年末に長男夫婦が孫を連れて松山に里帰りした。
孫は男の子で12月26日に1歳を迎えたばかりである。
孫に会ったのは、生まれて間もない頃に1度と昨年の7月に家内と上京した時の2回だけだった。
それだけに、今回の帰省は一日千秋の思いだった。
成長の様子は、長男の嫁が時折メールで送ってくれている。
2度しか会ったことはなかったが、孫の話に花が咲く我が家である。
子供には、人並以上の愛情は持っていたつもりでいたが、
仕事の忙しさにかまけて、育児は家内にまかせっきりだった。
今でも何かあると、そのことをちくりと言われることがある。
最近「イクメン」という言葉を耳にするようになった。
これは育児休暇をとって積極的に育児を行う男性のことで、まだまだごく少数派である。
「イクメン」には程遠いが、オムツを替えたり、ふろ上がりの面倒など、
こまめに世話をしている長男の姿を見て感心した。
6日足らずの短い期間であったが、孫三昧の正月を味あわせてもらった。
お腹をすかして泣きじゃくるのも赤ちゃんの大事な仕事であるが、可愛い笑顔にはとにかく癒された。
世間でよく言われる「目に入れても痛くない」とは、こういうことなのだろう。
心に余裕がなく、生きていくのに精いっぱいだった子育ての時と違い、
責任がないせいか、孫は子供以上に可愛いような気がする。
来てくれてうれしい孫 帰ってくれてうれしい孫・・・とはよくいったものである。