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H27 . 4


 先日、かつて風呂仲間だったおじさんから電話があり、「折り入って相談したいことがある」と電話があった。
 長く議員をしていると市民の方々から、様々な相談をいただくが、今回のようなご相談は初めてだった。
 内容は「亡くなってからお金を使ってもしょうがない。友人を呼んで、賑やかに生前葬をしたいので力を貸してくれないか」というものだった。
 お話をお聞きすると、テレビの番組でシンガーソングライターの小椋佳さんが「生前葬」をされている放映を見て、 「これだ」と思ったそうです。
 小椋さんは1年たって元気であれば1周忌、2年経てば2周忌とフアンを招待して演奏会を開く。この話を聞いていたく感激したそうである。
 おじさんはかなりのご高齢ですが、声は大きく溌剌としていていつもパワーをいただいている。
 趣味のゴルフは今でも月3,4回は行っているそうである。
 しかし、見た目とは裏腹に膀胱がんの手術を7,8回は受けており、他のところにも転移していると聞いた。
 以前に市議会が市民の方々を迎えて「ようこそ 市議会」を開催したことがある。
 その際に、松山出身で津軽三味線日本一になった方に議場で演奏をしてもらったことがあった。 ご両親が筑前琵琶の奏者だった関係で、三味線には惹かれるものがあるという。 その時の切り抜き記事を私に見せながら、どうしてもその人を呼んでほしいと懇願された。
 戦前、戦中、戦後とご苦労をされたそうですが、事業経営をされていたこともあり矍鑠とされている。 根っからが明るい人柄で、波瀾万丈の人生だったとほくそ笑みながら豪快に語った。
 おじさんのたっての願いである賑やかな「生前葬」、微力ながら出来るだけのお手伝いをしなければならないと思っている。

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