZOOM・Q3で直接録音したもので、その再現は無理だが、これは珠
玉の1曲です。
このアルバムは既に入手困難、CD化もされてない(多分)ので貴重です。 聴くと人生が楽しくなること請け合いで
す。
≪YOUTUBE≫ ON THE TRADE WIND 〜 貿易風に乗って〜
http://www.youtube.com/watch?v=t8Q2gQ_gaTc&feature=channel_video_title ← クリック
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