H25.2

 年末に長男夫婦が孫を連れて松山に里帰りした。
 孫は男の子で12月26日に1歳を迎えたばかりである。
孫に会ったのは、生まれて間もない頃に1度と昨年の7月に家内と上京した時の2回だけだった。
 それだけに、今回の帰省は一日千秋の思いだった。 成長の様子は、長男の嫁が時折メールで送ってくれている。 2度しか会ったことはなかったが、孫の話に花が咲く我が家である。
 子供には、人並以上の愛情は持っていたつもりでいたが、 仕事の忙しさにかまけて、育児は家内にまかせっきりだった。 今でも何かあると、そのことをちくりと言われることがある。
 最近「イクメン」という言葉を耳にするようになった。 これは育児休暇をとって積極的に育児を行う男性のことで、まだまだごく少数派である。 「イクメン」には程遠いが、オムツを替えたり、ふろ上がりの面倒など、 こまめに世話をしている長男の姿を見て感心した。
 6日足らずの短い期間であったが、孫三昧の正月を味あわせてもらった。 お腹をすかして泣きじゃくるのも赤ちゃんの大事な仕事であるが、可愛い笑顔にはとにかく癒された。
 世間でよく言われる「目に入れても痛くない」とは、こういうことなのだろう。 心に余裕がなく、生きていくのに精いっぱいだった子育ての時と違い、 責任がないせいか、孫は子供以上に可愛いような気がする。
 来てくれてうれしい孫 帰ってくれてうれしい孫・・・とはよくいったものである。


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